ミカがシャーレに所属することになった。
いや、正確に言うならばミカをシャーレで引き取ることになった。
トリニティでのミカの排斥が度を超し始めたのだ。*1
エデン条約の会場でのゲヘナとトリニティの紛争は収まりはしたが、その過程では多数の怪我人が生まれた。
ミカが直接的に関連していないことは聴聞会で明確にはなったが、感情では納得できないトリニティの一部生徒の矛先が向いたのだ。*2
学生や職員全員がミカを排斥しているわけではないし、逆にミカの事を理解している生徒達からは、どうにかして今の状況を改善したいとシャーレに嘆願の声も上がっていた。
セイアとナギサからも相談を受けた。三人が本当の意味で深く打ち解けたのは最近かもしれないが、それまでも長い間一緒に一緒にいた二人である。なんだかんだとミカのことは良く理解しているようで今のままでは潰れてしまうと考えている様でシャーレへ秘密裏に連絡が来た。
そこで多少横紙破りになることはわかっていたが、
<---ミカをシャーレ所属にしないか?--->
と
シャーレ、正式名称は「連邦捜査部S.C.H.A.L.E」
キヴォトスの行政組織である連邦生徒会に属するが、特殊な立場にある部署だ。
各校の生徒もシャーレへと一時的に所属することはある。
だが、シャーレにのみ属している生徒というのは今の所存在していない。
※初音ミクは別枠とする
ティーパーティーとしてもセイアは体調不良故まだ顔を出せていないが、ナギサもシャーレへ協力してくれている。*3、
シャーレへと一時的に学校の垣根を超えて協力してくれる生徒は数多いが、あくまで彼女たちの所属は元の学校でシャーレ所属ではないのだ。
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「しかし…『元々ミカさんはティーパーティーの一員ですので、シャーレへと所属するのは如何なものか』と声が上がりませんか?」
<---だからこそだよ。--->
<---ミカをこのままにしておきたくはない--->
<---だけど、別の学校に転校させるわけにもいかない--->
<---元ティーパーティーだから機密も知ってるしね--->
<---あと、そこにミカの幸せはないだろうし--->
<---だから表向きは「シャーレで保護観察扱いとして預かる」という形にする--->
シャーレ所属ではあるが、シャーレの持っている連邦捜査部としての権限等は与えない。
そして、彼女へのシャーレからの指示は「トリニティとの連携を円滑にする」ということだ。
だから普段はトリニティへ常駐してもらう事になる。定期連絡等で時々シャーレに来てもらうなどの義務は生まれるかもしれないが。
「なるほどつまり生活は殆ど今までと変わらない。というわけだね」
保護観察扱いになるから、彼女の日常はすべて監視が付くし、すべての行動は記録される事となる。
だけど、それはデメリットだけではなく、後々ミカを守ることにもなる。
今彼女がいじめを受けているのは、表立って守れないという二人の立場もあるだろう。それぞれの派閥もあるし、
でも、ミカをシャーレ所属にすることで、彼女への攻撃はシャーレとして異議申し立てが可能になるということだ。
記録があることで、彼女自身の潔白も証明できし、彼女が行った更生の記録にもなる
その代わりミカの行動の責任はシャーレの責任。もっては私の責任となる。
でも、元々生徒が前を向くために必要なことならそれくらい軽いことだしね。
ということを説明した。
彼女たちも現状を良しとしていたわけではないので、私の提案に乗ってどのように進めていくかを決めることとなった。
「シャーレとトリニティの橋渡しとしますと、ミカさんには今後もティーパーティーへと顔を出し続けてもらう形になるかもしれませんわね」
「パテル派としても連邦生徒会、ひいてはシャーレとのつながりを持てるとなるとミカを完全に排斥するわけにもいかないだろうし、名目上はトップのままになるかな」
「今後は救護騎士団やシスターフッドと協力していくつもりですが、ティーパーティーの立場が下に見られることもなさそうですね」
「とはいえパテル派が増長するといけないし、パテル派からはシャーレへと毎月金銭的に援助をさせるようにしましょう」
「先生のポケットマネーだとミカが暮らしていけるかも分からないからね*4」
とまあ様々な意見を重ね合った結果、表的には不良生徒の更生という名目で、シャーレ所属(経過観察)という位置に落ち着くこととなった。
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というわけで、ミカをシャーレへと力を貸してくれている生徒達に紹介することになった。
主に各校の生徒会やそれに準ずる組織の生徒達である。
彼女たちが集まったあと、ミカをシャーレへ所属させる表向きの理由、裏の事情。
今後も同じように各校から生徒を一時的にシャーレに所属させることがあるかは、今回の事例を元に考慮する事も話した。*5
一通り事情を説明したところで、ミカの今の状態に関して、生徒たちへと共有することにした。
ミカは制服こそトリニティのままだが、実際はシャーレ所属であることを示すために一時的に肌へシャーレの印章を肌へと付けて貰うことになった。
これはエンジニア部に作ってもらった物で、見ただけでシャーレ所属である事が分かるタトゥーシールのようなものだ。
エンジニア部に任せたことで余計な機能がつけられそうになったが、頑張って必要機能だけ作ってもらった。本人たちは不満そうだったが…
<---ミカもみんなに見せてくれるかなあああああ???????--->
ミカにタトゥーを見せてもらうべく声を掛けたら彼女はスカートをたくし上げるようなポーズをとった。
ミカの白くすべすべとした卵のような肌にシャーレの模様がプリントされている。ただし場所は下腹部だ。
いや、私がシールを付けろとは言ったけど…でもそんなところに付けろとは一言も言ってはいないんですけど?!
困惑している私を横にミカが話し始めた。
ミカ「先生が私に「ミカの立場*6が分かるように印*7を入れろってくれたの」
頬を染めながらミカが言う
ホシノ「先生?」*8
ミカ「少し恥ずかしかったけど…先生のものになったなら仕方ないなって♡ほら、子供のころにも自分の所有物に名前を書いたりしたでしょ?」
ミカの事は組織の一員とは言ったけど生徒は人間だし所有物とは言っていないけど?!!!!そもそもシャーレの一員だしね?
ヒナ「先生??」*9
ミカ「ちなみにこれは私の情報を先生に送るために先生の端末と繋がってるらしいの、いつでも私の事を先生が見てくれるってことね!」
確かにそれはそうだ、トリニティからシャーレで預かってるわけで、ミカのバイタルを監視したり、経過観察という名目のため位置情報等を記録する役割があるし、
使うことはないだろうけど、いざというときは鎮圧の用途として電気ショックを与えることができるようになる。
ミカ「さっき先生に電気を流されたけど…これが先生から与えられたものだって思うと…イっちゃった」
確かにさっき動作確認のために電気を流したけどその時は右腕抑えてたよね?フェイク??そしてその蕩けた顔は何????!!!
ミヤコ「先生????」*10
ミカ「先生の物になった生徒って今までいる?いねぇよなぁ!」
<---私の物とか一言も言ってはいないけど??????--->
ユウカ「先生ちょっとお時間いただけますか?」*11
この後滅茶苦茶誤解を解いたし、シールの位置は右腕に変更した。
でもシャーレは壊滅した。*12
この作品は腹ヘイローというか生徒のお腹にヘイローが浮かんでる(子供ができた)って画像見た時にピンと来て書きました。
正直途中まで書いて公開する気とかあまりなかったけど、「お腹に淫紋とかそういうの入れられてるのいいよね」!とか「奴隷紋みたいな感じで便利屋スピンオフの先生に印を入れられて管理される生徒たち見たくない?」と私の中の闇のゲマトリアが甘言をしてきたので…
「そういうこった!」