黒き刀士の旅日記   作:獅子座と黒月

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うぅ~時間が足りないぃ・・・このままではストックが尽きてしまう・・・

クロウ「一周忌から1年近く何やってたんだよ・・・」

隙間時間にチマチマ書いてるだけですし、そのうえ、読み返して変なトコ無いかと、チマチマ修正しているとよけいに(;´Д`)

クロウ「まったく文才無いくせに変なトコでマメなんだから・・・」


どんな世界でも金と立場は大事

レマルギア公国  ─城内 玉座─

 

公爵「クロウレイル・D・エンドか、覚えておこう、単刀直入に言おう、円卓騎士になる気はないか?」

クロウ「円卓騎士に・・・ですか?」

 

公爵「そうだ、既に知っているかもしれんが、今この大陸を統一する為に私は動いているその為には少しでも戦力が欲しい」

クロウ(嘘・・・ではないんだろうが、これはおそらく建前だな、俺1人居なかったところで統一が進まないとは思えん、もう殆ど反対勢力も力を失っているっぽいし)

 

公爵「それに、転移者にしてローズやジークと互角以上に渡り合った者を捨て置くには惜しい」

クロウ「(うわ・・・やっぱ目ぇ付けられてんじゃん)・・・それに手元に置いておけば敵対もしないし監視もし易い・・・と?」

 

シオン(・・・っ!)

公爵「(よいシオン、やめよ)そう取ってもらって構わん」

クロウ「・・・隠さないんだな」

 

公爵「そこまで解っている相手に隠した所で不信感を抱かせるだけであろう、ならば・・・」

クロウ「最初から言っておく・・・か、なるほど」

 

公爵「・・・で、どうだ、無論強制はしない、円卓騎士以外にやりたい事が有るならそれなりに口利きはしよう」

 

クロウ「でも良いんですか?こんなポッと出をそんな大層な役に付けて」

 

公爵「シグネやレイファンには会ったのだろう?あの者達はレマルギアの出身ではない、その実力から私が円卓騎士に招いたのだ、ローズやジークと渡り合える実力の持ち主ならば円卓騎士に徴用されても不思議ではあるまい」

 

クロウ「成る程、ならば円卓騎士に関しては条件付きで良ければお受けしましょう」

 

公爵「条件?」

クロウ「はい、一応誤解の無いように言っておきますが、円卓騎士の立場を利用した悪事を含めた私の行動を黙認しろ、と言う類のものではありませんので」

 

公爵「・・・とりあえず、その条件と言うのを聞かせて貰おうか」

クロウ「はい、まず1つ目の条件・・・の前に1つ確認ですが、円卓騎士の席は全部で13席でお間違いないですか?」

 

シオン(なに・・・!?)

公爵「・・・何故13席だと思った?」

 

クロウ「かつて私がいた世界において選定の剣に見出された王と円卓騎士の物語がありましたし、それから派生した物語やナイト・オブ・ラウンズといったものが在りましたのでもしやと思いまして・・・違いましたか?」

 

公爵「なるほど、確かに円卓騎士の席は13席だ、それで?」

クロウ「円卓騎士入りするにあたり、私を存在しないはずの第14席目の騎士という形にして頂きたいのです」

 

公爵「・・・円卓騎士で在りながら円卓騎士ではない者か、だが何故?」

クロウ「かつて組織に属してはいたので組織的に動けない訳ではありませんが、基本的に単独で動く事が多かったので、その方が動きやすいですし、2つ目の条件を満たすにあたりその方が都合が良いので」

 

公爵「ふむ・・・して、2つ目の条件とは?」

クロウ「モンスターを含めた生物の生態系を調査し纏める為の機関を設立し、私をそこの責任者として頂きたいのです、さしずめ特別生物調査技術試験課と言ったところでしょうか」

 

公爵「表向きにはそのような形で在ることを望むか、だが何故そのような立場を望む?」

クロウ「この謁見の前に資料室を漁っていて思いましたが、モンスターを含め生物の生態系の資料が雑です」

 

公爵「雑?」

クロウ「はい、モンスターの資料は身体的特徴、攻撃等含めた戦術パターン、分布等は記載されています、図鑑ならばそれで良いのでしょうが・・・」

 

シオン(・・・?)

公爵「成る程、そういう事か」

 

クロウ「はい、習性や繁殖、何を好み何を嫌うのか、彼等から採取できる物にどんな物が有るかそれが何に使えるのかの記載はありません、それ等が詳しく記されて初めて生態系の資料と言えるでしょう、参考としてまずはこちらを、先の戦いで退けた獣の資料を取り急ぎ纏めた物になります」

 

クロウが差し出した資料を公爵はシオンから受け取り、目を通していく。

 

公爵「レヴェラー・・・な、確かに、身体的特徴から食性、習性や生息域、攻撃パターン、各部位の素材とその利用用途まで幅広く纏められているな、しかし、角の形が異なる片方の情報が少ないのは?」

 

クロウ「角が牙のように前方に湾曲しているのは今回撃退したもの、角が垂れている方はかつて私がいた世界のものです、今回撃退したものは角以外の相違点を上げられるだけの情報がありません、それも含め今後調査するつもりです」

 

公爵「その為の生態系調査機関か、だが技術試験課と言うのは?」

 

クロウ「かつて私がいた世界(の幾つか)ではモンスターを含め自然の調和を生業としている者達が居ました、時に彼等はモンスター素材を用いた装備を使っていました、と言うよりそちらの方が主流だったと言っても過言ではありません」

 

公爵「その装備を造る・・・いや、再現する為の技術試験課か」

 

クロウ「装備も含めて自分の事は自分で面倒見なきゃいけなかった時期が多かったので、その職人達の技術は得ています、流石に本職には勝てませんがね、そちらの資料にも、どんな物が製造できるか記載があるでしょう?」

 

公爵「確かに、これ等は全て造れると?」

 

クロウ「全てが再現できるとお約束はできませんし、乱獲に繋がる為、大量生産もお約束できませんが、素材の問題さえクリアできればほとんどの物が製作できましょう、それに試験的と言う形にすれば少数生産でも、文句はほぼ出ないでしょうし、私も試験と言う名目で堂々とそれを使えます」

 

公爵「ふむ、よかろう、存在しない円卓騎士第14位の席と生態調査機関の設立及びその責任者として働いてもらう、生態調査機関の拠点が決まるまでは城の客間を使うがよかろう」

 

クロウ「提案を承諾していただき感謝致します」

 

公爵「よい、こちらとしても貴公の戦闘力は敵に回すと脅威でしかないのだからな、ああ、それと余裕があれば傭兵のライセンスも取得しておくが良い、その方がどこへ行っても動きやすかろう」

 

クロウ「なるほど、装備を整えたら・・・って、私はこの世界における通貨を持ち合わせていませんが?」

 

公爵「その辺りは調査機関の始動にあたり、支度金も含め幾らか予算を回しておこう、どの道必要になる」

 

クロウ「・・・解りました、傭兵の事に関しては後で調べておきましょう。ああ、それと、そっちの・・・シオンさんで良かったか?」

シオン「うむ、円卓騎士第2位シオン・セトだ」

 

クロウ「ああ・・・うん、聞きたい事まで言ってくれてどうも」

シオン「・・・?」

 

クロウ「円卓騎士だとは思ったが一応確認しておきたかったからな、さっきのレヴェラーの資料とジークリットに頼まれていた資料を持って行ってくれないか、多分この後、円卓騎士の会合があるはずだから」

 

シオン「心得た、その時、貴殿について決まった事も話すが良いか?無論14位の騎士となる事は伏せておくが」

 

クロウ「遅かれ早かれ知る事になるなら早い方が良いでしょう、円卓騎士の件を伏せておいてもらえるなら、問題ありませんよ」

 

シオン「あい分かった、客間にはエルミ殿に案内するよう申しておく」

 

クロウはシオンに対し、話し方も古風だなぁと思いつつも、レマルギア公爵との謁見はお開きとなった。

 

クロウは再びエルミに案内され一度客間に、シオンはこれから開かれる円卓騎士の会議の為にそれぞれ退室する。

 

公爵「・・・クロウレイル・D・エンド、か・・・彼奴(あやつ)の存在がこの公国の・・・いや、ミステリオにおいて未来を切り開く光となるか、それとも・・・」

 

────────────────

 

レマルギア公爵との謁見を終えたクロウは再びエルミ案内の元、客間へと到着

 

これからの普段着を含めた装備の事、調査機関設立にあたり、活動予定とその調整、この世界の傭兵の在り方やライセンス取得を含めた活動の確認とやるべき事は山積みだが・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

支度金が届くまで動きようがなく、別段記載するような事も無いので、ここでクロウの記載を終わります。

 

クロウ「オイィッ!!?」

 

─────────────────

 

─レマルギア公国─  ─円卓騎士専用 会議室─

 

ところ変わり、円卓騎士用に用意された会議室において、ユーゲント姉妹の反抗勢力鎮圧とその際に乱入して来た巨獣の情報及びその巨獣を撃退した転移者の処遇等の情報共有の為の会議が急遽開かれる事となった。

 

円卓騎士2位 シオン・セト

シオン「皆、揃っているな」

 

円卓騎士8位 ジークリット・エンデ

ジーク「ええ、欠員とウラディエナを除けば、全員揃っているわ」

 

円卓騎士4位 アルモニカ・レフラ

アルモニカ「・・・・・・」

 

円卓騎士9位 ナハノ・プラテナ

ナハノ「もーっ、この間会議やったばっかじゃない、何でこんな短いスパンでまたやるのよ・・・」グデー

 

円卓騎士7位 ミュリア・ユーゲント

ミュリア「私とミュセルとで行った反抗勢力鎮圧とその乱入者の報告があるので」

 

円卓騎士13位 エイル・ボーフォート

エイル「そんなの報告書を出せばいい話じゃない」

 

円卓騎士3位 レイファン・ロウ

レイファン「ところがそれだけと言う訳にはいかなくなったのよ」

 

円卓騎士10位 ローズ・ル・ヴァリエ

ローズ「こちらで得た情報の転移者にまつわる報告も兼ねているの」

 

円卓騎士12位 チカ・ミツルギ

チカ「何せあの御仁、ローズ殿含めた円卓騎士4人掛かりでも切り崩せない程の実力者でござるからなぁ」

 

円卓騎士5位 シグネ・マーニエミ

シグネ「その上、私とエルミの潜伏も早い段階で看破していたからな」

 

円卓騎士6位 ミュセル・ユーゲント

ミュセル「で!でっ!どうなったの?やっぱり円卓騎士入りするの?」

 

ミュリア「ミュセル、少し落ち着きなさい、これからそれを含めた情報共有の為の話し合いをするのだから」

 

ミュセル「む~、そうだけど・・・」

 

円卓騎士1位のウラディエナ・ダルクと現在空席となっている10、11位の騎士を除き、全員が揃っている事を確認し、会議を始める。

 

・・・というより、始めないとミュセルがうるさそうなので、サッサと始める事にした。

 

シオン「まず、此度保護した御仁の処遇だが・・・」

 

ミュセル「やっぱり円卓騎士入りだよねっ?転移者で円卓騎士に引けを取らないどころか剣聖と渡り合える実力なんだから当然・・・」

ミュリア「それを今から言うのだから、少し静かにしなさい」

 

シオン「あー・・・ミュセル殿、盛り上がっている所に水を差すようで申し訳無いのだが、彼の者は円卓騎士入りはしない」

 

ミュセル「ウンウン、そうだよね、円卓騎士入りはしない・・・って、ええ~~ッ!!?なんでぇ!?」

シオン「あの御仁が円卓騎士入りを断ったからだが」

 

ミュセル「え~、あの強さなら円卓騎士になっても誰も文句無いのに~」

 

ミュリア「・・・歯痒いわね」

ミュセル「どうゆう意味よ、姉さん・・・!」

 

ミュリア「彼が円卓騎士入りしない事の不満の理由の建前なんて聞きたくないと言う事よ」

ミュセル「だからどうゆう「惚れたのでしょう?」・・・ふぇ?」

 

ローズ(・・・っ!?)////

チカ(なんと・・・っ!!)オォ!

シオン&アルモニカ&ナハノ&エイル(・・・?)

ジーク&レイファン(あー・・・納得)ウンウン

 

ミュセル「な、な、なななっ、何言ってるの!?姉さん!!?違うから!別にクロの事はそんなんじゃ・・・!」

 

レイファン「いや、貴女が人懐こいのは知ってるけど、あそこまでグイグイ行くの見た事無いんだけど」

ジーク「寧ろその様を見て惚れたと思わない方がおかしいんだけど、気付いてなかったの?」

 

ミュセル「いや、だから違うから!違うからね!」

 

ミュリア「安心しなさいミュセル、父様達には良い婿候補を見つけたと伝えておいたから」

 

ミュセル「何やってくれてるの!?いや、本当に何してくれてるの!?」

 

そんなミュセルをレイファンがさらにイジりそれに激昂したミュセルがクロが間違えた名前(タオ・パイパイ)を広めると反撃、それを阻止せんとレイファンがミュセルに飛び掛かり取っ組み合いの喧嘩に発展する。

 

円卓騎士の威厳は何処へやらな状況に普段冷静なシオンもこれには困惑を禁じ得なかったが、放って置いていいと言うミュリアの言葉に、事の発端が何を言うのか、と思いつつも話が進まないので、とりあえず喧嘩中の二人をスルーする。

 

ジーク「で、結局どうなったの、まさか放置する訳ではないでしょう?」

シオン「うむ、彼の者の処遇の前に預かって来たこちらの資料を見て頂く」

 

そう言ってシオンはクロから預かって来たレヴェラーの資料を会議用のボードに貼り付ける。

 

アルモニカ「これは・・・?」

シオン「ユーゲントの姉妹の部隊を襲った巨獣のものと聞いているが、相違ないか?」

ミュリア「ええ、確かにあの時こちらに攻撃を掛けて来たものと同じです、角の形が違うと聞いていましたが、なるほど・・・こういう事ですか」

 

シオンが貼り付けた資料は先程レマルギア公爵に見せたレヴェラーの資料で、角の形が違うこと等の相違点を含めて詳細に纏められた物であった。

 

ジーク「それで、この資料とアイツの処遇に何の関係が?」

シオン「うむ、後日正式に通達があるが、この度生態系調査機関が設立する事となる、そして、彼の御仁にその機関の責任者として働いてもらう事と相成った」

 

「「「「生態系調査機関???」」」」

 

取っ組み合いをしていた二人も手を止め、聞き慣れない機関に疑問符が浮かぶ。

 

シオンは機関設立に至る経緯を含め謁見の内容を説明する。

 

彼が円卓騎士第14位の騎士となった事を教えたらミュセルがどんな反応をするか興味はあったが、その事は伏せておくと約束を交わした手前、それについては口にしなかった。

 

ローズ「なるほど、それで・・・」

ミュリア「良いのではないかしら、生態系の多くの事が分かれば行軍の危険も減るでしょうし」

 

シオン「うむ、後、ジーク殿これを彼から預かっている」つ資料

ジーク「何?・・・ああ、なるほど確かにこれに比べたら私の防具の方がスマートって意味が分かるわ」

レイファン「なにそれ?」

 

皆、ジークが彼から(シオン経由で)受け取った物が気になるのか、ジークに視線が集中する。

 

件の生態系調査機関の話にも関係があるので、受け取った資料を貼り出す。

 

レイファン「これは・・・防具の設計図とモンスターの資料?」

チカ「何方も随分とゴテゴテしていて厳ついでごさるな」

ローズ「でも、防具の方はどこかジークのと似てるわね」

ミュセル「そう?」ジトーッ

 

ミュリア「ジークさんが個人的にもらった物だからって、面白くない顔で睨んではダメよ」

ミュリア「睨んでない、そもそもそんな顔してない」

(`ヘ´#)ムスッ

((((誰が見ても、そういう顔してるよ))))

 

ジーク「帰る時にそういう話をしてたのよ、私の装備に似ている物が有るって、近くで見たらそこまでゴツくなかったって謝罪されたけど、せっかくだから、時間がある時にでも教えてと言っておいたのよ」

 

エイル「ん?ちょっと待って、帰ってくる時にその話したんでしょ、その後公爵との謁見があったのに、何時そんなの用意したのよ?」

シグネ「帰ってから少し時間が有ったから、資料室を利用していたが・・・まさかその時に?」

 

((((・・・仕事速っ))))

 

ナハノ「ふ~ん、まぁ良いんじゃない、仕事が早いからこっちに面倒事は来ない、その上モンスターの情報も纏めて共有されて一石二鳥じゃない」

 

シグネ「そうだな、情報が共有されれば騎士達の立ち回りも良くなる、正確な情報は大事だ」

 

ミュセル「でも、このディアブロスとグラビモスってミステリオに居るのかな?」

 

チカ「それも調査の対象なのでござろう、まぁこの資料を見る限りそれぞれ砂漠地帯と火山地帯が生息域のようでござるから出会(でくわ)す事はなかなか無いと思うでござるが」

 

レイファン「でも出会(でくわ)したらかなりの脅威よ?」

 

シグネ「それはそうだか、まだ居るかどうか定かでは無い情報を広めれば混乱を招くだけだ、今はまだ公開する時ではないだろう」

 

シオン「各々方静粛に、それらはこれから彼が明らかにするであろう我々は必要な時に彼の力を借り、必要な時に彼の力になる事だ、皆、異論無いな」

 

シオンの言葉に全員が表情を引き締め肯定の意思を示す。

 

その後、幾つかの情報交換と確認を行い、臨時の円卓騎士会議は終了となった。

 

かくして、ミステリオに墜ちた黒衣の男(笑)改めクロウレイル・D・エンドの長い初日は終わりを迎えた。

 

Quest Clear

                ──Next to the quest




オナシアがいないのは劇中では語っていませんが既に王国と戦争状態になっているからです。某攻略サイトの情報を基に設定を見直しつつ書いてはいるんですが、細かい所まで載ってなかったりするので・・・

クロウ「原作ファンにしか分からん話を・・・んなコトよりミュセルだろ」

ミュセルなぁ、ある理由でクロウを公国の所属にする為に公国の上層部で絡ませ易いの誰かな~って考えたらユーゲント姉妹だったんだけど、なんか気が付いたらミュセルがヒロイン候補に・・・どうしてこうなったんだ?
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