結城友奈は転移である   作:転移なう!

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友奈が、ゆゆゆのコスプレをする・・・なんてパワーワードなんだ・・・。


勇者装束(偽物)

「おっ、出てきたか・・・」

 

押入れを整理したらみんなの勇者服が出てきた。この世界はバーテックスなんて居る訳ないので勇者システムなんて存在しない。購入するか、誰かが手作りしないと勇者装束は手に入らない。

 

「一応サイズ合っているか、聞いてみるかー」

 

とりあえず、友奈ちゃんを呼び出して試着させてみた。

 

「本当にあったんだねー」

 

「整理したらちゃんと見つかったよ」

 

「改めてみるとやっぱり勇者の着る服って可愛いよね」

 

わかるぞ・・・!山桜色で友奈ちゃんに似合っているから是が非でも買うより手作りしたかった。中学生の俺、ありがとな!

 

「ああ・・・そうだな」

 

「凄い・・・よく出来てるなぁ・・・」

 

そりゃあ友達と頑張って作ったからな・・・こだわりは友奈がパンチする逆手。売っているコスプレ服は逆手が布で出来てるからこいつを再現するのに時間がかかって友達に怒られた思い出しかない。

 

「着てもいい!?」

 

「その為に呼んだからな。一応レディース用だけどサイズ合っているか確かめてほしい」

 

「うん!結城友奈、勇者になーる!」

 

俺は友奈ちゃんが着替えるので部屋から出た。

数分後、扉が開いた。

 

「似合ってる?」

 

そこには勇者装束を着た友奈がいた。うん、似合っててる・・・勇者の友奈が目の前に居る。

 

「やばい泣きそう・・・」

 

「あぁ・・・泣かないでぇー」

 

だってしょうがないじゃん・・・友奈ちゃん達は物語上、勇者に変身出来ないのでもう二度と見られないから正直激レアの激レアだからな。勇者の姿をもう一度見られるなんてファンとしては大興奮物だよ。園子ちゃんで言う‘‘ビュオオオオオオウ!‘‘だよ。

 

「いやぁ・・・人生で一番満足したかも・・・」

 

「私も、もう一度着てみたかったから満足だよ!」

 

「命懸けで戦ったのに?」

 

そう、結城友奈にとって勇者は、良い思い出でもあり、辛い思い出でもある。

 

「うん!確かに苦しい事もあったけど・・・私は勇者になってよかったと思うよ?」

 

本当に、結城友奈は勇者なんだな・・・俺だったら恥ずかしくて言えないわ。

 

「うーん?」

 

「どうしたの?」

 

「次は友樹君にお返ししたいんだけど・・・何がいいかな?」

 

おぉ・・・そんな事まで考えてくれるのか・・・嬉しいな。でも、俺は特に欲しいものは無いんだよな。友奈ちゃん達と過ごせる事がお返しされてる感じだし。

 

「名台詞言ってもらおうかな?」

 

「名、台詞?」

 

友奈ちゃんの初変身。ヴァルゴ・バーテックスでの戦いで言った・・・・アレ。

 

「そう、‘‘嫌だ!ここで友達を見捨てるような奴は・・・‘‘」

 

「友奈ちゃん!」

 

「勇者じゃない!」

 

あっ、東郷さん・・・・凄いタイミングで東郷さんが来てしまいました。

 

「と、東郷さん!いつの間に!?」

 

「友樹君、どういう事か説明お願いできますか?」

 

「あのね、東郷さん。これには理由があってね・・・」

 

どうしよう・・・東郷さんめっちゃ怒ってる?東郷さんしか聞いていない名台詞だからそれで怒ってるのか!?

 

「友奈ちゃんはいいの!いくらでも許すわ!」

 

「あの・・・俺は?」

 

東郷さん、俺もお慈悲を・・・!

 

「情け無用です」

 

「はい・・・」

 

何でこうなるのかな!?やだよ・・・説教も吊るされるのは嫌!

 

「友樹君、ごめんね。東郷さんには逆らえないよ~」

 

「みんなのためになる事を勇んでやるのが勇者部じゃないのかよぉ!」

 

この後めちゃくちゃ説教されたけど東郷さんが着ていた勇者装束を渡したら許して貰えたぞ。

 

ふぅ・・・良かった。

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