半妖半蓬の幻想入り   作:黒藤

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ついつい筆が乗って一万文字以上書いてしまった


耀海、誘拐される

6話

 

霊夢達の周りが霧に包まれ霧が晴れたころには耀海は消えていた

 

 

魔理沙「お、おい耀海が連れてかれちまったぞ!?どうすんだ!?」

 

 

霊夢「萃香なら大丈夫よ、萃香達鬼は必ず有言実行するし死なせることはないでしょ」

 

 

魔理沙「そ、それじゃぁ狼はどうするんだぜ?」

 

 

霊夢「狼なら家で預かるわよ、いいわね?」

 

 

狼「ぼ、僕は主のことお「いいわね?」は、はいなのです」

 

 

霊夢に笑顔(目は笑ってない)に迫られたら流石の狼も了承してしまった

 

 

霊夢(ふふふ♫、会ったときからその尻尾もふもふしてみたかったのよ、この後が楽しみね♫)

 

 

霊夢がそんなことを考えていると狼がぶるりと体を震わす

 

 

狼「な、なんかゾクゾク寒気がするなのです」

 

 

魔理沙「風邪か?それなら早く休ませてもらいなだぜ、それじゃあな」

 

 

狼「まっ待ってなのです、なんか2人きりになると嫌な予感が……」

 

 

狼は霊夢に肩をガッチリ掴まれる

 

 

霊夢「なんだか寒気してる見たいだから神社の中で休ませてあげるわね」

 

 

狼「い"や"ーーーーーーーーーーーーーーーーな"の"で"す"」

 

 

この後めちゃくちゃもふられた

 

 

その頃耀海は

 

 

耀海「あんまりだーーーーー!!」

 

 

萃香「頑張って生きて着地しろよ〜」

 

 

萃香が耀海を底が見えない穴の中に放り込んだ所だった

 

 

 

遡ること数分前

耀海は萃香に両手両足を鎖で縛られた状態で背負られていた

 

 

萃香「ふん♬ふん♬ふーん♬」

 

 

耀海「な、なぁ俺これからどこに連れてかれるんだ?」

 

 

萃香「旧地獄だぞ」

 

 

耀海「地獄って存在……するか、鬼がいるもんな、ただ、地獄って死者がいく場所なんだろ?」

 

 

萃香「死ななくてもいけるぞ、外では知らないが」

 

 

耀海「幻想郷すげーな、ってそんなことより俺は地獄に行きたくな「あやや、萃香様が人攫いなんて珍しいですね」

 

 

手にはカメラを持ち、背中にはカラスの羽を生やした女性が現れた

 

 

萃香「ん?おお、文か面白そうな人間?を見つけてな、私直々に鍛えてやると言って連れてきたんだ」

 

 

文「あやや、そうなんですね〜」

 

 

耀海に憐れみの視線を向けなが言う

 

 

耀海(そんな視線を向けるなら助けてくれよ〜)

 

 

もちろん耀海のそんな思いは届くはずもなく文は帰ってきたらインタビューさせてくださいね〜と言葉を残すと羽を羽ばたかせ飛び去って行った

 

耀海が絶望に打ちひしがれているとどうやら目的地についたようでその場には底が見えないほど深い穴が空いている所に着くと懐からお札を取り出し、耀海の左手首にお札をはる

 

 

耀海「なぁ、これなんのお札だ?」

 

 

萃香「スキマを封印するお札だ」

 

 

耀海「なんでだ?」

 

 

萃香「そりゃあスキマで逃げられないようにするためさ」

 

 

耀海「確かにスキマが使えなくなってる」

 

 

萃香「だろ?」

 

 

萃香は耀海の手足に巻いている鎖を外すと耀海を担ぎ上げ

 

 

萃香「うまく着地できなかったら死ぬからな、それじゃあ、行ってきな」

 

 

放り投げられ、今に至る

 

 

耀海(まずいまずいまずいまずいまずい、このまま地面にぶつかったら死ぬ、普通に着地できても死ぬどうすれば)

 

 

耀海はさらに落ちる

 

 

耀海(どんだけ深いの!?落ちてから10秒くらい経ったのに全く底が見えないんだが!?ただまあここまで非現実的だと逆に冷静になってくるな、一回落ち着こう)

 

 

耀海は自分の頬を叩き冷静になる

 

 

耀海(まず今使えそうな能力は体を変形、硬質化する能力、一日に一度生き返れる能力、でスキマは誘拐犯、萃香だっけ?に封印されて使えないし、生き返れる能力は痛いからできるだけしたくないし、やっぱり変形させるしかないか)

 

 

耀海は背中からカラスのような真っ黒な羽を体に生やし、落ちる速度を落とし、ゆっくりと降下し、5分ほどすると着地した

 

 

耀海(ふぅ、何とかなった)

 

 

萃香「やっぱりお前はすごいよ、こんな状況でも冷静に判断が出来るんだから」

 

 

後ろから萃香の声が聞こえる

 

 

耀海「死ぬかと思ったぞ」

 

 

萃香「一応言っておくがこれ前座だぞ、まぁ仮に上手くできなくてもヤマメにキャッチしてもらう予定だったがな」

 

 

耀海「ヤマメ?」

 

 

耀海は前座と言う言葉を聞かなかったことにし、気になったことを聞く

 

 

萃香「ほら、あそこにいる」

 

 

萃香の指さした方向には遠くだから服装はよく見えないが金髪の少女が手を振っており、隣には桶に入った緑髪の幼女もいた

 

 

耀海「なぁもしキャッチされてたら俺どうなったんだ?」

 

 

萃香「重りつけた状態で片手腕立て伏せ1000回」

 

 

耀海「この鬼!」

 

 

萃香「鬼だぞ」

 

 

耀海「そうだった」

 

 

萃香「こんなくだらない話してないでさっさと行くぞ」

 

 

耀海(今なら逃げれるのでは?)

 

 

耀海は背中に生やしてる羽を羽ばたかせ地上に戻ろうとするが

 

 

萃香「ふん!!」

 

 

耀海「グエッ!」

 

 

萃香に足を掴まれ、地面に叩きつけられると潰れたカエルのような声を出す

 

 

萃香「逃げられると思ったかい?お前がある程度強くなるまで絶対に逃さないよ」

 

 

耀海(背景、妖忌おじいちゃんへ、勝手に失踪して、勝手に死ぬ自分を許してください)

 

 

心の中で遺書のようなものを書いていると萃香は歩き出し、耀海もそれに着いて行った

数十分後

 

 

遠くに町のようなものが見えてきた

 

 

耀海「あれが旧都か?」

 

 

萃香「そうだ」

 

 

橋の前に着くと金髪でエルフのように耳が尖った女性が橋によりかかっていた

 

 

萃香「よおパルスィ」

 

 

パルスィ「妬ましい、地上と地獄を行き来できるあなたが妬ましいってあら?あなたの隣にいる人は誰?」

 

 

耀海「萃香に誘拐された神宮寺耀海だ、これから稽古を受けさせられる」

 

 

パルスィ「妬ましい」

 

 

耀海「なら交換してくれ!!」

 

 

パルスィ「いやよ」

 

 

耀海「妬ましいんだろ!?」

 

 

パルスィ「私はこうやって妬むだけでいいのよ」

 

 

耀海「ああ、終わった」

 

 

パルスィ「まぁ、頑張りなさい」

 

 

耀海「俺、生きられるかな」

 

 

パルスィ「なんでそんな生死を賭けてるのよただの鍛錬でしょ?」

 

 

耀海「旧地獄に来るときに思いっきり穴に落とされた」

 

 

パルスィ「もしかして地上と旧地獄を繋ぐあの穴?」

 

 

耀海「そう、しかもそれが前座だって」

 

 

パルスィ「大丈夫、君のことは忘れるわ」

 

 

耀海「はい、死ぬの確定しました、ありがとうございましたーそして全然大丈夫じゃない〜」

 

 

萃香「早く行くぞー」

 

 

耀海「はーい」

 

 

耀海は重い足取りで萃香について行くのだった

 

 

萃香「おーい勇儀いるかー?」

 

 

萃香について行くと少し大きめで和風の家につき、勇儀と言う人を呼んでいた

 

もっと奥には更にでかい屋敷がありそこの門には大きく地霊殿と書かれていた

 

 

??「萃香、人の家の前でどうした?」

 

 

後ろから体操服を着て、額に黄色い星のマークがついた赤く大きな角を生やした女性が顔ほどの大きさの赤い盃を持っていた

 

 

耀海「あなたは?」

 

 

??「私は鬼の四天王の1柱星熊勇儀だ、それで?萃香何のようだ?」

 

 

萃香「面白そうな外来人を見つけたから私と一緒に鍛えようって思ってな」

 

 

勇儀「へぇ、その面白そうな外来人は隣にいたそいつか?」

 

 

萃香「そうだぞ」

 

 

勇儀「そいつなんだけどよ、あっちに向かって走って行ったぞ」

 

 

萃香「へ?」

 

 

勇儀に言われて萃香は周りを見渡すと耀海はおらず勇儀が指さした方へ走って行く姿が見えた

 

 

萃香「よっし、追いかけるぞ」

 

 

勇儀「手伝うぞ、私も萃香が言ってた面白い外来人には興味があるんだ」

 

 

地獄の鬼ごっこが始まった

 

 

耀海(ヤベッ気づかれた、人混みに紛れて移動するか)

 

 

耀海は人が多い所を走り出来るだけ気づかれないようにする

 

 

萃香「おらぁ!!」

 

 

萃香は耀海を鎖でぐるぐる巻きにして捕まえようとするがたまたま耀海の後ろに立った中級妖怪が盾になる

 

 

中級妖怪1「おわぁ!?」

 

 

萃香「手応えあり!」

 

 

萃香は鎖を引っ張り引き寄せるが来たのは耀海では無く、盾になった中級妖怪であった

 

 

萃香「ふん!!」

 

 

中級妖怪1「おごお!?」

 

 

萃香は反射的に中級妖怪を地面に殴りつける

 

 

萃香「あ、すまん」

 

 

萃香はその言葉を残し耀海を追いかけ始めた、萃香に殴られた中級妖怪はピクピク痙攣していた、一応死んでないようだ

 

 

その頃勇儀は建物の屋根の上から耀海のことを探していた

 

 

勇儀(萃香が言ってた奴は……お、いたいたへぇ、確かにこいつは面白そうだ霊力と妖力両方持ってる外来人なんて今まで見たことがねえ)

 

 

勇儀「見つけたし私も追いかけ始めるか」

 

 

勇儀は屋根から飛び降りると家の壁を蹴り付け、耀海の方へ飛ぶ、もちろん蹴り付けられた壁は凹んでいた

 

 

耀海(ゲェ、来た)

 

 

嫌な感じがし、耀海が後ろを向くと拳を振りかぶった勇儀が飛んできていた

 

耀海は横に飛ぶと耀海がさっきまでいた所に勇儀の拳がを中心に小さなクレーターが作られ、近くにいた妖怪たちを吹き飛ばした

 

 

中級妖怪2〜15『ぎゃああああああ!?」

 

 

勇儀「へぇ、これを避けるか、流石だ」

 

 

耀海「見、見逃しては「断る」だよなー」

 

 

耀海は勇儀が断ると言った直後に180度方向転換し、全速力で走る

 

 

勇儀「待てぇ!!」

 

 

勇儀が耀海の跡を追う

 

耀海は逃げるのに夢中で道を間違え、行き止まりの場所に行ってしまう

 

後ろを向くと萃香と勇儀が迫ってきていた

 

耀海は前を向くと

 

 

耀海(家主さん、すまん)

 

 

耀海は前の家の窓を突き破り、中に入ると黒鉄腕にし、その家の壁をぶち壊し外に出る

 

 

中級妖怪16「…………」

 

 

中にいた妖怪は呆然としていると

 

 

勇儀「ダラッシャーー」

 

 

萃香「待てーー」

 

 

勇儀と萃香も窓を突き破り中に入り、壁を壊して出て行った

 

萃香達が壊した家は屋根が崩れ、落ちてきた

 

 

中級妖怪16「ぎゃああああああああ」

 

 

耀海(南無阿弥陀、南無阿弥陀)

 

 

耀海は壊した家の持ち主にお経を心の中で唱える

 

 

萃香「先回りして来るな」

 

 

勇儀「わかった、私はこのまま追いかける」

 

 

萃香は霧になって消え、勇儀はそのまま耀海のことを追いかけ続けた

 

 

耀海(萃香がどっか行った、よし、このまま逃げ切るぞ)

 

 

耀海が前を向くと弾幕を展開した萃香がいた

 

 

耀海(先回りしてたのか、「これはまずい!!」

 

 

耀海は横に飛び、壁を走る

 

 

萃、勇、耀「は?」

 

 

萃香と勇儀は耀海が壁を走ったことに驚き、耀海は壁を走れたことを驚いていた

 

 

耀海(なんか走れたんだけど!?)

 

 

萃香「って驚いてる場合じゃない」

 

 

萃香は耀海に向かって弾幕を放つが弾幕は耀海の後ろに着弾する

 

 

中級妖怪17「俺の家があ!!」

 

 

家の中からそんな悲痛な叫び声が聞こえるが萃香達はスルーする

 

 

萃香「勇儀!!これじゃ全然捕まえられないから増援読んでくるね!」

 

 

勇儀「誰を呼ぶんだ?」

 

 

萃香「華扇とコンガラ」

 

 

萃香はまた霧になって消える

 

それを聞いた勇儀は

 

 

勇儀「あっはっはっはっは、たった1人の外来人を捕まえるために四天王全員を集めるか、面白い」

 

 

勇儀はそう高らかに笑い、追いかけ始めた

 

 

耀海(四天王全員で追いかけるみたいなことを言ってたな、まずすぎる)

 

 

耀海は屋根に飛び乗って走ろうとすると萃香が目の前に現れる

 

 

萃香「呼んできたぞ〜」

 

 

耀海「呼ばなくて良かった」

 

 

萃香「だってそうしないとお前を捕まえるのに時間がかかるんだよ」

 

 

耀海「捕まえなくてもいいじゃないか」

 

 

萃香「まさか、ありえないよ、私は強いやつと正々堂々と戦いたい、弾幕とか言うつまらないものじゃ無くて、物理で戦いたいんだ」

 

 

耀海「それだったら霊夢と魔理沙と戦えばいいじゃないか」

 

 

萃香「確かにあの2人もいいけどお前はもっと強くなりそうなんだ」

 

 

耀海「いや、俺はもう強くならないと思うぞ」

 

 

萃香「いいや、それはない、私達がお前を追いかけている間にも妖力とかを扱えるようになっている、さっきまで屋根の上に飛び乗れなかったのに今は飛び乗れるようになってるだろう?、お前は今成長途中なんだ、鍛えようによっちゃあ私達と同等になるかもしれないし

それ以上になるかもしれない

だから私達に大人しく捕まって鍛えられてくれ」

 

 

耀海「断る、というかそれ以下ってのはないのかよ」

 

 

萃香「幻想入りしてどれくらいだ?「3ヶ月だ」こりゃあ驚いた、それだけの短期間で妖術を使えるようになっているなんてすごい才能だ、ますます面白い、もう一度聞く大人しく捕まるか?」

 

 

耀海「だから断るって言ってるだろ」

 

 

萃香「そうか、ならやるよ、コンガラ、華扇」

 

 

萃香が言うと耀海の左空間がひび割れ、そこから額に赤い角を生やし、左腕には刀を持った青年が出てきて、切り掛かってきた

 

 

耀海「あっぶねえな、お前は誰だ?」

 

 

????「わしゃ鬼の四天王のコンガラ、萃香の願いでお主を捕まえに来たんじゃ」

 

 

耀海「そう簡単に捕まってたまるかよ」

 

 

耀海は右に飛ぶと右から大量の白い包帯が耀海を絡め取ろうと迫ってきていた

 

 

耀海「まずっ」

 

 

耀海は腕を黒砲腕にすると手のひらからレーザーを放ち、包帯を焼き払う

 

 

耀海「新手か」

 

 

??「私は茨木華扇、最初はあまり乗り気ではなかったんですが

あなたのその力を見て考えが変わりました

あなたはあまり能力を使いこなせていない、ですので萃香達に協力します」

 

 

耀海「敵しかいねえのかよここはー!」

 

 

耀海は後ろを向き走り出すと勇儀が屋根に飛び乗り、殴ろうとして来るがスライディングをして顔面すれすれで拳をかわし、屋根から飛び降りると走り出す

 

萃香達鬼もそれに続く

 

前から勇儀、華扇が来るが耀海は勇儀達のことを飛び越え走り続ける

 

今度は右からコンガラが斬りかかろうと飛んで来る

間一髪かわし、頭に蹴りを入れようとするが左腕で持っている刀で防がれ右腕で脇腹を殴られると耀海は吹き飛び倉を壊し、中の物と一緒に入り口との反対側にあった壁を壊し、誰もいない広場のような所に転がる

 

 

コンガラ「カッカッカッカ、楽しいのう」

 

 

耀海「ゲホッゲホッ、こっちは全然楽しくねえよ」

 

 

耀海は辺りを見渡すと倉の中に入っていたであろう刀やら槍やらがたくさん落ちていた

 

その内の一本の刀を持ち、両手で柄を握りながら剣先を相手に向け、右足を一歩後ろに下げる

 

 

コンガラ「ほぅ、正眼の構えか、確か相手との距離を取りながら間合いを測ることができ、なおかつ攻守どちらも出来る構えじゃな、よくできておる、では、この構えもわかるかのう」

 

 

コンガラは耀海の構えの解説をしたあと刀を両手で持ち、顔の左で刃先を上へ向け、腕を顎の下ほどの高さにし、腕が漢字の八の字になる

 

 

耀海「八双の構え、攻守両面できるが守りより攻撃寄りの構えだな」

 

 

コンガラ「正解じゃ、剣術の方もある程度知識も持ってあるようじゃな、それでは始めるとしようぞ」

 

 

コンガラが始まると言った途端にコンガラが地面を蹴って正面から高速で斬りかかってくる

 

耀海は持っている刀で防ぎ、キイイインと金属同士がぶつかる音がし、鍔迫り合いになる

 

 

コンガラ「カッカッカッカッカ、これを防ぐか、常人じゃあ気づかずに斬られると言うのに、それにそれは独学ではないようじゃな、いい師範に巡り会えたようじゃな」

 

 

耀海「たった一回剣を交えただけでここまでわかるなんてバケモノかよ」

 

 

コンガラ「たしかにバケモノで間違ってないのう、鬼なのじゃから」

 

 

耀海(これは勝てないな、やっぱり逃げるしかない!!)

 

 

耀海は右に飛ぶが

 

 

コンガラ「逃すと思うかのう?」

 

 

コンガラは耀海の前に立ち塞がるとまた切り掛かってくる

 

コンガラはさらに強い力で斬り掛かったようで耀海の刀がギチギチと音を出し、刀身に一筋のひびが入る

 

 

耀海「くそ!!」

 

 

耀海は地面を蹴り、距離を離すついでにコンガラの右肩を斬ろうとするとコンガラの刀で防御される

 

 

コンガラ「カッカッカッ、友人やその孫ほどではないがかなりの剣の才があるようじゃのぅ、体術はずば抜けていいようじゃしお主はどちらかと言うと体術よりじゃの」

 

 

耀海「なんでそんなことがわかるんだ?」

 

 

コンガラ「ある程度戦闘なれするとどれほどの才があるのかわかるもんじゃよ、体術の場合は立ち振る舞い、剣術の場合は太刀筋、それにその才能を十二分に発揮する教えをした師範も素晴らしい、これはまだまだ楽しめそうじゃのう」

 

 

耀海「俺はもう逃げ出したいけどな」

 

 

コンガラ「逃すわけなかろう」

 

 

耀海「出来るだけ使いたくないけど仕方ない、断命剣──冥想斬!!」

 

 

コンガラ「な、その技は妖忌の、グッ!」

 

 

コンガラは今はいない古き友の技が出てきたため、一瞬動揺するが、ギリギリで防御がコンガラが持っていた刀は真っ二つに叩き折られるが顔をのけ反らせスレスレで避ける

耀海の持っていた刀は刀身が粉々に砕け散り、柄の部分も炭になりサラサラと風に流され消えていった

 

 

耀海「ごめんな」

 

 

耀海は消えた刀に静かに謝るとコンガラが

 

 

コンガラ「何故お主が妖忌の技を使っているのじゃ!?」

 

 

混乱した声で聞いてきた

 

 

耀海「そっちは何でじいちゃんの名前を知ってるんだ」

 

 

コンガラ「何を言っておる!?あやつは30年ほど前に姿を消したはずじゃ、外来人のお主が知ってるわけなかろう!」

 

 

耀海「え?何を言ってるんだ?じいちゃんは普通の人間だろ?、あっぶな捕まる所だった」

 

 

耀海がコンガラと話しているとコンガラが壊した倉の屋根から華扇の包帯が耀海の方へ向かってきたため、逃げる

 

 

華扇「どうしたんですか?あなたがそんなに取り乱すとは珍しい」

 

 

華扇がコンガラの左に降りてきて質問をする

 

 

コンガラ「ふうー、ふうー、ふうー」

 

 

コンガラは息を落ち着かせ、華扇の質問に答える

 

 

コンガラ「30年前に姿を消した白玉楼の従者を覚えておるか?」

 

 

華扇「ええ、あなたとよく刀での模擬戦をしていましたねたしか…妖忌でしたっけ?」

 

 

コンガラ「そうじゃ、お主らが追いかけている耀海が妖忌の技を使っておったんじゃよ」

 

 

華扇「それはあなたが取り乱すわけですね、あなたはここで休んでますか?」

 

 

コンガラ「いいや、わしも行くぞ」

 

 

コンガラ(これが終わったらあやつにも妖忌が生きてたことを教えてやるかのう)

 

 

華扇「なら早く行きましょう」

 

 

その頃耀海は

 

 

萃香「オラァ!!」

 

 

耀海「あっぶねぇ!」

 

 

萃香の拳を後ろにジャンプして避けたところであった

 

 

耀海(コンガラから逃げれたと思ったらこんどは萃香と勇儀かよ!!)

 

 

と考えていると勇儀が耀海に向かって踵落としをしてきたが耀海は後ろに軽く飛んでよける

 

勇儀の足はドゴンと音を立てて道に穴を開ける

 

耀海はその隙をついて勇儀に近づき左脇に向かって回し蹴りをする

 

勇儀は右に数センチずれるくらいだった

 

 

勇儀「へえ、少しは力があるようだね」

 

 

耀海「まぁこんなんでもじいちゃんに少しは鍛えられたからね」

 

 

勇儀「へえ、ならこれは避けられるかな?」

 

 

勇儀の右腕が光だし、妖力を跨う

 

 

勇儀「力業──大江山嵐!!」

 

 

耀海「早っ!?」

 

 

避けられないと思った耀海は体全体を硬質化して防ぐが勇儀のスペルに耐えきれなかったのか吹き飛ばされ、口から血を吐いた

 

 

耀海「ゲホッゲホッ、受け身をとってこれかよ、けどまだだ、まだ逃げられる」

 

 

耀海はすぐに立ち上がり、走り出すが勇儀のスペルがきいたのか少しよろよろしながら走っていた

 

 

勇儀(へえ、あれをくらって走れるのか大したもんだな、受け身も完璧だったし)

 

 

勇儀「本当、面白い奴」

 

 

萃香「ほら、突っ立てないで早く行くよ」

 

 

勇儀「おう、言われなくてもそうするさ」

 

 

華扇「勇儀、萃香捕まえられましたか?」

 

 

萃香「いいや、まだだよ、ただ勇儀がどでかいのを1発おみまいしたから捕まえられると思う、それに今から私もスペルを使うからね」

 

 

華扇「そうですか、なら早く追いかけましょう」

 

 

萃、勇、コ「おう!!」

 

 

萃香「百万鬼夜行」

 

 

自身の周囲を回る霧弾から楕円弾を放ちつつ、波紋状に大玉を発射した、もちろん近くに妖怪もいた

 

 

中級妖怪18〜40「ぎゃああああああああああああああああ!?」

 

 

上級妖怪1「危ねえ!!」

 

 

上級妖怪2「やめてくれー、萃香さん、店が壊れる〜!!」

 

 

???「あはは、おもしろ〜い」

 

 

ほとんどの妖怪は萃香のスペルに巻き込まれているようだが2人の上級妖怪はなんとかよけれていた

 

 

耀海「はぁ!?弾幕!?、まずい」

 

 

耀海は慌てずに弾道を見極め、上へ、左へと避けていると

 

 

華扇「龍符──ドラゴンズグロウ!!」

 

 

正面斜め上方向に右腕をつきだし、

右腕の包帯は腕や手の形状をしておらず、包帯が拡大し、まるで鋭い歯牙をもった獣の顎のような形に変化した、これが勢いよく正面斜め上方向に突き出される

口の中から青色の太い光線が発射される

 

 

耀海(弾幕の次はレーザーかよ!!)

 

 

耀海は右足を蹴って左にある屋根を飛ぶがレーザーが追跡してきた

 

耀さんは慌てて腕を盾にして防御すると腕を盾のように変形させ、防御する

 

華扇のレーザーは盾の腕に直撃すると耀海は吹っ飛ぶ

 

 

耀海「グッ」

 

 

耀海はレーザーの威力を受けきれずに吹っ飛び旧都の入り口の少し前にある建物にぶつかる

 

 

パルスィ「きゅ、急になによ!?」

 

 

上級妖怪3「俺の家が〜!!」

 

 

耀海「い、痛てて」

 

 

耀海は落ちてきた木材を退かして頭に付いている木片などをはらうまもなく入り口に向かって走り出した

 

 

耀海(あと少し!!)

 

 

萃香「惜しかったけど、残念だったな、酔夢── 施餓鬼縛りの術」

 

 

萃香の声が聞こえたと思ったら萃香の腕にある鎖が耀海の胴体をぐるぐる巻きにした

 

 

耀海「な、力が入らない」

 

 

耀海は萃香の鎖を引きちぎろうとするが力が入らずちぎれない

 

 

萃香「無駄だよ、これに縛られると力を吸い取られるんだ」

 

 

耀海「はぁ、わかった逃げないからこの鎖を解いてくれ」

 

 

萃香「わかった、解いてやるよ」

 

 

萃香は耀海に巻きつけた鎖を外すと耀海は入り口との逆の方へ歩き始めた

 

 

萃香「お、おい逃げないのか?」

 

 

耀海「もう逃げないよ、あれが最後の足掻きだったから捕まったら元から諦めるつもりだったし、あとお札取ってくれ」

 

 

萃香「わかった、お前のことだから解いた瞬間逃げると思ったが意外と潔いんだな」

 

 

耀海に貼ったお札を萃香が剥がす

 

 

耀海「潔いとかはどうでもいいとしてこれどうするの?」

 

 

耀海は壊れた家や倒れて運ばれている妖怪と怒気を放ちながらくる髪型はやや癖のある薄紫のボブで

 

フリルの多くついたゆったりとした水色の服装をしており、下は膝くらいまでのピンクのセミロングスカート

 

頭には黒いカチューシャ、胸元には複数のコードで繋がれている目のようなアクセサリーをつけ、左手には伸びた勇儀の首を掴みながら引きずっている少女がこっちに向かって来ていた

 

隣には苦笑いをしている華扇とコンガラもいた

 

 

???「私は古明地さとりと言います、まずあなた達が壊した家と道、修復してもらいますよ」

 

 

萃、耀「は、はい!!」

 

 

ニコッと笑顔で言う、目は全然笑っていないが

 

 

萃香「パ、パルスィお前もやるぞ」

 

 

パルスィ「なんでよ!?私何もしてないわよ」

 

 

???「いいでしょう、貴女もやってもらいますよ」

 

 

パルスィ「さ、さとり!?」

 

 

さとり「やってもらいますよ」

 

 

パルスィ「なんでよおおおおぉぉぉぉおおお!!

 

 

2時間後

 

 

耀海「あ"〜終わった〜」

 

 

パルスィ「何言ってるのよ?まだ壁の凹みを直しただけよ」

 

 

耀海「え?あとどれくらいあるの?」

 

 

パルスィ「あと全壊1件、半壊3件、壁に穴や凹みはさっき終わらせたからなくて、追加で道に穴が3件ね」

 

 

耀海「はは、だいぶ暴れたなぁ」

 

 

耀海は工具を仕舞い始める

 

 

パルスィ「まぁここまで壊れたのは余りないわね、家の1件2件が壊れることはよくあるけど」

 

 

耀海「よく壊れるんだな、けどその割には綺麗な家が少ないが?」

 

 

パルスィ「新しい家なんて2、3時間したら妖怪の喧嘩での砂埃やらなんやらですぐ汚れるわよ、早い時は直して1時間くらいで壊されるし」

 

 

耀海「すごい無法地帯だな」

 

 

パルスィ「まぁここにいるほとんどの妖怪は気性が荒くて地上にいづらくなってこっちに逃げてきた奴がほとんどよ、けど皆んな根は優しいのよ」

 

 

耀海「そうなんだな、片付け終わったぞ」

 

 

耀海は工具を箱にしまい終わる

 

 

パルスィ「それじゃあ萃香達と合流しましょう」

 

 

耀海「そうだな」

 

 

2分後

 

 

耀海「へ?全部終わった?」

 

 

萃香「おう、終わったぞ」

 

 

耀海「早くね?」

 

 

萃香「鬼は工事も得意なんだ、だから地霊殿ほどでかい建物じゃなければちょちょいのちょいよ」

 

 

耀海「すげぇな、これから鍛錬するのか?」

 

 

萃香「いいや、今日はしないぞ」

 

 

耀海「わかった、それじやなにをするんだ?」

 

 

萃香はニッと笑いながら

 

 

萃香「宴会だよ」

 

 

耀海「え、宴会?」

 

 

萃香「そう宴会今日はパーっとやろうと思ってね」

 

 

耀海「そっちがいいなら別に言うことはないが何処でやるんだ?」

 

 

萃香「極楽亭って言うところでやるぞ」

 

 

耀海「いつだ?」

 

 

萃香「今からだ」

 

 

耀海「あ、うんわかった」

 

 

萃香「私はヤマメとかを呼んでくるから待っててくれ」

 

 

勇、華、コ「わかったりました」のじゃ」

 

 

勇儀「パルスィは来るか?」

 

 

パルスィ「行くわよ」

 

 

勇儀「そうか」

 

 

30分後

 

 

萃香「連れてきたぞ〜」

 

 

萃香の声がした方を向くと落ちてきた時にあった金髪の少女と緑髪で桶の中に入った少女がいた

 

 

勇儀「お、来たか、じゃあ行くぞ」

 

 

勇儀の後をついて行くと極楽亭と書かれた木の看板があった中に入ると学校の給食を配る時に着る白衣のような者を着て、額には小さな角が2本生えたガタイの良い赤鬼がいた

 

 

上級妖怪2(赤鬼)「いらっしゃい、って萃香さんじゃないですか、今日も宴会ですか?」

 

 

萃香「ああ、今日も宴会だ」

 

 

赤鬼「わかりました、いつもの席は空いておりますのでこちらへどうぞ」

 

 

赤鬼に店の奥に連れて行かれると大きな和室があり、真ん中には大きなテーブルが置いてあった

 

 

赤鬼「料理を持ってくるので少々お待ちください」

 

 

萃香「なるべく早くな〜」

 

 

赤鬼「かしこまりました」

 

 

赤鬼はぺこりと頭を下げると和室を後にした

 

 

3分後

 

 

赤鬼が鯛の刺身、おでんそして土鍋からトカゲの尻尾と頭がはみ出した料理などを持ってきていた

 

 

耀海「鯛?幻想郷って海なかったよな?」

 

 

萃香「知らなかったのか?紫にお金とか渡せば外から持ってきてくれるんだぞ」

 

 

耀海「そうなのか!?」

 

 

萃香「ああ、酒とか金とかを渡せば持ってきてくれるんだ」

 

 

耀海「まあ俺にはあまり関係無いな」

 

 

萃香「ああ、そう言えばお前はスキマ使えたな」

 

 

耀海「あまり外には行きたく無いけどな」

 

 

萃香「何でだ?」

 

 

耀海「紫にあまり外には行くなって言われてるし」

 

 

萃香「ああ、あいつの言ってること無視したらめんどくさくなるからな…」

 

 

耀海「そゆこと」

 

 

勇儀「萃香、話してないで料理が来たから宴会を始めよう」

 

 

萃香「ああ、それじゃあかんぱ〜い」

 

 

勇、華、コ、パ、耀、ヤ、キ「かんぱーい」

 

 

耀海(俺未成年だからお酒飲めないんだよなぁ)

 

 

耀海はお酒をチビチビ飲んでいるふりをしつつ持ってきてくれたトカゲの焼き鍋をおそるおそる食べた

 

 

耀海「あ、意外と美味しい」

 

 

肉はピリリと辛く噛めば噛むほど肉汁が溢れ出てくる

 

 

萃香「耀海!飲んでるかぁ?」

 

 

肉を飲み込もうとすると萃香が耀海の背中をバシンと叩く

 

思ったより力が強かったため口の中の肉を少し吐き出しそうになる

 

 

耀海「急に叩くな!」

 

 

萃香「軽く叩いただけじゃないか」

 

 

耀海「萃香の軽くは俺にとってはめちゃくちゃ痛いんだよ!」

 

 

萃香「これくらいで痛いんじゃ鍛錬の時死ぬよ?」

 

 

耀海「今鍛錬を受けることを了承したのすごく後悔してるわ」

 

 

耀海は次叩かれても大丈夫なように服で隠れている部分を硬質化する

 

 

萃香「そうだ、常に警戒していないといけないぞ、いつ不意打ちをくらうかわからないからな」

 

 

耀海「え?あれも稽古の一部だったのか?」

 

 

萃香「そうだ、逆にお前からは何に見えたんだ?」

 

 

耀海「ただただだる絡みしてきただけかと」

 

 

萃香「失礼だなぁ、そんなこと言う奴には酒を飲ませてやるよ」

 

 

萃香は近くにあった未開封の焼酎を持つと蓋を開け、耀海の口に突っ込んだ

 

 

耀海「おぼぼぼぼぼぼぼぼぼ!」訳、お前絶対酔ってるだろ!

 

 

耀海は焼酎をこぼしながらなんとか飲み干し耀海はバタンと大の字に倒れる

 

 

萃香「あー勿体ねー、半分以上零してるじゃんって酔い潰れてるのかよ、貧弱だなぁ」

 

 

萃香は酔い潰れた耀海を部屋の端っこに置き宴会に戻るのであった

 




作者「投稿できた〜」

耀海「お前死んだんじゃなかったのか!?」

作者「ギャグ漫画理論で生き返ったのさ☆」(爽やかな声で)

耀海「キッモ!」

作者「俺が言っといてあれだけど☆は要らなかったな」

耀海「爽やかなな声もいらない」

作者「それと、お気に入り登録者が11人に行きましたありがとうございます!これからも頑張って投稿していきます!」
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