Hero Girls Super Hero   作:ポタラット

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こっちの方がめっちゃスラスラ書ける…
もう一つの方は詰め込み過ぎたかな?

それではどうぞ!



第1話 ソラシド市へようこそ!ただし怪物、お前はお断りだぜ?

 

ここはソラシド市。別段変わりの無い普通のこの街で、1人の女の子が歩いていた。

この女の子の名前は虹ヶ丘ましろ。ソラシド市で暮らしている、どこにでも居る普通の中学2年生。

 

「えっと、おばあちゃんに頼まれたものはローズオイルにシナモンスティック。後は干したカエル…はい?」

 

どうやら、ましろは祖母にお使いを頼まれて買い物の途中だ。それで改めて何を買うのか記載されたメモを見て少し困惑した。

そんな中知り合いらしい1人の男がましろに声を掛けるのだった。

 

「ウィッス!まっしー。今日は"Pretty Holic"で買い物かい?」

 

「あ!(あきら)くん。今日は違うよ?お祖母ちゃんにお使いを頼まれているの。」

 

今ましろこと、まっしーに声を掛けた男、僕の名前は…まだ秘密っ!

 

ちゃんと説明しなきゃダメだよ?この男の子の名前は藍石(あいいし)(あきら)くん。彼は高校生で私は中学生、小さい時から仲良しの所謂幼馴染です。

 

おやおや〜?私の事を忘れるなんて、あげはちゃんサゲサゲだよ〜

 

「はえーよ座ってろ!つーか、まっしーナチュラルに入ってこないで…」

 

「何の事かな…分からないよ?晶くんこそ何言ってるの…?」

 

うーんこの中坊…まあいいや。

えっと…まっしーは祖母ちゃんにお使いを頼まれたって言ってたっけ?ちょっとメモ見して、どれどれ…ローズオイルにシナモンスティック、干したカエル。

 

「うん…まっしーの祖母ちゃんって毒リンゴとかも作っていない?」

 

言い過ぎました、ごめんなさい。だから笑顔のまま無言にならないで!大体、違うなら少しは否定しろよ!

 

「よっ!ましろちゃん。それに…あ・き・ら・くん。」

 

おっと…ちょっとヤバい雰囲気をぶち壊してくれたのは嬉しいが、一番会いたくねえー奴らに見つかったわ…

丁寧に挨拶を返すまっしーと、顔をひきつる僕の前にはスキンヘッド2、チビキョンシー1、ボサボサのロン毛1が居る。

 

上から順番に言うぞ。まずスキンヘッド2人組は"クリリンと天津飯"って名前。チビキョンシーは"餃子"。ロン毛は"ヤムチャ"って言うんだ。

不思議な名前だろ?僕もそう思います。

因みに僕と同じ高校だ。

 

「僕、今日用事があるんで。だから行かねえからな?」

 

「え?晶くん用事があったの!?」

 

はいはい。んで、コイツら本当に良い奴らなんだけど、僕を無理矢理とある"武道家の爺さん"の所に連行すんだよ。来たら来たで"修行"とか言って、鬼の様なトレーニングをさせられるんだぜ?なんとか流の布教は良いが、押し付けはダメ。

あ、天とチャオは違ったな…

 

まあ、そう言う訳なので僕はこれから、まっしーとデート(嘘)するんでバイバイ!

 

「お、お前…悩みがあるんだったら聞く位なら俺がするぞ?」

 

「もしこいつが何かやらかしたら、すぐに言ってくれ。」

 

「その時は泣くまで蹴飛ばす。」

 

「まあまあお前達落ち着け。今日のところはお邪魔虫は退散しようぜ?」

 

前言撤回。上3人は嫌な奴だよ。何で僕は同情されてるの?まっしーに何をすると僕を泣くまで蹴飛ばすとか怖えーよ…マジで。

そしてヤムチャお前だけが救いだよ本当に。でも今日だけ、ねえ…?じゃあ僕は"あげ姐"に弄りネタ提供するからな。

 

 

 

「良し行ったか…んで、まっしー悪いな。」

 

「ううん…いいよ。そ、それでお使いしながら…デ、デートでも…」

 

えーと、恋愛漫画みたいな展開に突入…ですか?乙女心を馬鹿にして本当に申し訳無いけど、ああ言ったのは逃げる口実だからねっ!勘違いしないでねっ!…うん、無いわ。

 

「前にPretty Holicで売ってた手帳だっけ?あれ欲しがっていただろ?お詫びつーう訳じゃねえーけど、プレゼントする。」

 

「そうだけど、別に気を遣わなくていいよ。でも、ふふっありがとう。」

 

あぁーこんな優し過ぎる子に、僕は何て言う事をしたんでしょう。

僕はしっかり反省していると、隣のまっしーの足元に手帳が落ちて来た。これで手帳の件はチャラだね!なんて言う筈無いだろう!

 

「そもそも何で落ちて来たんだ?」

 

「さあ…?」

 

首を傾げるまっしー。空から落ちて来たのを

分かったから僕は見上げる。あー今日はいい天気ですね〜、不思議ですね〜"女の子が降って来ましたね〜"。

 

「そこぉどいてくださいっ!!!!」

 

「えええぇぇぇエエエ!!!!」

 

まっしーが叫んでいるのは当然だよな。それにしても慣れって怖いよね〜時々鬼の様な修行に連れられている所為で、妙に落ち着いている僕がいる。夢かだって?これは現実に決まってんだろ。

 

「今助けます…よっと!!」

 

僕は空から降って来た女の子を助ける為にジャンプしてキャッチした。

そもそも何でそんなジャンプ出来るかって?それはアイツらとの修行の成果…いや所為だな。よくよく考えると人間卒業への片足を突っ込んでね?まあいいや。あ、因みにまっしーは僕も含めて、アイツらを見過ぎたのかそこは慣れているよ。

 

「大丈夫かい?お次はスーパーヒーロー着__なっ!?」

 

僕は軽口を叩きながら着地の態勢をしていたら、急な浮遊感に襲われて驚いている。あれ?僕、アイツらが出来る芸当をいつ覚えたっけ?

まあ女の子に怪我無く着地出来たからいいや。

 

「「セ、セーフ…!」」

 

そうだね。それにしてもよく見れば、青髪の女の子は赤ん坊を抱えてるよ。しかもその赤ん坊は今の出来事が楽しかったのか笑っているし…

 

「あの…ありがとうございます!…ですが降ろして下さい。」

 

はいはーい、どういたしまして。僕はそのまま降ろすと、青髪の女の子はダッシュでまっしーの所まで近寄る。

 

「…はっ!ご、ごめんなさい!びっくりさせちゃいましたよね!実は私も相当びっくりしてて!偶然誘拐現場に出くわして、この子を追いかけて、不思議な穴にえいや!と飛び込んだら、空にポコって!それでピューって!」

 

擬音ばっかで分かりにくいが、兎に角色々あったんだね〜。まっしーも何か言って…あー無理だな、目が点さんになっているわ。そんで理解出来ないのか僕に助けを求める視線を向ける…仕方ない。

 

「そう、色々と大変だったね〜」

 

「えっ?えっ?なんですか?この変な街は!あれはなんですか!?あれは!?もしかして、ここって魔法の世界!?」

 

渾身のまっしーの祖母ちゃんが言いそうなモノマネをスルーされた…笑えよ。大体、魔法の世界って…空から降って来た君の方こそ魔法の世界からやって来たんじゃないの?

 

「ターーーイム!!」

 

うわあ!?ビックリした!まっしーいきなり叫ぶなよ。

 

「「これ、夢だぁ…」」

 

そんな事言う2人に現実だよ?と優しく教えるが、まあ信じてくれないね。もう良いや、これは夢だよ夢!とやけくそになる僕。

 

「初めまして、夢の中の人達。私はソラ。ソラ・ハレワタールです。それでこの子は…分かりません!」 

 

もしもし警察ですか?目の前に居るドヤ顔の女の子が赤ん坊を誘拐してます。って言うのは冗談だ。さっきソラちゃんが話した事をおおよそ理解出来てるから、そんな事案は無いな。それにこの子の自己紹介で分かった が、恐らく"超"が付くほどの真面目ちゃんだ。

 

それはそうと、何だろ…ソラちゃんの名前ってかなり変わっているのに、何とも思わないのはアイツらの原因だよな?

 

 

でも"空晴れ渡る"、か…イイネ!

 

 

「ウィッス!僕の名前は…」

 

「な、名前は…?」

 

「この人は藍石 晶くんだよ。それで私はましろ、虹ヶ丘ましろだよ!よろしくね!」

 

ちょっと、まっしー邪魔しちゃダメだよ〜?『まだ秘密だよっ!』の流れ結構好きなのにな〜。

 

「うぃっすです!よろしくお願いします!…それにしても、鉄の箱が走っているなんて夢の世界はすごいですね…この夢の街、名前はなんて言うんですか?」

 

お?ソラちゃんノリが良くてイイネ〜。おい、まっしーよ、ソラちゃんにマネしなくていいよ?とか言うんじゃ無いよ!そんでこの街の名前?そうソラシド市だぜ。

 

 

まっしーも一緒にせーの!

 

 

「ソラシド市だよ!」

「セルドコ市だぜ!」

 

「え?えっ?どっちなんですか!?ソラシド市ですか?それともセルドコ市ですか!?」

 

本当にソラちゃんは真面目だから弄り合いがあるね〜。おっと…まっしーのキツイ視線が辛い。わかった分かったから、まっしーのソ・ラ・シ・ド・市で合ってます!うん、自分で言うのも何だけど、そもそもセルドコ市って何だよ。

 

「ソラシド市…あ、それは!」

 

ソラシド市を知らない様子に名前から考えると外国人の線もあるが、実は他の星から来たマジの宇宙人で、日本語が流暢過ぎるのは言語設定とかを弄ったりして…うーん、考え過ぎか?

 

それとまっしーが拾った手帳はソラちゃんの物で大事にしているそうだ。

ん?これ何処の言語だ?マジでソラちゃんと赤ん坊は宇宙人説の信憑性が増してきたな…

 

「これですか?これは"スカイランド"の文字で、

私の______」

 

スカイランド?『私の住所です!』って言いたかったのか?全く聞いた事の無い単語が出てきたが、どうやら今は聞いている場合では無さそうだ。

突然後ろから物音が聞こえてきて、僕達は思わず振り返る。

 

「夢の中、ホントに何でもありだよ!」

 

「まっしーがそれ、まだ言ってるの忘れてた。」

 

そして煙が晴れると、僕とまっしーは驚いた。そこにはモヒカンヘアーで二足歩行の"豚の怪人"が居たからな。

 

「許さないのねん…ソラ、お前をボコボコにして、それからプリンセスを頂くのねん!」

 

名前の通称で"亀"って付く"人間"の知り合いを僕は知っているが、文字通り、動物の豚が流暢に人語を話すって凄いな。

おっと…いけない。それにあの豚の反応からすると……

 

豚=赤ん坊誘拐犯。今ソラシド市

ソラ=赤ん坊助ける。今ソラシド市

赤ん坊=豚による被害者。今ソラシド市

 

へえー、ならソラの話とも辻褄が合うな。はっはははっ…って!この赤ん坊、王女なのかよ!?

 

「まあ、どうでもいい…おい、そこのお前!この子が怯えているだろっ!さっさと帰れ!」

 

「ん?お前誰なのね?脇役が口出すな!」

 

ちょっとカチンと来たね…でも落ち着け、あの豚の手札が分からない以上迂闊に手を出せない。だからこそ、こう言う時にクリヤム天チャオを呼ぶのが先決だ。情け無いだって?知るか!と言う訳で連絡…連絡。

 

「……って!こんな非常時に限って出んのかよっ!?」

 

「晶くんも…ダメだった?」

 

サンキュー、でもまっしーもかよ。

 

 

「怖くないですよ。私が守ります」

 

そう言いながら、ソラちゃんは抱いている赤ん坊

ことプリンセスの頭を撫でて安心させる。

ソラちゃんの言動にプリンセスは笑顔になる。

 

ヤバい…ソラちゃんカッコいいし、赤ん坊だから当たり前だけど、プリンセスの仕草超可愛いよ!

だから護りたくなるよな〜。

 

てな訳で、前にプリンセスを抱えるソラちゃん、背中にはまっしーをセットして、それから息を整えてと……

 

 

 

「それでは…逃げます!」

 

「逃げれるかな?カモン!"アンダーグエナジー"!!」

 

豚怪人が何か呪文を唱えたけど関係無い、僕は必死に逃げる。ああ…何やかんや言いながらもアイツらの修行に付き合っていたのが、今の状況に役立つ事に繋がるとは皮肉だね。

 

それと僕に所謂お姫様抱っこをされているソラちゃんが『離して下さい!"ヒーロー"は逃げません!』とか言ってるが無視。まっしーはまっしーで『これ夢じゃないの!?』って言ってるがこれも無視。

 

「暴れるなソラ!その子が落っこちたら危険だろ!!」

 

「ですがっ!ヒーローは……わ、分かりました、すみません…」

 

ちょっと言い過ぎだと思うが、超真面目なソラちゃんがちょっとやそっと言っても折れる筈が無い。

にしても『ヒーローは逃げない!』ねえ…ヒーローだって逃げたい時もあると思うんだけどな…『自己犠牲も厭わ無いのがヒーローだ!』とかソラちゃん思ってないよね?

 

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「「どうしたの?(どうかしましたか?)晶くん(晶さん)。」」

 

「えるぅ?」

 

いや何でも無いさ。あくまで身近に居る人だけを護るさ…

 

それはそうと…おい、ソラちゃんとまっしー『もう追いつかないよね!』とか言うのは辞めて欲しいよな〜。

 

 

そう言う時に限って……

 

 

「脇役にしては妙に速いのね?だが鬼ごっこはお終いだっ!!」

 

マジでお約束ってあったんだな!

まあそれはいいが、さっき豚怪人が唱えた呪文の

正体って"工事現場とかにあるアレ"が生き物の様に動かす事なのか……?

 

 

 

「ランボーグ!!!」

 

 

 

ショベルカーの化け物だーーーっ!!??

 

 

 

 

_______________________

 

 

 

時はソラがソラシド市に到着した直後のスカイランドに遡る。

 

「1人の民間人がゲートに入って行くのを確認済みです。しかしゲートはすぐに閉じ、侵入に間に合いませんでした。申し訳ありません"博士"。」

 

『いやいや充分だよ。"護衛隊"が遠征で居ない隙に狙ったかの様に、君が接触した謎の化け物の登場。予め練られた陽動作戦だね!…まあいいや、その"ヴィラン"の目的は何?』 

 

「王曰く『豚の様な怪物にプリンセスが誘拐された』と仰ってました。それと『城の衛兵達が束になっても敵わなかった』との事です。」

 

『ふーん成程。次のゲートがいつ開くか分からないから、流石の僕もお手上げだね。まあ現状何も出来ないし、適当に救助でもしながら研究費を集めて、のんびり研究でもするか!』

 

「はい博士。」

 

 

 

 





藍石 晶(主人公)
名前のモチーフはカイヤナイトの和名である藍晶石からと、色が青に近いから。
晶をアキラにしたのはDB原作者の鳥山明先生からです(偶然)
基本お調子者だがやる時はやる、ちょっと人間離れした高校生。
ましろともう一人の人物とは幼馴染。

Z戦士の皆さん
主人公並みに活躍する訳では無いので注意。
和名考えるのメンドーなのでそのまま。

最後まで観ていただいてありがとうございます!
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