【本編完結済】距離感のバグったTSっ娘と親友がイチャイチャする話   作:エイジアモン

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今回は人によっては不快・不潔と感じるシーンがあります、ご了承下さい。
※シモの話ではありません。


33.花火大会デート

 

──睦巳 View

 

体調の具合は戻っていて、幸いな事に痛みも殆どない、痛くない人もいるという話だし、俺もそうなんだろうか、痛いのは嫌だったしありがたい。

 

昨日駿の家に行くはずだったけど生理が来たせいで行けなかった、だから一日遅れだけど今日行こうと思う。

それにシュンニウムが足りない事を凄く実感している。

どうせ駿も俺が行けないから暇してるはずだろうしな、早速行くか。

 

◇◆◇

 

玄関でチャイムを鳴らすと駿のお母さんが迎えてくれた、部屋にいるだろうからそのまま上がって構わないと。

階段を上り、駿の部屋に入る。

生理で体調が悪かった事は伝えてあるし、もう平気な事を伝えたくて、あえて元気に挨拶した。

何故か慌てている駿にもう大丈夫だと伝え、安心させるために説明をした。

 

すると花火大会を見に行こうと誘ってきた、そういえば去年も行ったな、去年はアレだったけど今年は俺が女だし、良いよ、行こう。

 

ついでに夏休みの宿題も一緒にやる約束を取り付け、駿と一緒にいる名目が出来た。

 

さて、もう一つの目的であるシュンニウムの補充を行うとしよう、何処が良いか……。

今は自分の血の匂いというかなんというか、そういう匂いを結構自分でも感じていて、余り駿の正面に立ちたくない、なので後ろから補充するならやはり首だろうか、今なら丁度椅子に座っているしやりやすいだろう、決めた、首にしよう。

 

駿に前を向いてもらい、後ろから首に抱き着き、深呼吸をして、匂いを嗅いでシュンニウムの摂取する。

うーん、まだ足りない、足りないなあ。

……前から思っていたけど駿の首ってセクシーだよな、なんか色気がある気がする、良い匂いするし、前も舐めたいって思ってた。

 

駿の首元で首を舐めると宣言し、暴れようとする駿の頭を捕まえる。

んふふ、首を舐めるぞ、ドキドキするなあ!

 

まずは軽くペロ、と舐める、エアコンが効いた室内のためか汗の味はほとんどしない、ほとんど駿の味だ、駿の味の元をそのまま舐めているような感じだ。

 

うん!美味しい!

 

甘いとか辛いとかそういうものじゃない、脳が美味しいと感じる、美味と感じる、唾液の味を甘露と感じるのと同じようなもので、脳が勝手にそう判断する味だ、つまり駿の味だ。

 

という訳で夢中になって舐める、駿の首美味しい、舐めるだけじゃなく、吸い付いたりして、首を堪能する。

首だけじゃ物足りない、鎖骨だ、鎖骨を舐める、舐め回す、特に鎖骨のくぼみ、あそこはもっと美味しいに違いない、あれだけ魅力的なのだ、間違いない。

 

鎖骨の味を堪能し、また首に戻る、今度は口を開けて吸い付き、吸い付いた部分からシュンニウムを抽出するように吸い出し、口の中で舐め回す。

 

暫くそうしてシュンニウムの補充が終わり、駿の味を堪能すると、最後に吸い付いていた首から口を離し、ぽん、と音を立てた。

 

口の周りを拭いて、ごちそうさま、と手を合わせた。

 

いやー、お陰でシュンニウムが満タンで、それに首と鎖骨は美味だった。

 

駿がなぜ首に吸い付いたのか説明を求めてきた、ええと……あんまり上手くはぐらかす言葉を考えられず、エネルギーの補充だと説明した、気にするな。

 

そしてバッチリ駿の首にキスマークのような赤い跡が残った、これってアレか、俺のマーキングみたいなもんか?そう考えるとこれはこれで有りだな、消えてきたらまた付けよう。

 

そして駿が首のキスマーク辺りを撫でるポーズは完全に、イケメンのやれやれポーズそのものだった。

まさかリアルでイケメンのやれやれポーズが見られるなんて、いやあ、悪くないな。

 

そして駿は俺がいるにもかかわらず背中を向けて着替えだした、俺がお前の身体に興味があるって言ったよな?じっくり見ちゃうだろ、そしてやっぱり背中が大きく逞しく美しい、また一緒にお風呂に入りたい、暫くは無理そうだけど。

 

◇◆◇

 

花火大会の会場に着き、クッションの上に座る。

駿があぐらの上に誘ってくるけど、今日、いや数日は匂いが気になるし無理だと思う。

残念だけど断るしかない、こればかりは仕方ない。

 

駿が去年の花火大会の思い出を話し出した。

そう、男2人で座って花火を見ていたんだった、あれは本当に恥ずかしくて、周りを見る精神的余裕も無かった。

やっぱり駿はちゃんと俺が男であった時の事を覚えていてくれて、本当に嬉しい。だって俺と駿にしかその思い出は無いんだ。

 

小学校からの付き合いで、親友で、今はキスまでする仲になって……。

男時代、1ヶ月前まではまさかそんな駿とこんな仲になって、そしてそれがこんなにも幸せな気持ちになっているなんて、思うわけもなくて。

でも他のだれでもなく、駿が覚えていてくれて、仲を深める事が出来て、今思えば女になった時から必然だったんじゃないかと思えるくらい、自然で、そしてそれしか無いと思える。

 

今年は男2人じゃなくて、男女カップルだ、駿もきっと嬉しいだろう。

嬉しいと言ってくれて俺も嬉しい、駿は俺はどうなんだと逆に聞いてくる。

 

俺か……嬉しいに決まってるじゃん、でも駿の思ってる男女カップルだから嬉しいんじゃなくて、女の子として駿の側にいられて、親友と恋人を兼ねる最も近い存在になれて、駿に一杯甘えられる、そんな女の子としての嬉しさしか詰まってないじゃん。

ただまだだ、もっと駿に甘えられたい、全然甘えられてないし、俺が頼って甘えてばかりだ。

もっともっと女を磨かなければなあ。

 

花火がヒュルヒュルと上がり、パッと大きく広がり、ドンッと音を立て、パラパラと散っていく、綺麗で儚い、俺は花火が好きだ。

いろんな花火があるけどシンプルなドンと大きく広がってすだれのように跡を残して散っていく、そういうのが一番好き。

ああいうのを華がある、っていうんだろうな。

 

周りで花火が上がるのに合わせてたーまやーって言う人が結構いて、俺もそうして見ようと思った。

 

口に手を添えて、大きく息を吸って、ドンのタイミングに合わせて。

たーまやー!と大きな声で叫ぶ。

 

駿が俺の方をじっと見つめている、なんだろう。

 

爪を伸ばしているのかと聞いてきた、んふふ、これは嬉しい、良く気付いた!

女を磨くという事で実践していた事の一つで、結構前から伸ばしているんだ。

どうやら爪が長めだと指が細く長く見えるらしくて、んで、最近はやっと自分でも分かるレベルで長さと細さが際立つようになってきていた。

それに駿が気付いてくれて、頑張った甲斐があったなーと感じる。

問題はそれを駿が気にいるかなんだけど、これは全く問題ないと直ぐに判明した。

 

まさか惚けるように綺麗だ、なんて聞けるなんて、さらにそれに気付いて口を覆うなんて、もうそんなん本音が思わず出ちゃったって自白するようなもんだよ。

揶揄うとそれに対して頬を真っ赤にして俯くなんて、いつもの駿はどうした、そんなに効いてるのか?

 

あー、嬉しい、女を磨いた甲斐があった。

気付いてくれて、心から綺麗って褒めてくれて、俺の頑張りをもっと駿に見てもらいたい、と思った。

 

だから手を触って見て貰おう、そう思ったんだ。

手をにぎにぎされるくらいなら全然問題ない、そう判断して。

でも甘かった、俺の想定以上に駿は手に対しての欲望が強くて、……後悔した。

 

始めは問題無かった、想定内での触られ方で、少しくすぐったいけど我慢出来る、それで駿が満足出来るなら安いもんだ。

でも駿は俺が首を舐めた事へのお返しとばかりに牙をむいた。

 

指を舐めていいか?良いよな。と有無を言わさずに手の平を舐めてきた!そんなところ舐めるなんて変態か!

始めはペロペロと可愛いものだったが、いやコレでもそ相当なくすぐったさだったけど。

変態の駿はどんどんとエスカレートして行った.

 

流石に舐めるなんて想定してない俺は手を引き戻そうとしたけど、駿がしっかり手を掴んでいて抵抗出来ない、そう、駿が本気になれば俺の抵抗など無意味だった、力では敵わない、分かっていたけどこんな形でなんて。

 

そんなに嫌なら手を握り込めば良いじゃないか、と思うかも知れない、だけどそんな事したら駿の顔に爪がささるかも知れない。駿の端正な顔を傷つけるなんてそんな事出来ない。

 

駿はやめてと言っても止めてくれない、ニヤリと笑いさらに激しくなる。

汚いから止めろ!指なんて何を触ったか分からないんだぞ!本当に変態なのか!

 

変態は意に介した様子も無く、俺の人指し指を口に咥えくまなく舐め回してくる。

 

他の指も駿の指でマッサージを受けていて、口の舌の感覚と共に、敏感な部分を責められて感じるほどになっていた。

ああ、指ってこんなに敏感だったんだ、と気付く。

神経が沢山集まってるっていうし、そういうものなのかも知れない。

 

思わず声が漏れる、駿は気を良くしたのか執拗に攻めてくる、止めてくれ、いやマジで。

 

ドンドン気分が高まってくるし、きっとぐちゃぐちゃになってるに違いない。

 

やっと開放されて駿は満足げ、だけど俺は終わるどころか始まっていた。どうしてくれるんだ。

もう花火どころじゃない、我慢の限界なんだ、せめて人の居ないところまでは移動したい。

 

手早く片付け、駿の手を引いてその場を後にした。

 

◇◆◇

 

人気の少ない場所に付いたため、すぐに駿に飛びついて深いキスを求めた。

もう匂いが気になるなんて言っている場合じゃない、このほてりをなんとかしないと。

 

暫く、本当に暫くして、やっと落ち着いてきた、いや、本当の意味で落ち着いた訳じゃないけど、一旦落ち着いた。

 

とりあえず、駿には釘を差しておいた、人前でやるな、と。

 

その日は家まで送ってもらったけど流石に何もする気になれず、いやむしろ何かしてまた火がついたら困るので何もしなかった。

 

花火大会、駿のせいで全然楽しめなかったな、全く、駿のあほ~。

 

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