クソボケアホカス女に女児にされたおじさんの話。 作:カツカレーうどんパンマン大盛
その際に元おじさんに掛かる心労の量を、スーパーメガミズム図形を使用して求めよ。(小数点は第2位までとする。)
俺の名前は
今年で37になる独身のオッサンだった。
自宅に居る時にチャイムが鳴り、宅配かと思いドアを開けると、ドアの隙間に足を入れられてドアを開けられた。
立っていたのはやたら白い女だった。
「うちは押し売りと……」
「ねえ、あなた女の子になってみない?」
人の話をさえぎり、女は喋る。
キ〇ガイだ! 本物の……! と慌ててドアを閉めようとするが、ドアはびくともしない。
「私ね、中身と外見のギャップがある人間が最近のブームでね、私、直で見てみたいなって」
「帰ってくれ! 興味ないから!」
身長173センチで太り気味とはいえ、俺はそこそこ力がある方だと思っていた。
だが、ドアはびくともしない。
ここは1階だと思い直して、素早く部屋に戻って雀の額ほどの庭から逃げようと走る。
窓は開かない。
「どうかな? 戸籍とかさ、そういうのはちゃんとするしさ、あなたから引き抜くのは精神と魂のコピーだしさ、ね?」
「絶対嫌だ!!」
息が苦しい。
精神的なものじゃ無い。
まるで空気が薄くなっているような……。
「じゃあ、無理やりやっちゃうね?」
最後の抵抗で白い女に殴りかかる。
もう常識とか倫理とか、警察とか刑務所とか知ったことじゃ無い。
身を守るための、「男女平等パンチ!」
とっさに腹を殴ったはずだが、異様な感触と共に拳に痛みが来る。
ノーダメとか……。
リアルに負けイベは反則っすよね。
アホな思考を最後に俺は意識を失った。
────ー
「目が覚めた?」
ガチで知らない天井だった。
「ここは……!?」
声を出して、違和感を感じる。
声が高い。俺が喋っているのに、俺じゃ無い声が出る。
「はい、これ手鏡」
あの白い女が手鏡を差し出してくる。
嫌な予感しかしないが、鏡を覗き込む。
「あー、お礼も無いなんてー」
無視。
鏡の中には全く知らない美少女が映っており、俺は俺の身に起こった超常現象によって頭がおかしくなりそうだった。
「おい、これ元に戻せよ!」
「戻すー? あなたはあなたから切り取られたあなただよ? そうだなー、お鍋から分けられて、食べられた中身がさ、既に食べられたとしてさ。……元に戻せるかな?」
「……死んでくれ」
「これからが新しい人生なんだよ? ママに向かって死ねばひどいな?」
なるほどね。
つまり、俺の生殺与奪はこのイカレ女に握られていて、こいつは人をこんな風にできる力を持っていると。
終わってんだろ……。
「そんなことよりもさ、来週からは小学生になるんだから準備しなくちゃね」
「せめて現状の確認くらいさせろよ」
俺はこいつの名前も知らないし、俺の新しい名前も知らない。
「あとさ、俺がもし不幸な目にあってしまったらどうする?」
自分で自分の命を……ってやつだ。
まあ、どうせろくでもない行為をしそうだからやる気は無いんだけど。
「もう一度、君の大本からお肉と魂、精神を切り取ってーこねこねしてから新しい君を作っちゃうかな」
「……」
「そんな睨まないでよー、ちょっとお腹のお肉と血を貰っただけだから、献血位……えっと、一時的な貧血と記憶障害くらいだよ」
「分かった。わたしの幸せ生活に付き合ってくれたら、全部は無理だけど、一部だけでも戻してあげる」
「一応聞いておくけど、一部って?」
「えっとねーおちんちんとか? 継続してくれるなら赤ちゃん産んであげるよ?」
「お前は女児をなんだと思っているんだ……」
やっぱり意思疎通ができるだけで、こいつは狂人だ。
根本的にいかれてるわ。
「まあ、そこら辺は追々やってこーね?」
俺は頭痛でも起きているような頭の痛さと共に俺の今後を考える気分にはなれなかった。