side火野有美
有栖の方針を纏めるとこうだ。
・問題はDクラスにぶつける
・作成は有栖と橋本がやり、神室が補佐する
・葛城、私、千早は苦手分野のある生徒に勉強を教える
…私に勉強とか教えれるのかはさておき、こんな感じね。
「多くの人が予想するように、私もペアは小テストで高得点を取った人と低得点を取った人になると思っています…ですが、問題は中堅層です。両方理系教科が苦手な生徒でペアを組むと、それだけで退学するリスクが増えます」
確かに。毎回最低点はどの教科でも6割弱、だけど試験は学校側ではなく生徒達が作る。重箱の隅をつつくような意地悪問題が出たら点数がボーダーを割る可能性が出てくる。
「そこで、こうします。先ほどの結果発表で成績が下位十名は小テストで0点、文系教科が苦手な生徒は1~40点、理系教科が苦手な生徒は41~80点、上位十名は81点以上を取って下さい。…方針は以上です」
有栖はそう言うと席に戻り、早速教科書や参考書を引っ張り出して問題を絞り込み始めた。
「…俺達も動こうぜ」
「そうね」
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side綾小路清隆
期末試験の内容を聞いた放課後、オレは平田と一通り考えた方針をクラスに伝えた。
「方針は以上だ。質問はあるか?…須藤」
「俺は部活で帰るのが遅いんだが、勉強会は何時からなんだ?」
「放課の直後と部活が終わった少し後の2つを予定してるから、心配しなくていいぞ」
「そ、そうか。良かった…」
「他には…いないな、それじゃあ解散」
「成績下位十名は勉強会に絶対参加してよ!」
「は~い」
「俺は部活後絶対来るぞ!」
「山内君も絶対来てよ?」
「いやいや櫛田ちゃん、俺は次本気出すから大丈夫だって!な、寛治」
櫛田が参加を呼びかけるが、山内は戯言を言って聞き入れない。
「…俺は参加するぞ?春樹、流石にそろそろ危ないんじゃないか?」
池は危機感を持っているようで、山内を諭す。しかしこの糞は…
「え~、寛治も行くのかよ。まぁ俺はなんたってこのクラスのリーサルウェポン
だからな、助けがなくとも高得点ぐらい取れるさ!こう見えてTOEIC100点なんだぜ?」
「………」イラッ
不味い、櫛田の拳が力み始めてる。そろそろ離れた方がいいな…というかコイツ絶対TOEICが何点満点なのか知らないだろ。
「そうか、分かった…山内は来なくていいぞ」
「っし!それじゃまた明日~」
「池はとりあえず苦手な分野を重点的に教えるがいいか?」
「あ、ああ…(春樹、お前…)」
軽快な足取りで去っていく山内を見て、池は表情を曇らせる。
…あんな糞、別に気にしなくてもいいと思うがな。
「………」
「堀北?どうした突っ立って」
「…ッ、いえ、なんでもないわ」
先ほどまで何故かぼーっとしていたが、最近突っかかって来ないから少し怪しい。
碌なことを考えてない…事になってなければいいが。
「(私、は…)」
山内、お前船降りろ。ここ(海のド真ん中)でな。
次回もよろしくおねがいします。
Eを作って!
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EEEEE
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