ようこそ復讐者のいる教室へ   作:Lcrcl (エルマル)

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有美は南雲を呼び捨てしてますが、単純に嫌いだからです。

追記:☆9評価に感謝。


ペェェパァァシャッッッフル

side火野有美

 

さっき体育館で生徒会長交代式があったんだけど…正直、新生徒会長である南雲は嫌いだ。なんとなく小物臭がするし…スピーチで真の実力主義とか言ってるけど、言い回しがどうも『自分が一番実力あると思ってる人』のような感じがする。実力は確かにあるんだけど、絶対一番ではない。私からしちゃあ片手に収まるかも怪しい。

2年は南雲の独裁体制…私がいたら絶対楽しくないわね、常に勝敗が決まった戦いなんて。ソレを1年にしようものなら…私は南雲を潰す。

 

「………」

 

「随分と苛立ちを隠せてませんが、やはり南雲会長が原因ですか?」

 

「ええ…私、あいつ、嫌い」

 

「語彙力が小学生以下になってやがる…」

 

「…私も別に好きではありませんが、私情を挟みすぎないで下さいね?」

 

「……分かってるわよ」

 

少しして、真嶋先生が教室に入ってきて中間試験の結果を発表する。

私の点数はいつも通り上の下ぐらい。体育祭のペナルティを受けた生徒も難なく赤点回避できてるようだ。

 

「今回も赤点はない、おめでとう。…しかし、気を緩めないように。来週、期末試験へ向けて8科目の問題が出される小テストを実施する」

 

中間試験の直後に小テスト?妙だな…(某名探偵風)

 

「小テストは全100問の100点満点だが、その全てが中学生レベルの問題…基礎の習得状況を確認する試験であり、ペナルティはない」

 

小テスト"は"ペナルティがないのね。

 

「しかし、コレが期末試験に大きく影響を及ぼすので注意が必要だ」

 

知 っ て た 。

 

「先生、影響とは…?」

 

「この小テストの結果に基づいて、クラス内の誰かと2人1組のペアを組んで、期末試験ではそのペアと一蓮托生となって挑んでもらう」

 

あー…なるほど、何となく見えてきたわ。

 

「片方が赤点を取ると両方が退学となる仕組みだ…試験科目はこれまでとは違って8科目各100点満点、問題数は各科目50問で合計400問であり、赤点は2種類ある」

 

2種類か。ちゃんと聞かないと。

 

「1つは全科目に最低ボーダーの60点が設けられている。60点未満なら退学だが、あくまでペアの合計点から判断する。つまり葛城と戸塚がペアとしたら、戸塚が0点でも葛城が60点を取ればセーフだ」

 

合計でボーダーをクリアすれば大丈夫ということね。

 

「そしてもう1つの赤点基準はペアの総合点においても存在する…具体的な点数はまだ決まってないが、ペアの総合点が700点前後がボーダーラインだ」

 

各教科と総合点ね、なるほど。

 

「ボーダーを破ったペアは退学となる。この試験は毎年行われているが毎年1、2組が退学になっている…最後に、君達には別の側面からも課題に挑んでもらう」

 

別の側面?何かしら。別のクラスと点数勝負するとか?

 

「今回の期末テストは君達生徒が作成して、他のクラスに出題するものとなっている」

 

勝負という点はあってたわね。

 

「ここで一旦質問はあるか?…坂柳」

 

「ペアの決め方に法則はありますか?」

 

「ソレは小テスト後に回答する…が、予想できる範囲内とだけ言っておこう」

 

「ありがとうございます」

 

私の予想だと小テストの高得点と低得点が組む感じだと思うけど、有栖は多分ソレ以上を既に考慮済みね。表情が方針を決めた後のソレだもの。

 

「…質問はもう無いようなので話を続ける。期末試験は君達生徒が作成して、他のクラスに出題するものとなっている…と言ったが、君達の作った問題は3つのクラスの1つのクラスに割り当てられる。そして問題が割り当てられたクラスと、自分達のクラスの総合点を比べ、勝ったクラスが負けたクラスから50cpを得る」

 

点数勝負もあってたわね。てかちょっと待って、400問自分達で作らなきゃいけないの?

…全部有栖に押し付けよう。アイツ超人だし。

 

「そして直接対決、AクラスがDクラスに問題をぶつけ、DクラスがAクラスに問題をぶつけるような直接対決になった場合、クラスポイントは一度に100動く。また可能性は極端に低いが総合点が同じだった場合、cpの変動はない」

 

綾小路が直接対決を望むなら私は喜んで受ける。有栖もそうする。多分。

 

「試験については完成したら私に提出して貰う。そこで習ってない範囲の問題が有れば受理は不可で君達に返却する。ソレを繰り返して君達はテストを完成させてもらう…完成しなかった場合、我々が作成した問題を攻撃クラスに渡すが、難易度は低いものだ」

 

まぁ当然の条件ね。

 

「問題の作成には教師や上級生に相談したり、図書館の参考書を参考にしたり、視聴覚室のパソコンを使うなど好きにすると良い」

 

なんならコレが無理なら頭おかしいまである。

 

「また、クラスの指名については小テスト前日に私が君達から希望を聞いて上に報告をする…指名クラスが被った場合、我々がクジを引いて決める。これで説明は終わりだ。後は君達で考えるといい」

 

そう言って先生はクラスを出た。同時に有栖が席を立ち教卓に座る。

 

「今回の方針ですが──」




ペーパーシャッフル:5話(この回含めて)
冬休み:5話
合同合宿:10話
クラス内投票:5話
最終試験:10話

※間話含む。

今の所の方針でこうなりますが、35話かぁ…

次回もよろしくおねがいします。

Eを作って!

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