「ケッ!ろくな食べ物がねぇ…」
ゴミ箱を漁り、食べ物を探している男がいた。
「ん?」
その男に近付く、謎の人物
「人間?いや少し違うようだな」
そう呟く謎の人物。
「何だテメェは?このねずみ男様に何か用かよ」
鼠のような顔にローブ状の布を纏っている男・ねずみ男は自分に近づいてきた人物に近寄る。
「金をくれねぇんならとっとと失せな。俺は今、暇じゃねぇんだ」
ねずみ男はその人物に手をシッシッとやる。
「だが人間はこの竜騎将・バランの手によって滅ぼされる事には変わりない」
ねずみ男に近づいてきた謎の人物の正体は竜の騎士であるバランだった。
ねずみ男は「え?」と何を言っているのか分からず、キョトンとした表情を浮かべた。
バランは額に紋章を浮かばせ、その額の紋章から光線を放った。
「何故私がここにいるかは分からぬが丁度いい。この街の人間どもを駆逐してやろう」
バランはそう言って現場を去る。バランの背後には一個の魂があり、スーッと少しずつ消えていった。
一方、ある街ではオレンジ色の逆立った青色の巨体に向けて銃を撃ちまくる少女達がいた。
「ウオォォッ!!」
巨体は唸り声を上げながら、自分に向けて銃を撃ちまくる少女を殴り飛ばした。
「な、何なんすか!コイツは…!」
「ただ者じゃねぇぞ…コイツは!」
銃の弾のダメージをもろともせず、驚愕する乙女サクラとただの巨体ではないと分析する春川フキ。彼女らも巨体に銃を撃ちまくる少女達の一人だった。
「エアアァァァァ!!」
咆哮を上げる巨体。咆哮を上げた後、ニッと笑みを浮かべて
「デッドリーボンバー!!」
と叫んだ。巨体がデッドリーボンバーなる巨大な技を少女達に向かって放った。
一方、ある一人の男が2人組に戦いを挑んでいた。街は廃墟となっている。
男は右腕を左手で抑え、ボロボロの状態だ。
「ば、化け物め…!」
そう叫ぶ男。
「化け物だって?17号」
「コイツはコーガンとか吐かしてた奴らよりは骨のある男だが俺たちの事を教えてやらないとな…」
「俺たちは悪魔だ」
そう言って男にエネルギー波を撃ち込む17号。
「コイツらを一網打尽にした後どうするの?17号」
18号は腕を組みながら17号に尋ねる。
「アフリカのジャングルとやらへ行こう」
アフリカのジャングルを次の標的と定める17号。
18号「ターちゃんとかいうアフリカのジャングルで動物を守っている奴がいるって噂だけど?」
17号「まぁいいさ。どちら道ゲームになるには違いない」
17号「それにそのアフリカの動物を殺しまくれば向こうから姿を現すだろう」
18号「コーガンって奴らもさっき殺したロド・ソドムって奴もターちゃんって男を知っているようだったしね」
保護官として動物を守っている者とは思えない台詞を吐く17号。密猟者から動物を守っている点だけ見ればターちゃんと似たような事をしている17号。そんな17号が人間やら動物を殺すと平気で発言している。
そもそもこの17号と18号は別の次元の、未来世界のトランクスがいる次元の人造人間だったからだ。
2人は次なる標的であるアフリカのジャングルへ向かう。
一方、ビーデルは道場で格闘技の先生をしていた。
「孫悟飯の妻だな?」
ビーデル「何故主人の名を?貴方何者?」
「遅かれ早かれお前は俺に殺される運命だ。名乗る程のものではないが冥土の土産に名前くらいは名乗ってやろう。俺はミチーシ。魔凶星出身の魔族だ」
ミチーシがビーデルがいる道場に乗り込んできたのだ。
ビーデル「つまり悪者って事ね。言っておくけどみすみすやられる程、弱い女じゃないわよ」
ビーデルは構えを取る。
「そいつは俺がやる」
ミチーシ「もう追って来たか」
ピッコロがミチーシを追って姿を現した。
ミチーシ「ベッパーの気が感じられないという事はベッパーを倒したのか?」
ピッコロ「ベッパー?あぁ魔族四天王の中にいたデカブツのような奴か」
ミチーシ「…言い方を変えよう。俺と一緒にいた仲間のデカブツはお前が倒したのか?」
ピッコロ「そう言う事だ」
ビーデル「ところで魔族四天王って?」
ピッコロ「ガーリックJr.という神の座を奪って世界を支配しようとした奴の配下だ」
ピッコロはそうビーデルに説明した。
ピッコロ「場所を変えるぞ。ここだと分が悪い」
ミチーシ「クックック…分が悪いのなら尚更だ。もしもの時に奥の手が使えるからな」
ピッコロ「人質にして牽制するつもりだろう?」
ミチーシ「バレては仕方ねぇ!!」
ミチーシはビーデルに狙いを定めて襲い掛かるがピッコロはビーデルを庇い、両手をかざした衝撃波でミチーシを吹き飛ばす。
ミチーシ「チッ…!」
ミチーシは吹き飛ばされながらも空中で止まる。
ピッコロもミチーシに追いつく。
一方、アブラと対峙している魔界之小路。
アブラのエネルギー弾連射に避ける魔界之小路。
魔界之(あの掌から発射されるアレ…一体どういう仕掛けなんだ…?)
「魔界之小路先生!」
魔界之「こ、校長先生!」
魔界之が背後を振り向いた先に現れたのは稗田八方斎だった。
八方斎「ドクタケ忍術教室の方が騒がしいから何事かと思えて来てみれば…」
アブラ「まさかお前の方から現れるとは思わなかったぞ冷えたチンゲンサイ。お前さえ潰せばドクタケ殲滅計画も容易になるからな」
八方斎「コイツがやったのか?」
魔界之「えぇ。それも妙な妖術を使うようでして…」
八方斎「どこの城の忍者の者だ?」
魔界之「忍者ではないようで…」
八方斎「ドクタケ殲滅計画とか言ったな。ドクタケを滅ぼしてどうするつもりだ?」
アブラ「どうもしないさ。俺も上の命令に従っているだけでね」
八方斎「なるほど。ならば力付くで吐かせてやる。魔界之先生」
八方斎は魔界之に向けて頷くと魔界之は察したようで「は、はい」と返事してドクタケ忍術教室から離れていく。
アブラ「ドクタケ忍者を呼ぶつもりか?」
八方斎「グッ…」
アブラ「どうやらそのようだな。何人でも来るがいい!どちら道俺に滅び去る運命だからな」
八方斎「お前などワシ1人で充分じゃ!」
アブラ「ホォ…食い止めれるものなら食い止めてみるんだな。冷えたチンゲンサイ」
八方斎「ワシはチンゲンサイではない。八方斎だ!よーく覚えておけ」
八方斎「ん?何だアレは。後ろに何かいるぞ」
アブラは後ろへ右方向で振り向くと八方斎はニヤッと笑い、「今だ!」と言わんばかりの勢いでアブラに襲いかかってくる。
しかしアブラは後ろへ振り向いたまま左手でエネルギー波を放ってきた。
八方斎「!?」
八方斎は左へ避けるも木が破壊された。
八方斎「なるほど。これが魔界之先生が言っていた妖術か…!」
アブラ「残念ながら俺とお前とでは次元が違うんだ。気配で読めるからな。そんな手に引っ掛かる程、単純ではないぞ冷えたチンゲンサイ」
八方斎「冷えたチンゲンサイではない!八方斎だ!」
「貴方の指示通り、佐藤和真のパーティーを大魔王バーンの所へ行かせました。ですので…」
ドューラ「御苦労。検討しよう」
ステージ:パレス城
「うぬらが佐藤和真のパーティーか」
カズマ「大魔王バーンの手下か?」
「手下?違うな。余こそが大魔王バーンだ」
カズマ達の前に現れたのは大魔王バーンだ。
ダクネス「コイツが大魔王バーン…!本人がお出ましとはな」
アクア「よーし!この大魔王バーンを倒して報酬をガッポリ…」
アクア「え?…大魔王・バーン?」
アクアは最初こそノリノリの表情だったが"大魔王"と聞いた途端、表情が引き攣った。
カズマも同様だ。そもそもクエストには"バーンを討伐せよ"としか書かれていなかったからだ。受付嬢のルナからバーン討伐の報酬が高額だったため、依頼を受けたのだ。
めぐみん「例え珍獣でも恐ろしい強敵でもどんな相手にも一発は爆裂魔法を撃つのみ!!」
カズマ「いいぞめぐみん!今のお前のパワーで大魔王バーンをこの世から消し去ってしまえ!」
めぐみん「エクスプロージョン!!」
めぐみんはエクスプロージョンを放った。
だが…
「フェニックスウイング!!」
バーンはフェニックスウイングを使って爆裂魔法を弾いた。
バーン「今のは危なかった…流石の余もまともに喰らえばアウトだったかもしれぬ」
めぐみんは魔力を使い果たして倒れた。
バーンはめぐみんに向けて鬼眼から光線を放った。
めぐみんは身動きが取れず、そのまま光線を浴びて瞳になってしまった。
バーンはそのままめぐみんを閉じ込めた瞳を右人差し指をクイっと引き寄せる。
カズマ「おい!めぐみんに何をした!?」
ダクネス「めぐみんを元に戻せ!」
バーン「さっきので魔力が尽きたようだな。この小娘には余の魔力によって瞳という宝玉になった。こやつには見る、聞く、考えるしか行えぬ」
バーンはめぐみんを閉じ込めた瞳の宝玉をズボンの中にしまいこむ。
バーン「例え眼前で悲惨な光景になったとしても目を背けることは出来ぬのだ!」
ダクネス(え…!?って事は今、めぐみんの眼前には…!)
ダクネスは興奮したような表情を浮かべている。
カズマ(大魔王バーンの…!)
カズマ・アクア・ダクネス(アソコが…!)
ダクネス「お、おのれ!何て破廉恥な男だ…!このクルセイダー・ダクネス様が成敗してくれりゅ!」
カズマ「ダクネス。お前、大魔王バーンの…見たいなんて思ってないか?」
ダクネス「ま、まさか…そんなわけないだろ!大魔王バーンの…が見たいだなどとそのような事があるわけない!」
ダクネスは剣を振り下ろすもバーンにはかすりもしない。
バーンは鬼眼から光線を放ってダクネスを瞳の宝玉に閉じ込める。
バーン「フッフッフ…うぬの望み。このバーンが敵ながら叶えてやるぞ」
バーンはそう言ってダクネスを閉じ込めた瞳の宝玉をめぐみんの時と同じ場所へ
アクア(クズマはともかくこのままでは私もめぐみん達と一緒に大魔王バーンの汚らわしい所へ…!私は水の女神なのよ。それだけは避けないと)
カズマ「何処へ行くんだ?駄女神」
カズマはそーっと逃げようとするアクアの右肩を笑顔でポンと置く。
アクア「カスマと一緒に戦略的撤退を図る準備よ」
カズマ「俺やダクネスを置いてか?」
アクア「だって大魔王バーンなんかに勝てるわけないじゃん!ここは撤退して対策を練るのよ!」
アクアは涙目になって必死に訴える。
バーン「逃げれると思うか!この"余"から!」
バーンは鬼眼から光線を放ってアクアを瞳の宝玉へ
バーン「佐藤和真!うぬは余の手で直々に葬ってやろう!」
バーン「ハハハハハ!!」
喫茶リコリコ
「はい。カフェリコリコ」
受話器を取ったのは店長のミカ。
ミカは目を大きく開いた。
数分後
千束「DAのリコリスが全滅した…?」
ミカ「あぁ。さっき連絡があった…」
「犯人は分かりますか?」
黒髪ロングの少女である井之上たきなが犯人の詳細について尋ねる。
ミカ「ちょうどクルミが調べている」
「犯人の情報が出たぞ」
千束「人造人間13号…?」
たきな「コイツがDAのリコリスを壊滅させた張本人というわけですか」
クルミ「そうだ」
DAのリコリスを壊滅させたのは人造人間13号だった。
クルミ「ドクターゲロのコンピュータから造られたようでな。あの姿は仲間を吸収した姿らしい」
たきな「ではドクターゲロって人をぶっ潰して弱点を聞き出して…」
クルミ「ドクターゲロは死んでもうこの世にはいない。それに千束やたきなでも倒せるかどうか…」
すると物音が聞こえた。その音の方へ行ってみると合体13号本人が喫茶リコリコを天上から突き破って現れた。
たきな「ご本人様登場ですか…」
合体13号「ニシキギ…チサトオォォォォ!!」
合体13号は千束の名前を叫びながら襲い掛かる。
アフリカ ジャングル
17号「ここか…アフリカのジャングルか」
18号「動物がウヨウヨいるよ。17号」
18号「やるかい?17号」
17号「あぁ」
第9話へ続く