side火野有美
玉入れは、練習していたのかBC連合に負けた。まぁ今の所優勢なのでヨシ!
2、3年の玉入れも終わり次は綱引き。ルールはシンプルで綱を引きあい、2本先取の勝負だ。
正直、相手はココで仕掛けてくると思う。途中で全員手を離してから煽る、とかね?
「…うわ、やっぱりニヤニヤしてる」
帆波が口に三日月を浮かべている。周りはもう慣れたのか無反応だ…
身長が低い生徒が前、高い生徒は後ろの陣形は双方同じね。
「オーエス!オーエス!」
男子の綱引きが始まるが、かなり拮抗している。綾小路や須藤のパワーをBCの上位勢が相殺してる感じね。
しばらくして拮抗が破れ、ADの勝ちなった。
「お前ら、手筈通りにやるぜ?」
翔がそう言うが、Bクラスのヤツらは別に嫌そうな表情をしていない。何故かしら…?
「このまま勝つぞお前ら!オーエス!オーエス!」
「(…さっきと比べて弱い?)」
ほぼ拮抗せず、ADの方に縄がいってるのだ。…まさか!
「……今だ!」
『うおおおおおおっ!』
やっぱりか…相手が油断した所で一気に引き込む作戦だったようだ。
作戦は見事に成功し、AD連合は一部除いて体勢を崩してしまい、コレで1対1となった。
「クソォッ、油断した…!」
「須藤、落ち着け。次勝てればいい」
「ッ、そうだな。お前ら!気合い入れるぞ!」
『おおッ!』
「…次は小細工なしだ」
「だな」
そして3回戦。
『オーエス!オーエス!』
再び拮抗している…1回戦と違って、中々破られない。
「ぐ、おォォッ!」
しかしココで須藤が歯を食いしばり、全力で綱を引いた…次の瞬間、3回戦は終わった。
『僅差で白組の勝利!』
「っしゃぁ!…いててっ」
「大丈夫か?」
「ちょっと痛えぐらいだ、大した事ねぇよ」
ーーー
私達女子の綱引きは特に面白味なく普通に私達が勝ち、他学年はほぼ赤組が勝った。
見た所2年は八百長してたわ…気に食わない。そう思いながら次の競技、障害物競走に臨む。
「また?よく会うわね」
「………」
また伊吹と同じ組だった。他には白波と松下の弟子コンビもいる。
『…ッ!』
スタートと同時に最初の平均台に向かってダッシュ。この時点では私が1位……だが、少しスピードを落としたせいで終わった頃にはほぼ4人で横並びだ。…でも網潜りは私が有利よ!なんせ、貧乳だからね!
しかしいざ潜ってみると伊吹を中々振り切れなかった。
「…アンタも速い、わね!」
「うる、さいッ!」
煽りに聞こえたようだ。
2人同時に網を抜け、最後の頭陀袋に向かう…コレなら私は勝てる!
「ジャンッ!」
自慢の脚力で頭陀袋を付けたまま大きく跳躍し、距離調整の為に数回回転する。
「あの動き、マ⚪︎オじゃねーか!」
「その内火とか出しそうだな…」
おい観客席、黙ってなさい。
「よし、ゴール!」
「…ねぇ」
「?」
「どうしたらそんなに強くなれるの?」
「……ひたすら鍛える?」
「何で疑問系?」
ーーー
二人三脚は…うん、下手ではなかったけど2位だったわ。
少し休憩を挟んで騎馬戦なので、今のうちに水分補給をしておく。
「有美さん」
「?」
「思いっきり、やっちゃって下さい」
「…ふふっ、任せなさい!」
騎馬戦、どうしようか。
次回もよろしくおねがいします。
有美が千早に会わなかったらどうなっていた?(別に正解はない)
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のたれ死んでいた
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復讐を決意しなかった
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代わりに有栖がそのポジに
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頭脳と肉体のハイブリッド
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その他