雪→2年生編のとあるヤツと姉妹なのではという噂なので椿
志郎→高宮という苗字を思いついたので採用
side火野有美
「でも、ソレだと帆波がAクラスにいないのがおかしくなるわよ?」
「確かにな。だが何かがAクラスに一歩劣っていたんだろ、多分」
「むぅ…何が足りなかったんだろ」
帆波は少し落ち込んだ。
「ま、今考え込んでもしょうがないし、クラスを移動する方法を探しましょ」
「…うん」
立ち直れたようだ。
「話はここまでにして…買い物を済ませるか」
「そうね」
スタスタ
ー数秒後ー
……ん?
『無料コーナー』
シャンプーやソープなど、生活必需品が置いてあった…1人につき買える数は制限されているけど。既にいくつか買われている形跡があった。
「多分貰えるポイントが減りすぎて、コレに頼るしかないクラスもあるんだろうな」
「うわぁ、それは嫌だね」
「じゃあ頑張るしかないわね」
そして私達は買い物を済ませた。
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…その夜、私は自分の部屋でとある人物と連絡を取っていた。
「綾小路に話しかけられそうかしら?」
『どうだろうな…俺はいけるが雪が緊張してる』
私が連絡を取っているのは…綾小路と同期だったホワイトルーム4期生、高宮志郎である。もう1人は椿雪で、彼女は綾小路に好意を抱いている…らしい。
『1人で会った方がいいのか?俺は一之瀬と同じBクラスだから相談してタイミング考えたりできるが』
「いや、雪と一緒に行くべきよ。3人揃った方が感動の再会ってヤツになるじゃない」
『清隆にとって感動的になるのか…?』
志郎曰く綾小路は無感情らしい。ホワイトルームの最高傑作になるほどの実力を手にした反動だろう。
…ま、味方にしようとしてるんだし感情に目覚めさせるのも面白そうね。
「それと、坂柳も一緒に会いたいって言ってたわよ。8年以上再会を願ってたようだし」
『そういえばそうだったな。でもアイツ、何日経ったかまで覚えてるんだろ?しかも一方的に…完全にストーカーのソレだぞ?』
それは…まぁ、うん。
「と、とにかく。アンタと雪と坂柳…そして私で綾小路と接触するわよ。千早は後方監視役にして」
『お前も行くのかよ。なんでだ?』
「だって、綾小路がアンタに会って何しでかすか分からないでしょ?その予防線よ、言わば護衛ね」
『護衛か…お前の身体能力に関しては次元が違うから頼もしいしな』
「んじゃそういう事で、また明日ね」
『おう、おやすみ』
ツー…
「…はぁ」
ホワイトルーム関連の話をする時ちょっと昔のトラウマが蘇るのよね…
『嘘でしょ…お父さん、お母さん、有太…!』
『誠に残念ながら、本当の事です…』
「ッ……やめよやめ」スッ
私は端末を取り出し、入れておいた某音ゲーを起動した。
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次の日。いつも通り朝3時に起床し、敷地内にある公園でランニングを100周、寮に戻って腹筋と腕立て伏せを500回した後、私は学校の支度をして寮を出た。
「おはよう、有美」
「おはよ、千早」
一階で千早が待っていた。場所は違えども集合時間は同じだ。
「情報は集まったの?」
「ああ、大量にな。先輩達からは『今その事は教えられない』とか言われたが、カラオケ屋に監視カメラがないとかの情報は集められたぞ。他には、R18コーナーに入ってもポイントを払えば入っていいとk「入らせないわよ?」…はい、スミマセン」
まったく…
「あまりめぼしい情報が集められてないじゃない。『情報収集のプロ』の名が泣くわよ?」
「言わないでくれ、入学初日なんだから仕方ないだろ?」
「…ま、そうね。さっさと学校に行きましょ」
「おう」
スタスタ
そして登校する私達に、後ろから話しかける者がいた。
「…へっ、相変わらずじゃねーかテメェら」
「ん?」クルッ
聞き覚えのある声がしたので振り返ってみると…
ヒュン
「よっ」サッ
拳が飛んできたので避けた。
「出会い頭に殴りかかるのは人としてどうなの、翔?」
「しれっと避けるお前に言われたくねーな、有美」
私を挨拶がわりに殴ろうとしたのは、ロン毛の不良…龍園翔だった。
有美が何処で志郎の連絡先を知ったかって?…一之瀬に教えてもらったんですよ。
てか、まだ入学2日目なのにABCクラスのリーダー格に会ってる有美ェ…やりすぎましたね。
次回もよろしくおねがいします。