side火野有美
私に司令塔を命じた有栖は、クラスに方針に伝えた。
「対戦相手はDクラス、司令塔は有美さんにします」
「手に入ったprを早速使うのか?」
「ええ。清隆君率いるDクラスは平均値こそ私達に劣りますが、一芸に特化した生徒が多いので手強いでしょう」
「…それもそうか」
「種目については、既に3つ決めているので残り7つについて案のある人は私に伝えて下さい」
そう言いながら有栖は黒板に決めた種目を書いていく。
『チェス 通常ルール(参加人数1人)』
『ボクシング 通常ルール(参加人数3人)』
『フラッシュ暗算 通常ルール(参加人数2人)』
チェスは有栖、フラッシュ暗算は千早、ボクシングは鬼頭……私が代理出場する可能性もあるわね。
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数時間後、私は司令塔として視聴覚室の前で待機していた。
「あれ、有美が司令塔?」
「当日坂柳にカンペでも渡されるのか?」
「よく分かったわね、その通りよ」
「澄ました顔で言う事じゃないよ…」
軽口叩きながら部屋に入り、用意された席に座る。司令塔は私、翔、帆波、櫛田…全員prを持ってるわね。
「では各クラスの司令塔が集まったので、最初に対決するクラスを決めたいと思う。このくじを1枚ずつ引いてもらう。赤い丸がついてる生徒に選択権が与えられる」
私から順にくじを引き……当たりを引いたのは帆波だった。
「Cクラスは何処を指名する?」
「Bクラスで」
その間、わずか0.314159265358979秒。まぁ一択だったわね。
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司令塔の説明も終わり、私は自室に帰っていた……途中のこと。
「おや、ファイアガールじゃないか」
その呼び方…1人しかいないわね。
「高円寺…なんか久しぶりに会ったわね」
ジョギング中だと思われる高円寺がいた。ほとんど遭遇してない気がする。
「君に会ったし、ついでに1つ頼み事を聞いてくれるかね?」
頼み事……?
「言ってみなさい」
「次の試験、この私と勝負したまえ。種目は君の自由だ」
「……へぇ?」
私と勝負したい、ね?しかも種目の選択権は私にあると…
「面白い、乗ったわ。種目はボクシングよ」
「そう言うと思ったよ。君との勝負……楽しみにしている。では、アデュー」
一瞬目をギラつかせた高円寺は、清隆以上のスピードでジョギングを続行した。
「……まさか、アイツも能力者?」
それか、清隆とはまた別の施設で育成されたか……どちらにせよ、勝負したかった相手が自ら仕掛けてくれるのはありがたいわ。
「この勝負は、私が勝つ……!」
千早 vs ??
有栖 vs 清隆
有美 vs 高円寺
次回もよろしくおねがいします。
誰?(答えはその内出る)
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椿雪
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火野有美
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一之瀬帆波
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龍園翔
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高宮志郎
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綾小路清隆
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高円寺六助
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その他