コードギアス ~また君と会えるまで~  Seven Warriors of Another World   作:ゼロナス

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後編です!

ようやく、他のキャラが出せそう・・・





1話 魔王の帰還と雪国の戦場にて ~後編~

「この先か?」

 「はい、この周辺で、KMFとは違う機体が目撃された場所です」

 

 ここに20機のKMFが森の雪道を進んでおり、隊長の男が副隊長に聞いた

 

 「しかし、KMFとは違う機体ね~本当に違うのかい?」

 「ええ、KMFの担当者に、映像を提出し問いただしたところ、全く違うとのことです」

 「まぁ、一応KMFと同じ体長らしいから大丈夫だと思うが・・・」

 「ええ、しかしイレブンどもはどうやってそれを作ったんでしょうか?」

 「さぁな、まぁ一機しか作れてないらしいからな!さっさとこの先に隠れてやがるテロリストどもをせん滅しねぇと」

 

 とKMFとは別の機体を見つけるために、雪が積もる森を進む部隊・・・しかし、彼らが進んでいることは上空で見ている背中の翼のようなものから緑の粒子を八方向に放ち、少し光を放った白と青を基調とした『ガンダム』がいた

 

 「こちら、『刹那・F・セイエイ』目標が予定通りに進行中・・・後少しでポイントに到着する」

 「了解した、後少しで『ショウ』達が戻ってくるが・・・『キリコ』、ここは一人でできるか?」

 「了解した・・・『ブライト・ノア』」

 

 とコックピットから『ブライト・ノア』と『刹那・F・セイエイ』と名乗る者達からの通信を聞いた全身オレンジのパイロットスーツにガスマスクのようなもので顔全体を包む『キリコ』がKMF部隊に一人で相手をすることになる

 

 一方、森の中を進んでいたKMFの部隊は、森を抜け、その先には雪原が広がっていた・・・

 

 

 「この辺りか?」

 「はい!目撃情報を元にこの辺りにテロリストの拠点があるはずです。」

 「しかし、ほんとにテロリストの拠点があるのでしょうか?雪原が一面に広がっていますが・・・」

 

 と隊員の一人が少し高い丘に目を向けた。そこには、こちらを見下ろしてる右肩にミサイルポッドが、脇腹にはガトリングが付いており、右手にはマシンガンを持った全身緑の基調の頭部が丸い謎のロボットが立っていた。

 

 「隊長!!謎の機体がいます!!」

 「何?」

 

 とその場にいたKMFが丘の方に目を向けた。

 

 「そこの謎の機体のパイロット!!ここら辺に潜伏しているテロリスト共の拠点を教えてもらおうか!!!」

 「・・・」

 「反応がないですね・・・」

 「ふん!怖気ついて何も言えなくなったk・・・」

 

 と次に瞬間!!

 

 「これで・・・!」 

 

 と突然、緑のロボットが丘を滑りながら持っていたマシンガンを撃ち、一機倒した

 

 「ぐはぁあああああ」

 「・・・」

 「おい!一機やられ・・・うぁあああ!!」

 

 とすぐさま別の機体が、謎のロボットの右肩に付いたミサイルポッドのミサイルが2発命中し、爆散した

 

 「くそ!こいつを食らえ!!」

 「撃ち返せ!!」

 

 と他のKMFは持っていた機関銃で攻撃したが

 

 「・・・」

 「くそ!!こいつ早すぎて当たらねぇ!!」

 「おい!そっちに行ったぞ!!」

 

 と緑の機体は、KMFの銃をよけ続けながら、マシンガンを撃ち続けた。

 

 「・・・」

 「うぁあああ!」

 「た、助け・・・」

 「ぐはぁあああ!!」

 「む、無念・・・」

 

 と20機いたKMFは次々ち撃退され、残り3機までに減らされていた。

 

 「・・・」

 「これほどとは・・・」

 「隊長!!ここは引きましょう!!」

 「くっ!致し方なしか・・・」

 

 と隊長は不利と判断し、残った2機と共に撤退を始めた・・・しかし!!

 

 「目標を確認・・・排除開始!!」

 「な!!」

 

 と上空から一筋の光が降り注ぎ、3機のKMFはその光に飲み込まれ、跡形もなく消えた・・・

 

 「任務・・・完了・・・」

 「・・・」

 

 とキリコが空を見ると、白い翼を持った『ガンダム』が地面に降り立った。

 

 「よくやった二人とも。刹那と共に粒子テレポートで帰還してくれ」

 「了解・・・帰還する」

 「わかった・・・」

 

 と『ブライト・ノア』なる者の通信からの指令を聞いた二人の前に、先程の部隊を二人に知らせていた『ガンダム』がやってきて、背中から出た尖った青白い金属が飛び出し、リング状に展開して緑に光るゲートの中に三機は入り、消えていった

 そして、ゲートが消えてその場に残ったのは、黒い煙が立ち込める雪原のみだった・・・

 

 

 日本海のどこか・・・

 

 そこに、真夜中の海に浮かぶ謎の形をした戦艦がいた

 

 「戻ったぞ」

 「・・・」

 

 と謎の戦艦の艦首の指令室に濃い緑のタンクトップの少年『ヒイロ・ユイ』と先程の戦いで、17機撃墜した『キリコ・キュービー』に、黒髪で少し落ち着いた雰囲気を出す『刹那・F・セイエイ』が開いた自動ドアの先からやってきた

 

 「うぃ~す」

 「帰還しました」

 「ショウ!お疲れ様!」

 「ああ、チャムもご苦労さま」

 「はぁ~やっぱなれないわね・・・」

 「ああ、今でも気持ち悪いよ・・・」

 

 と刹那達に続いてきた『ヴァン』『ショウ』『アンジュ』『タスク』の四人とショウの肩に乗るまるで妖精のような姿をした少女が来た

 

 「皆、集まったな?」

 

 と彼らの前に現れたのは、薄茶色の軍服をきた指揮官のような男『ブライト・ノア』だ

 

 「各自・・・何か報告はないか?」

 「ええ、ようやく見つけましたよ!『彼』を」

 「おお!そうか!!」

 

 とブライトが刹那達の報告を聞くと、ショウが『彼』という人物を見つけたというと、ブライトは少し喜んだ表情をした

 

 「なら、『学園』に潜入中の『あいつ』に知らせなければ!」

 「それなら、暗号文をもう送ってある」

 「早いな・・・」

 「アンジュたちから聞いていたのでな・・・すぐさま送っておいた」

 

 と『学園』に潜入中の者にヒイロはショウ達の報告をここに来る前に知らされており、すぐさま暗号文を送ったという

 

 「後は『アムロ』次第か・・・よし!我々もトウキョウに向かう!刹那!量子テレポートの準備をしてくれ!」

 「了解した!!タイミングは任せる!」

 「総員!!『ラー・カイラム』の発艦準備に取り掛かれ!」

 

 とブライトは『ラー・カイラム』の艦内全体にいる乗員に指令を出した

 

 

 

 

 ラー・カイラムのとある一室

 

 「もう出発するのね・・・」

 「あぅ~」

 「『ベルトーチカ』様、お飲み物と赤ちゃんのミルクをお持ちしました」

 「あら?この子のミルクも?ありがとう『モモカ』ちゃん」

 「いえいえ!アンジュさまの頼みですから」

 

 そこには、赤ちゃんを抱っこする金髪の女性『ベルトーチカ』とメイドの恰好をした女性『モモカ』は赤ちゃんのミルクを持ってきた。

 

 「あ~う~」

 「まさか私たちとは『別の世界』で赤ちゃんを出産するとは思わなかったわ・・・でも、無事に生まれてくれてよかった」

 「ええ、『ソラ』君も元気に過ごしてますね!!」

 

 と『ソラ』と呼ばれる男の子の赤ちゃんを見つめながら話す二人であった

 

 「乗員!これより!ラー・カイラムを発進する!各自衝撃に備えよ!!」

 「私たちもシートベルトしましょうか」

 「はい!」

 

 とブライトの声が艦全体に響きわたり、ベルトーチカとモモカは部屋の座席にソラをチャイルドシートに座らせ、その横にベルトーチカとモモカが座った

 

 「乗員の安全、確認しました!」

 「いつでも、出発できます!」

 「よし!刹那!よろしく頼む!ラー・カイラム!発進せよ!」

 

 と戦艦ラー・カイラムは、海上から空に浮かび、刹那が開いた量子テレポートの中に進んだ・・・そして光輝くゲートは消え、そこには真っ暗な海のみであった

 

 

 

 

 

 

 

 二話に続く・・・




昨日投稿できずにすみませんでした!!これからも気をつけますのでよろしくお願いします!!

ここで補足ですが、ベルトーチカを出すと思ったら、ベルトーチカとアムロの子供どうしよう?ってなって名前調べたんですが、一応はあったのですが、自分的に『これ大丈夫かな?』と日和ったので、少しもじって『ソラ』にしました。スパロボXで白鳥が出てきたので『白鳥ように空を飛んで欲しい』ということで『ソラ』にしました。なので、異論は認めませんのでご了承ください。

次回はルルーシュの方に戻り、『あの人』も出ます!それまでごゆっくりお待ちしてくれたらうれしいです!

それではまた・・・




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