ポケモンの、ポケモンによる、ポケモンのための反乱軍 作:すいそ
火の手が迫って来るのをただ見ているだけだった。
自分は貰い火なので助かるかもしれないが、
3人は助からない。サイコキネシスで運ぶにしても
2人までしか持ち上げられない。
「んん..あれ?」
そういえばルリアがいた。ルリアに後一人を頼もう。
「ルリア、ラスクを持って。基地まで戻ろう。」
すぐに状況を察知したのか、コクリと頷いてラスクを念力で浮かびあげた。
____________________
たどり着いてすぐ、後悔の念に捕らわれた。
「畜生っ!さらわれた!見ているだけだった!
動けなかった!畜生!畜生!畜生!」
「ミヤだけのせいじゃないわ。」
私達のせいよ。と、言ってはくれるが、それでも
「妹一人救えないでなにが兄だ!」
とめどなく黄色の目から涙が溢れる。
「悲しみを一人で抱え込んじゃダメ。それとも私とでは悲しみを分かち合えない?」
そういって隣に座ってくれた。
気がつけばルリアの腕の中で泣いていた。
優しく頭を撫でてもらったからか、
夜明けまでずっと泣き続けていた。
_______________________
「..ぐすっ。恥ずかしいところ見せちゃったな。」
「結構かわいかったわよ?大きな赤ちゃんみたいで。」
やっぱり恥ずかしい。そのまま寝てしまったことも
余計に恥ずかしい。
「で、みんなは?」
「木の実を取りに行ったわ。ミヤのことをみて笑っていたわよ?ふふふ♪」
...もういっそのこと死にたい。後悔していると、
扉があいた。「取ってきたぞ...って起きたのか。昨日はごめんな。」「いや、いいよ。僕のせいでもあるし。」自分も、動けなかったし、仕方が無いだろう
。「とりあえず木の実食べよーよ。元気つけて
村に行かないとね。」
それもそうだ。とりあえず腹ごしらえだ。
「...このオレンの実うめえな。」
「もぐもぐ...そーう?なんか甘みが強すぎない?」
「確かに。モモンの実は、早すぎたかな?」
「そうでもないでしょ」
早く行かなくてはならないのに味わって
食べてしまう。
「ふう、御馳走様。じゃあ行こうか。」
また、村へ戻る。家族はどうなっているのだろう。
________________________
「...なにもないね。」
「ああ。骨もないということは、どっかに逃げ出して
いるのかもな。」
「だといーんだけどね。」
村を探してみたが骨は無かったので、どこかに落ち延びているのかも。という結論へ至った。
「さて、俺達はこれからどうする?なにもないぞ?」
「特訓でもする?奴らに負けないように。」
「でも、生半可な特訓じゃあLv.40までは、
おいつけない。」
「それなら、僕にいい考えがある。反乱軍を作ろう。」「「「反乱軍!?」」」
「そう。僕らはまだ14だから、旅は出来ないけど、
18になってから世界中を旅しよう。『クレバ団』
を倒すための仲間を集めるんだ。」
「18になるまでは、どうするの?」
「それまで修業すればいいさ。」
「なるほど..楽しそうじゃねえか。よし、乗っかろう。」「だね♪」「良いわよ。」
「..よし、僕たちは、『友達』ではない。『仲間』だ。頑張っていこう!」「「「おお!」」」
そうして、僕たち反乱軍は、静かに旗を揚げた。