【本編完結済】距離感のバグったTSっ娘と親友がイチャイチャする話   作:エイジアモン

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24.興味

 

──睦巳 View

 

身体を洗いながらも頭は駿の事で一杯だった。

 

お風呂で見た身体、脳裏にはそれしか浮かばない。

筋肉質な身体もそうなんだけど主にアソコの事で。

えーっと、確か太さがコレくらいで長さがコレくらいか……。

なんか男の時の俺よりも大きいような気がする、マジか。

 

立ち上がり、鏡を見ながら下腹部と長さを比較する。

 

「まじか……ここまで来るのか……結構深いな、この太さでか……入るのかコレ……」

 

軽い恐怖を感じながらもドキドキが止まらない、興奮が収まらない。

半笑いになりながら、まじかーまじかーと独り言を繰り返してしまう。

 

それが落ち着いた頃、身体も洗い終わり、お風呂から上がった。

 

◇◆◇

 

パジャマに着替えて、今は駿の部屋でベッドの定位置に座って居るんだけど、緊張している。

さっきお風呂で気付かされた、俺が駿の身体に興味津々である事、興奮する事、1ヶ月前まで自分だって男だったのに、なんでここまで興味が湧くのか、なんで好感をもって見ているのか、……やっぱり単純に駿の身体、だからだろうか、じゃないと困るけど。

この感情が駿に対してだけなら問題は無いんだけど、男全体に対して持つのは避けたいなあ。

駿は俺にとって特別であって欲しいという思いが強い。

 

よし、緊張を解してもらおう。

 

「駿、頼みがあるんだけど」

「なんだ?膝枕か?」

 

流石駿だ、俺の事が良く分かってる。

ここは安定の膝枕で手を握って貰って、頬を撫でて貰う、これで絶対に緊張も解せるし落ち着くと思う。

 

「そうだな……今日はちょっといつもと違う事をして見ないか?」

「んー、別に良いけど、どうするんだ?」

 

今日はいつもと違う事をしてくれるみたいで、それは楽しみだ。

 

駿はベッドの上で壁に寄りかかってあぐらをかいた。

そして、俺を手招きする。

え?どうすりゃいいの、隣に座るの?

 

「睦は此処、このあぐらの上に同じ向きに座るんだ、ほらこっちおいで」

「え、そこ~?なんか尻が痛くなりそうだな」

「良いから良いから」

 

お尻もそうだけど駿の足も痛くなるような気がする、大丈夫だろうか。

まあそこまで言うなら座るけども。

 

座ってみると足が多少ゴツゴツしているけど下がベッドだからかそこまで痛く無い。

でもこの体制、体育座りになっちゃうんだけど、この体勢で合ってる?

 

「で、足は好きなようにしていいから、背中は俺に寄りかかってみて」

「え?ちょっと怖いな、……寄り掛かるぞー」

 

そのまま背中を駿の胸板に寄り掛かる、駿はそのまま胸板で受け止めて、両手で俺を包み込むように軽く抱いてきた。

頭もそのまま後ろに寄り掛かり、多分首筋か鎖骨辺りに落ち着く。

足はそのまま前に投げ出して伸ばして楽にする。

 

あ、これ良い、文字通り駿に抱かれている感じで包まれて落ち着く、このまま眠れそうな気がする。

そう思っていると寄りかかっている首筋と反対の手の平が頬をに当てられ、思わず頬ずりをする。

そしてそのまま駿の顔に向きを変えられてキスされた。

 

ちょっと長めのキスを終えて、尋ねる。

 

「これ良いな、包まれている感じが凄く良い。所でさ、俺の手が暇なんだけどどうしたら良い?」

「喜んでくれて何より、睦の手は好きな所に置いていいよ、俺の腕を持っても良いし、俺の足の上でも良いし、好きにしてくれ」

「……そういう事ね、分かった」

 

あ、コレヤバい、耳元に駿の声がして、耳が、脳が痺れる。

駿の腕を掴んだり、足をさわさわしたりして、こういうのも悪くないと思う。

何より包まれている感じが良い、幸せな気分になる。

時々頬を撫でられたり、腕が自由だからこちらから両手を上げて駿の顔を撫でたり、キスされたり、こちらから駿に顔を向けてキスを求めたり、凄く良い。

何気に駿の匂いに包まれてるのも良い、シュンニウムに満たされる。

それに首筋なんかは相変わらず舐めたくなるような魅力がある。

 

駿も軽く抱いている時に胸に腕が当たっているので感触なんかもそれなりに楽しんでいるだろう。

さらに腕を下方に下げて、お腹の前辺りで手を組んだりもしてきて、流石にお腹を撫でられるのは少し恥ずかしいけど、まあそれでも良いかと思った。腕をずっと上げてると疲れるだろうしね。

 

此処は求めていた俺の居場所かも知れない。駿が作ってくれた、俺の場所。

この背面座位みたいな体勢、何をするでなくても普通に会話が出来るし、何かしようと思えばお互いの身体を触ったり出来る、ああ、これ、丁度良いバランスだ、良い塩梅だ。

気分を上げる事も落ち着かせる事も出来る感じ、凄く良い。

 

「なあ、これからはさ、座る時はいつもこうしないか?あぐらじゃなくても駿の股の間に俺が収まる感じで、普段からそうしないか?俺これ気に入っちゃったよ」

 

「うーん、まあ、学校ではダメだけどそれ以外の場所でなら、……良いか、そうしようか」

「やった、絶対だぞ、忘れるなよ」

「分かってるって、っても、どちらかの家でしかそういう機会は無さそうな気がするけど」

 

少しして、お菓子や飲み物を食べるために、床に移動して背面座位の様な体勢のままで寛いだ。

 

「そういえばさ……睦って俺の身体に興味ある感じ?」

 

急に来た!やっぱりバレてた?でもどういう意図だろう、興味があると言ったらどう返すのか、少し気になった、けど、とりあえず探りを入れている感じだったのでとぼけてみた。

 

「え?何急に、ちょっと前まで男だったんだよ、ないない」

 

正しいのはちょっと前まで男だった事だけ。

 

「……そうか、それは残念、ちなみに俺は睦の身体にめっちゃ興味あるからな」

「そりゃ分かるよ、てか今更だろ」

「そう、今更だけどな、ただ俺の場合は始め睦が女の身体だから興味があった」

「まあ男は女の身体大好きだからねぇ」

 

あれ?ちょっと違和感がある、"始め"って言ったぞ。

って事は今は何か違うのだろうか。

 

「まあそう、始めは女だったから身体に興味を持ったんだ、睦で元男だって分かってても女の身体だからな」

「うん……」

 

駿は男だから相手の中身が元男だろうと俺であろうと女の子の身体であればそれに興味がある、うん、まあ分からんでもない。

 

「それが何時からかは分からないんだけどさ、睦の身体だから興味があるようになった。今までは睦があって、ソレはソレとして女の子の身体、だったのがソレはソレとして、が無くなったんだ。もう睦が女の子である事を俺は受け入れて、だからより興味がある、そういう状態なんだ」

 

俺の身体だから興味がある、って、当然女である事は前提なんだけど、もう分けて考えてなくて、俺を受け入れてくれていて、俺の身体だから興味がある、見たいって思ってくれてるって事?

 

思考は次の駿の言葉を聞いて、そっちに意識を持っていかれた。

 

「そういう風にさ、俺は考え方、見え方や感じ方が変わった。身体そのものが変わった睦はそういう風に俺の見え方や感じ方が変わったんじゃないかな、って。だから元男だったけど俺の身体に興味を持ってるんじゃないかって思ったんだけど、違うかな」

 

そう言って少し強めに抱いてきて、頭を俺の肩に落としてくる。

これが聞きたいから、確認したかったから駿の見え方の話をしてきたんだ。

多分お風呂での行動を見て気付いたんだろう、駿だけが感じ方や見え方に変化が起こったんじゃなくて、俺にもそれが起きているんじゃないかって。

 

駿は自分の変化を先に話してくれているお陰で俺が答えるハードルは随分下がったように思える、だけど、良いのか?ここで正直に答えちゃって。

興味があると答える事が元男の部分を否定するように感じてしまって、それを確認したかった。

 

「なあ、駿は俺が今女だという事を受け入れてくれたんだよな、それならさ、元男の部分はどう感じているんだ?」

 

駿は少し考えて、話しだした。

 

「そうだな、睦は親友だ、その親友っていうのは男時代の付き合い、積み重ねがあったから今でも親友だと思うんだ、だから元男ってのは今でも睦の一部だと思うよ、主に心を構成していると思う。それに男として過ごした時間は俺とお前だけが知っていて、特別な思い出でもある。女を受け入れたからと言って男時代を否定したわけじゃない、心配するな」

 

嬉しかった。

駿はちゃんと男の部分を否定しないでそれも俺の一部だと言ってくれた、2人の特別な思い出とも、俺が不安がっているのを察して心配するなとまで言ってくれる。

本当に最高の親友だ。駿との関係は親友である事が前提になっている。

親友だから恋人になりたいし、親友だからこそ俺の居場所になってくれている。

 

「駿には敵わないな、これからももっと頼らせてもらうし甘えさせて貰うからな」

「良いぞ、俺も楽しいし頼られて嬉しいから幾らでも来い」

 

「じゃあちゃんと答えるよ、俺は駿の身体に興味が有る、風呂に入っている時に確信した。ちょっと前まで男だったのにだ。女の子に身体が変わってそっちに心が引っ張られているのかも知れないな。女の子になったばっかりの時は駿の身体自体には興味が無かったのになあ」

 

「そっか、安心した、ドキドキしてたのが俺だけじゃなくて」

「はー?俺のほうがドキドキしてるぞ」

「正直男の俺からすると男の何処にドキドキする要素があるか分からん」

「んー、気持ちは分かる」

「俺なんて睦の何処にでも魅力を感じてドキドキしっぱなしだというのに」

「まあ俺の場合は男の身体というより駿の身体だからドキドキしてるって感じだな、まだ男自体はそう感じないと思う」

「なるほどな、俺だけ特別なのか……、それは嬉しいな」

 

そのままイチャイチャし続けて、寝る時は駿の腕枕になった。

 

だけど今回は先週と違い、駿が抱き寄せて俺の身体毎で駿に向かせて、軽くだけど肩を抱き締めてきて、そのままおやすみのキスされて眠りについた。

 

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