ようこそ復讐者のいる教室へ   作:Lcrcl (エルマル)

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えっ、コレ5月上旬の出来事なの…!?


派閥融合と中間テスト

side火野有美

 

「………」

 

「………」

 

(うわぁ、何この空気)

 

葛城を説得した次の日、今教室で坂柳と葛城が向き合っている。…そして双方が無言だ。何コレ?

 

「…坂柳」

 

「…何でしょうか?」

 

「手を組もう」

 

「いいですよ」

 

「………はい???」

 

やっと沈黙が終わったかと思いきや、いきなり問題が解決した。

 

「リーダーはお前に任せる」

 

「ふふっ、分かりました。補佐は貴方と…火野さんと七隈さん。それでよろしいでしょうか?」

 

「ああ、よろしく頼む」

 

ガチッ

 

握手をする2人。ソレを側から見てる私は…

 

「いやいや、協力関係が成立するの速すぎィ…「うるさいですよ」…あ、はい」

 

と、普通の人がするような反応をしていた。

 

ーー

ーーー

ーーーー

ーーーーー

 

その次の日。

早速協力関係を結んだ坂柳と葛城が、中間テストに向けて勉強会を開催することにしたらしい。

Aクラスは全体的に勉強ができる生徒が多いが、一部苦手な生徒もいる。だから葛城や千早はそんな生徒達に教えて回っている。

 

「七隈君、ココが分からないんだけど…」

 

「ココはこの公式を当てはめて、んで因数分解すれはいけるぞ」

 

「…あ、ホントだ!ありがと」

 

…私?坂柳の隣で問題を解きまくってるわ。

 

「上手くいってますね、火野さん」サラサラ

 

「…そうね。提案して良かったわ」ペラッ

 

「でも、ちゃっかりと自身をクラストップの地位に置くのは聞いてて面白かったですよ?」

 

「私がそうしなくてもアンタが勝手に補佐にするでしょ?」

 

千早共々。

 

「ふふっ…バレました?」

 

…なんかキャラ崩壊してない?

 

「坂柳、ココ教えて」

 

坂柳の左隣にいる神室が質問する。強化は理科のようだ。

 

「そこですか?……あら、神室さん」クスッ

 

神室の教科書を見て、坂柳は半笑いになっている。

 

「何?」

 

「ページが間違ってますよ?」

 

「ゑ?…………あ、ホントだ。ゴメン」ガタッ

 

神室は恥ずかしそうにそっぽを向きながら席に戻った。

 

「上等だ、かかってこいよ!」

 

『?』クルッ

 

向こうの机付近でなんか吠えている生徒がいた…めちゃくちゃ見覚えがあるわね。千早の情報は確か…名前は須藤。Dクラスの生徒で、バスケ部所属だったかしら?

話を聞いていると、どうやら相手はCクラスの生徒で、テスト範囲の変更を知らないDクラスの生徒を煽っているようだ。近くの席に座っている翔を見てみるとニヤニヤしていたので、恐らく仕向けたわね。…お、帆波が立った。

 

「はい、ストップストップ!図書館は静かにね!」

 

「んだテメェ」

 

「…君達を止める人かな?周りのみんなはほどんどが勉強してるから、できれば静かにして貰いたいの」

 

「わ、悪い。そんなつもりはないんだよ、一之瀬」

 

Cクラスの生徒は席に戻り、ソレを見て満足した帆波も席に戻った。…その一部始終を見てた翔はニヤニヤしながら勉強に戻った。側から見たらヤバいヤツである。

 

「どうやらDクラスではテスト範囲の変更が伝えられてないようですね」

 

「そうね…」

 

千早曰く、担任が配属されるクラスも実力によって決まるようだが……マジだったらDクラスはかなりしんどい状況になるわね。

 

「私達には『セーフティネット』もあるので大丈夫ですが」

 

「…ああ、過去問ね」

 

4月に受けた小テストが明らかに入学直後に出すような内容ではないことに気付いた坂柳は、橋本をパシr…頼んで先輩から小テストの過去問を買わせた。結果は…一語一句ミスなく一致していた。その次に中間テストの過去問も買ったが、その時先輩から『よく気付いたね』と言われたらしい。

 

「ただ、期末以降この手は通用しないでしょう」

 

「でしょうね」

 

ーーーーー

ーーーー

ーーー

ーー

 

そして中間テスト当日、私達はかなり準備していたのでかなりいい結果を出せた。最低点でも60点、教科ごとに差はあれど平均点は8割を超えていた。

私の成績は平均80点の合計400点だ…橋本に3点負けたのが悔しい。千早や坂柳は相変わらず満点である。

 

「坂柳、面白い情報を手に入れたぞ。今後に使えるかもしれん」

 

休憩時間中、千早が教室に駆け込んできた。

「何でしょうか?」

 

「今回のテストでな…」

 

千早曰く、Dクラスの須藤が赤点を取り、もちろん救済するための2000万ポイントがないのでそのまま退学するハズだったが、綾小路が点数を買って須藤は退学を免れたらしい。

 

「なるほど、点数ですか。確かに有用な情報ですね、ありがとうございます」

 

「何に使うの?」

 

神室か坂柳に質問する。

 

「人の点数を買うことができる。つまり恐らく他人のポイントを奪うこともできるでしょう。他クラスの生徒にできるか定かではありませんが」

 

「うわ…鬼畜「何か言いました?」…いや、何も」

 

こうして私達の最初の中間テストは大成功に終わったのだった。




七隈千早
誕生日 7月9日

学力 A+
知性 A
判断力 A+
身体能力 B+
協調性 B

成績は常にトップであり、コミュニケーション能力も高い。特に情報収集に長けており、その影響判断力が高い。Aクラス配属とする。火野有美と共に他校の事件を解決しており、本校での活躍に期待している。

次回もよろしくおねがいします。

予想:この小説で綾小路は誰とくっつくと思う?

  • 軽井沢恵
  • 一之瀬帆波
  • 坂柳有栖
  • 椿雪
  • 火野有美
  • いねーよ
  • 他だろアホ
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