ようこそ復讐者のいる教室へ   作:Lcrcl (エルマル)

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問題解決。


林間合宿⑦

side火野有美

 

千早に情報を渡された次の早朝。

 

「堀北先輩」

 

「……火野か。どうした?」

 

散歩中と思われる堀北先輩を見かけたので話しかける。

 

「少し話があるんですが、いいですか?」

 

「構わない」

 

「ありがとうございます。実は……」

 

許可されたので早速千早から貰った情報を伝える。

 

「……やはりか。南雲め」

 

「恐らく貴方に勝負を持ち掛ける前から動いてましたよ」

 

「そうだな…火野、情報提供に感謝する。お礼は…」

 

「…今思いつかないので、後日伝えていいですか?」

 

「いいぞ…では、またな」

 

何らかの決意を秘めた目で、堀北先輩は宿舎の方に戻った。恐らくクラスメートに指示して順位を操作するのだろう。

…私個人でも動くつもりだ。確実に潰してやる、南雲。

 

「さて、ランニングの続きっと」

 

タタッ…

 

ーーー

 

少し経って朝食の時間。

 

「みんな、今日は午前中12キロ走るから、いつもより少なめに食べなさいよ」

 

「了解」

 

「分かりました」

 

そしていざ、走る時間になった。

 

「折り返しまではほぼ歩きで行くわよ」

 

ペース配分をちゃんと気にしながらグループを率いる。

…しかし、しばらく走った後。

 

「はぁ、はぁ、もう無理ぃ…」

 

「早すぎません?」

 

まだ半分も走っ…歩いてすらないのに、真鍋はバテそうになっていた。

 

「どれだけ体力ないのよ…」

 

「持久走の時もそうだったけど、運動不足すぎない?」

 

「それだから龍園君に目を付けられるんですよ」

 

「元々弱かった佐倉さんも実力を上げてるのに」

 

毎回体力が切れる真鍋に我慢の限界が来たのか、グループメンバーは次々と真鍋を責めた。

 

「正論だし咎めないけど、言い過ぎよ。真鍋もコレ以上言われたくないなら黙って走りなさい」

 

「っ……分かった(なんで、私はこんな目に…ッ!)」

 

「それじゃ、行くわよ………」

 

こりゃその内爆発しそうね…ま、その時は退学か鉄砲玉の2択を迫られるだろうし気にしないわ。

 

ーーー

 

「ふわぁ~、生き返る~」

 

「おっさん臭いわよ?」

 

「そんな事言わないで~」

 

今日はかなり身体を動かしたから、みんな疲れていた。私?別に。

 

「そういや火野さん、夜な夜な部屋を出て何してるの?」

 

『…!』

 

軽井沢の発言でみんなの視線が私に集まる。

 

「やましい事はしてないわ。千早には会ってるけど」

 

「へぇ?具体的に何してるの?」

 

「筋トレ」

 

『………』

 

何故かみんな無言になった。

 

「何よ」

 

『…それだけ?』

 

「うん」

 

『…はぁ』

 

なんかため息を吐かれたんだけど。心外だわ。

 

ーーー

 

風呂の後。

 

「────」

 

ーーーーー

ーーーー

ーーー

ーー

 

次の日、いよいよ最終日となった。

寝る前に夜更かししないよう指示しといたし、私も早めに寝たので全員万全の状態だ。

 

「これより試験を始める。1年生は座禅、筆記試験、駅伝、スピーチの順番で試験を行う」

 

うわ、駅伝の後にスピーチか。順番逆にしてほしいわね。

 

「また、試験は駅伝以外はバラバラで行動するので素早く動けるように」

 

メリハリは大事ね。

 

「それでは早速座禅試験を始める──」




駅伝とスピーチ以外はスキップします。

次回もよろしくおねがいします。

誰?(答えはその内出る)

  • 椿雪
  • 火野有美
  • 一之瀬帆波
  • 龍園翔
  • 高宮志郎
  • 綾小路清隆
  • 高円寺六助
  • その他
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