結城友奈は転移である 作:転移なう!
ある日の夜中。
「という事なんです・・・」
「樹ちゃん、本気かい?」
真夜中に犬吠埼樹が俺の部屋にやってきて俺のベッドに座り込み、話し始めたのだ。
「この事は、お姉ちゃんたちには相談できませんからどうしても友樹君に協力をお願いしたいです!」
勇者部のみんなに言えない相談・・・それは一体何なんだ!?
「でも、なんで俺なんだ?他に誰かいないのか?」
「はい!友樹君は誰よりも頼りになりますからそれで・・・」
「えっ?」
突然の告白に俺は驚いてしまったけど頼りにされてるのは嬉しい気分だ。
「勇者部のみんなに相談しにくい事って何かな?」
「その・・・お姉ちゃんの女子力の事についてなんです・・・」
「女子力!?」
あぁ・・・女子力ね。樹ちゃんはお姉ちゃん思いの良い子だな。
「はい・・・」
樹ちゃんの話によると最近の風さんは女子力を高めるために色んな事をしているから樹ちゃんは、姉の事が心配らしい。もしかして俺が鑑賞会したから?
「だから私一人ではどうしたらいいかわからなくて、それで友樹君に相談しようかと・・・」
「そうだったんだね。多分、俺のせいかも・・・」
俺はあの日の出来事を話した。すると樹ちゃんは顔を真っ赤にして恥ずかしそうな表情を浮かべていた。
「そ、そんなことがあったなんて知りませんでしたよ!」
多分、風さんも恥ずかしくて言えなかったんだろうね。あんな鑑賞会していたら身を隠したいくらいに恥ずかしいと思う。あの後、風さんを落ち着かせるのはめっちゃ苦労したし。
「いやぁ・・・風さんがいきなり来たからさ・・・言うなって言われたし」
「そうなんですか・・・お姉ちゃんがご迷惑をおかけしてごめんなさい!」
「いやそれは良いんだよ。風さんの魅力だから・・・」
女子力を求める風さんも可愛いけど妹の為に大赦を壊そうとするのあれこそまさに女子力高いと思うよ?
「そう言われると嬉しいですね・・・ありがとうございます!」
「うん。それで樹ちゃんは具体的に何をしてほしいんだ?」
「はい!友樹君にはお姉ちゃんと一緒にデートしてほしいです!」
まぁ女子力を発揮するのは異性とのデートだろうけど・・・俺で良いのかな?
「へぇ~・・・えっ!?」
「お願いします!お姉ちゃんの為なんです!」
樹ちゃんは本当にお姉ちゃん思いだな。俺感動しちゃった!
「俺なんかで大丈夫なのかな?」
「はい!むしろ友樹君じゃないとダメなんです!」
「わかったけど風さんになんて言えばいいのかな?」
風さんに『デートに行こう!』なんて言ったらはぐらかされそうだよね?
「それなら私に任せてください!」
任せてと言われても・・・なんだか樹ちゃんに乗せられてるような気がする・・・。