ミスリードのやり方を知りたい。
side綾小路清隆
「なぁ綾小路、聞いてくれよ」
グループ分けで一緒に行動していた山内に話しかけられる。
「何だ?」
「実は俺さ?2日目に聞いちゃったんだよ、Aクラスのリーダー」
正直に言ってコイツはよく嘘をつくから信じたくはないが…
「誰なんだ?」
「火野だってよ。でも喋ってるだけじゃ確証がないだろ?だから持ってるカードを見たら…ちゃんと書いてあったんだよ!間違いなく火野だぜ!」
「…そうか」
まさか火野が油断していた…いや、ありえないな。
「山内、お前はどうやってキーカードを見たんだ?」
「普通に木の裏から見張ってだぞ?指でちょっと隠れてたけどよ、最初の方にH、最後にIって書いてあったんだ!」
最初の文字がHで、最後の文字がI…火野とは限らないな。
「分かった」
「おう!これで俺が正解したら、櫛田ちゃん好かれるかも…?」
それだけは絶対に無いな、櫛田から聞いたがサンドバッグに1番見立てるのは山内らしいし。
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side龍園翔
「あ?リーダーは有美かもしれない?」
石崎が報告に来たが、有美だと?
「はい。アイツがキーカードを持ってて、最初と最後の文字が見えたんですが…」
…ああ、なるほどな。
「ククッ…」
アイツ、そういう作戦か。
「龍園さん?」
「なんでもねぇよ、テメェは持ち場に戻れ」
「はい!」タタッ
…あのキーカードの名前は、恐らく有美じゃなくて坂柳の部下の橋本だ。だが、だからと言ってリーダーが橋本のままとは思えねぇ。アイツの事だ、絶対に変更する。
「考えを予測できるのが一方的だと思うなよ、有美…」
今回の試験は、俺達Cクラスが勝つ。
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side火野有美
「ふぃ〜っ…」ドサッ
千早が丸2日の情報収集から帰って来た。点呼以外はずっと
島中を駆け回っていたのだ。
「お疲れ様」
「ああ…他クラスのリーダー、全員判明したぜ。今のリーダーも、後になるハズのリーダーもな」
「…それは本当か?」
「マジだぜ。…まず、Bクラス。本来のリーダーは白波だったが、帆波の揺れる果実によって鼻血を吹き出し、脱落してしまう。そこで、リーダーは神崎に変更された」
「…それで、後々どうなるの?」
「俺達…特に翔と一緒に過ごす事が多かった帆波だ、間違いなくリーダーを変えるだろう。しかもランダムに」
「何?それだと充がないじゃないか」
葛城が反応する。そりゃそうね、リーダー当てが完全な運ゲーになるもの。
「…いや?当てる方法が確実にあるぜ?変更した日によるがな。占有している所を張り込んで調べまくればいい」
千早はこの手法でリーダー達を見つけたのよね。
「だが最終日に変更するとどうなる?」
「そしたら諦めるしかないな。運ゲーで当たればラッキーということで」
「…そうか。それでCクラスはどうだ?」
納得した葛城が話の続きを促す。
「Cクラスのリーダーは…龍園だ。アイツから対策を立てられちまってな、かなり時間がかかった」
「どんな対策なの?」
「アイツら、黒いコートを買っててな…ソレを羽織ってペットボトルとかで体型を変えて、リーダーをほぼ特定不可能にしてたんだ」
なるほどね…でも何処かでボロが出たから千早が知ってるのね。
「リーダーが変更される恐れは?」
「一応あるな。だが絶対にアルベルトだ。1番信用できる部下だからな」
「…他の人の可能性はないのか?」
「あるが、アイツは申し訳程度にリーダー変更をするだけだ。他クラスのリーダーを当てることに専念してるからな…んで、最後にDクラス。リーダーは堀北だ」
でしょうね。あの上から目線な女は絶対リーダーになってるわ。
「…ただ、見た所堀北の体調が崩れかけている」
「つまり、体調不良による失格でリーダーが変更されると?」
「ああ…そして変更後は綾小路一択だな。堀北は基本的に綾小路以外と話さないし、信用も全くしていない…別に綾小路を信用してる訳でもないが。以上だ」
「情報収集、ご苦労だった。ゆっくり休んでくれ」
「そうさせてもらうぜ」グタッ
…全クラスがリーダーを変更する予定ね。
一体どうなるのかしら。
多分次で終わります。
次回もよろしくおねがいします。
改善点(参考にします)
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文字数
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地の文
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展開のテンポ
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無双が多すぎ
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現状で満足