子供を庇う様に膝を折っていたウェザーは、庇った子供に対して、柔らかい口調で言った。
ウェザー「君、怪我はないかい?」
そう聞かれた子供は首を縦に振った。
ウェザー「…そうか、それは良かった。……さぁ、早くここから逃げなさい。絶対振り向いちゃダメですよ」
そう優しく言われた子供はコクリと頷き、この場から急いで離れた。
そして、子供がある程度離れたのを確認すると、限界が来たのかウェザーはその場に倒れ込んだ。
翔太郎「っ!おい!」
ウォーター『…ふっ』
照井「っ!避けろ左!」
それを見た翔太郎は急いでウェザーの側まで駆け寄ろうとしたが、ウォーター・ドーパントが翔太郎の足元に水を放出して動きを止めた。
ウォーター『油断大敵、だな』
翔太郎「…ウォーター・ドーパント」
ウォーター『ほぅ、私の名を知っているのか』
翔太郎「悪いな、こっちにはそう言うのが得意な奴がいるんだよ。ウォーター・ドーパントいや!……『佐藤涼子』」
佐藤涼子と呼ばれたウォーター・ドーパントは、手の甲の部分に刺してあったメモリを抜き取り、人間の姿に戻った。
そしてそこには……事件の依頼を頼んだ女性『佐藤涼子』が立っていた。
涼子「よく気づいたわね」
翔太郎「あぁ、さっきも言ったが、そう言うのが得意な奴がいるからな。襲われた友達がいるってのも、あんたの嘘だったってこともな!」
涼子「ふーん、まぁ良いわ。どうせ貴方達全員ここで始末するから」
翔太郎「…...照井、ソイツを頼む」
照井 「......分かった」
照井はそう言うとウェザーの肩を支え、この場から離れた。その行動を涼子は鼻で笑った。
涼子「ふふ、一人でどうにかなると思ってるの?」
翔太郎「……聞かせてくれ。なんで人を、何人も殺したんだ」
翔太郎がそう聞くと、涼子は淡々と、その理由を話した。
涼子「楽しいから、それだけよ。別に特別な理由なんかないわよ。楽しいから殺す、それの何が悪いの?」
涼子のその言葉を聞いた翔太郎は、怒りで拳を握っていた。
翔太郎「……メモリを捨てろ、そして罪を償うんだ!」
翔太郎はそう激昂するが、それを聞いた涼子は翔太郎のその言葉を鼻で笑った。
涼子「……全くどいつもこいつも……私は、楽しんでるの!なんで楽しんでるのにやめなきゃならないの⁉︎ありえないわ!」
そう一通り激昂すると、涼子は落ち着いた口調に戻って話し始めた。
涼子「……もう良いかしら?そろそろ貴方を殺して、さっきの赤いジャケットの男と仮面ライダーを殺さなきゃ行けないから」
涼子はそう言うと、手にしていた『W』の文字が描かれた青いガイアメモリのスイッチを押して、メモリを起動させた。
Water!
すると、彼女の額に『生体コネクタ』が浮かび上がり、涼子はそのメモリを自身の生体コネクタに挿した。
すると彼女の体は水に包まれ、次の瞬間水が弾け飛ぶと、彼女は先程までウェザーと戦っていたウォーター・ドーパントへと姿を変えていた。
ウォーター『さぁ、貴方はどうやって殺してほしい?今までの奴等みたいに溺死かしら?それとも思考を変えて…』
そう言うと、ウォーター・ドーパントは、右腕を水の刃に変えた。
ウォーター『ズタズタに斬り殺してあげましょうか?』
ウォーター・ドーパントはそう言いながら翔太郎に近づいて行った。
それを見た翔太郎は、手にしていたダブルドライバーを腰に巻きつけ、懐からジョーカーメモリを取り出し起動させた。
翔太郎「……やるしかねぇのか。……フィリップ!」
Joker!
そして、探偵事務所の地下にいたフィリップも、懐からサイクロンメモリを取り出し起動させた。
フィリップ『あぁ、行くよ翔太郎』
Cyclone!
翔太郎&フィリップ「『変身!』」
Cyclone!Joker!
そして二人がそれぞれメモリをドライバーに差し込むと、地下室にいたフィリップは意識を失って倒れ込み、翔太郎の顔に独特な字が浮かび上がりその身体を風が包み込み、再び仮面ライダーダブルへと変身した。
ダブル「『仮面ライダーダブル』、さぁ…お前の罪を数えろ!』」
それを見たウォーター・ドーパントは、少しばかり驚いていた。
ウォーター『まさか、貴方も仮面ライダーだったなんて……まぁ良いわ。寧ろ邪魔な仮面ライダーを一人、ここで始末できるんだからね!』
そして、ウォーター・ドーパントと仮面ライダーダブルの戦いが始まった。
如何でしたでしょうか?
深夜テンションで書いた物なので、もしかしたら変なところもあるかもしれません。
次回は遂にウォーター・ドーパントとの戦いに決着が⁉︎そして、オリ主の秘密が少し分かるかも?
次回のお話が投稿し終わったら、一つタグを追加します。