ようこそ復讐者のいる教室へ   作:Lcrcl (エルマル)

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Aクラス→そんな事ない(驚いてはいる)
Bクラス→ちょっと
Cクラス→結構
Dクラス→動物園(他クラスに聞こえるほど)

Dクラスは暴力事件編前までは原作通りにするつもりです。


発狂?と勧誘

side火野有美

 

キーンコーンカーンコーン

 

チャイムが鳴り、真嶋先生が教室に入ってきた。

 

「どうした?何だか焦っているようだが」

 

そう質問した真嶋先生に、葛城が挙手して発言する。

 

「先生、振り込まれたポイントが先月と比べて減っています。何故でしょうか?」

 

「ふむ…」スッ

 

おい、質問を質問でかえすな…というか、気付かなかったの?

そう考えている間に、先生は黒板に『cp 950 pp 95000』と書き、説明を始めた。

 

「この学校は実力で生徒を測る。授業態度などによって、君たちのクラスポイント、cpが足し引きされる。その結果、君達のcpが950という評価を受け、プライベートポイント…ppがその100倍である9万5千ポイント振り込まれたという訳だ。…ただ、ポイント増減の詳細は学校の決まりで教えられないことになっている」

 

先生のその答えに対して葛城は納得したような表情をしていた。どうやら察してはいたようね。

 

「次に、コレを見たまえ」スッ

 

先生は持ってきていた筒から紙を取り出し、ソレを黒板に広げた。

 

Aクラス 950

Bクラス 700

Cクラス 510

Dクラス 0

 

表を見て再び挙手する葛城。

 

「これは…各クラスのcp、ですか?しかし何故これ程差があるのでしょうか?」

 

「この学校では、優秀な生徒達の順にクラス分けされるようになっている。つまり、君達は入学時点で『優秀である』と判断され、Aクラスに配属されたのだ…だが、これは決して卒業まで続くものではない。cpは毎月振り込まれるppと連動しているだけでなく、数値がそのままクラスのランクにも反映される。例えばBクラスがこの時点で950cpを越えていたなら、BクラスはAクラスに昇格し、AクラスはBクラスに降格していただろう」

 

その言葉にクラスは衝撃を受けた…その間に先生は別の紙を黒板に広げる。それは数日前に受けた小テストの点数だった。

 

坂柳有栖 100点

七隈千早 100点

葛城康平 98点

火野有美 89点

 

あちゃあ、9割行かなかったわね。坂柳に貸してもらった本に似たような問題があったのに。

 

「この小テストの平均点は80点だった」スッ

 

ビッ

 

先生は赤いチョークで40点の下に赤い線を引いた…その線の下には誰もいなかった。

 

「定期テストにおいて平均点の半分未満の点数を取ると『赤点』と見なされ、退学処分となる」

 

ザワッ…

 

退学という言葉を突きつけられ、生徒達は真剣な表情をする。

 

「さらに、この国の管理下であるこの学校の特徴…異常に高い進学率と就職率は、Aクラスで卒業することによって叶えられる」

 

『!?』

 

ドドドドド

 

「だから私から言いたいことは1つ…Aクラスの地位を死守せよ」

 

先生は強い意思の籠もった声でそう言い、教室を出た。

 

『はぁぁぁぁ!?』

 

外のクラスから発狂してる声が聞こえるが、こんな叫び声を上げるのはcpが0のDクラスだろう。

 

ーーーーー

ーーーー

ーーー

ーー

 

授業が終わると、坂柳が神室と橋本を伴って私の席に来た。

 

「これからクラス同士の勝負が始まりますね、火野さん」

 

「そうね…で?私をアンタの『派閥』に引き入れたいんでしょ?」

 

坂柳と葛城がクラスの代表者になるべく、それぞれ派閥のようなものを作り、そこにクラスメートを勧誘している。葛城は守備的な思想で所謂『保守派』、逆に坂柳は攻撃的な思想で所謂『革新派』である。

 

「話が早くて助かります…その通りですよ。私の派閥に入りませんか「その前に」…?」

 

坂柳の言葉を遮って質問する。

 

「アンタと葛城で…協力した方がいいんじゃない?」

 

「…協力、ですか。素晴らしい考えですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不採用です」

 

…はぁ、やっぱりか。

 

「でしょうね」

 

「それで?火野さんも私の派閥に入りませんか?」

 

「断らせてもらうわ、ついでに千早の分も。今の所派閥に入るつもりはない。葛城のも、アンタのも」

 

千早は情報収集の為にココにはいないけど、『派閥に入る気はない』という伝言を貰った。

 

「えっ…何故でしょうか?」

 

勝負が好きな私の回答が拒否なのには驚いたようで、坂柳は理由を訊く。

 

「アンタはこのクラスのリーダーになり、アンタ『1人』で指揮をしたい。そうでしょ?」

 

「…なるほど、そういう事ですか」

 

理解して貰えたようね。

 

「私1人だけで指揮をするといつかボロを出す…と?それだと葛城さんも一緒なので、納得できますね。ただ…」じっ

 

坂柳は私をじっと見据えて、話を続けた。

 

「それを気にするのは貴女を私は少し違和感を持ちます」

 

「………」

 

「貴女が示そうとしている手法、予想してあげましょうか?」

 

「ええ、言ってみて」

 

「副リーダー…もとい補佐として葛城さんや七隈さん、そして貴女を据える。そうでしょう?」

 

「…ふふっ、その通りよ。で?やってくれるの?」

 

「貴女と七隈さんならできますが…葛城さんは敵派閥なので難しいですね」

 

「ふーん…なら、私が説得するわ。それまで私は派閥に入らない…それでいい?」

 

「…いいでしょう。貴女の事は信用していますから。行きましょう」クルッ

 

坂柳は踵を返して教室を出た。

 

「…火野お前凄いな、姫さんと対等に話すなんてよ」

 

「橋本さん?」

 

「あ、はい今行きます」ダッ

 

…さて、葛城に何を話すか考えておくべきね。




火野有美
誕生日 6月3日

学力 A-
知性 A
判断力 A-
身体能力 A+
協調性 B+

能力がかなり高水準であり、特に身体能力が飛び抜けていることを考慮し、Aクラス配属とする。また別途資料より七隈千早と共に他校のイジメや誘拐事件を解決したりと偉業を成し遂げているようで、これからの活躍に期待している。

次回もよろしくおねがいします。

予想:この小説で綾小路は誰とくっつくと思う?

  • 軽井沢恵
  • 一之瀬帆波
  • 坂柳有栖
  • 椿雪
  • 火野有美
  • いねーよ
  • 他だろアホ
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