マギアレコードRTA ワルプルギス撃破ルート 真の博愛主義者チャート   作:まっしろたまご

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(小説パートは)初投稿です。

マギレコRTAシリーズ恒例の小説パート、対戦よろしくお願いします。

感想、お気に入りで救われて命が私です。


閑話1 七海やちよ 邂逅、高嶺の花

 4月。多くの人が出会い、別れる春。かく言う私もクラスの再編を終え、無事に知り合いと言える人物とクラスが別れてしまった。特段困ることは無いが、クラスのの中でもしもの時頼れる人がいないのはやはり心細いと言わざるを得ない。そこまで思考を巡らせた所で、手元で光を発するそれに意識を向ける。

 

 魔女の反応。感じる魔力的におそらく中規模以上の魔女だ。魔法少女である以上、討伐しなくてはならないが、曲がりなりにも5人チームのリーダーだ。やめよう。独断専行したところで得られるのは危険だけだ。まずはチームメンバーに知らせるのが先決だろう。

 

 しかし。気づいてしまった。魔女の結界内部の魔力が魔女や使い魔のものだけでは無いことに。今まで知り合った魔法少女の魔力では無い。新人だろうか?まあ良いだろう。考えるのはあとだ。少なくとも先に、結界内部にいる子を救助しなくてはいけまい。気づいたからには、見捨ててしまっては夢見が悪いものだ。

 

 入口の先が魔女の棲み家に直通していることや、使い魔が既に戦闘態勢をとっていることを考慮し、先に変身してから突入する。結果はビンゴ。直で魔女の元に来ることができた。小高い丘のような場所に出たため、結界内を一望できる。反応通り、魔法少女は一人。何か怪我をしたり、消耗している様子が無いのは安心できる。あの様子ならば少し魔女を引きつけておけば大丈夫だろう。

 

 数発槍が命中した所で、攻撃対象が私に移る。戦っていた子は一瞬怪訝そうな顔をしていたが、すぐにこちらの意思を汲み取ってくれたようで、お互いの撤退はスムーズに進めることができた。

 

 

 

 「お助け頂き、ありがとうございました」

 

 結界を出てすぐのこと。深々と頭を下げられてしまった。

 

 「いいえ。魔法少女歴が長い者として当然のことをしたまでよ」

 

 どうやら、学校帰りにグリーフシード集めをしていた所、先の魔女に遭遇し、放置するのも忍びなかったため戦闘を開始したらしい。しかし、想定以上の強さの魔女で火力が足りず、攻めあぐねていたそうな。なんにせよ、助けになれたようだ。

 

 「ねぇあなた。事情を聞くに新人のようだけれど、チームは?」

 

 「魔法歴は今二週間ぐらいですね。チームは組んでいません」

 

 新人、しかも個人活動中ときた。流石にここで解散するというのはあまりにも薄情だ。そう思う頃には、既に手をとってしまっていた。

 

 「いいわ。あなた、私のチームに来なさい」

 

 少し強引になってしまったが、相手方も頷いてくれているし、問題ないだろう。

 

 

 

 所変わって、みかづき荘。現在みかづき荘では、緊急会議が開かれている。もちろん原因はこの私こと七海やちよである。と、いうのも。私は今あら濡れ衣を着せられているのだ。きっかけは一言。みふゆの、「やっちゃん……誘拐は流石に……」である。

 たしかに。何処か視線を惹きつけられる容姿にスラリとした体躯。極めつけは見るからに気弱そうな雰囲気だ。そんな女の子の手を引いて半ば強引に連れ帰ったのだ。疑われたとていた仕方ないだろう。

 結局のところ、この突発的に始まった裁判は、誘拐被害者こと滝乃音さんの熱烈な弁護によって無罪として決着した。

 

 本題に入り、滝乃音さんのチーム加入の話を進めるうちにすっかり日は落ちてしまい、一旦お開きということになった。特に異論なく加入の運びになったのは、一重に滝乃音さんのコミュニケーションズ能力が高いからだろうということがひしひしと伝わってきた。

 

 「申し訳ないわね。こんな時間まで引き止めちゃって。帰る前に親御さんに連絡でも入れておく?」

 

 言うなれば、社交辞令のようなもの。しかし魔法少女相手には迂闊だったことを知ることになる。

 

 「ええっと……大丈夫です。帰る場所とか親とか無いので……」

 

 頬を掻きながら、あははと苦笑してみせる彼女を見て痛感する。

 

 

 

 私は軽率に、地雷を踏み抜いてしまった。と。




次回はちゃんとRTAします(一敗)

お読みいただきありがとナス!


▼やっち

 濡れ衣を着せられた。解せない。

▼みっふ

 軽率に人を疑うのはやめようと思った

▼めいちゃん

 高嶺の花すぎてクラスで浮いてる。誘拐されそうな見た目。
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