黒き刀士の旅日記   作:獅子座と黒月

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ヤッバ・・・全然時間作れなくて、半年も空いてしまった。(;´Д`)

それでいて話全然進まないうえに、半分タダの説明回という体たらくよ・・・。

何とか執筆時間をもう少し確保できんものか。

クロウ「GジェネET辞めたら?」

ゴメン、それはまだ辞めたくない。

クロウ「・・・ところで、タグにルーイメモ追加されていたが、あれは何だ?」

・・・読めばわかるさ

クロウ「・・・本編行っちゃって」


事後処理とアンマリさん、のち依頼処理

 

ヴァルキュリア騎士団を下がらせて、クロウを送り出し、ジークは事の成り行きを見守っていたが。

 

ジーク(流石に規格外すぎないかしら・・・)

 

どこからともなく爆発物を投げたり撃ったり、斬れるのか怪しい刀で大立ち回りを演じたりと、驚愕を通り越して呆れてしまう。

 

一体どれほどの技や技術を会得しているのか・・・そんな事を考えている間に、クロウは光の粒子を放ち、彼がレッドホーンと呼んだ巨獣が動きを止める。

 

シンツィア「終わった・・・のでしょうか?」

ミリアム「実際動きは止まったな」

ヘルガ「ああ・・・だが、油断するな」

 

ヴァルキュリア達のざわめきが広がる中、クロウはまだ巨獣に対しまだ何やらやっていたが、やがて先導する様にこちらに歩き出し、巨獣もまた彼の後に続く。

 

その様を見て、またヴァルキュリア達がざわつくが、シンツィアを始め各隊長が諫める。

 

ジーク「おかえり、一応終わったようね」

クロウ「ああ、とりあえず落ち着いたさ、元々おとなしい気性だから、一度落ち着かせれば楽だったさ」

ミリアム「おとなしい!?コイツが!?あれだけ暴れたのに!?」

 

ややオーバーな反応だが、おそらくここに居る誰もが思った事をミリアム隊長が代弁してくれた。

 

クロウ「いや、お前等想像してみろ、いきなり訳の分からん場所に跳ばされて、状況把握もできないまま、いきなり袋叩きにされたら誰だって暴れンだろ」

ジーク(ああ、なるほど)

 

考えてみれば至極当然な理由だった、見知らぬ場所に跳ばされて、訳の分からぬままいきなり攻撃されれば、方法はどうあれ対応する。

 

そんな状況、誰だって御免だ意味も分からず殺されたくはない。

騎士団の面子も皆一様に得心がいった様だった。

 

ジーク「で、どうするのコレ」

クロウ「う~ん、どうすっかな・・・在るべき世界に帰してやるのが一番良いんだけどな」

 

在るべき世界に帰す・・・確かにそれが一番なのだが、それが簡単にできたら苦労は無い。

 

そんな事を考えていると巨獣が甘える様に唸りながら、顎をクロウの肩にこすり付ける。

 

レッドホーン「クルルルル」

クロウ「ん、何だよ?」

 

ハーモニクス「もしかして、懐かれました?」

クロウ「っぽいな」

ジーク「いっそ公国に連れて帰ったら?」

 

クロウ「馬鹿な事言うんじゃないの・・・、こんなん連れ帰ったら戦争の火種になるって・・・ミステリオの技術レベルで計算すると、コイツ一体で国一つ潰せるわ・・・!」

ヘルガ「そこまでか・・・」

ミリアム「そういえば、飛び道具を使われたら瞬殺されてたって言ってたな」

デニサ「そんなに危険な物が・・・?」

 

クロウ「ああ、例えば」

 

そう言って、顎に付いている管に触れ説明してくれる。

 

クロウ「この管だが、高圧濃硫酸の噴射口だ」

 

ジーク「(・・・は?)待って、それまともに受けたら・・・」

クロウ「控えめに言って、白骨化待った無しだろうな」

ジーク(嘘でしょ?人間どころかモンスターにとっても脅威よ)

 

クロウ「まあ、射程はそんなにないし、下顎に付いている都合上正面にしか撃てないからそこまで恐くないけどな、寧ろ背中に連なる砲塔のがヤバい・・・」

 

そう言って、背中に付いている物を見上げる。

 

クロウ「まず頭の少し後ろに在るのは、2連装の中口径ビーム砲だな」

「「「「ビーム砲・・・?」」」」

 

聞き慣れない言葉にジークはもちろんヴァルキュリア達も首をかしげる。

 

クロウ「ああ、ミステリオには光学兵器が無いから、そこから説明しないとか・・・例えるなら、光と熱エネルギーの奔流・・・かな」

ミリアム「・・・って言われてもなぁ」

 

クロウ「百聞は一見に如かず、見せた方が早いだろうな」

 

そう言って、適当な岩に実演してくれるようだ。

だが、この男どこまで規格外なのだろうか?

そんなジークの疑問も知らず、左手に力を溜めていき。

 

クロウ「プロミネンスビームッ!!」弌弌弌弌弌弌〇

 

赤白い光の帯が岩に直撃・・・否、貫いて飛んでいった。

後に残るは、光の帯に抉られた部分の縁が赤熱し煙を上げる岩。

 

クロウ「ま、こんな感じだな」

ジーク「・・・因みに、人が直撃をくらったら?」

 

クロウ「出力にもよるけど、十中八九骨も残さず蒸発だろうな」

((((撃たれなくてよかった・・・))))

 

ヴァルキュリア達は顔面蒼白だった、それもそうだろう。

もし、あんなものを撃たれていたかもと思うとゾッとする。

 

ジーク(まあ、私としては、さっきの技が大層な名前の割にビーム系の技としては弱い方って言うのがゾッとする、まだ上があるの・・・?)

 

何やらビーム系の技は消耗が激しいとか言っているが、そんなの知った事ではない・・・、ミステリオの住人からしたら、そんな物使える時点で脅威なのだから・・・。

 

そんな事など知らず、彼は説明を続ける。

 

クロウ「んで、そのビーム砲塔の後ろの砲塔が、三連装の大口径電磁砲と全天候自己誘導ミサイルの発射管だ」

 

聞き慣れない名前の武装がまだ出てくる。ミサイルはエーテルの影響で火薬が機能しないので、まだ脅威度は低いようだが。

 

電磁砲に関しては、リニアだのレールガンだのの説明と、硬貨を使った実演で、またヴァルキュリア達を震え上がらせていた。

 

ジーク(これ以外にもまだあるらしいけど、どれだけ付いてるのよ、もうお腹いっぱいよ・・・)

 

シンツィア「しかし、なぜこれほどまでの武装が?」

クロウ「そりゃあ、動く要塞って言われていたからな」

 

ミリアム「で、コイツは何なんだ?サイか?」

クロウ「それは、コイツより小さいブラックライモスだな」

((((そっちはそっちで居るんかい・・・))))

 

クロウ「コイツは、え~・・・と、スティラコサウルス・・・だったかな」

ミリアム「スティ・・・何だそれ?」

 

クロウ「・・・its(イッツ) Dinosaur(ダイナソー)?」

ジーク「いや、そんなネイティブに発音されても・・・」

 

クロウ「あ~・・・恐竜の一種なんだが、その恐竜を何と説明すれば良いのか・・・ドラゴンの亜種と言うと違うし、とりあえずデカい爬虫類とでも思ってくれ」

ジーク(デカい爬虫類って・・・まあ、それはともかく)

 

ジーク「で、気になる事は何だったのよ?」

クロウ「ああ、パイロットが居るのか居ないのかって話、道すがらコイツに聞いたけど、どうも居ないっぽいな」

 

戦い始める前の疑問をぶつけてみると、そんな答えが返って来た。

 

ジーク「・・・?つまり?」

クロウ「乗ってるヤツがいるかって事、文字通り乗るんだよコイツに」

デニサ「乗る?騎乗するのか?乗り心地悪そうだけど」

 

クロウ「騎乗って・・・ああ、でもそうか、乗る(・・)物は有っても、乗り込む(・・・・)物はせいぜい馬車ぐらいだもんな」

 

デニサの疑問に答えた彼は、これまた見せた方が早いと、巨獣に開けてくれと頼むと、それに応えるように頭の一部が開く。

 

クロウ「あそこに入るんだ、尻尾にも砲撃手が乗る場所があるけど、基本的には頭の所に乗るんだよ」

 

開いた場所を指差しながら、クロウはそう説明した。

 

ジーク(しかし、本格的にどうしたものかしら・・・)

??「フッフッフッ、話は聞かせてもらったわー!!」

 

騎士団「「「「・・・・・・・・・」」」」

ジーク「・・・・・・・・・」

??「・・・・・・・・・」

 

クロウ「・・・わー、流石アンマリさん見事にスベったわー(棒)」

アン=マリー「アン=マリー!!名前を繋げて呼ばないで!!」

 

アンマリさんって・・・いや、その前に。

 

ジーク「知ってるの?」

クロウ「アン=マリー・エクだろ、この世界では初めましてだけど、以前の幾つかの世界で会ってる」

 

アン=マリー「以前の世界?どういう事?」

ジーク「彼は転移者よ、アン=マリーを知ってた事は初耳だったけど」

 

クロウ「三者三様と言うか、筋トレスキーだったりドルオタだったりいろいろ居たけど、皆共通していたのは残念な美少女ってとこだな」

アン=マリー「残念な美少女・・・」

 

クロウ「で、付いたあだ名が、アンマリさん」

ジーク(・・・何でかしら、否定してあげたいけど否定できないわ)

 

ジーク「ま、まあそれはともかく、何か案があるの?」

アン=マリー「あ、そうだった、私がその子が居た世界を探してその世界に送り返すわ」

 

ジーク「そんな事できるの!?」

クロウ「まあ、あんま驚きはしないがな、アン=マリーだし」

 

ジーク「そこも驚かないのね・・・」

クロウ「やればデキる子なのも共通だったからな、ただ、そんな状況稀だったからこその残念な美少女だったんだけどある世界線では俺、お世話係みたいになってたし・・・」

ジーク「あ、そう・・・」

 

アン=マリー「因みにその世界線の私は?」

クロウ「廃ゲーマー」

ジーク(もう、どこからツッコんだらいいのよ・・・)

 

クロウ「まあ、それはそれとして、見つけられるんだな?」

アン=マリー「もっちろんよ!アン=マリーさんの世界線ネットワークにお任せよ!」

ジーク(世界線ネットワークって・・・それ言っちゃっていいの?あれ一応秘密なんじゃ・・・)

 

クロウ「世界線ネットワーク・・・ああ、あのデカいモニター室みたいな、あらゆる宇宙のアン=マリーにアクセスできるアレか」

ジーク(それも知ってるの!?)

 

アン=マリー「廃ゲーマーの世界線の私はずいぶん貴方の事信用してるのね」

クロウ「あー・・・、第三者からは、はよくっつけとか、何でまだくっつかないんだよ、とか言われてたからな」

 

ジーク「えっ!?まさか、そういう関係に・・・」

クロウ「まあ、俺達はそんな気全く無かったけどな」

ジーク&アン「「なってないんかい!!」」

 

クロウ「ゲーム仲間って事を除いたら、世話する側とされる側ってだけだからな」

ジーク&アン((えぇ・・・))

 

クロウ「詳しく知りたかったら、ネットワークにアクセスした時にでも聞いたらどうだ?数時間ゲーム話に付き合わされるか、ゲームが忙しくて出てこない可能性あるけどな・・・」

アン=マリー「そ、そうね・・・考えとくわ・・・」

 

クロウ「さて、話を戻して、コイツの在るべき世界が見つかるまでは、ヴァルキュリア騎士団に預かってもらう形で良いか?」

シンツィア「はい、承ります。」

 

ハーモニクス「しかし、大人しくしてくれますかね?」

クロウ「俺もチョイチョイ顔出すから、大丈夫じゃないか?」

デニサ「そんないい加減な・・・」

ミリアム「暴れたらクロウ(コイツ)呼んどけば良いだろ」

ヘルガ「では、決まりだな」

 

クロウ「帰る準備ができるまで、お前はここで大人しくしてな、俺もまた来るからよ」

レッドホーン「・・・・・・」

 

アン=マリーやヴァルキュリア達との話は纏まり、クロウもレッドホーンに別れの挨拶をしている。

 

とりあえずは落着した、という事でジークとクロウはヴァルキュリア達に別れを告げ、転移門を介し公国へと帰還した。

 

 

────────────────

 

────────

 

────

 

クロウ(やっと戻ってこれた、先に施設に行ってもらったけど、大丈夫だったかな)

 

精霊郷より帰還したクロウは、先に自分が使っている施設に転移したであろうエイダ達の事を考えていた。

 

座標は正しいハズなので、辿り着けなかったという事はないハズだが、不安が無い訳ではなかった。

 

しかし、考えても仕方ないので、さっさと帰る事にする。

 

─────────────────

 

クロウ「ただいま~っと」

エイダ「あ!お帰り!」

 

施設に戻るとすぐにエイダに出迎えられる。

どうやら無事に辿り着いていたようだ。

 

クロウ「スマンな、本来こっちが案内しないといけないのに」

エイダ「大丈夫、良い場所に跳ばしてくれたから、すぐに部屋割り決めて行動できたから」

 

クロウ「そうか、で、あの三人組は?」

エイダ「彼等は既に彼女を助ける為の素材を探しに行ってもらっているわ」

 

行動の早い事だ、あの三人も含めて既に動いているとは・・・まあ、部下の二人はともかくボスの方はここでサヨナラする事を漢して許さなかったのだろう。

 

クロウ「ところで、公爵からの要望は来たのか?」

エイダ「いいえ、その事についてはまだ・・・」

???「あのー・・・環境生態系調査機関って、ここであってます?」

 

エイダと話していると、申し訳なさそうに話し掛けてきた人がいた。

二人でそちらを見やると、某ガンダムが持っていそうなデカいレンチを持ったゴーグル付きの帽子が特徴の女性がいた。

 

クロウ「環境生態系調査機関なら、ここだが・・・アンタは?」

エリィ「エリィ・ヘルダーリンです。レマルギア公爵からの要望を伝えに来たわ、ついでに今日からこっちに配属になったからよろしく」

クロウ(配属はついでかよ・・・)

 

エリィの取って付けた様な配属宣言に呆れたが言っても仕方ないので、とりあえず話を聞く。

 

エイダ「それで、公爵はなんて?」

エリィ「まず一つは、マナの発生条件、及びその周期等の調査よ」

クロウ(あ~・・・そう来たか・・・)

 

考えてみれば当然の内容ではあるが、正直なところ、この世界におけるエーテルやマナが嘗ての世界と同じ性質かまでは、解らない為、如何したものかと頭を捻るが、一つは(・・・)という言葉を聞くにまだ続きが有ると判断し、その件は一旦頭の隅に置き続きを聞く。

 

エリィ「二つ目は、希少な魔法、及び魔法を含めた異世界の科学や技術の研究を行う事ね」

エイダ「要はマナの事を調べつつ、技術研究をしろって事ね」

クロウ(・・・・・・・・・・・・)

 

エイダは特に気にした様子は無い─むしろノリ気─ようだが、クロウとしては心中穏やかではない。

 

以前ミュセル達にも語ったが、それ一つでパワーバランスが一変してしまう可能性があり世界が歪んでしまい、下手をすればそのまま滅びへと向かう恐れがある為、異世界の技術を持ち込む事に対してはかなり慎重なのだ。

 

現に親方の工房に卸す装備のレシピも幾つか考えてはいるが、ミステリオの技術レベルと睨めっこしながら精査しているのだから。

 

クロウ(公爵の最終目的は知らんが、何故そこまで力を欲するのか・・・世界の為か・・・己の為か・・・独自に調べておく必要がありそうだな)

 

エリィ「あ、それと公爵様は関係ないけど、こっちに来る途中で騎士達から持ってけと預かった物があるわ、なんかかなり嫌な笑みを浮かべてたのが気になるけど・・・」

 

エリィから預かり物を受け取ったクロウは目を通して見る。

 

何やら書類の様ではあるが・・・目を通していくクロウは最初は怪訝な表情を浮かべていたが読み進め、読み終わる頃には呆れた表情を浮かべていた。

 

クロウ「はぁ~大方俺の事が気に入らない騎士共の嫌がらせだな、まあ、それ以前にこんなモン騎士団に来る方がおかしいンだがな」

エリィ「嫌がらせって・・・」

エイダ「それにはなんて?」

 

クロウ「読んでみ」

 

二人は不思議そうに顔を見合わせ、クロウから差し出された紙に目を通す。

 

そこには、こう記されていた。

 

求む!未だ見ぬ虫料理!!

 

依頼人:美食家「シュージン」

 

神威の倭文国には虫を煮込んで食す文化があるそうな。

食を極める者としてこれを食わない訳にはいかん!

と言う訳で、誰か食材となる虫の調達とその調理を頼む!!

 

エリィ「・・・・・・えーっと・・・」

エイダ「・・・・・・これは・・・」

 

読み終えた二人は揃って表情を引き攣らせてクロウを見る。

 

クロウ「騎士団に直接来る様な依頼じゃないからして、俺をやっかんでるボンボンの騎士達が何処から依頼書を引っ張って来たって所だろうな」

エイダ「問題はどう届けるかだけど・・・」

エリィ「そこに私が通りかかったって訳ね・・・」

 

依頼書に関する確認をした三人は揃って呆れ、ため息を吐く。

 

エイダ「で、どうするのこの依頼?」

クロウ「受諾する義理は無いが、放っておくと後々面倒事に為りかねん・・・仕方ない、運良くクイーンが手に入ったし、成体を何匹か卸すか」

 

そう呟きクロウは中へ入る。

エイダとエリィも不思議そうに顔を見合わせ、クロウに続き中へ入る。

 

目的の部屋へ向かうついでに、エイダ達に新たな部屋割りも確認しておく。

 

その際、救助した騎士─身に着けていたタグらしき物からエレナ・アリオストと判明─を安置していた部屋に入るも、半壊した防具を取り払っていて裸ではないものの、かなりきわどい状態だった為エイダから

 

「エッチ」

 

などと言われる。揶揄っているのは明白だったが、だったら「入る前に一言言え!」という言葉を呑み込み、軽く睨んでおくに止める。

 

そんなこんなやりながら、目的の部屋に入る。

 

エリィ「ここは・・・」

クロウ「虫系の生態調査用の部屋だ」

 

エリィの質問に答えたクロウは幾つかの容器とそれに囲まれる様に置いてある大きな容器へと近づく。

 

大きな容器には芋虫に顔が付いた様な奇妙な生物が身体を丸めてスヤスヤと眠っており。

 

周りの容器には大きな容器に入っている生物と同じ顔を持ち、赤い体に白い斑点模様がある、二本脚の生物が野菜を食べていた。

 

エリィ「うぇぇ・・・何コレぇ・・・」

クロウ「イヌムシだ、デメマダラとも呼ぶな、でその丸まって寝てるのが、卵巣肥大化個体、所謂クイーンだなコイツが居れば繁殖してくれるから生態調査も捗る」

 

そんな事を言いながら周りの容器に入った寝ている個体を数体カゴに移す。

 

エイダ「・・・まさかと思うけどそれ・・・」

クロウ「依頼文にある煮込んで食すってのは、イナゴの佃煮が正解なんだろうが、イナゴが確認できてないから、

デメマダラ(コイツ)で代用する」

 

エリィ「・・・一応聞くけど、食べられるの?ソレ・・・」

クロウ「よく肥えたヤツは丸焼きかステーキに、成長途上のヤツはシチューに入れると美味しく頂けるぞ」

 

エリィ&エイダ(えぇ・・・)

クロウ「・・・一応言っとくけど、イナゴもイヌムシ(コイツら)も食べるのは常食としてじゃなく非常食としてだからな」

 

二人してあり得んモノを見る目で見てきたので、釘を刺しておく。

 

クロウが虫の調理に詳しいのは、悪食な訳ではなく幼少期が過酷だった為に、虫さえも食料にせざるを得なかった上、自身で調理しなくてはならなかった為、調理方を編み出し覚えていった結果でしかない。

 

・・・尤も、一部予想以上に美味かったので、常食ではないにしろ好んで食べている物もあるので、悪食ではないとは言い切れなかったりするのだが。

 

クロウ「ンじゃ、コイツ届けて調理してくるわ」

 

そう言い残し、結果的に受諾した依頼を果たしに行き。

美食家のシュージン氏に料理を含め気に入られ、その後も虫料理の依頼が来るようになったのは別のお話。

 

Quest Clear

                ──Next to the quest




美食家には「エルビス」と「シュージン」の二人がいるんですが、何所に住んでいるかの情報が見つけられなかったので、私のイメージで

エルビス:教国
シュージン:公国

の設定でいきますので、ご了承ください。

あと今さらですが、レッドホーンは「ZOIDS 帝国VS共和国 メカ生体の遺伝子」(PS)の設定をベースにしてます。

・・・まあ、あの子ゲスト的なかんじなので送り還したらもう出てこないんですけどね(回想では出るかもですが)

ともかく執筆速度めっちゃ遅いですが、執筆は続けておりますので、懲りずに待っててくれればありがたいです。
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