青春100% 作:完結の陽炎
青春100%の長編小説は完結を迎えました。
ここまで読了されました読者の皆さん、誠にありがとうございます。
1話ごとに1万文字を目安にして、更新頻度は2、3日というハイペースが比較的に多かったです。パソコンとスマホを兼用し、時間のある限りに書き続けて、何とか物語を締めることができました、
原作はいちご100%ですが、続編のEAST SIDE STORYに登場する中間も含まれています。
週刊雑誌の掲載から今年で計算をしますと、18年前の漫画で合っているのでしょうか?
もうそんなに経つのかと時の流れを感じる今日この頃です。
当方の創作方針として、まずは完結するまで一気にストーリーを書くこと。
次に公開するための見直しで必要な修正を行なうことです。
それが完了するまでは作品を非公開とし、1話ごとの公開は一切なしとしています。
これは未完のままで更新停止、俗に言うエタる可能性をなくすための対策です。
チラシの裏に投稿をしているのは、感想や評価に左右されず、ひっそりと公開するのにうってつけだったから。
実にありがたい機能だと二次創作サイトのハーメルン様に心から感謝をしています。
ここから先は本作のネタバレが含まれていきます。
読まれる方はあらかじめご了承下さい。
本作を通じて何を一番に書きたかったのか?
それは原作で結ばれなかった淳平と綾のカップリングとなる物語です。
本作で実現しラストは結婚式イベントで確定をしていました。
そのために必要な存在が本作で主軸となる綾の弟こと東城正太郎です。
原作でたまに登場していましたが、お姉ちゃんとしての綾は普段と違うギャップがあってとても魅力的でした。
原作の設定のままでは色々と不都合が生じるため、再構成といいますか、設定改変で不自然にならないように、小学生の過去からスタートさせて創意工夫をしました。
当初の予定にはなかったけど、書いてて心底良かったと思うものがあります。
それは映像研究部vs映画制作部という淳平チームと美鈴チームで映画勝負をしたこと。
綾の脚本vs正太郎の脚本という姉弟対決も兼ねています。
原作では設定上実現できない夢の対決で、外村ヒロシが何気に重要な存在だったのだと気付かされました。
ヒロシと黒川先生の進展についてツッコミはありそうですが、読者のご想像にお任せという丸投げスタイルです。原作で角倉周との関係が気になりますので、あまり深く書けなかったというのもあります。
卒業式イベントで正太郎の送辞と綾の答辞には心血を注ぎました。
原作で立派に答辞をされた綾に敬意を込めて全力全開で取り組みました。
お姉ちゃんの綾は、可愛いだけでなく、カッコいいんだって所を見せてやりかった。
正太郎が姉を最強としているのは、姉に備わっている芯の強さを認めているからでしょう。
正太郎と遥の関係も挙げておきます。
当初は軽めに書いて流すつもりだったのですが割と出番があります。
なんで原作で遥が登場した時に正太郎は出かけていなかったのか?
それを想像した時、もしかして正太郎は遥と顔を合わせるのは嫌だったのではないかと解釈をしました。この辺りを本作の設定に組み込み、正太郎にとって遥は唯一仲良くできない従姉となりました。
様々な人間関係を描くのに、そういうキャラもいたほうが作り手としてはありがたいです。
東城正太郎と外村美鈴のカップリング説について。
原作で正太郎が美鈴を気に入る台詞が見られて、気になる読者もいたのではないでしょうか?
設定改変をした本作では相性が良くて最も書きやすかったです。
改善点を出せる正太郎と問題点を出せる美鈴。
互いの持ち味が引き出せるためベストコンビになるんですよね。
なんで本作でこの二人がくっつかなかったのか?
あまりに近すぎて家族みたいな認識になったのがひとつ。
もうひとつは内場と端本ちなみの存在でしょう。
特に内場は原作で美鈴とカップリングになっています。
とにかく収まるところに上手く収まったというのが本作です。
少し別件となりますが、美鈴の兄に対する呼び方はわざと変えてあります。
原作はお兄ちゃんで本作は兄貴です。
これは原作には存在しない正太郎たちと幼馴染であるからです。特に内場の漫画という影響を受けています。
原作と本作で別人になったキャラは誰でしょうか?
筆頭は北大路さつきでしょう。
原作で男に生まれたかったという台詞があるので望み通りにしてみました。
さすがに性別の改変は抵抗がありすぎるので、原作にない空手の設定を取り込み、エロ要員ではない男らしさがある番長キャラに仕上げました。そこから天地へ繋ぐことで上手く関係が成立したので結果オーライだと思います。何気に原作で関わりが少なかった西野つかさと仲良くできるのも良かったです。
次点は端本ちなみとなりましょうか。
原作ではトラブルメーカーで損得勘定が激しく打算的。あの西野つかさまで嫌うほどですから相当な過去をお持ちだろうと解釈し、本作では過去の段階で救済をしようとなりました。
小学時代の転校生として、正太郎たちと関われば自然と性格も良くなるだろうと試みました。その結果……キャラが勝手に動き、当方の想像を上回ってとんでもない方向に変わりました。逆にそうしなければ、正太郎を振り向かせることができなかったと言えます。
実際に正太郎はちなみに対しても、家族みたいな意識しかなく、恋愛感情に結びついていませんでしたから。
おかげで美鈴がビビってしまうぐらいヤバい存在となりました。ヒロシからすればご褒美の存在となったのも当方の想像を超えることに。
原作の真中淳平と本作の真中淳平との違い。
妄想癖は本作だとあまり多くないです。
むしろ天使と悪魔という心の葛藤に重きを置きました。
優柔不断で決断が遅く、嫌われるのを恐れて奥手になる点は原作と似ているだろうか?
原作の美鈴も本作の美鈴も、淳平のどこがいいのかで疑問を呈しています。
映画監督の夢に向かって頑張るのは大いに結構。
しかしそれは一人で成り立つ夢ではありませんし、彼にそれが出来るだけの魅力が果たしてあるかと言われると答えに詰まってしまいます。
だからこそ映画対決は必然でした。淳平が成長するためにも欠かせない重要なイベントとなりました。そして成長モノの主人公として真中淳平を描くように最善を尽くした次第です。
本作の主人公は東城正太郎ではないのか?
主軸ではありますが、正太郎は本作で書かれている通りに脇役を目指しています。
その最たるものとして、仲人役すなわちキューピット役でしょう。
主人公の淳平とヒロインの綾の仲を取り持っています。
小宮山力也と向井こずえ、天地とさつきの仲も結ばせています。
西野つかさと日暮龍一とも多少ですが関わっています。
意図したものではないですが、唯とオリキャラの勇でも繋がりがあります。
原作キャラの唯とオリキャラの勇とのカップリングについて。
これは賛否両論になるだろうと思っています。
どちらの言い分も事前に予想ができてしまうので正直悩みました。
当時は勇を作る予定が全くなしで、ただのクラスメイトとして流すつもりでした。
しかし物語の都合上、正太郎と同い年である男キャラ不足で困っていたのです。
内場だけでは厳しくて、あともう一人必要に感じていました。
原作を調べても該当するキャラがいなかったため、例外的に作る覚悟を決めることに。
そしてキャラが勝手に動く現象で、好奇心旺盛の唯が彼に接触をして進展するのは完全に成り行きです。こうしてただのモブだったのが準レギュラーに昇進する希少キャラとなりました。
原作キャラで本作に登場しないキャラについて。
サッカー部、塾、桜海学園などで関連したキャラは、本作のストーリーにほとんど関わってきません。話題に出るのが精一杯です。
大草は外村ヒロシで事足ります。原作でも途中から出番がなくなりましたからね。
あとつかさが泉坂高校に進学したのでトモコの出番がありません。別に小学や中学に出す方法もありましたが、本作では綾に対してつかさが小学時代から助ける役目を長くこなしているため、トモコの出る幕がありませんでした。
塾に関してはあまり効果が見込めない分析となりまして、無理せず綾やヒロシなど優秀な人から教えてもらって頑張れという形に落ち着きました。キャラが増え過ぎても扱い切れないので厳選をしています。
本作を書いて苦労したこともあります。
それは原作でフルネームのないキャラの扱いです。
天地と内場、どちらも本作で必要かつ貴重な男キャラなので難儀しました。
特に天地は金持ち設定というアドバンテージは大きく、原作と本作どちらでも支援キャラとして重要となるので苗字しかないのは辛かったです。恋人の名前が呼べないという制限を受けてしまいますから。勝手に当方が名付けるのも抵抗がありますのでやっていません。
内場も原作の番外で美鈴とくっつけて苗字だけですからね。本作では名前を出さない理由付けをした上で呼び方に配慮しました。内場のペンネームは読者のご想像にお任せです。
続編EAST SIDE STORYの主人公である中間について。
こちらも主人公なのに苗字だけですね。
短編連載とはいえ、フルネームでないことに何か理由があるのでしょうか?
それはともかく年齢の設定が細かくされていないので、本作では正太郎の2つ年下としました。1つ年下だと師匠ではなく先輩と呼ばせる形になりそうだったので。2つ下でも大して変わらないとツッコミを入れられそうですが、あまり離れすぎても出番がなくなるのでギリギリラインとします。
そのため卒業式イベントも多少ご都合主義が含まれています。現実では一年生で送辞なんてないだろうなと思いつつ、二年生で誰もやらないなら別にあってもいいんじゃないかという気持ちも心のどこかにあります。
淳平と中間が見た目で似ているというのは最初だけの描写にして、その後はあまり関係ないとしています。お互いに別人ということでちゃんと認識しているからです。
弟子が成長してくれて、進路も落ち着く所に落ち着いたと思います。
当方は先駆者のような創作のこだわりがあります。
それは誰も書かないなら自分で書くことです。
いちご100%で東城正太郎を主軸とした二次創作を見たことがありません。
だから自分で書くと決意をして半年もしない内に完結させました。
以上をもってあとがきといたします。
長々と見て頂きましてありがとうございました。
またどこかでお会いできましたらその時はよろしくお願いします。