結城友奈は転移である   作:転移なう!

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樹ちゃん回です。占いもあるし。せっかくだからゆゆゆの曲も歌わせるなんて・・・


そうだ カラオケに、行こう

「そうだ カラオケに行こう!」

 

なんだ、京都に行こう的な・・・これ勇者部の人達に言っても伝わらないから黙っておこう。

 

「それで? どこのカラオケに行くんだ?」

 

「ふっふーん! 最近、友樹君の家の近くに新しいカラオケが出来たんだよ?」

 

「へぇ~そうなのか」

 

「うん、だからそこに行こうよ!」

 

「そうね、樹の歌聞きたいし・・・」

 

そうして俺達はその新しくできたというカラオケ店に向かった。そして受付を済ませて部屋に入り、ドリンクバーで飲み物を取ってくると既に歌の準備をしている風先輩がいた。

 

「あっ、友樹君こっちです!」

 

「ああ、ごめんな待たせて」

 

「ううん、全然大丈夫だよ~♪さぁどれ歌おうかなー」

 

友奈ちゃんが張り切っていて可愛いな・・・そして俺は樹ちゃんの隣に座る。すると樹ちゃんはマイクを持ったままモジモジしていた。

 

「どうしたの? 樹」

 

「えっと、男性の前で歌うの恥ずかしくて・・・」

 

「樹ちゃん、自信持って!」

 

「そ、そうだよね・・・よし!犬吠埼樹歌います!」

 

気合を入れたのかマイクを強く握り締めた樹ちゃん。そして曲が流れ始め歌い始める。最初は緊張気味だったけど途中から慣れてきたようで声がよく出ていた。

 

「いつきぃ!上手いわよ、流石あたしの妹ね!」

 

風先輩は泣きながら樹ちゃんを褒めていた。

 

「もうお姉ちゃんったら・・・」

 

照れながらも嬉しそうな表情を浮かべている樹ちゃんを見て俺は思わず笑みがこぼれてしまった。その後、みんなは楽しそうに歌っていた。気が付けば夕方になっていた。

 

「今日はありがとね、友樹。勇者部のみんなも良い息抜きになったわ」

 

「いえ、こちらこそありがとうございます。凄く楽しかったです」

 

俺は犬吠埼姉妹と一緒に俺の家まで歩いていた。他のみんなは、色々話しながら家に入っていった。

 

「東郷さんの軍歌特集はやばいな・・・」

 

「あたし達の世界でも歌ってたし・・・こっちの世界の軍歌も気に入ってたみたいね」

 

生の東郷さんの歌聞けてよかった・・・まぁ担当声優と同じ声なのは逆異世界転移ではよくある事だ。

 

家に帰ってリビングで俺は樹ちゃんに提案をした。

 

「せっかくだから樹ちゃん占ってよ?」

 

「誰を占うのですか?」

 

「うーん、俺のことでもいいよ?」

 

樹ちゃんの占いで“死神”のカード出してもらってないからここで出してみようかな。

 

「じゃあやってみます!」

 

樹ちゃんが集中してタロットカードをやってる。俺が見たかった風景でもある。

 

「友樹さん、1枚引いてください」

 

「ああ・・・引いたぞ」

 

引いたカードは死神の正位置。意味は崩壊、死、損失、終末だったかな?

 

「死神だね?」

 

「死神ですね・・・」

 

「友樹、樹は調子が悪かったのよ?ね?ね!」

 

「ま、まぁこの逆位置のように過ごせるように気にかけておくよ」

 

「友樹さんなら出来ますよ!今日は一緒に遊んでくれてありがとうございます!友樹さん、またみんなで遊びましょうね?」

 

「うん、もちろんだよ」

 

こうして俺達の休日が終わった。





よく見ると樹回というより、犬吠埼姉妹回だよな・・・

人物紹介

犬吠埼樹
占いが上手くて将来歌手になりたい女子中学生。現在勇者部の部長をしている。

犬吠埼風
妹大好き高校生。
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