Hero Girls Super Hero   作:ポタラット

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それではどうぞ!



第2話 ヒーローの出番だぜ!キュアスカイ参上!!

 

()()()()()()()()()()()ーーーっ!!??」

 

僕達は怪物から逃げていたがとうとう先に追い越されて居た。それに加えて『ランボーグ!』と叫ぶショベルカーの化け物のオマケ付きでな…っ!!

 

さてどうしたものか、と考えていたらソラちゃんとまっしーがもう降ろして欲しいと頼んできたので了解した。するとソラちゃんは赤ん坊をまっしーに託し、一歩前に出る。

 

「ここは…私が食い止めます!」

 

「まあまあ、ここは僕が…ソラちゃん…」

 

超真面目なソラちゃんだからな〜?そう言うと思っていたよ。だから僕はソラちゃんの肩に手を置き、止めようとした。

そんで分かった…この子震えている。

そりゃそうだよな…いきなりこんな化け物を相手にするとか怖いよな。僕だって怖いさ…

 

だからこそ、ひとりにはさせたくないねっ!

 

「まっしーはその子を連れて逃げろ、良いな?さーて、ソラちゃんは時間を稼ぎますか…僕と一緒に、ねっ?」

 

「ですが…はい!よろしくお願いします!」

 

良い返事だね。そんで僕の指示にまっしーは不安そうにしている。大丈夫だいじょうぶ死なずに戻って来るつもりなんで、つーか死にたくねえーし。

 

「まっしー行け!ソラちゃん、いっちょ行くぜ〜!」

 

「はい!相手がどんなに強くても、最後まで正しいことをやり抜く…それがヒーロー、ですから!」

 

まっしーが逃げるのを確認し、終えると僕と格言らしい事を言うソラちゃんは化け物…ランボーグとかずっと言うから命名"ランボーグ"な!ソイツに向かって走る。

 

ちょっとムカつくけど、あの豚野郎はソラちゃんをボコボコにするとか言ってたのが幸いとなって、まっしーを追いかけずに高みの見物を決めている。

 

「ランボー…グっ!!」

 

「よっと!スピードなら結構自慢なんだぜ?ほいっと!」

 

重たい一撃を難なく避ける。つーかマジで殺す勢いの攻撃だよ…ソラちゃんヤバくね?と見てみるが余裕で回避している。あれ〜?ソラちゃん"も"人間卒業への片足突っ込んでない?なんて軽口を叩いている場合じゃねーな。

 

ランボーグの出現によって街の連中が居ないのがラッキーだ、やりやすい。まあ人っ子ひとり居ないのは疑問だけど…

 

「チィ!ちょこまかと、カバトントン!」

 

普通の人よりちょっと強い僕とソラちゃんに痺れを切らした豚野郎は呪文みたいモノを唱えるのを聞こえた。

すると僕と、恐らくソラちゃんにも視界とランボーグへの意識を逸らす黒い霧みたいなのが発生する。

 

「なっ!?うわああっ!!」

 

「きゃあああっ!!」

 

致命傷は免れたが地面を抉る一撃だ、その余波で吹き飛ばされる僕達。僕はすぐに起き上がり、ソラちゃんに近寄る。あの豚野郎…パワー系に見せてかけて結構な搦手使いだな…

 

「大丈夫かい?ソラちゃん。」

 

「ぐっ!…はい…何とか。」

 

嘘おっしゃい…無理矢理にも立つのがやっとくらいのレベルじゃないか。チッ!よくもソラちゃんを…!アイツら絶対一発殴る。

 

「あ、居ない…まっしーのところに行ったか。ほれ、背中に掴まって。」

 

「いえ、手だけで…充分です…。」

 

あら残念。まあ背中は無理でも肩くらいは貸すよ、つーか貸して。無理しているつーのにソラちゃんは申し訳ない表情になっているね。

何なのこの子…本当に良い子過ぎるよ!

 

「どうして…助けて…くれるのですか?」

 

「ソラちゃんはあの子をほっとけないだろ?それと一緒で、僕は君をほっとけないからね。」

 

本当ならナンパみたいなセリフを言うつもりだけど、状況が状況だから口には出さないね。

それにソラちゃん良い子だし超真面目だから、ひとりで突っ走って行きそうじゃん?だから放っておいてたら悪い人達でも、ちょっとイイ話しされると簡単に騙されそう。つまり保護欲が高まる、溢れる的なやつ?

 

とか何とか言ってるけど、ソラちゃんより歳上だからカッコつけたいのが本音。

 

兎に角そんな会話をしながら、まっしー達を探していた。

 

 

 

 

それから豚野郎とランボーグがまっしー達と何か言い合っているのを見つける。多分『その子を寄越せ!』とか言っているのだろう。まあどうであれ、まっしー達がまだ襲われずに無事だからそれで良い。

 

「おい、やめろ!」

「やめなさい!」

 

僕とソラちゃんの重なる叫びにアイツらがこちらを向く。そんでソラちゃんはまだ何か言いたいのか前に出て言葉を出す。

 

「あなたの相手は私が…いえ…達が…うっ!」

 

「だ・か・ら…無理するんじゃないぜ…」

 

途中で地面に倒れるソラちゃん。その拍子で、確か…大事にしていた手帳を飛んでいくのを見えたが、それよりも今はソラちゃんの方が大事だ。

それはそうとまたひとりで突っ走ろうとしてたよね?まあすぐに訂正したからいいや。

 

「"わたしのヒーロー手帳"?」

 

こっちがソラちゃんが起こして上げていると、豚野郎がそう言い手帳の中身をどんどん見ていく。

 

『空の上を怖がっていたらヒーローは務まらない!』

 

『ヒーローは泣いている子供を絶対見捨てない!」

 

『絶対、ヒーローになるぞ!』

 

勝手に人様の手帳の中身を見ては、笑いながら馬鹿にした態度でどんどん読み上げる豚野郎。何て悪趣味な野郎だ…!

 

「弱いヤツは!ガタガタ震えて!メソメソ泣いてれば良いのねん!」

 

あの野郎はそう言ってソラちゃんが大事にしている手帳のページを次々と破っていく。

 

「酷いよ!もうやめて!」

 

「てめえ!よくも…はっ!?ソ…ラ…ちゃん…?」

 

アイツのやった事にまっしーは悲痛な表情で言い、僕は湧き出る怒りをぶつけながらも、ソラちゃんを見ると顔隠すかの様に下を向いていた。

 

そこで僕は気づいた…"悲痛な表情になっているソラちゃんの目には今にも落ちてきそうな涙が溢れている事に…"

 

 

そして僕の中の怒りが爆発した…

 

 

「てめえら…吹っ飛べっ!!!」

 

「なっ!?いつの…うわあああぁ!!??」

 

「ランボー!!…グゥゥゥ!!??」

 

 

_____________________

 

 

『相手がどんなに強くても、最後まで正しいことをやり抜く…それが、ヒーロー!』

 

と奮い立たせます…が自分でもよくわからない、なのに何故か涙が溢れるそうになります。ヒーローが涙を流すと皆が不安になります、だから私は顔を隠す様に下に向けて涙を我慢してます。

 

ですが晶さんにはバレてたみたいです…恥ずかしい。

 

『笑わないさ…少し待ってろ。』

 

溢れそうな涙を我慢している自分、それともヒーローを目指す自分の事なのか?兎に角、彼は静かに言いあの豚さんを見据える。

 

瞬間、晶さんは姿が消え、気づいたら豚さんの目の前に居た。

 

『てめえら…吹っ飛べっ!』

 

そう言った晶さんの手にはいつ隠し持っていたかは判りませんが"青い武器"が握られていました。そしてその武器から豚さんと"らんぼーぐ"と言う怪物さんの二匹?を巻き込む程の"青色で丸いビーム"が放たれ、二匹は上空へと打ち上げられました。

 

『これは返して貰う…ぜっ!!』

 

私の方へ振り向いては右手で器用に武器をくるるんと回し、左手には"私のヒーロー手帳"をキャッチしていて、最後はカッコいい決めセリフを言いました。

 

 

DOKAAAAAMMMM!!!!

 

 

すると上空に打ち上げられた丸いビームは爆発して、辺りに轟音が響き渡りました。

今の晶さんの姿はさながら私が憧れるヒーローその者です…カッコいいです!!

余談ですが文字?みたいな物が見えましたが、私の気のせいですか…?

 

 

_____________________

 

 

「ほれソラちゃん、取り返したぜ。」

 

僕は手帳を返すとソラちゃんはお礼をしているが、何でか知らないけど文字通りキラキラした目で見てくる。こちらに来たまっしーは『今のどうやったの?』とか『もしかして修行のおかげなのかな?』と言う。赤ん坊も何故か嬉しい表情になっている。

 

「そう言えば…あの豚野郎達はどこ行ったの?」

 

何て言ったら2人は驚いている…だから何で?

と疑問に思っていると今度は僕の手を見ては『鉄砲からビームがビューンって出て、悪いひと?をやつけてたよ!本当だよ!」や『その通りです!さては何処かに隠しましたね?』と言ってくる。

 

それよりソラちゃん、さっきまでフラフラだったのにもう元気になってるけど、早くない…?

 

「だ・か・ら〜、そもそもそんな物はねーし、あの時夢中だったからなんも覚えてねーよ。」

 

手をヒラヒラとさせてありのまま事実を言う。

本当に銃なんか持ってない…だけどソラちゃんとまっしーは嘘をつく子でもねーし、それがマジなら僕自身でアイツらをやった訳では無いからどうもスッキリしないね…

 

「まあいいや、さてアイツらは居ないしさっさと帰り…はあ〜嘘だろ?」

 

帰ろうとしたらドスンと着地する音が聞こえたので僕はため息を吐いて言った。

 

「脇役の癖に妙な事をしやがって…!」

 

わーお、真っ黒に焦げている豚野郎とランボーグ…コイツら本当にしつこいな〜。大体僕がそんな事した覚えはないぞ!って言っても信じてくれないよね〜?無意識だったとは言え、僕の攻撃を受けた被害者だから尚更。 

 

「大丈夫、お家に帰りましょう!」

 

そうだそうだソラちゃんの言う通りだ。

何て同意してたら突然ソラちゃんの胸から青い光の球体が現れ、そこからペンの様なモノが出てきた。

 

「ぷいきゅあ〜!」 

 

至近距離だからちょっと耳がキーンとなったのはさて置き、赤ん坊がそう叫び、光のエネルギーがソラに飛んできて、小さなアクセサリーの様なモノへと姿を変える。

 

「ヒーローの出番です!」

 

ソラちゃんが決めセリフを言うと、ソラちゃんを包むように光が出てきた。

 

 

 

『無限に広がる青い空!キュアスカイ!』

 

 

 

「うわぁ…!私、どうなちゃったんですか!?」

 

「可愛い格好だね!ソラちゃん!」

 

「えるぅ!」

 

光が消えるとそこにはまっしーの言う通り、変身ヒロインの様な姿のソラちゃんが立っていた。

 

「キュアスカイ…()()()()()()()()()()()?」

 

「はい!」

 

ちょっとギャグをかましてみたがキュアスカイちゃんことソラちゃんが返事してくれたおかげで、スベったけど無言にはならずに済んだよ…

 

「………」

 

「えるぅ〜」

 

あの〜まっしーさん無言で頬っぺたを抓らないでくれない?ちょっと痛いから。それとプリンセスさんも楽しみながら抓るのやめて欲しいな〜

 

「やれっ!ランボーグ!!」

 

「ランボーグっ!!」

 

豚野郎がランボーグに命令して攻撃をしてくる。

アイツ、取り敢えず仮名でランボーグって言ってたけどマジでそのままランボーグって名前だったんだな。

 

「させません!!」

 

サンキューキュアスカイちゃん!じゃあスカイちゃんの邪魔になるからまっしー達を連れてその場から離れようとする。

 

「あれ?…悪いけどまっしー、肩貸して。」

 

「う、うん…大丈夫?」

 

多分…ソラちゃんとまっしーが言ってた豚野郎とランボーグの攻撃した反動が今にきたのか、力が抜けて歩き難い状況になっている。

 

アイツらはスカイちゃんに注目しているから気づいていないけどね?だからさっさと逃げろー!

 

 

 

それからスカイちゃんの凄まじい力によって追い詰められていくランボーグ。そしてフィニッシュの構えをする。

 

「ヒ〜ロ〜ガ〜ル〜スカイパーンチ!」

 

ランボーグにスカイちゃんの流れ星の様な青色の鋭い必殺パンチが見事命中し、ランボーグが『スミキッター』とか言いながら消滅した。

あの豚野郎も『カバトントン』と言って何処かに消えた。

不思議な事に抉れていた地面や建物の破損は何も無かったかの様に元に戻っていた。

 

まあ無事一件落着ってヤツだな?それでソラちゃんは元の姿に戻り僕達のところまで駆け出して来る。

 

「皆さん怪我はありませんか?さっきチラッと見えましたが晶さん大丈夫ですか?」

 

「まっしー達は大丈夫!それにソラちゃんのおかげで、ほらこの通り元気だぜ?」

 

僕はマッスルポーズを決め、元気だと証明した。

ソラちゃんもあんなに傷があったのに今は何事も無いな。

 

安心したソラちゃんに何か言いたげそうなまっしー。

 

「ソラちゃんって、ヒーローなの?」

 

「それは…私にも分かりません!」

 

「でもソラちゃんの頑張りで僕やまっしー、そしてこの子は救われた。だから君は紛れもなくヒーローだと思うぜ?」

 

「いえいえ私はまだまだ……」

 

「まあ…ちょっとひとりで突っ走るところもあるけどな?それと意外と泣きむ……」

 

最初の方はちょっと反省して欲しいけどね。

最後のはちょっと余計な事を言いかけた僕にソラちゃんは顔を真っ赤にしながら『わあー!わあー!』とか言って遮られた。

 

「怖いのは当たり前じゃん!ねー?まっしー。」

 

「ん?…う、うん…怖いのはイヤだよ。」

 

「えるぅ?」

 

「確かに…じゃなくて!ヒーローは怖がりでも泣き虫でもありません!」

 

あ、墓穴を掘ったなソラちゃん。今日何回言ったかな…ソラちゃんって本当に超真面目で良い子で弄りがいがあって、そして可愛いくもカッコいい子だね。

 

 

 

ウーーウーーウーー

 

 

 

「おっと…君達、逃げるお覚悟はよろしくてよ?」

 

「「え…?」」

 

「えるぅ?」

 

 

_____________________

 

 

 

「突然の訪問に申し訳ありません。()()()()()()()()で間違いありませんか?」

 

「え?はい、そうですが…あなたは!?…ってレッド!」

 

「あー!知っているよ!"レッドヒーロー"でしょ!僕と同じ名前だー!」

 

「よく知っているな?でも私はヒーローでは無い…」

 

 

 

 

 

()()()()()()()()()!!」

 

 

 





これにて本編の1話分は終了です。
そろそろ主人公を…ですね

最後まで観ていただいてありがとうございます!
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