その間に展開の推敲を少ししたんですが…原作から外れすぎないよう調整するのは難しいですね、やってて改めて感じました。
前回も言いましたが、この小説の評価が一年編終了時点で5.00以上だったらそのまま続けます。評価を下さい!モチベに繋がるので!
side綾小路清隆
あの恐怖のスカイツリーから移動し、来たのは浅草。
人気の観光地だからか、かなり賑わっている。
「清隆くん、あまり離れないで下さいね?」
「ああ」
ホワイトルームの手先が人混みに紛れてオレを狙うかもしれないしな。
「(氷華組の方々が周りに紛れているので心配はそれ程しなくていいと思いますが…念の為です)」
「そこのお店でいちご大福食べようよ、さっき調べたら評価も高かったの」
「そうするか」
ーーー
「ありがとうございました〜」
浅草という観光地だからか値段は高かったが、無事買う事ができた。
一口食べる…ほんのりとした甘味が美味しい。
「綾小路くん」
「?」
坂柳はいちごが丸ごと入った大福をこちらに向ける。
「あーん♪」
「…???」
「(大胆すぎねぇか?)」
困惑するオレに対し、『一口食べて』という視線を送る坂柳。
何故オレにそんな事を?
「………」
…やるしかないか。
坂柳の大福を少しだけ食べる。いちごの味が強めに感じられる。
「美味しいな」
「それはよかったです♪」
「(坂柳さん、恐ろしい子…!)」
「(やっぱり手強い相手…)」
「(俺は何を見せられてんだ…?)」
いちご大福を食べて、大所帯だと混むので半分に別れることになった。
オレ、坂柳、雪
龍園、帆波、志郎
何かデジャヴを感じるが気のせいだろう…気のせいか?
ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー
ー
「お土産などはどうします?私は神室さんから頼まれたので買いますが」
「…特に買うつもりはないな」
オレが校外に出る事はDクラスの誰にも言っていない。仮に話すとしても精々櫛田か平田、松下くらいだろう。堀北に関しては絶対言わない方がいいしな。
「私は椎名さんに頼まれたから買おうかな?」
「では行きましょうか」
土産屋には饅頭やお守り、浅草限定のキーホルダーなどがあった。
「(…思い出として、買うのもいいな)」
そう考えたオレは自分が生まれた年の十二支に因んだブレスレットを買うことにした。
「清隆、これどっちがいいと思う?」
雪に呼ばれ見せられたのはチョコ味とイチゴ味のお菓子。
値段は同じのようだ。
「そんなに高くないしどっちも買っていいんじゃないか?」
「…ホントだ!ありがとう清隆」
そう言いながら雪は笑顔で会計を済ませる…っと、オレも並ばないと。
ーーー
人混みに揉まれながら参道を進む。気を抜いたら逸れてしまいそうで少し怖い。
「あそこの店、いっぱい並んでるね」
「揚げ物、ですか。並びましょう」
看板に『SNSでバズった』などの謳い文句が貼ってある。雪のスマホを確認すると実際バズっていたようで、それだけ美味しい店なのだろう。
しばらく並び、1個ずつ買って店の隣にある飲食スペースに移動する。
「ハトが集まってますね」
「食べこぼし目的かな…ってうわっ!?」
バサとハトが近くの塀から飛んできて、それに驚いた雪の揚げ物から落ちた食べカスを啄んで戻っていった。ホバリング、だと…!?
「低空飛行するハトなんて聞いたことないよ!」
「店員さんに『ハトに気を付けて』と言われましたがこういう事ですか、っと」サッ
意識しながら食べても溢れてしまう食べカスを虎視眈々と狙うハト達が次々と足元に集まる。
「……この揚げ物、後で食べないか?」
「名案ですね」
時間も押していたのでさっさと移動することにした。
ーーー
「ねぇ3人とも、コレ見て!」
集合するや否や一之瀬に見せられたのは、顰めっ面の龍園と頭や両方に止まるハトの写真。
振り払いたくても大迷惑になるからできない龍園の表情が凄く面白い。火野が見たら間違いなく爆笑するだろう。
「………w」
必死に笑いを堪える坂柳。
「おい坂柳、なんだその顔は」
「いや、貴方の髪は鳥の巣に向いていると思っただけです…ブフッww」
「と、鳥の巣www」
「確かに、あっはははwww」
顔を顰める龍園、笑い出す一之瀬と雪。ずっと黙ってる志郎は頑張って無表情を貫いている。
…楽しいな。
ハトのくだりは実体験です。マジでホバリングします。
次回もよろしくおねがいします。
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