ようこそ復讐者のいる教室へ   作:Lcrcl (エルマル)

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期待はしないでね。


お待たせ、男子ども

side火野有美

 

「今日は楽しみだな、なぁ七隈」

 

「…プールのことか?」

 

「そうさ。水着女子が拝めるんだぞ?」ボソッ

 

そんな事を言うのはチャラそうな男、橋本正義だ。

…はぁ。

 

「うっさい橋本」

 

私の代わりに神室がツッコんだ。

 

「おっ、怖。神室はそんないい体してないもんな「ぶっ飛ばすよ?」…噓だって」

 

「ところで火野って水泳できるの?」

 

神室に質問される。水泳は…うん。

 

「授業になった時のお楽しみってことで」

 

「はぁ…?」

 

ーーーーー

ーーーー

ーーー

ーー

 

そして、プールの時間になった。何故かクラスメートの視線が私に集まっている。

気になっていると、葛城が私に話しかけてきた。

 

「火野、お前はかなり鍛えられているようだが…スポーツでもしているのか?」

 

「まぁ、してるわね。ランニングとか、筋トレとか」

 

「なるほど…」

 

「よーしお前ら集合しろー!」

 

先生が出てきて集合をさせる。

 

「見学者は1人か、全員揃っていて何よりだ」

 

1人は坂柳で、彼女は先天性心疾患で運動できないので実質見学者は0人である。

 

「早速だが、準備体操をしたら実力が見たい。泳いでもらうぞ」

 

「スミマセン、僕は泳げないんですが…」

 

1人の男子が挙手する。

 

「俺が担当するからには、必ず夏までに泳げるようにしてやる…安心しろ」

 

「しかし…」

 

「今はどれだけ苦手でも構わんが、克服はさせる。泳げるようになっておけば、必ず後で役に立つ…必ず、な」

 

…つまり、後に泳ぐ必要のある場面が出るってことね。

全員で準備体操をした後、一旦50メートル泳いでからタイムを計ることになった。

 

「とりあえずはほとんどの者が泳げるようだな…では早速だが、これから競争をする。男女別50メートル自由形だ。1位になった生徒には俺から特別ボーナス…5000ポイントを支給しよう」

 

そして競争とタイム記録が始まった。男子は次々と泳いでいく。

橋本は26秒台、葛城は24秒台…結構速いわね。

 

「次、火野」

 

私はスタート台に立ち…

 

ピッ

 

笛の音と共に水中へ飛び込み、クロールをした。

 

「何だアレ!?」

 

「速っ…!」

 

カチッ

 

タイムを切った先生が口をあんぐりと開けている。

 

「に、22秒23…噓だろ…」

 

「ん、上出来ね」

 

…結局、タイムは私が断トツの1位で、5000ポイントを貰ったとさ。ついでに先生に水泳部に入らないか勧誘されたけど…やんわりと断った。

 

ー授業後ー

 

「まさかあんなに速いとはな。水泳もやっていたのか?」

 

授業の後、葛城からそう質問された。

 

「別に?ひたすら体を鍛えてただけよ」

 

「……本当か?」

 

信じられないような顔で見られる。いや、マジなんですが?

 

「マジだぞ、俺が見てる」

 

「そうか…」

 

ーー

ーーー

ーーーー

ーーーーー

 

4月が終わり、5月になった。

今日は1日なのでポイントの支給日…なので私は千早、帆波と一緒にスマホを確認していた。

 

「えっと…9万5千ポイント増えてるから…cpは950ね。帆波は?」

 

「7万ポイント貰ってるから、cpは700だったよ」

 

Aクラスは950cp、Bクラスは700cp…5分前ぐらいに来た翔のメールによるとCクラスは510cpだったわ。それと…

 

「今日って確か10万ポイント貰える日だったよね?」

 

「でも振り込まれてないよね、なんでだろ?」

 

バカな言動から察するにDクラスの生徒と思われる人からは『振り込まれてない』というフレーズが聞こえてきたので…

 

「多分Dクラスは…0cpだな」

 

「どれだけ授業態度が悪かったんだろ…」

 

Dクラスは動物園のような場所かもしれないわね。

 

「一之瀬さーん!」

 

「あ、千尋ちゃん!」

 

恐らくBクラスの生徒が走ってきた。

 

「アンタは…?」

 

「この子はクラスメートの白波千尋ちゃんだよ」

 

「ふーん…私はAクラスの火野有美、コイツは七隈千早よ。よろしく」

 

「うん、よろしくね!」

 

「…俺の扱い酷くね?」

 

気のせいよ、多分。

 

「…あ、そうだった。一之瀬さん、今日ポイントが振り込まれたんだけど、7万ポイントしか振り込まれてなかったの。何でなのかな?」

 

「それは…クラスに着いたら教えるよ。またね有美」クルッ

 

スタスタ

 

「ええ、また」

 

帆波は白波と一緒に学校に向かった。

 

「それにしても、ABCクラスだけでも結構な差があるわね」

 

「実力の差がそれなりにあるって事だな…っと、そろそろ行こうぜ」

 

「そうね」

 

私達も学校に向かった。




橋本をチャラそうに書いてみた結果、こうなりました。まる。

クラスポイントの変動について
Aクラス→千早から注意された誰かさんの授業態度が良くなった結果+10cp
Bクラス→一之瀬がより真面目に授業を受けようと呼びかけた結果+50cp
Cクラス→龍園が半強制的に部下の授業態度を改めさせた結果+20cp
Dクラス→原作通りなので+0cp

次回もよろしくおねがいします。

予想:この小説で綾小路は誰とくっつくと思う?

  • 軽井沢恵
  • 一之瀬帆波
  • 坂柳有栖
  • 椿雪
  • 火野有美
  • いねーよ
  • 他だろアホ
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