【最強不可避】チートガン積みのオリ主くん【完結達成】   作:白ノ宮

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チートってほんと狡いわぁ...。


2話

寮や学内施設を案内してもらった後、折角なので学校内の食堂で食事をとることにした。

 

あと、織斑先生は新しく仕事が入ったとかで職員室の方へ向かっていった。

 

なので今の僕は一人です。

 

寮内の食堂でも良かったのだが、初日から女子生徒に囲まれて質問攻めにあうのは勘弁願いたいので教員しか来ないこの場所で昼食を取ろうと考えたわけだ。

 

ちなみに学校内と寮内でメニューの違いはあまり無い。寮内の方がデザート系のメニューが多いぐらいだ。

 

それでもあらゆる種類のメニューが揃っているので飽きることもないだろう。

様々な国から代表候補生が留学生として訪れることから世界各国の料理が注文できる。

それでいて味も格別らしい。

 

タッチパネル式の食券機を少し操作して思ったことは値段が安いという事。本来の相場の25%といえばどれだけ破格かは一目瞭然だろう。

 

前世で通っていた高校の食堂は日替わり定食が400円だったのに対して、こちらは100円。赤字は確定のはずだがおそらく各政府から寄付金をいただいているのでは無いだろうか?

 

ということでオムライス(大盛り)を迷わずタッチして学内ICカードをタッチする。

 

え?学内ICカードってなんやねんって?

 

学生証にくっついているICカードで口座に繋いだり、学校のいたるところに置いてある機械でお金をチャージしたりして使うものだ。

 

使える場所は各食堂に購買。学内のネットショッピングサービスと学園敷地内のコンビニだ。

 

食券機から出てきた青い四角い紙をカウンターで渡す。

 

「あら?あなたは...」

 

「今日からこちらでお世話になります。大園凛兎です、よろしくお願いします」

 

「あぁ!色々大変だろうけどしっかり食べて元気つけるんだよ、ほらこれサービスしておくからね」

 

「ありがとうございます!」

 

こんな感じに食堂の職員さんといい顔合わせを済ませた。

 

端のカウンター席に座り、オムライスを食す。

 

艶々の卵の布団をスプーンでスッと切り込みを入れてチキンライスとまとめて掬い、デミグラスソースを少し付けて口に運ぶ。

 

ふわふわでトロッとした卵のまろやかさとチキンライスに含まれるトマトと鶏肉の旨味、パラパラのお米との相性は抜群で、デミグラスソースがそれらの良い点を引き立たせている。

 

実に美味い。

 

前世でちょっと奮発(2400円)して買ったオムライスをはるかに超える美味さ。これが120円...。

 

これは慣れたら普通の食事に戻れなくなる...そんな気がした。

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

ある意味金銭感覚が破壊された食事の後、特に寄ろうと思った場所が無かったため学生寮の方へ向かう。

 

全力で存在感を消しながら女子生徒とすれ違っていく。15cmも満たない距離をすれ違ったりもしたが、一切気付かれる事は無かった。

 

「僕の部屋は〜っと、1070号室ね。ん?どういう事だ?」

 

奥の方まで行っても1060号室までしか見当たらない。

 

注意深く周りを見渡すとさらに奥の方に扉が見えた。廊下の照明がついていないため、倉庫か何かかと思っていたがそうでは無いらしい。

 

手先を光らせて扉の隣にある札を照らすとそこには1070と印字しており、ここが今日から僕の住まいとなる場所のようだ。

 

部屋の中に生体反応は無し。安全確認ヨシ!

解錠ガチャリ。お邪魔しまーす。

 

玄関の電気を点けて、廊下を歩いてリビング到着。うんアニメで見た部屋とは全然違うね。っていうか普通の家の間取りだね。

 

リビングにキッチンにトイレに風呂場、そんでもってベッドが置いてある部屋一つずつ。

 

一般生徒の部屋より待遇ええやんけ、やったぜ。

 

玄関から遠い方の部屋に自分の荷物を置いて、リュックからノートパソコンやゲーム機、いくつかの本と通帳とかの重要なものを取り出して然るべきところに置いたりしまったりしておく。

 

亜空間倉庫から携帯電話と周辺機器を出して電源ケーブルをコンセントに繋ぐ。どんなとこでもタコ足は助かるなぁ。

 

繋ぐものを全て繋ぐと僕は椅子に座って参考書を手に取った。さーて、チートを用いた最高なズルをしていくぞー。集中集中!

 

すーっと息を吸ってから呼吸を止めて超速暗記を始める。

 

【超速暗記:知識を人外的速さで暗記・習得していく技。今回の参考書の場合は1ページを0.01秒で暗記する。今回の場合は5秒程で終わる計算だ】

〔コート90kの520枚で厚さ4.1cm。〕

 

はい覚えましたね!余裕ですっ!

 

ってあれ?別にこれ以上やる事ないんだからチート使う意味無かったんじゃない?

 

携帯電話の待ち受け画面の時計を見る。まだ夕方か...、寝るか。

 

自室の扉の鍵を閉めて、ベッドに横になる。

能力を行使すると急激に眠気が襲いかかってくる。

 

瞼の力を抜いて眠気に身をまかせると、意識が暗闇に落ちた。




今見てと思うこと:『コート90k』って何だよ...。
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