【最強不可避】チートガン積みのオリ主くん【完結達成】   作:白ノ宮

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ポテトチップスは罪の味。
まぁ、私は太らない体質なので特に罪は感じないんですけど。


4話

すっかり午後4時になってしまった。

そろそろ腹の虫がうるさくなり始めてきたし、亜空間倉庫から一旦出よう。

 

遅めの昼食を買いに学校に近いコンビニでサンドウィッチを複数個買ってきた。

 

そして再び自室へ。

自分で言うのもおかしいが、この生活ってほとんどニートみたいなものじゃ無いか...?

 

細かいことは気にせずにリビングで寝転がりながらサンドウィッチを貪った。陽の光を浴びることも大事だからね。

 

「むっ?そういえば学生寮の食堂って一度も行ったことなかったな」

 

とはいえこの姿で行ってもなぁ。

 

ここで僕はチートの出番だと思った。

今回行うのは擬態。簡単に説明するのであれば容姿や声色を別の人間や生き物に変える技だ。

 

携帯電話でそれっぽい部屋着を調べ上げて、少女を思い浮かべる。

 

すると目線の高さが下がり、心なしか体が軽くなった気がした。

 

洗面所に向かい、鏡を見るとそこには優しげな顔つきをした小柄な少女がそこに立っていた。

 

服装もピンク色のもこもこのパジャマで完璧だ。

 

IS学園って女子校みたいなもんだしこの格好で怪しまれることはないだろう。

 

青いふわふわのスリッパを履いて部屋を出る。食堂までは全力で気配を消すことは変わらない。そして食堂に入ってから徐々に存在感を元に戻していく。

食堂には数人が喋っているだけだったので問題なく成功した。

 

食券基のシステムは学校のものと同じでいくつかのカテゴリーから選んでいく方式だ。

 

ある程度お腹は膨れていたのでデザートとしてプリンを購入することにした。相変わらず良心的な値段設定で口角が少し上がりながら決済を行う。

 

ピンク色の紙が出てきたのでそれを職員に渡す。

 

そして出てきたものを受け取って学校の時と同じく端っこに座る。

 

職員への挨拶はできなかったがこれで両方の食堂がどういった場所なのか把握することができた。

 

スプーンでプリンを掬って口に運ぶ。

 

「ん...おいしい」

 

正直プリンについては説明のしようがない。安かろうが高かろうが美味しいことに変わりはないのでたった一言の感想で終わりだ。

 

まぁ、女子生徒しか作る対象がいないのだから必然的に量が少なくなってしまうのは残念だが。

 

プリンを食した後にラウンジの自販機で缶コーヒーを複数本買ってから自分の部屋に戻った。

 

忘れないうちに元の容姿に戻しておく。

 

缶コーヒーを机の上に置いてから考え込む。

ふむ...。

 

「いくら老廃物が出ないって言っても流石に風呂は入っておくか」

 

そう、この体はチートのおかげなのか老廃物が出ない。汗や便が一切出ないのだ。そのため、異世界初日から着けている下着を脱いで嗅いでみてもなんの匂いもしない、無臭だ。

 

それに加えてこの体になってからまだ一度もトイレに行っていない。

 

尿意や便意が無くて膀胱や腸が圧迫されている様子もないし、僕の摂取したものは何処に消えているのか謎だ。

 

洗面所に移動し服を全て脱ぐ。

 

「oh...」

 

やっぱこいつイケメンだわ。なんか苛ついてくるもん。

なんだよ金髪で碧眼で顔が整いまくってて、身体は細めだけど筋肉がしっかりついてるって...容姿もチートかよ。何故か自分の身体のはずなのにそれに嫉妬する我が心。うーん自分がわからなくなってきたぜ。

息子もご立派になっちゃって...使う機会今回も無いのになぁ...ドンマイ息子♪

 

「さっさとシャワー浴びるか」

 

結局老廃物なんてないので石鹸の匂いを付けに風呂に入ったと言っても過言ではない。そんなシャワータイムを終えた僕は同じ服を再び着てリビングにてテレビを見ている。

 

「女尊男卑設定どこ行ったって感じの番組内容だな」

 

まぁ、メディアが全部女尊男卑に染まってしまったら正しく終わりなんだけどもね。メディアは中立にってどこかで聞いたことがある。どこだったかは思い出せないが。

 

そんな訳でビットの訓練やデウスαの操縦訓練や新装備開発に時間を費やしているとすごい速度で時が経っていった。

 

入学を数日前に控えたある日、僕の携帯に担任の織斑先生から連絡が入った。

 

──通話開始──

 

「どうされましたか、織斑先生?」

 

「大園、慣れない環境だが大丈夫か?」

 

「はい、大丈夫ですよ。あと戴いた参考書の予習もしっかり行っておきました」

 

「そうか、それは良かった。それで明日なんだが予定はあるか?」

 

「いえ、特にありませんよ」

 

「ならば、明日午前10時に第3アリーナに集合だ。本来ここに入学する際に試験で教員との模擬戦闘をする項目があるのだが、大園は済ましていないだろう?何、勝敗で入学に何か関係があるわけでは無い。ただ、現段階でどれだけ動けるかを確認するだけだ。肩の力を抜いてこい」

 

「明日の午前10時に第三アリーナで集合ですね、了解です」

 

「あぁ。では失礼する」

 

──通話終了──

 

そういうわけで織斑先生と模擬戦をする事になりそうだ。おそらく訓練機で。

 

デウスαはISとは違うものの操作系統は似ている部分が多い。しかし、僕の戦い方は機体のスペック依存なので訓練していた動きの大半はできない。ただイグニッションブーストの方向急転換は出来そうだな。

 

まぁ勝敗は関係ないって言ってたし、やれるだけ頑張ってみますかね。




安くて美味いお菓子は正義。
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