坂柳がちょっとキャラ崩壊します、ご注意下さい。
side火野有美
「スゥ…ハァ…」
ザザーン…
今夜は誰もいなかったので、私は1人で瞑想していた。
「…っと」サッ
ドスッ
身を少し横に逸らすと、地面に石がぶつかった。…コレ、普通の人に当たってたらケガしてたわよ?
「危ないわね…」
結構遠くから投げられたようだけど…残念ながら犯人は分かっている。
「普通に来なさいよ、翔」
「テメェの普通とは違うんでな」ザッ
翔は何食わぬ顔でそこに立っていた。
「で、何の用?」
「単刀直入に言うぜ…俺の作戦、どこまで予測した?」
…やっぱりか。
「アンタが明日からやる事までは」
「チッ…ほとんどじゃねぇか」
でしょうね。
「既に予測してるテメェには分かるかも知れねぇが…Dクラスにスパイを潜入させた」
「ふーん…」
「そこでだ。スパイがリーダーの情報を知ったら、お前に教えてやる…数万ppと引き換えにな」
「…嘘、吐くつもりは?」
「さぁな」
まぁ、吐いたら吐いたで股間蹴るけどね…今はまだ同盟を結ぶつもりはない。
「断るわ。綾小路がいる限りどうなるか知ったこっちゃないし」
「綾小路…へっ、だろうな。あんなヤツがいてリーダーが変わらないとは思えねぇ」
「…で?内容はそれだけ…おっと」サッ
翔の足が私の横まで来たので避ける。
「明日からストレスが溜まンだ…一旦ココで晴らさねぇとな!」ドッ
こうして私は2日連続で誰かと手合わせすることになった。
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side坂柳有栖
有美さん達が無人島生活を始めて2日経過しました。私は杖なしで歩いたり走ったり…所謂リハビリをしていますが、ソレ以外だとヒマです。そして寂しいです…私はいつからこれ程孤独を感じるようになったのでしょうか?
『オラオラオラァ!』
今は七隈くんに勧められたジョジョを見ていますが…結構面白いですね。しかしそろそろ時間が遅くなって来ましたし、寝ますか。リモコンは…あれ?
「何故あんな遠くに…?」
リモコンは私が寝ているベッドからはギリギリ届かないような位置にありました……でも眠いし起きたくないです。
「うーん…」ぐぐっ
リモコンをなんとか掴もうと腕を伸ばしますが、やはり届きません。
「有美さんが言っていたスターウォーズのフォースみたいな力を使えれば苦労しないんですが、うぬぬぬ…」
…スッ
「はい?」パシッ
今、リモコンが浮いて私の手に収まったような…気の所為ですね。
ピッ
私はテレビを消し、そのまま寝ました。
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side火野有美
鬱憤晴らしにケンカを売ってきた翔をボコした次の日。
「火野の予想通り、Cクラスの大半がリタイアしたな」
「そうね…してないのは千早曰く翔、伊吹、山田、石崎の4人らしいわ」
「…彼は一体どうやって知ったんだ?島全体を見て回ったのか?」
「さぁ?」
アイツの情報網、相当凄いから分からないわね。
「おーい葛城、火野、Dクラスのヤツらが来たぞ」
クラスメートに呼ばれた。…Dクラス?心当たりがないわね。
「綾小路でも来たの?」
「ああ、どうも火野に用があるみたいで…」
スタスタ
「よう、火野。少しいいか?」
「?」
私は綾小路に着いていき、拠点から少し離れる。
「頼みがあるんだが…」
「アンタが人を頼るとはね」
人を扱うんじゃなくて頼るって…ちょっと精神的に成長したじゃない。
「まぁな。そしてその頼みだが、コイツを鍛えて欲しいんだ」
綾小路の隣にいたのは…茶髪の少女だった。
…まさか無人島試験の真っ只中にこんな事を頼まれるとはね。
「初めまして、私は松下千秋。火野有美さんだよね?」
「ええ、よろしく松下。…で、綾小路。彼女をどう鍛えればいいの?」
「お前に頼んだからには、身体能力だな。松下は実力を隠していたようでな、俺がAクラスを目指す事にしたからスカウトした」
「まさかバレるとは思わなかったよ、しかも自分より実力を隠してた相手に」
ふーん…
「分かったわ、でも試験中は多分夜の点呼後からしか鍛えられないけど、ソレでいいの?」
「いや…試験中は腹筋何回とか、それだけでいい。コーチングするのは試験後以降だ」
…確かに、夜の点呼後だったら疲れが溜まってるかもしれないわね。
「でもまずは松下がどれぐらい強いか測りたいから…ほい」スッ
『?』
私は右手を出し、広げた。
「この右手を…思いっきり殴って」
「……え?それだけ?」
「ええ。大体コレで測れるわ」
「そ、そう…じゃあいくよ?…たぁっ!」
パァン!
松下の拳が私の手の平に命中する…ふむふむ。
「悪くない腕力ね。それと動きからして勘が若干鈍ってる感じかしら?」
「えっ、そんなに詳しく測れるの!?」
「慣れてるからね」
(…マジか、俺が数分掛けて分析したものをパンチ1発で…やはり身体能力関連を有美に任せるのは正解だったな)
「じゃあ…とりあえず勘を戻す為に鍛えて、その後はさらに高めるために鍛えるわ。試験中は…そうね、腹筋と腕立て伏せをそれぞれ30回ずつで、日に日に増やしていって」
「うん、分かった」
「じゃあまたな、火野」クルッ
2人は踵を返して拠点に帰った。
…やっと私に弟子ができるかもしれないわね。もう1人候補がいるんだけど、勧誘しようかしら?
龍園がBクラスに金田を仕向けなかった理由:一之瀬にバレるから。
次回もよろしくおねがいします。
改善点(参考にします)
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文字数
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地の文
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展開のテンポ
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無双が多すぎ
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現状で満足