結城友奈は転移である 作:転移なう!
俺と犬吠埼姉妹で近くのショッピングモールに来た。学校が夏休み期間中だから警察にも補導はされないはず!
「友樹君、今日はお姉ちゃんと一緒にお出かけしてくれてありがとうございます!」
「ごめんね、友樹。樹がどうしても私と友樹の2人が良いって言うから・・・」
樹ちゃんの作戦にまんまとハマってる風さん。樹ちゃんはニヤニヤしてるし・・・ヤバい緊張してきた。
「じゃあ、まずどこに行く?」
「映画とかどうですか?私、観たい映画があるんですよ〜」
「映画ね?樹の見たい映画沢山見るわよ!」
そして俺たち3人はショッピングモール内にある映画館に向かった。
「うぅ〜楽しみです!」
映画のチケットを購入後、売店にてポップコーンやジュースを購入し劇場内に入る。
「ふぁ〜ドキドキしますね」
「そうね。でも、どんな映画なのかしら?」
「えっとですね・・・ホラー映画ですよ!」
その瞬間、俺は察した。この映画は風さんが倒れそうな気がする。
「ねぇ樹?ホラー映画なんて本気なのかしら・・・?」
「はい!友樹君が見たいと言ってたので!」
俺、そんな事言ってないぞ!?樹ちゃんめ・・・責任を全部押し付けるつもりだな。
「そっか・・・友樹もホラー好きなんだね・・・」
ごめんね、風さん。お詫びにうどん沢山作るから樹ちゃんのお願いを聞いてやってくださいな?そして上映が始まったのだが・・・予想通り風さんの絶叫が劇場内に響き渡った。
「ゆっ、ゆうれいー!」
「お姉ちゃん・・・・」
風さんの叫び声を聞きながらスクリーンを見る。その後、風さんは気絶してしまった。
「流石に選ぶ映画間違えてないか・・・?」
「少しやり過ぎました・・・お姉ちゃん大丈夫かな?」
俺は思う。樹ちゃんって少し腹黒いのかな?
「大丈夫だと思うけど・・・とりあえず外に出ようか?」
気絶した風さんをおぶって映画館の外に出る。ショッピングモール内にあるベンチがあったのでそこで風さんを座らせた。
「ごめんなさい、友樹君」
「樹ちゃん、気にしないで?風さんが回復するまで飲み物買ってきてほしいな?」
「はい!」
樹ちゃんは、自動販売機に向かい飲み物を買いに行った。飲み物を買いに行く間にそうしたら風さんが復活した。
「目が覚めたんですか?」
「友樹・・・・もう映画は終わった?それと樹は?」
「映画はもう終わったよ?樹ちゃんなら飲み物買いに行ってたんだよ」
「ごめんなさい、友樹。お金なら後で払うわ」
本当に律儀だよな・・・そういう所が女子力高いのよね。多分女子力を連呼しなければ普通に女子力高めの女子高生なのに。
「いいよ別に。それより大丈夫?」
「うん・・・何とかね。あぁー怖かったわ」
幽霊と言っただけで倒れちゃう女性だから2時間以上の映画なんて見たら風さんが死んじゃうかと思った。
「まぁ、そうだね。割と迫力あったよな」
「私は無理だったわ・・・」
知ってます・・・そういう所が可愛いだなんてまあ言えないですけど。
「こんな私、嫌よね・・・」
大赦を潰そうとしてる病んだ風さんになりかけてる・・・このままだとマジで俺の世界が壊されそうだ。
「嫌じゃないです!」
ここは一人の男として犬吠埼風を励まさないといけない。
「ほ、ほんとう?こんなアタシでも女子力はあるのよね・・・?」
「勿論です!犬吠埼風は女子力あります!」
「じゃあ・・・抱きしめてくれるかしら?」
「えっ!?」
「だって、怖いものを見た後に抱きしめてもらうと落ち着くって聞いたことがあるから・・・」
それ、誰から聞いたんですかね?というツッコミは置いといて・・・ここは抱くべきか!?
「いや・・・その・・・」
「ダメ?」
上目遣いは反則です!やっぱり無意識の方が女子力高すぎませんか!?俺は覚悟を決めてる事にした。
「ふぁ・・・友樹、暖かい・・・」
「そ、そうですか・・・」
恥ずかしすぎて死にそうなんだけど・・・しかも風さんの胸が当たってる。風さんが満足するまで風さんを抱き寄せた。
「友樹・・・ありがとうね」
「ど、どういたしまして・・・」
「あのさ・・・お願いがあるのだけど良いかな?」
「何かな?」
「また・・・こうやって一緒に出かけてくれない?その・・・もちろん樹も一緒にね!」
「勿論!」
こうして俺は、犬吠埼姉妹とのデートを終えた。そして、家に帰る途中に樹ちゃんが耳打ちで。
「見ていましたけど・・・友樹君かっこいいですよ・・・私もやってほしいなぁ・・・」
って言ってきた。この姉妹には頭が上がらないと思ってしまった。
▼犬吠埼風は女子力が上昇した!
これ、園子が見ていたら一生モノのネタになるよな・・・。