ようこそ復讐者のいる教室へ   作:Lcrcl (エルマル)

73 / 80
現在のcp

Aクラス:1020cp(合宿後1220cp)
Bクラス:580cp
Cクラス:378cp(合宿後578cp)
Dクラス:289cp

始めるのを予定より1話早めます。


学年末特別試験

side火野有美

 

BDクラスでは波乱となったクラス内投票から数日後、最終試験……学年末特別試験が近付いてきた。HRで真嶋先生が内容について説明する。

 

「この1年間を締めくくる最後の特別試験は、これまで学んできた集大成を見せてもらうことになる。知力、体力、連携…あるいは運など君達の持つ様々なポテンシャルを発揮する必要があるだろう」

 

総力戦、って事かしら?最後の試験に相応しいわね。

 

「特別試験の名前は各クラスの総合力で競い合う『選抜種目試験』で、ルールに従って対決クラスを決めて行われることになる。ペーパーシャッフルの時と同じようなものだ」

 

…なるほど。ペーパーシャッフルの時同様、有栖はDクラスと対決したがりそうね。

 

「種目は、そうだな…火野。何でもいいから種目を一つ言いたまえ」

 

「私?…ボクシングで」

 

「ルールは?」

 

「アマチュアの通常ルールで」

 

「つまり3分3ラウンドだな?」

 

「はい」

 

私がそう言うと先生は白チョークで黒板に『ボクシング、通常ルール』と書く。

 

「これで1枠が埋まる。このように種目とルールを君達で自由に決めて私達に提出して貰う。ただし種目が同じでルールが違うケースは認めない。サッカーで例えると『サッカー、フリーキック』と『サッカー、通常ルール』みたいな決め方は却下される」

 

同じ種目は入れられない、と考えればいいのね。

 

「ただし、自由とは言っても種目を決めるうえで決まり事は幾つか存在する。大勢が知らないようなマイナー競技やゲームを種目にすれば、提案者以外誰にも勝ち目がないから認められない…そして、種目のルールも公正かつ分かりやすいものでなければならない。そのため、種目提出後に学校側が適切かどうかを判断し、採用するかどうかジャッジを下す」

 

そりゃそう。例えば私が『太鼓の達人 †††カオスタイム the DARK†††』とか出したらキレられる自信があるわ。

 

「君達はこのルールに従って10種目を3月14日までに決めて貰い、3月15日に対戦クラスに発表する。ただし試験本番に全種目をやるわけではない」

 

人数的に無理そうだものね。

 

「試験本番は3月22日だが、その日に本命を5種目選んで貰う。そして対戦クラスの5種目を合わせた10種目の内、7種目で戦って貰う」

 

つまり相手の10種目が発表されてから本番まで、読み合いが発生すると…面白いわね。

 

「また種目の参加人数は最小で1人で最大で20人として、参加人数は全種目で別々とする。バレーボールで参加人数を5人にしたら、国語テストで参加人数を5人に出来ない…という感じでな。ただし10人以上の種目は2つまでだ」

 

うわ、面倒なルールが出たわね。人数調整も考えないといけない。

 

「また、基本的に1人1種目の参加とする。例外として7種目終わるまでに全員参加したら、また全員が参加出来る。ここまでで質問はあるか?……ないな、では次に種目参加の仕方を説明する。クラスの中から1名司令塔を選んで、司令塔が参加者を選ぶ。司令塔は視聴覚室にて教師の立ち合いの下で、パソコンで参加者を選択する」

 

パソコン……ホワイトルームの手先が何かしらの改変を施す可能性があるわね。

 

「また、各種目に対して司令塔はある程度干渉出来る。数学テストの参加者1人の解答に対して3問だけ代わりに回答したり、相撲勝負で1回だけやり直しを認めたりと重要な役目だ」

 

はい、確定ね。絶対干渉してくるわ…千早と相談しないと。

 

「司令塔は所属するクラスが負けたら退学になるペナルティがある。今日の放課後までに決めて貰う…決められなかったら私が独断で決めておく」

 

prを盾にする絶好の機会ね。私は司令塔に向いてないし有栖は使わせてくれないだろうけど。

 

「そして勝敗条件は言うまでもなく7種目中4種目以上勝つ事だ。ただし先に4勝してもcpの変動もあるから7種目全て行う」

 

cpの変動?ペーパーシャッフルみたいにポイントが移動する感じかしら。

 

「勝利したクラスには学校から100cp、また勝ち星差1つに30cpだけ対戦クラスから奪える。つまり4勝3敗したら学校から100cpと対戦クラスから30cpで130cp、全勝したら学校から100cpと対戦クラスから210cpで310cp手に入る」

 

わーお、つまり最大310+210で510cp差がつくって事?えぐぅ。

 

「説明は以上だ。わからないところがあればルールブックを確認するように」

 

そう言って先生は教室を出ていく。

 

「有栖、司令塔はどうするの?」

 

「…貴女です」

 

「は?」

 

「清隆君は間違いなく本気で挑んでくるでしょう…故に、貴女を司令塔に据えます」

 

「私、絶対向いてないわよ?」

 

「ご安心を、その辺はカンニングペーパーにまとめて貴女に渡すので。種目によっては貴女の代理出場もできるかもしれませんし」

 

「……ならいいわ」

 

清隆は絶対有栖と勝負するだろうし、私が戦いたいのは……アイツよ。




後、数話で1年編が完結しますね。

次回もよろしくおねがいします。

誰?(答えはその内出る)

  • 椿雪
  • 火野有美
  • 一之瀬帆波
  • 龍園翔
  • 高宮志郎
  • 綾小路清隆
  • 高円寺六助
  • その他
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。