ようこそ復讐者のいる教室へ   作:Lcrcl (エルマル)

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ちぇす。

↑平仮名にしたら可愛く見える不思議。


1年最終決戦③

side火野有美

 

「第四種目は……水泳だ」

 

ーーー

 

『水泳』

 

参加人数4人 50メートル

 

ルール:50メートル(フリースタイル)を泳ぎ、合計タイムを競う。短い方を勝者とする。

 

司令塔:1人分の代理出場ができる。

 

ーーー

 

「(代理出場はしないでおこ……あ、ヤバい)」

 

「代理出場して、他は空原、三雲、神室を選出します」

 

「(司令塔権限の設定を間違えたぁ!)わぁ……ぁ……!」

 

櫛田がなんか泣いちゃってるが無視だ。

 

「では私が連れて行く」

 

ーーーーー

 

ーーーー

 

ーーー

 

ーー

 

 

結果を言うと、私達の圧勝だった。まぁ私が50メートルを10秒未満で泳ぎ切ったからね、しょうがないね。

これで2対2。まだどうとでもなる状況だ。

 

「それでは、第五種目を発表する………チェスだ」

 

…ふふっ、今回の目玉の1つね。

 

ーーー

 

『チェス』

 

参加人数1人 1時間(切れ負け)

 

ルール:通常のチェスルールに準ずる。ただし41手目以降の持ち時間は増えない。

 

司令塔:10分間指示できる。

 

ーーー

 

「綾小路君を選出します」

 

「有栖を選出します」

 

運命の対決、バージョン2よ。

 

ーー

ーーー

ーーーー

ーーーーー

 

♪Chess Fortress

 

side坂柳有栖

 

部屋に案内され、向こう側に座るのは…清隆君。私と雪さんの恋人であり……天才としてのライバル。

 

「俺は有栖に敗北してから、鍛えなおした…あの時の有栖なら確実に倒せるだろう、という自負がある」

 

そう言いながら彼は軽く手の関節をほぐし、準備を整えました。

 

「しかし、有栖も間違いなく成長しているだろう。あの時と比べて数倍も、な………だが、それを踏まえても──俺は勝つ!」

 

私を見つめる清隆君のその目…いいですね、生気に満ち溢れている。

 

「ふふっ──かかってきなさい!」

 

『…それでは、開始せよ』

 

我々の真剣勝負が…始まったのです。

 

ーーー

 

side三人称

 

しばらく、部屋には駒を差す音だけが聞こえてくる。

坂柳と綾小路は双方ノータイムで次の手、また次の手と出していく。

 

「(…そろそろ、仕掛け時ですね)」

 

そう思った坂柳は……自身の配置を整えた。

 

「………!(この配置は、見たことがない…!)」

 

「驚きましたか?コレ、編み出したんですよ」

 

「そうか…流石だな」

 

そこで会話は一旦止み、再び駒を差す音だけが聞こえてくる。

綾小路は坂柳の配置を破ろうと、坂柳はそのまま綾小路を嵌めようと駒を動かす。

 

「一手、遅かったですね…チェック」

 

「っ……」

 

今試合初のチェックが出て、戦況は坂柳が有利となる。

 

「(清隆君。貴方の力は、こんな物じゃないでしょう…?)」

 

「(…ッ!分かったぞ…)」

 

綾小路は考えた末に、坂柳の配置に突破口を見出した。

 

「…ふふっ、見破りましたか。まだ戦えますよね?」

 

「あぁ、勝負はこれからだ!」

 

坂柳の持ち時間は『38:17』、綾小路の持ち時間は『36:28』。勝負はまだ続き……

 

「チェックだ」

 

「……!(コレは一本取られましたね、ですが)コレならどうです?」

 

戦況はひっくり返っては、またひっくり返る。それはもう…ドリルのように。

 

ーーー

 

「タイマーに仕掛けろ」

 

「はっ」

 

しかし、ソレを荒そうとする者がいた。

 

ーーー

 

side坂柳有栖

 

『13:18』

『12:35』

 

残り時間も短くなってきましたね……この楽しい時間もそろそろ終わる。

 

「チェック」

 

「…チェック」

 

今や互い残っている駒はキングとポーン2つ。いつチェックメイトになってもおかしくありません。

 

「…?」

 

『12:25』

『11:42』

 

妙ですね、まだそれ程経っていないハズですが。

 

「清隆君、タイマーを見てください」

 

「タイマー?………速く、なってるな」

 

確定ですね、ホワイトルームの手先が何かしらテコ入れをしたのでしょう。

しかも……私達ですら違和感に気付いたのはラッキーなレベルで。

 

「試験官、タイマーが速まっています」

 

「何?見せてみろ」

 

試験は一旦中断となり、タイマーは取り替えられました……まさかこんな手を使われるとは、狡いですね。

 

「……今度は正常だな、続けよう」

 

「そう、ですね…」

 

…後で、ほんの少しだけ報復しましょうか。

 

ーーー

 

「チェック……っ」

 

「気付いたようですね…チェックメイト」

 

今回のチェス勝負も、私の勝ちとなりました。

 

「やはり貴方は、最高ですね……清隆君。また素晴らしい勝負をしましょう」

 

「…また強くなって、次こそ勝ってやるよ…有栖」

 

「ふふっ、楽しみにしています………」

 

私は監視カメラをチラッと見て、部屋を出ました。

 

ーーーーー

ーーーー

ーーー

ーー

 

「ひぃっ!?」

 

「どうした?」

 

「Aクラスの、さ、坂柳が…監視カメラを見た瞬間、モニターが、前触れもなく故障して…」

 

「故障?偶々そのタイミングで故障しただけだろう」

 

「そ、そっすよね。モニター取り替えます」




そこそこ上手く書けたと思います。

次回もよろしくおねがいします。

誰?(答えはその内出る)

  • 椿雪
  • 火野有美
  • 一之瀬帆波
  • 龍園翔
  • 高宮志郎
  • 綾小路清隆
  • 高円寺六助
  • その他
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