side一之瀬帆波
私達も焼肉を食べたけど、確かに美味しかった。
でもコレをあんなに食べれる綾小路くんって…もしかして大食い?でも太ってないし…どうやってカロリーを消費してるんだろ。
「この船には娯楽施設もあるそうですが、行きますか?」
「けやきモールにもあるだろうが」
坂柳さんの提案に翔がツッコむ。確かにね。
「…それもそうですね。何処に行きますか?有美さんの怪我がほぼ完治したそうなので、娯楽施設…もとい、ゲーセンにいると思いますが」
「リハビリと称して2時間ぶっ続けで太鼓を叩いてそうだよね」
「ですね」
入学前に1回そんな事あったし。
「それで、何処に行きますか?私は正直何処でもいいですよ」
「うーん…」
ザッ
ん?
「どうして貴方達が一緒にいるのかしら」
うわぁ、面倒くさい相手に見つかっちゃったね。
「堀北か」
遭遇したのはDクラスの女子生徒、堀北鈴音さんだった。一応クラスを指揮してるんだけど、性格がちょっとね…
「それに何故綾小路くんが他クラスのリーダー格と一緒にいるの?もしかして裏切るつもりなのかしら?」
「そんなつもりは無いぞ?一緒に美味い焼肉を食べただけだ。オススメだぞ」グッ
綾小路くんは相変わらずの無表情で親指をグッと上げる。
「焼肉の話なんてどうでもいいわ、貴方達が一緒にいる理由を訊いてるの」
…もしかしてcpを上げられなくて焦ってるのかな?
「偶々ですよ」
「私がそんな事を信じると思うの?綾小路くん、今すぐ3人から離れなさい」
うわ、命令するの?私はクラスメートにそんな事しないよ?…翔はするけど。
「綾小路が誰と関わろうが勝手なんじゃねぇのか?」
「そうですね、貴方にクラスメートを束縛する権利など無いハズです」
翔の意見に坂柳さんが同調する。
「なら何をしていたのか言いなさい」
今度は私達に命令するんだ…会って数十秒だけで彼女がDクラスにいる理由が分かるね。
「綾小路が言った通り、焼肉を食っただけだぜ?プライベートでな。何か文句でもあんのか?」
「ええ、あるわ。貴方達が揃ってる時点で可笑しいもの」
あ、コレは何を説明しても無駄なパターンだね。よし…
「綾小路くん、坂柳さんを抱えて。走るよ」
「分かった「きゃっ!」…っと」
坂柳さんは突然お姫様抱っこされて赤面している。
「…一体何をするつもりなの?」
「何をって…逃げるのさ!」クルッ
ダッ!
私達は踵を返して堀北さんから逃げる。
「!?…待ちなさい!」ダッ
もちろん堀北さんは私達を追いかけるけど…私達の逃げ足が勝った。
ー数分後ー
「ハァ、ハァ…流石にもう来てないよね?」
「…いねぇな」
堀北さん…かなりしつこく追いかけてきたよ。結構体力があって…おかげで階段を使って巻くしかなくて、それで疲れちゃった。
「アレは…火野か?」
あれだけ走っても尚平然としてる綾小路くんが向こうを指差すと…確かに有美がいた。右足に包帯を巻いている。
「…案の定リハビリをしていますね」
「邪魔しないように避けるか?」
「そうしましょう」
スーッと去ろうか、スーッt「あら、バレないとでも?」…ゑ。
「なんで無言で去ろうとしてるのよ」
太鼓を叩きながら有美がこっちを向いて話しかけてきた。20メートルぐらい距離があるからか、少し声が大きい。
「いやぁ、リハビリしてるのを邪魔したら悪いかな〜ってね?」
「なるほど、私のリハビリに巻き込まれたくないからね」
あはは、バレてーら。
「俺は別にいいぞ?興味あるし」
そう答える綾小路くん。
「そう?相手がいなかったから助かるわ。(千早は情報収集に勤しんでるし)それと帆波だけ連行しとくね」ガシッ
「え!?」
なんでぇ!?
「なんでって…試験で1位を取られたという私怨?」
ちょ、ソレは理不尽じゃん!私は腕を壊したくない!
「翔〜、助けて〜!」うるっ
上目遣いで翔に助けを求める。ホントに助けて!
「……帆波、頑張れよ」
でもあっさり見捨てられた。
「いゃぁぁぁあ!」ズルズル
「…ふふっ」クスクス
笑わないで助けてぇぇ!
…その後、『勉強になるな』と言いながらバチを振り回してる綾小路と、筋肉痛と疲労でぶっ倒れそうな帆波の姿があった。(後に来た千早より)
堀北の喋り方があまり分からん。あと一之瀬のキャラが面白い程崩壊してますね。まる。
次回もよろしくおねがいします。
改善点(参考にします)
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文字数
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地の文
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展開のテンポ
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無双が多すぎ
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現状で満足