「むぅ…ずるい、ずるいよ!」
ソファに座って寝っ転がりだらけている明智
アクアは本を読み、ルビィはダンスの練習をしている時、突然スマホを弄っていたアイが立ち上がり明智に詰め寄る
「先輩!」
「あ、はいなんです?」
久しぶりになにか読んでいるわけでも考えているわけでのない明智は若干面倒くささと眠気の間にゆらながらも目の前のアイドルの相手をするため顔だけ向ける
「これみて!」
見せられた写真には明智と双子、そしてたまに有馬が混ざった状態でプールに行ったり、
キャンプをしたりと全力で夏を満喫している様子を明智が撮影、(たまにルビィ)
の撮影している写真を見せて
「お、おうみんな楽しそうだな?ぁ〜これは僕が枝だけで火を起こそうとしてちびっ子達に冷たい目で見られてる時の写真じゃん、結局成功させてやったけどなぁ!」
「その後服に燃え移って慌てて川に飛び込んでたろ」
ボソッと我関せずをしていたアクアが思い出し笑いと共に思わずつぶやく
「ふぅ〜あ、明智が虫ぐらい簡単に取れるだろってカブトムシに突撃されてたんこぶ作った写真だ」
ダンスの練習が終わったのかルビィが帰ってきてアイのスマホに映っている写真を見て小馬鹿にしたように笑い寝っ転がってる明智の背中当たり前のように座って写真鑑賞を始める
「いやいやあれはまじで僕の予想をはるかに超えた現象だから、というかその後あの野郎僕に追撃しようとしてきたからね怖いなんてもんじゃなかったよ」
「カブトムシ相手に負ける成人男性…」
「はぁ?ルビィだって全力で逃げ回ってたろ」
「それは明智が追い回してくるからでしょ!」
乗っかられてる人と乗ってる人がワイワイ楽しそうに会話するのを見て
「私も先輩と一緒に出掛けたい!ずるいよ!最近アクアとルビィは先輩のこと好きすぎる!」
「好きじゃない」
「それはまじでないよママ」
「ほら!その反応!というかルビィまた更に仲良くなってる!何そのお互い遠慮がない感じ!」
「明智相手に遠慮してたら持たないよママ」
「ルビィは基本何してもだいたい笑って許してくれるから」
「私別に許しては無いからね?」
仲良くなる、それは悪いことでは無いしむしろいい事だ…というかアイ自身が自分で思うのもなんだがこの人はちょっと気まずいとか思わないのか、まさに昔からの知り合いレベルで相性の良い2人を見る
「ほーら!アクアもルビィもかなちゃんも先輩のこと大好きすぎ!独占しすぎなので、しばらく私が独占します!」
「アイ別に俺たち独占してる訳じゃないよ?」
「ママ別に独占してないよ?」
「別に独占されたつもりもないし人に所有権を明け渡したことも今の所僕はないはずなんだけどなぁ…」
もうなんというか諦めたらしくされるがままにする明智
「はーいとりあえずこっち来て」
へいへいと膝の上を軽く叩くアイの膝に頭を乗っける
「えへへ〜久しぶりの先輩」
とりあえず満足したのか頭をサラサラと撫でながらご満悦そうに
「まぁそれでお前が納得するならいいけどさぁ?」
「まだ満足してないので続行しま〜す、先輩は人たらしの才能があるよね、モテてないとか言って絶対モテてるよ」
「はぁ?何言ってんの?僕がモテる?ぁ〜まぁ多少そういうのはあった気はする」
黙って頭を撫でられながら過去を思い返してそれっぽい物をなんとか思い出す
「そういえばプールに行った時ナンパされてたよ」
その時の明智は最近グラサンは最強の変装アイテムだ、と皆に宣言して着用していて
なぜか周りには全く役者だということ自体気づかれてはいなかった
それが逆にいけなかったのかもしれない
「あぁ、僕実は子供3人いて妻に逃げられたけどそれでもいい?って言ったら逃げていったの面白かったな」
「でも逆に萌えるって言われて連れてかれそうになってたけどね」
「あれは特殊だろ何逆に燃えるって、怖いわ」
あはは〜と呑気に会話している2人と真剣な顔で悩むアイ
また何か言い出すんだろうなと思うアクア
「ルビィ〜他にどんなことがあったのかな?」
その後も出るわ出るわ、一目見ただけでその人を把握できる明智には困っているかどうかの判別ができるので何かと目に付くらしく、それらをサッとスピーディーに解決するので何かと絡まれるケースが多い
「いやあれはしょうがないだろ迷子だったから送り届けただけだし」
「その後ハンカチで涙拭いてたじゃん、あの子可愛そぉ…こんな人たらしの男のせいで恋愛観ぐちゃぐちゃになってそう」
「いやあれはさぁ?」
「小さい子にまで粉をまいてるんだね先輩」
「言い方ァ」
そして明智を一旦どかして…そして
「お出かけをします!私も纏まった休み取れそうだし」
「ぁ〜〜」
そう言われると気まずそうにそっぽを向く
「何?どうしたの先輩?こんなに可愛らしい後輩兼奥さんとのお出かけを断るなんて言わないよね?」
「いや別に行きたくないわけじゃないけどさ?」
何か言いずらそうにしながら頬をかいてそっぽを向く明智に?を浮かべながらじっと見つめるアイ
「基本的にお前と一緒に居ることの方が多い気がするんだけど?」
「えぇ?そんなわけ、、、あれ?」
そう言われて思い出してみるアイ、普段の生活、双子は基本的に小学校に通うため居ない、
アイと明智は同じ場所に勤務するとはいえアイが基本的に現場に向かっての撮影が多いためそんなに長時間一緒に居るという訳では無い…が
「僕1週間のほとんどお前と普通にいるけど?」
「ほ、ほんとだ!」
撮影が終わったら関係者から飲み会のお誘いなどがあるがそれら全てを匠に躱し、明智が仕事をしている事務所に戻るとそこからは捻りのない会話を繰り返して居る
「うん、どう考えても僕を独占しているのはお前だと思うんだよね」
「ぇ、えぇ?でも」
だが今は夏休み明智やアイに休みという概念自体はないが双子にはある、必然的に事務所に預けられた双子の相手をするのは明智になる
「でもやっぱりお出かけはしたいです!」
それはそれ、これはこれと突っぱねる
「分かった分かった纏まった休みだろ?まぁ〜僕も休み重なると思うしどっか行くか?」
「やった〜〜〜久しぶりに先輩を独占できる〜」
「だから普段とあんま変わんないってば」
そう言いながらもなんだかんだ楽しみにしているのか顔が綻ぶ明智をみて双子は何やらコソコソしている、
がそれを無視
「それで?どこ行くんだよ?」
「ふふーん場所は決まってるんだよね〜2泊3日温泉旅行!」
「へぇ〜〜まさかの泊まり込みかよ」
そんな風にして話は纏まった