結城友奈は転移である 作:転移なう!
「着いたぞ!四国!」
ホント、夏休みでよかったと思う。俺達は香川県の観音寺市にやってきた。四国に行くのに結構遠くてびっくりした。各地色んな場所に寄り道などもしたけど勇者部のみんなは新鮮な感じで少し和んだ。
「うどん食べたいです」
「うどんか……じゃあみんなの行きつけのうどん屋行くか」
俺はそう言って移動する事にした。みんなの行きつけのうどん屋といえば一つだろう。
「いらっしゃーせー!!」
「おぉ〜やっぱりここだったね〜」
「本当にかめやそっくりね」
讃州中学の近くにあったうどん屋のモデルになった場所だ。この店は勇者部全員で行った事のある場所の一つだ。
「さぁ入ろうぜ」
「うんっ!」
店内に入るとお客さんが少なかった。まぁ大人数で来てるから正直助かる。そして店員さんも笑顔で応対していた。
「……いらっしゃいませっ!!何名様ですか?」
「はい、8名ですけど・・・」
「ではこちらへどうぞ……」
案内された席に座るとテーブルにはメニュー表があった。そのメニューを見ていると友奈が口を開いた。
「ねぇ東郷さんは何にする?私は天ぷらうどんかなぁ」
「私は友奈ちゃんと同じ物にするわ」
「アタシは当然肉うどんよ!」
「わ、私も!」
樹ちゃんも風さんと同じ物にした。やっぱり姉妹なんだなぁー。
「俺はかき揚げうどんにしようかな」
「じゃあ私は釜たまうどんで〜」
「銀はどうするの?」
東郷さんは銀にそう聞くと、少し悩んでから銀は答えた。
「須美と同じので良いかな?アタシ、なんでも食えるし!」
「分かった。すみませーん!」
注文を取ってくれた店員さんにみんなはそれぞれが頼んだメニューを言っていく。そして数分後それぞれが頼んだメニューがテーブルに並べられた。
「じゃあ、いただきます」
「いただきまーす!」
みんなで手を合わせ、俺達はうどんを食べ始めた。やっぱりこの店のうどんは美味しいな……聖地巡礼した時によく食っていたからな。するとみんなは嬉しそうに食べている。そんな様子を見て俺は微笑んでいた。食べ終わり、会計を済ますと俺達はお店を出た。
「ふぅ・・・お腹いっぱいだ」
「私も〜」
「満足ね」
「さて、これからどうします?」
これからの予定を考えていた。友奈ちゃんからこんな提案をしてきた。
「友樹君、せっかくだから讃州中見に行きたい!友樹君の世界にもあるんでしょ?」
「あるにはあるけど・・・」
「アタシも賛成です!」
「良いわね、行きましょう」
「よし、行くか!」
という感じで讃州中学校になったモデルの中学校に向かった。着くまでの間も勇者部の思い出話とかをしていた。でもやっぱり俺は友奈ちゃん達が話している時の笑顔が眩しかった。
「あ、そろそろ着くんじゃない?」
「本当に讃州中がある。私達の世界と変わってないね」
「むしろ、そのまんまよ」
「懐かしいよね・・・東郷さん」
「また来れるなんて思わなかったわ」
そんな話をしていると目的の中学校に到着した。みんなは懐かしそうに見ていたり、思い出を話したりしている。
俺は少し離れた所でそれを見ていた。
「ねぇ、友樹君!」
「ん?なんだ?」
すると友奈ちゃんが俺を呼び、俺は友奈ちゃんの方を向く。すると眩しい笑顔でこう告げた。
「やっぱり地元は一番だよね~」
「そうだな」
この四国に来る前から色々あったけど・・・俺と勇者部のみんなとはすっかり仲良くなった気がする。そう考えていたら銀ちゃんのスマホに見覚えのあるアラーム音が鳴った。
「この音は・・・!?」
「樹海化警報!?嘘でしょ・・・」
「やっぱり春樹君の世界にもバーテックスが!」
そして・・・世界は樹海の中に切り替わった。この樹海が、原作通りなら勇者じゃない人達は時間が止まってバーテックスが倒すまでは動かないはずだ。