ようこそ復讐者のいる教室へ   作:Lcrcl (エルマル)

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旅行はグダりそうだったので切り上げます。


櫛田の愚痴を延々と聞くだけの話(肉体言語付き)

side火野有美

 

…なんか私久々に出た気がするわ。(メタい)

それはさておき、私達は5日の滞在を終え高度育成高等学校に戻ってきた。

 

「……ぶふっw」

 

「何見て笑ってんだゴラ」

 

いやだって何あの写真、鳩の巣になってる翔って…あーダメだw

 

「www」

 

「流石に笑いすぎじゃない?」

 

「放っておいて下さい、彼女は笑いのツボがおかしいんです」

 

「それもそっか〜」

 

なんか帆波と有栖が喋ってるけど無視ね。

 

ーーーーー

ーーーー

ーーー

ーー

 

やがて私達は解散し、私は部屋で荷物を整理していた。

 

「服、お土産、紙、タオル……」

 

プルルル…

 

電話?…松下からね。

 

「もしもし」

 

『火野さん、もう帰ってきたんだよね?』

 

「あら、外出のこと知ってたの?」

 

『昨日白波さんから教えてもらった』

 

なるほど、恐らく帆波が言ったわね。

私が鍛えてるのは松下と、Bクラスの白波。帆波を支えたいという意思を利用…コホン、汲み取った結果よ。

 

『今からジムに来れる?もう1人いるんだけど、火野さんを呼んでって』

 

もう1人?ジムに行きそうな人といえば……高円寺かしら?でもわざわざ呼びそうな性格でも無さそうね、誰だろ。

 

「ちょっと待ってなさい、すぐ行くわ」

 

『よろしく〜』

 

ガチャッ

 

服とかは適当に洗濯機にぶち込んで、と。行くか。

 

ーーー

 

「…そういや連絡先持ってなかったわね」

 

「火野さんごめんね、いきなり呼んじゃって」

 

ジムの貸切部屋に行くとそこに居たのは松下と…私を呼んだ張本人である櫛田だった。

…デカい。帆波とまでは行かなくとも。そりゃ男子の視線が集まってストレスも溜まるわ。

 

「何があったの?」

 

「部屋にあるストレス発散用のサンドバッグが壊れちゃって…」

 

完全に素が出ているわね、相当だわ…ってサンドバッグを壊した?

 

「………マジ?」

 

「毎日やっててさ〜、主にあの…2バカがね……」

 

元々3バカだったけど、綾小路が須藤を手懐けたらしく真面目になったらしい。

他2人は池と山内だが…池は授業自体それ程ふざけない一方、山内が嘘言ったりノンデリ発言したりを繰り返してるようだ。……もはや1バカでは?

 

「お疲れ…で、私がサンドバッグになればいいの?」

 

「うん、頼めるかな?さっき松下さんとやったけど、加減を間違えそうになったんだ」

 

「避けた瞬間感じた風圧が火野さん並だったんだけど…」

 

少なくともストレス発散で出す威力じゃないわね。

 

「……いいわよ、かかってきなさい。愚痴を吐きながらでもいいわよ?」

 

とりあえず私はガードの体勢をとる。

 

「ありがと。じゃぁ……いくね?」ゴゴゴ

 

「…!」

 

凄い圧、もしかしたら櫛田も才能あるかも…?

 

「山内さぁ、綾小路君の忠告をガン無視してさ…授業中も、休み時間も!」

 

ジャブ、ジャブ、フック、ストレート。発散してるにしてはちゃんとした動きね。フットワークもしっかりしてる。

 

「うるっさいんだよねぇ!」

 

鋭い蹴り。確かにコレは私以外受けれない。

 

「基礎問題の難しめのヤツ解けたぐらいでイキり散らしてんじゃねぇ!」

 

ボディブロー…つっよ。

 

「勉強会に誘う度に『俺は自分の力でやって見せる!』とか言っておきながらギリ赤点回避とか…!」

 

綾小路の注意を聞かない上にそれかぁ…

 

「ムカつく、ムカつく、ムカつく!」

 

ガンガンと八つ当たり気味に連続で蹴ってくる。そろそろ痛くなってきたわね…と思っていると何故か松下がニヤニヤしながら近づいてきた。

 

「山内をそんな誘って、何か言われたの?」

 

「ちょ──」

 

「あ“!?」

 

火に油注ぎやがったわこの人!櫛田は血管が浮き出るほどキレている…Dクラスの男子が見たら失神するわよ?

 

「あ、ゴメン火野さん」

 

「後でメニュー2倍ね…てか、山内に一体何を言われたのよ」

 

こんなキレる?

 

「………」ドッ

 

無言で殺意マシマシのストレートをぶっ込んでくる櫛田。こころなしか動きがクソ速くなってる。

 

「………も」

 

「も?」

 

「『もしかして俺の事好きなんじゃね?』……とかさ」

 

「…とか?」

 

「『俺の事キスしたら参加しちゃうかもな〜』…ってさぁ!!!」

 

バゴッ!

 

「ぐっ!?」

 

あ、コレ私でも受けれないかも…

 

「言われた時一瞬素が出たよ、『は?』って。小声だったから気付かれなかったけど…ぶっ殺してやろうかこのクソ野郎、なんて思っちゃった⭐︎

 

「へ、へぇ…」

 

地雷踏んだけもしれないわね…やっぱ松下のメニュー3倍にしよう。

 

「火野さん、ちょっと……殴るね?」

 

「待───」

 

「あああああああ”あ“あ”あ“ッ!」

 

「(痛い痛い痛い痛い!?)」

 

私の返答を聞く間もなく、櫛田は私にラッシュを叩き込む。アンタ普段サンドバッグにラッシュ入れてんの!?そりゃ壊れるわ!

 

ーーー

 

「ふぅ、スッキリした…ありがとね、火野さん♪」

 

「」←腕ボロボロ

 

「こっわ…………」

 

櫛田が帰り、残ったのはガードに使った腕の痛みに悶える私とそれをやった櫛田に対し恐怖する松下だった。




3学期になる頃には櫛田、バッキバキになってそう…

次回もよろしくおねがいします。

有美が千早に会わなかったらどうなっていた?(別に正解はない)

  • のたれ死んでいた
  • 復讐を決意しなかった
  • 代わりに有栖がそのポジに
  • 頭脳と肉体のハイブリッド
  • その他
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