ポケモンの、ポケモンによる、ポケモンのための反乱軍   作:すいそ

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旗揚げ

火の手が迫って来るのをただ見ているだけだった。

自分は貰い火なので助かるかもしれないが、

3人は助からない。サイコキネシスで運ぶにしても

2人までしか持ち上げられない。

「んん..あれ?」

そういえばルリアがいた。ルリアに後一人を頼もう。

「ルリア、ラスクを持って。基地まで戻ろう。」

すぐに状況を察知したのか、コクリと頷いてラスクを念力で浮かびあげた。

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たどり着いてすぐ、後悔の念に捕らわれた。

「畜生っ!さらわれた!見ているだけだった!

動けなかった!畜生!畜生!畜生!」

「ミヤだけのせいじゃないわ。」

私達のせいよ。と、言ってはくれるが、それでも

「妹一人救えないでなにが兄だ!」

とめどなく黄色の目から涙が溢れる。

「悲しみを一人で抱え込んじゃダメ。それとも私とでは悲しみを分かち合えない?」

そういって隣に座ってくれた。

気がつけばルリアの腕の中で泣いていた。

優しく頭を撫でてもらったからか、

夜明けまでずっと泣き続けていた。

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「..ぐすっ。恥ずかしいところ見せちゃったな。」

「結構かわいかったわよ?大きな赤ちゃんみたいで。」

やっぱり恥ずかしい。そのまま寝てしまったことも

余計に恥ずかしい。

「で、みんなは?」

「木の実を取りに行ったわ。ミヤのことをみて笑っていたわよ?ふふふ♪」

...もういっそのこと死にたい。後悔していると、

扉があいた。「取ってきたぞ...って起きたのか。昨日はごめんな。」「いや、いいよ。僕のせいでもあるし。」自分も、動けなかったし、仕方が無いだろう

。「とりあえず木の実食べよーよ。元気つけて

村に行かないとね。」

それもそうだ。とりあえず腹ごしらえだ。

「...このオレンの実うめえな。」 

「もぐもぐ...そーう?なんか甘みが強すぎない?」

「確かに。モモンの実は、早すぎたかな?」

「そうでもないでしょ」

早く行かなくてはならないのに味わって

食べてしまう。

「ふう、御馳走様。じゃあ行こうか。」

また、村へ戻る。家族はどうなっているのだろう。

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「...なにもないね。」

「ああ。骨もないということは、どっかに逃げ出して

いるのかもな。」

「だといーんだけどね。」

村を探してみたが骨は無かったので、どこかに落ち延びているのかも。という結論へ至った。

「さて、俺達はこれからどうする?なにもないぞ?」

「特訓でもする?奴らに負けないように。」

「でも、生半可な特訓じゃあLv.40までは、

おいつけない。」

「それなら、僕にいい考えがある。反乱軍を作ろう。」「「「反乱軍!?」」」

「そう。僕らはまだ14だから、旅は出来ないけど、

18になってから世界中を旅しよう。『クレバ団』

を倒すための仲間を集めるんだ。」

「18になるまでは、どうするの?」

「それまで修業すればいいさ。」

「なるほど..楽しそうじゃねえか。よし、乗っかろう。」「だね♪」「良いわよ。」

「..よし、僕たちは、『友達』ではない。『仲間』だ。頑張っていこう!」「「「おお!」」」

そうして、僕たち反乱軍は、静かに旗を揚げた。

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