side火野有美
「ざっと1ヶ月ぶりってとこか?」
「そうね…で?接触したからには挨拶だけじゃないんでしょ?」
「分かってるじゃねーか……テメェらは例のシステムについて何処まで理解した?」
例のシステムは、十中八九Sシステムの事だろう。
「9割以上だな。今日の放課後先生に答え合わせをするつもりだ」
「9割…チッ、流石だな」
「皮肉にしか聞こえないわよ。アンタはどうなの?」
「7割だ」
充分な気がするんだけど。
「聞きたかったのはそれだけだ…答え合わせとやらは俺も参加してやるよ、じゃあな」クルッ
翔はこちらに背を向け、足早に去っていった。
…もうちょっと話をしても良かったんじゃない?
「俺達も行こうぜ」
「ええ」
スタスタ
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数時間後。
今日の授業は大半がオリエンテーションで、先生方は気さくで面白い人が多かった。
そんなこんなで昼休みになったので、食堂で山菜定食を食べながら千早や坂柳と雑談していると…放送が流れた。
『本日午後5時より、第一体育館に集合して下さい。部活動の説明会を開催いたします。部活動に興味のある生徒は、第一体育館に集合して下さい。繰り返します…』
「部活ね…」
中学の時は色々と忙しかったから部活をするヒマなんてなかったけど。
「面白そうですね、行きませんか?答え合わせはその前に致しましょう」
「そうだな…部活に入らなくてもいい情報が入ってくるかもしれない」
「決定ですね」
おい、私の意見は?…まぁいっか。
「ところで…答えの情報は紙にまとめたの?」
「昨日の夜にしておいた。今の所追加の情報はないしな」
「流石、何処かの脳筋と違って有能ですね」フフッ
「誰が脳筋よゴルァ「あら、貴女の事を言ったワケじゃないですよ?」…足し蟹」
コレが天才の策略…!(そんな事ない)
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そして放課後。集合したメンバーは私、千早、坂柳、帆波、翔だった。志郎と雪はクラスに馴染みたいらしく参加を見送ったらしい。
「…チッ、あと少しだったじゃねーか」
「何が足りなかったの?」
「クラス移動にポイントを使うって部分だ」
「そこね…ま、いいんじゃない?私達の答え合わせが正解だったら…来月から私達は敵同士になるんだし」
そんな事を話しながら、私は職員室のドアをノックした。
「真嶋先生はいらっしゃいますか?」
「あれ、どうしたのそんな大勢で来て」
「Sシステムの答え合わせをしに来ました」
『!?』
ざわざわ
職員室がざわつく。まさか2日で理解した生徒が何人もいるのは驚いているようだ。
そんな事を考えていると、真嶋先生が少し焦りながら来た。
「全員入ってくれ(本当に理解したような表情をしている、今年の新入生は勘のいい生徒が多いようだ…)」
会議室のような所に通された。
「Sシステムについて、この紙にまとめておきました」
パサッ
「………!」
紙を見て真嶋先生はかなり驚いている。
「正解だ…正解だが、どうやってここまで答えを導く事ができたんだ?」
「私が説明します」
ー説明中ー
「このようにして答えを導きました」
坂柳が一通り説明を終えると、真嶋先生は納得したような表情をした。
「ふむ…少し待ってくれ、今から契約書を作る」ガタン
契約書?
「箝口令でも出されるんだろうな」
「バラすなってか」
「先生達は相当焦ってたし、本来この時期に知られるハズはなかったんじゃないかな?」
少し後、真嶋先生が一枚の紙を持って戻ってきた。
「これから君たちに箝口令を敷く。契約書を読んでサインしてくれ」
契約書
・火野有美、七隈千早、坂柳有栖、一之瀬帆波、龍園翔の5人(甲とする)に対しSシステムについて他人に言及することを4月末まで禁ずる。
・学校側は甲に100万ppずつ払う。
・甲が箝口令を破った場合、払ったポイントは没収とする。
コレは…
「私達にとってかなり有利な条件ですね」
「君達がたった2日で答えを導きだしたのを考慮して、この条件を設定した」
「なるほど…」
そして私達は契約書にサインし、先生からプライベートポイントを貰った。
「それでは、失礼します」
挨拶をして、会議室を出た。
「…今年の新入生は優秀なようだな」
足し蟹→確かに
理解度表
坂柳→95%、千早と有美→90%、龍園と一之瀬→70%、志郎と雪(参加してないようなもの)→60%
合わせて100%です。
次回もよろしくおねがいします。
予想:この小説で綾小路は誰とくっつくと思う?
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軽井沢恵
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一之瀬帆波
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坂柳有栖
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椿雪
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火野有美
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いねーよ
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他だろアホ