魔法少女リリカルなのは 白と黒と間のモノ   作:鴨川秕

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 ★注意★

 この作品は捏造と改造がふんだんに盛り込まれております。
 小説家になろうのにじファンからの移転転載+修正させた作品です。
 魔法は独自の解釈です。
 主人公は女の子。
 多分きっと女性向けかもしれません。
 原作キャラよりオリジナルキャラが多いです。
 タイムスリップしているので原作のキャラが最初っから出てこないです。
 出てくるとしても、後々の方になってしまうと思います。
 ついでにデバイス(魔法補助道具的なモノ)も後から出てきます。
 チート、最強と書きながら、最初は全くと言い程、戦闘描写が出てきません。
 所々シリアスが多いです。


 ◆修正点◆

 一話からの話の変更と文章の追加。
 小ネタ部屋を用語人物編集に(キャラ同士の会話が一切なし)
 一部のキャラクターの名前を改変。
 シゼル視点の話がもっと増える予定(悪魔で予定)

 
 という形となります。修正点が大まかなところが見つかった場合は徐々にここへ書き込む予定です。


 それが無理という方はブラウザのバックを押すことをお勧めいたします。


それは突然のことでした。

 

 

 

 

 灯火(ともしび)が、暗闇の中へと消えていく。

 ひとつ、ふたつと、力強い輝きが闇の中へと溶けていった。

 ただ一つ、小さな小さな灯火だけは違った。

 消えていくこともなく溶けていくこともなく、そこに佇み、白から無数の色の輝きへと染まっていく。

 赤、群青、緑、橙、桃、薄黄緑……

 

 色を徐々に変わっていったのがいけなかったのか、闇の中へと消えていかなかったのが悪かったのか、それは誰にもわからない。

 ただ、ひとつだけ分かることとすれば、髪の長い女性がその灯火をすくいとったということだけだった。

 

 

 

 

 ―――そして灰色の少女は目を覚ます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 今、私の状況を整理したいと思う。

 朝、遠くの高校へと通うために始発の快速電車へ乗って席を確保し寝ていたら、いつの間にか芝生が生えてる真っ白な空間にいた。

 自分で体験してなんだが、意味がわからない!

 大体、乗ってた電車はどこに行った? なんでこんな場所にいるのだろうか……

 

 黒いブレザーとスカートを手で払い土汚れを落とす。幸いそんなに汚れはついていないようだった。

 取り敢えず手持ちの荷物を確認してみる。学校指定のカバンはどうやら誰かに取られたらしい。財布と教科書また買わなきゃいけないのかと思うと、愕然とする。

 まぁカバンを取られただけで命が無事なら安い損失だと思うことにした。ブレザーやスカートのポケットを探しては見たが、必ず入っていた生徒手帳や携帯はものの見事になくなっている。

 なんとなくは分かっていたが、一文無しとは……

 

 まさか、なんの利益もない生徒手帳まで持っていくとは思わなんだ。あの手帳には自身のプライバシーである生年月日と性別、名前、学校側と私の家の住所、顔写真が貼られてあって、学校の校則を事細かく記されているただの手帳だというのに……

 幸いにも携帯電話には開くときに必ずパスワードがついてあったのと、手帳に連絡先をまったく書いてないことから、他人の住所や電話番号を知って悪質な商売やチラシが送られてくることはまずないはずだ。

 まぁ生徒手帳がないという時点で私の住所を知られた確率は物凄く高いだろうが……

 生徒手帳を盗むということは私の名前と住所を知って何かしら脅迫するつもりなのだろうか?

 それにしては手足を縛っていないし、誰もいない、あまつさえ監視カメラがない……監視がザル過ぎないであろうか? それとも自由にしても問題ない程、監視システムが完璧なのか。

 

 取り敢えずやることといえば、ここから脱出して近くの警察か民家に避難、そして家に帰ることである。

 さて、まずは一体どうやって脱出しようか。なにせ、今いる空間はとっても広い、地平線見えるほどに芝生が広がっている。空が壁と思えないほどの真っ白さ。流石に人一人を閉じ込めるのにこの広さは、いささかおかしいと思う。

 

 というかこの広い空間を用意するのは日本じゃ無理だよね。ということは……もしかして外国まで拉致された?いや、地下という可能性もあるかもしれない。とりあえずは誘拐された可能性は確定的ということだけはわかった。

 

「はーい、そこのアナタ! ちょっとこんち向いてくれないかなぁ?」

 

 突然、声が響き、後ろを振り向いた。

 さっきいなかった場所に一人の仮面の女性が立っている。服は神秘的と思われる白いローブにベールで髪を隠し、白いお面をかぶっていた。

 明らかに変質者にしか見えない。

 

 私は首にかけていた赤いネクタイをゆるくする。生憎縛るものを持ってるのはこのネクタイしかない。なんとか急所に攻撃をいれて、縛って外に出る方法を吐いてくれると助かるのだが……

 いや、でも素直にしておけば後々に油断して何か喋ってくれる可能性もあるかもしれない。

 取り敢えず今は何も言わないで様子見をすることにしよう。

 

「あらあら、睨まないで頂戴。伏羲灰央(ふくぎかいえ)ちゃん。まぁ襲いかかって来るよりはマシだけど」

 

 軽い調子でにこやかに笑う、口元は仮面に覆われてないので、そこだけでしか感情は読めなかった。

 分かることといえばこいつ絶対私を使って遊んでやがるな……ていうことぐらい。

 だって笑い方がいかにもいやらしい。

 

「さて、本当はここで色々説明したいんだけど、こっちの事情があってね。ちょっと無理なのよ、私は神様みたいなものだけど万能じゃないしね。だからいってらっしゃい」

「は? それってどういう……」

 

 一体コイツは何を言っている?

 と思った瞬間に、足が地についてない感触を覚える。それと同時にくる浮遊感。いや浮いてるんじゃない下に落ちてるんだ!

 いきなりだった為に頭が混乱してて叫ぶことはできず、暗い暗い闇の中へと落ちていく感覚が広がった。

 ただ、頭の隅では、今度会ったらアイツの首絞める。という怨念を残して、知らぬ間に意識を飛ばしてしまったのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 仮面をかぶった女性、異なる世界を管理しているアルフェイド・カレン・シュクナイナ・アケーティブルグ・フェイグラシア・レイティング・ルーク・トランゼクスト・セイバレンタイン・アトランテス……通称アルケトラは満足そうに頷いた。神まがいの管理者の彼女が満足するということは、それだけ嬉しいことなのだろう。しかしながら、こっそりと見ていたツインテールの天使みたいな衣装をきた少女はドン引きしていた。

 それもそうだろう、天使が仕えている仮面の女性の管理者は、大抵怠け者と言われ、ひどいあだ名が堕神(だしん)阿呆神である。管理者の中でも上から三番目の位(くらい)についている上司だというのに、仕事に関してはこれはひどいと言わざる負えなかった。そんな怠け者の管理者が仕事を喜んでするのは、天使たちにとって異常なことなのだ。

 あまりにも信じられない光景なために、恐る恐る天使は管理者アルケトラに話しかけた。

 

「アルフェイド・カレン・シュクナイナ・アケーティブルグ・フェイグラシア・レイティング・ルーク・トランゼクスト・セイバレンタイン・アトランテス様……いいのですか? あの魂に能力を付けて別の世界に送るなんて……違法中の違法のはずです」

 

 天使がいることを今更ながらに驚くアルケトラ、しかしながら彼女の能力のことを知っていてか、何事もなかったかのように言葉を放った。

 

「まぁ、あれは特別だったからね。それに最近つまんなかったし、別にいいかなぁって。上の奴らからはもう許可は降りてるし問題ないわよ」

 

 特別な魂と言われ天使は違和感を持つ、確かにかの魂は二つ、いや三つの色を持ち合わせていたが、それは生物にとって数少ない異例であって、天使たちにとって特別珍しいというわけではない。百以上の色を持っていたら流石に異常と言えるが、この魂は三色持っているだけで、それ以外の特徴は天使には感じられなかった。

 ということは管理者にとって特別な存在なのだろう。

 

「そうですか……で、一体どこの世界へと送ったのです?」

 

 天使は物凄く心配していた。なにせあの堕神だ。面白そうだからといって原始時代に落としたり、人っ子いない孤島で落とさせてサバイバル生活を無理やりやれとか、性別転換させられたりとか、過酷な状況に追い込むのではないかと気が気ではない。なにせ彼女は面白いという理由で五年以上の書類を放り出して天使たちを総動員使って隠れんぼして遊んだり、美味しいものが食べたいと言って、こっそり世界の中へ行って食べてきたり、第一位と幼馴染だからといって第一位の顔をいたずら書きして楽しんだりと……もう、本当に天使と他の管理者をヒヤヒヤさせ、嫌がらせするのが多いのだ。「もーなによ、そんな疑った顔をして、失礼しちゃうわ」とアルケトラは言ってるが、全てお前のせいだと天使たちの代表として言いたいのを必死にこらえていた。

 

「あの魂が行った世界は第GD234234532の世界よ。まぁリリカルなのはの世界っといったらあなたはわかるかしら?」

 

 リリカルなのはというのは、小学生三年生の高町なのはが魔法少女となって、危険な古代遺産を集める現代SF友情物語である。シリーズになってくると近代ではなく近未来、もしくは異世界SF魔砲少女となるのだが、それは置いとくことにしよう。

 

 あの魂のブレザーと赤ネクタイの制服を見て、リリカルなのはの世界であるならば多少問題はないと思われる。なんだ案外優しいところもあるではないかと珍しく天使は感心していた。これで溜まった仕事をしてくれるならもっと大助かりだと。まぁそんなことはありえないのだが……

 

 だが、そんな関心も次の一言で一気に絶望へと陥れる。

 

「それでね! リリカルなのはと同じ時代に落とすのも面白くないから、原作の無印から大体六千年ぐらい前で別の世界に落として、六歳ぐらいの体型にしておいたよ! これでもっと面白くなるね!! まぁ山の中だけど近くに村があるから問題ないっしょ!」

 

 天使は愕然とした。何を愕然としたかといえば某名探偵みたいに年齢が下がってしまったこともあったが、一番の問題は別世界ということである。日本語で喋っていたあの魂は別世界についていけれるだろうか……主に生活面と日常用語について。

 いや、まだ中世や原始時代とは決まっていない。まだ希望は残っている。

 

「その世界はどういった文明を持ってるんでしょうか? 機械とかは発達してるんでしょうか?」

「ん? ああ、たぶん中世ヨーロッパぐらいなんじゃないの? 詳しくはしらんけど」

 

 

 あぁ期待した私がバカだった……と天使はこの時本気で絶望した。

 もしあの魂にまた会う日があるならば全力で謝りたい気分であった。もう可哀想を通り過ぎて憐れみしか感じられない。

 

 上機嫌なアルケトラはニコニコして何もなかった空間から水晶を出して眺めている。

 その水晶に移されたのは、一人の灰色の幼女であった。

 

 

 




 

 用語人物解説


 伏羲灰央(ふくぎかいえ)
 少し遠い高校に電車登校する少女。誕生日は一月一日。高校三年生の18歳。
 髪と瞳は灰色、髪の毛は首の中間辺りまで伸ばしている。髪の毛を伸ばさない理由は校則でおさげやツインテールにするのが面倒くさいから。基本長い髪は禁止。
 東洋人の顔立ちで日本で育てられる。


 管理者
 数多の世界を管理する超人的な存在。ある意味神様だけど、本人たちはそれを否定したり肯定したりとさまざま。


 天使
 管理者を補佐する人物のこと、天使の羽が取れると晴れて管理者のひとりとして認められる。


 アルフェイド・カレン・シュクナイナ・アケーティブルグ・フェイグラシア・レイティング・ルーク・トランゼクスト・セイバレンタイン・アトランテス
 管理者第三位。仕事をサボらなければ第一位になれる実力があったのではないかと天使たちと管理者たちの間で囁かれている。
 管理者第一位とは幼馴染という名の同僚という仲。


 堕神
 堕落した神様もとい管理者のこと。主にアルケトラに使われることが多い。


 阿呆神
 アホな神様(管理者)のこと。主に(以下略


 第GD234234532の世界
 灰央が行く世界。地球などの宇宙空間をを含めたIF空間の一つ。


 IF
 パラレルワールド(もしもの世界)という意味。管理者は、この沢山のもしもの世界を管理、もとい放置している。


 魔法少女リリカルなのは
 この小説の舞台となる世界。
 主人公の小学生三年生高町なのはがしゃべるフェレットを保護するところから、世界に魔法があることを知っていく。
 続きはアニメで!
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