相手のターンをスキップする。
真鍋のヘイト稼ぐのむずい。
side火野有美
その夜、就寝時間後。こっそり宿舎を出て少し歩くと、そこにいた。
「よっ、千早」
「ちょっと遅くないか?」
「時間通りよ…んっ」
千早を抱きしめ、顔を埋める。
「うおっ、いきなりかよ」
「……寂しい」
仕方ないとはいえ、この温もりを感じずに寝るのはきつい。
「…そうかい。まぁ俺はココにいるから、今はいくらでも抱きしめとけ」
「うん」
ーーー
1、2時間経っただろうか。私はやっと千早から離れた。
「もう大丈夫なのか?」
「ええ、フルチャージ完了よ…また明日ね」
「おう。じゃあな」
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ーーー
ーー
ー
次の日、早朝。朝食は私達が担当だったけど、調子がついた私は……
「うおおおおおっ!」
「うわっ、速!?」
「しかも丁度いい大きさに切られてる!」
野菜切りを全部やって、他はメンバーに任せた。
ーーー
今日は昨日同様、持久走をした。
「みんな、体力は大丈夫?」
「私は大丈夫」
「大丈夫です」
「私も…」
予想に反して佐倉はちゃんと走れていた。
「佐倉は何か運動でもしてるの?」
「き、清隆君に言われてジョギングを…」
なるほど。実力を上げてるようね、良かった。
「もう無理、休んでいい?」
「ペースを下げる事はできるけど、止まれないわよ。止まったら動かなくなるわ」
「はぁ?休んだら体力回復するじゃん」
「多少はするけど、すぐバテるわ。人間の身体はそんな都合よくできてないの」
「(火野さんだけには言われたくないなぁ…)」
その後真鍋は説得を聞き入れてくれたものの、終始不機嫌そうにしていた。
ーーー
持久走の後、移動前に軽井沢に話しかける。
「軽井沢」
「?何、火野さん」
「真鍋の事でちょっと訊きたい事があるんだけど」
「ッ……」
顔をしかめる軽井沢。確実に何かがあったようね。
「大丈夫よ。私はアイツと違って広めるつもりはない…清隆の味方、と言えばいいのかしら?」
「清隆の…分かった。実は…」
軽井沢の話によると、豪華客船にいた時期に彼女は真鍋筆頭のいじめっ子共に過去をほじくり返されたらしい…いじめられっ子、という過去を。
…クソね。
「なるほど、ね。…ごめん、軽井沢。そこを考慮せず同じグループに入れてしまった」
「…私は大丈夫よ。もしもの事があっても清隆や龍園が黙ってないだろうし」
「それもそうね…私も責任者である以上目を光らせておくわ。何かあったら絶対言いなさいよ?」
「…うん(火野さんは信用できそうね)」
「それじゃ、授業行くわよ」
ーーー
数時間後。夕食も終わり風呂に入る時間だ。
服を脱ぎ、浴場に入るや否や目にしたのは…でっっかいメロン。
「……出たわね、巨乳」
「火野さん!?」
思わず口に出してしまった…でも私は悪くない。帆波が悪いわ。
「………」
白波が帆波の胸をガン見している。少しは隠しなさいな。
「相変わらず平たいね、有美」
「うっさい。ソレは大きすぎて駄肉よ、駄肉」
「挟めない有美よりはマシだと思うな~」
『(お互い容赦なくない!?)』
「有美さん、気にしなくていいですよ。私達はお互いの強みで相手を引き付けるべきです」
そう言いながら隣で浸かる有栖。胸があったら絶対嫌味にしか聞こえなかったわね、その発言。
「…そうね。千早は貧乳好きだし」
「へー!」
「火野さんってエッチした「ノーコメントって言ったでしょ?」…てへっ」
「流石に私でも言うの恥ずかしいのよ…」
「……つ、つまり」
『?』
「普段から七隈君と言うのが恥ずかしいくらいハードなプレイをしてる…ってコト!?」
「…っはぁ!?そんなワケ『ソレだ!!!』…いや違──」
「普段クールそうにしてる火野さんが、そんな変態だなんて!」
「ギャップあって可愛い!」
「………(あーダメだこりゃ)」
言っても意味なさそうね…風評被害になるけど諦めるしかない。
一方、男子はTレックス比べをしていた模様。
次回もよろしくおねがいします。
誰?(答えはその内出る)
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椿雪
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火野有美
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一之瀬帆波
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龍園翔
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高宮志郎
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綾小路清隆
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高円寺六助
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その他