1、VTuberネタで書きたかったが、連載とまでは行かない文量しか書けず放置。
2、VTuber四天王が流行ってた頃に書いてたデータがメモから発掘されたので供養。
3、『&LIAR《アンリアル》』という架空の箱の名前を結構気に入ってる。
4、架空の箱の架空のライバーに作者の癖を盛るペコ。
※そんなにVに詳しくないから許し亭許して。
切っ掛けは、娘と同じ事務所に所属しているバーチャルライバーの切り抜き動画だった。
『お風呂あがったわよー……あら、配信中?』
『ちょっ、お姉ちゃん!?』
姉フラ、と呼ばれているらしいそれは、
少々天然の入っているらしい彼女は、朝姫ちゃんの必死の奮闘虚しく、実に7分もコメントと会話し続け、#姉比奈 のハッシュタグでツイッターのトレンド入りをして一躍時の人となった。
幸いにも朝姫ちゃんの本名を漏らすことも無く、コメントもてぇてぇ一色で埋め尽くされ、朝姫ちゃんの登録者数も跳ね上がった。
この一連の流れに、私は天啓を受けた。
私も娘の配信で喋り、娘の可愛い所を広め、登録者数を伸ばそうと、そこまで考えて正気に戻った。
いけないな、娘では無く、
しかし、娘はしっかり者だ。
私室のドアに『配信中』のプレートを下げているし、簡易だが鍵も付けている。
親フラで私が登場出来る確率はゼロである。
そこで諦めなかった私は、
黒一点で面倒見の良い紅君は、軽く愚痴を言いながらも周りの世話を焼いている。
特に今宵ちゃんに関しては、運営と同期からお世話を任されているらしく、コラボではしょっちゅう#兄貴紅 のハッシュタグが飛び交っている。
更に言うなら、別の企業所属のバーチャルライバーも、家族を形成しててぇてぇを量産しているのだ。
「つまり、私がライバーになって、娘とてぇてぇしてみたいという事だよ」
「相変わらず変なとこでバカですね、叔父様」
目の前の
「改めて自分の肩書きを名乗ってみたらどうですか?」
「永椎院財閥代表、永椎院総合開発株式会社代表取締役社長の
「こんなバカが大企業の社長で親戚で初恋の相手とか泣けてきた」
カップに残っていた冷めたコーヒーを一気に飲み干した美千流ちゃんは、溜息をついて真面目な表情で私を見つめる。
「最終確認です、叔父様はこれから
「了解したよ、書面はあるかい?」
「此方にサインしてください」
私がサインした書類を金庫に仕舞い、美千流ちゃんが再び向かいに座る。
「では、龍一郎さん…いえ、エフさん、
「こちらこそ、よろしくお願いするよ、酒島社長」
続かない。