注意
原作崩壊します。嫌な人はブラウザバックして、この小説をお気に入りから削除して下さい。
読み終わってから『酷いなこの展開』と思っても、注意はしたので自己責任です。
あ、あと大量の効果音注意。
side坂柳有栖
1時間程、経過したでしょうか。
…強い。
彼…綾小路くんを一言で表すなら、この一言でしょう。
初めは私が押していましたが…彼が本気を出してからは、勝負は五分五分になっています。
スッ、コトン
(…ここ)スッ
コトン
…スッ、コトン
(……ここです)スッ
コトン
…スッ、コトン
「ハァ、ハァ…」
長考することも増え、私の心臓に負担が掛かってきています。
「…大丈夫か?」
「大丈夫、です」スッ
コトン
「………(駒の運びが悪くなってきてるな)」スッ
コトン
「チェックだ」
ッ…
スッ…コトン
「ハァ、ハァ…」ドクン
心拍数が下がってきました。
『坂柳、心臓が止まったりしたらすぐ中断するわよ。いい?』
そう火野さんに忠告されましたが…本当に起きるかもしれません。ですが…私は負けられない。
スッ、コトン
火野さんや七隈さんを見て…私は努力の重要性を知りました。それから私も努力したのです…綾小路くんを倒すために。
スッ…コトン
「ッ……」
ドクン…
心拍数がさらに下がりました。盤面でも負けそうになっています。諦めません…!
スッ、コトン
「ハァ、ハァ…!」スッ
コトン
(…ソレは悪手だな)スッ
コトン
「…あっ」ドクン
心臓が…
「ッ…」スッ
コトン
意識が、薄れてきました…
スッ、コトン
「ゼェ…」スッ
コトン
あれ………?
…しーん
心臓が、止まって…そしたら私は、負けて……
…いや。
『負けそうになっても、強い意志があればなんとかなる。私はそう思ってるわ…意志の強さが勝敗を分ける』
いや……負けない。
「ッー!」ガタッ
負けない。
「…?」
わ"たじは、負けま"せん…!絶対、勝つ…!
…そう強く思った、その時でした。
ビリッ…!
私の体に電撃のようなものが走り…
ドクン、ドクン
心臓が再び動き出したのです。音も大きくなっています。
「……!」
スッ、コトン
この、感覚は…?
(この駒を…こう)スッ
コトン
私は、最適解を導き出すことができていました。
スッ、コトン
…スッ、コトン
(考える時間がほぼゼロ、だと?)スッ
コトン
スッ、コトン
(いや、俺がどの駒を何処に動かすかを把握しているのか…?)スッ
コトン
何故でしょうか……綾小路くんの動きが手に取るように分かります。
スッ、コトン
気付くと私は少しずつ…彼を追い詰めていました。
コトン
「チェックです」
「…ッ」スッ
コトン
コレが火野さん…いや、有美さんの言う『ゾーン』なるものでしょうか。
スッ、コトン
「お前、何をした?どうして突然こんなに速く駒を動かせている?」
「…私にも分かりません。ただ…絶対勝つという意志があるだけです。…チェック」
「………」
今度は綾小路くんが長考するようになりました。初めてこれ程追い詰められて焦っているのでしょう…表情はあまり変わっていませんが。
スッ、コトン
そして…私はついに、決めの一手に出ました。
「チェックメイト」
綾小路くんのキングを、私の駒は完全に包囲しています…詰みです。
「………俺の…負けだ」
私の、勝ちです…!
「ッ〜〜…!」ググッ
高まる気持ちを抑えて、私は下を向きます。
「……有栖」
「…何でしょうか?」
「おめでとう」
……ッ!
「っく、ひっく…はい…!」
私は勝った嬉しさで涙が溢れていました。
(この感覚……コレが『悔しい』という気持ちか)
「あっ…」ヨロッ
流石に疲労がきたようで、私は椅子から転びそうになりました。
「っと」サッ
「ッ…ありがとうございます、有美さん」
「ええ」
「綾小路…清隆くん」
私は涙を拭きながら、清隆くんの方を向きます。
「…?」
「貴方は…紛うことなき天才でしょう。私が認めます」
「………」
「リベンジマッチはいつでも受け付けますよ…それでは」スッ
「…またね、綾小路。ちょっとコイツを病院に連れて行くわ」
ガチャッ
今日は、私の人生で最高の日の1つになりました。
この展開を書くのを楽しみにしてました。
坂柳がなんと覚醒。予測不可能だったと思います…賛否両論分かれるでしょうね。
それと坂柳と有美がお互い親友認定。お互いを改めて認め合ったのでしょう。
次回もよろしくおねがいします。
予想:この小説で綾小路は誰とくっつくと思う?
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軽井沢恵
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一之瀬帆波
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坂柳有栖
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椿雪
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火野有美
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いねーよ
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他だろアホ