雷門中、それはイナズマイレブンの主人公達が通う中学校の事だ。
松風天馬も円堂守も
メインヒロインである雷門夏未は理事長の一人娘……そう、雷門中には理事長が居る。
イナズマイレブンをやったことがある人はなにを当たり前の事を言ってるんだよ?となる。俺も当然、当たり前の事だと認識している。イナズマイレブンの舞台である雷門中には理事長が居る。
公立の中学は市だか県だか分からないけれども国が運営しており校長以上の役職は存在しない。
じゃあ、校長よりも偉い理事長はなんなのと聞かれれば……学校を作った人である……まぁ、なにが言いたいかといえばだ
「雷門中、私立中学なのかよ…………」
雷門中、受験しないと入れない。
いや、ホントになに言ってるか分からねえって人が居るかもしんねえけども雷門中、受験しないと入学する事が出来ない中学だった。
冬花や風丸はなに言ってるんだ?とさも当たり前の事だと知っていたけれども、俺は知らなかった。雷門中が受験しないと入学する事が出来ないと言うのを。
だって……サッカー以外に能力値は無さそうな円堂守が居る中学だぞ?
普通に公立の中学だと思うじゃん。円堂、サッカー馬鹿で普通の馬鹿だと思うじゃん。きっと世間の皆も円堂守はサッカー大好きなサッカー馬鹿で、学力的な意味でも馬鹿だと思ってるよ。現に俺も円堂守は馬鹿だと認識してるよ。
そんな円堂守が受験して中学に入ったってマジかよ。ある意味、転生してから1番衝撃の事実だよ。
試しにマジかとネットを使って雷門中を検索すると普通に私立中学だった。スポーツ推薦的なのが無い偏差値は低めな中学だった……つまりはアレか、天馬は沖縄から東京に上京して雷門中を受験したのか……天馬の行動力半端じゃねえ。
円堂守は学力的な意味で馬鹿だと思うけどももしかしたら天馬は賢いかもしれない。
神童とか霧野とかクソザコブロッコリーとかは多分成績がいい。剣城はどうなんだろう……錦は絶対に赤点常連だろうな。
「……はぁ……サッカーの特訓のツケや夏休みの宿題をサボったツケが今になって回ってきたか」
雷門中は学費は安い私立中学でマンモス校だ。
激しい受験戦争を勝ち抜かないといけない的なのは無さそうだ。ついでなので、他の学校についても調べる。
野生中は位置が東京なのに無駄に田舎なところにある公立の中学だった。
御影専農は農業高校が系列で繋がっている私立の中学で偏差値無駄に高かった。最近の農業は知識も必要だと謳っている。
秋葉名戸は工業系とか美術系の学校に進学する人が多いeスポーツが授業である結構偏差値が高い私立の中学だった。
尾刈斗はなんかミッション系?というか宗教のごった煮な私立の中学だった。
帝国学園は……偏差値72とかいう頭おかしいんじゃねえの?って言いたくなるようなぐらいには東京でも1,2を争うレベルで難関な中高一貫の学校だけども、スポーツ入試とか言うのが存在してたりする。ていうか帝国学園高等部高校生クイズで優勝した事もあった……あの灘高校とか差し置いてだ。
「影山の事も考慮すれば小学生時代にブイブイ言わせてたら母ちゃん達を狙いに来る可能性が高いから、小学生は基礎練習とかに集中するのでいいけども……うん、うん……」
まだ本格的にサッカーをする事が出来ないのは心苦しいけども、中学に上がればサッカーをする事が出来るんだ。
焦りは禁物だ。上は高いかもしれない、けど俺は1歩ずつ前進する事が出来ている。俺の目標は世界一で何時かは円堂守を越える事だ……世界一はともかく円堂守を越える事が出来るかどうか不安だけど。
「守くん、あの話聞いた?」
まだまだ夏休みは続く。会田さんの特訓を受けて一休みしていると冬花が話し掛けてくれる
「あの話?」
「なんだ円堂、知らないのか?」
「……知らん!」
「潔いね……傘美野中のサッカー部が暴力問題を起こして部活動が出来なくなってるらしいの。警察沙汰の暴力問題でサッカー部が無期限の活動停止になってるみたい」
「え〜マジで?」
警察沙汰の暴力問題ってなにをやらかしてんだよ、傘美野中。
サッカー部の活動そのものが上から禁止って言われてる……それじゃあ無理か。
「やっぱちゃんとサッカーするなら強いところに行かないとな」
「この辺でサッカーが強いって言ったら……帝国学園?」
ちゃんとした環境でサッカーがやりたい風丸。
この辺でサッカーが強い学校を冬花は思い浮かべると会田さんは慌てる。
「っ、ダメだ!帝国学園はダメだ!」
帝国学園の名前を上げると会田さんは過剰に反応をする。
やっぱり影山には怯えているんだろうな……
「でも、帝国学園って何十年も公式戦無敗で滅茶苦茶強い学校って聞きましたよ?やっぱりそういうとこでサッカーした方が」
「確かにそうだが帝国学園には…………あいつが…………」
「…………いやいやいや、風丸無理だって。俺もちょっと帝国学園調べてみたけどZゼミとかの大手の塾じゃない結構高めな進学塾に通ってるレベルの連中が受験する学校だぞ?」
影山の影に怯えている会田さん。
流石に影山の事をゲロって不安を抱かせたりするのは後に響きそうなのでフォローを入れる。帝国学園、Zゼミとかの大手の塾じゃない結構高めな進学塾に通ってるレベルの連中が受験する学校なんだよな。前世の記憶を持っている俺でも無理である。
「そうなのか?」
「あ、ああ、そうだ。帝国学園は超が付くほどの進学校なんだ……お前達塾に通ってるわけじゃないだろ?流石に勉強まで一流になれとは言わん」
「でも傘美野中期限無しのサッカー部の活動停止って命じられてるから……」
「雷門中だ、雷門中ならどうだ?あそこなら余程の馬鹿じゃなければ合格する事が出来る……わしの知り合いが今雷門中に務めててな、入試の過去問とか貰えるぞ」
「雷門中か……円堂、お前雷門中に入るつもりだったよな?」
「ああ……」
ついこの前まで雷門中が受験しないと入れない中学だとは思いもしなかったけども。
「よしっ、決めた。俺も雷門中を受験する」
「じゃあ、私も」
よかった……このままだとイナズマイレブンにならないところだった。
進学する中学の進路をこの段階で決めることが出来て良かった。6年生になってからの受験とか割と笑えない……受験ガチ勢は小学生どころか幼稚園から受験すると聞いたことがあるからな。かなり遅いスタートだ。
「じゃあ、今度貰っとくから……サッカーもいいけども学生の本分は勉強でもあるからその事を忘れちゃいけないぞ」
多分、元イナズマイレブンの誰かが雷門中で教師を務めてる……サッカー部を立ち上げてないのに雷門中に居る。
心の何処かで雷門中とサッカーが離れる事が出来ていない。けど、影山の影に怯えている……残念だな。
「受験勉強もいいけどその前に夏休みの宿題片付けないとな……」
そんなこんなで今日の会田さんの練習メニューをこなしたので家に帰ろうとする。
風丸が何処か遠い目で夏休みの宿題に関して口にする。
「俺はもう終わらせてるから遊ぶだけだ」
「もう終わらせてるのか!?」
「スタートダッシュを決めまくってな……冬花は?」
「私も殆ど終わってるよ……後は自由課題ぐらいかな?」
絵日記の存在?知らない子ですね。
とにもかくにも風丸が1番宿題が遅い事にショックを受けているけれども、俺は色々と卑怯な裏技を使っている。通販で読書感想文を購入するという法律的にアウトかどうか分からないけども倫理的にアウトな事をしているからな。
「俺、母さんに買い物を頼まれてるから商店街に行かないといけないんだ。今日はここでな」
「おぅ、またな」
練習でクタクタな筈なのに親からの買い物をこなす風丸は中々に良いやつだな。
「明日は休みの日だし、どうすっかな……」
会田さんが過去問を入手してくれないと雷門中のレベルが分からない。
転生してから5年以上は経過してて中学レベルの問題が出来るかどうか色々と怪しい。特に英語は怪しいぞ。最近の小学生は進んでいてタブレット端末による授業があるとか前世で見たけれども今生で見た覚えはまだ無い。
イナズマイレブン初期の頃ってまだギリギリガラケーの時代だった筈だが、何故かスマホが当たり前の如く普及されている。
イナズマイレブンの世界は80年あればタイムマシンを作れるぐらいに優れた科学技術を持っている世界……この時代の技術だけで頑張ればデュエルディスク作れるんじゃねえかな?
「ねぇ、守くん……プールに行かない?」
「プール……明日は筋トレしない休む日って決めてるから」
「違うの……ここに行かないかなって」
「コレって……遊泳のプールだな」
冬花から誘われたのは市民プールとか学校のプールとかじゃない、レジャー施設として完成されたプールだった。
「この前、商店街の福引きで当てたんだけど…………嫌かな?」
「ううん、いいぞ。プールか……面白そうだな」
プールで筋トレとか色々とやったりはしたけども、純粋にプールで遊んだ記憶は薄い。
やっぱり青春を楽しんでおかないといけない。二度目の人生だけども、なにもサッカーだけが楽しい事じゃないし息抜きには最適だ。
「風丸くんは夏休みの宿題を片付けるのに忙しいし……一緒に行こうね。じゃあね」
「お〜また明日な」
冬花とも分かれ道に差し掛かったので分かれる。
明日はプールで思う存分に遊ぶ……
「ただいま〜」
「おかえり守、先に風呂に入りなさいよ」
「うん……あ、そうだ。水着出しとかないと」
「プールにでも行くの?明日は休みじゃなかったの?」
「一緒に行かないかって誘われたんだ。このプールにさ」
「……ねぇ、守。その子ってもしかして女の子?」
「……母ちゃん、そういうのを聞くのは無しだぞ」
一緒にプールに行く子が風丸じゃないと知ればニヤニヤする母ちゃん。
なに変な事を考えてるんだと言いたくなるが言葉をグッと飲み込んで風呂に入って1日の汗を流してその後にストレッチをする。このストレッチは馬鹿には出来ない。風呂上がりのストレッチが体の柔軟性を鍛えるのにはちょうどいいんだ。
「はい、特別なお小遣い。ネコババするんじゃないわよ」
「いや、だから……………………………」
違うって否定したいけれども母ちゃんがお小遣いに一万円をくれた。
嬉しいけれども、否定をしたいけれども……冬花は俺をどう思ってるんだろう?小野冬花だった頃の記憶は完全じゃないけども封印されている。きっかけがあれば思い出すだろうけれども、そのきっかけがなんなのかは分からない。
冬花は……記憶を封印されているので俺にはじめましてって言った。
記憶を封印されているから仕方がない事だと受け入れているけれども、なんか冬花は久遠呼びを嫌がる。風丸とかが久遠って呼んでも怒らないのに俺だけ久遠呼びされるのを嫌がっている…………コレはフラグか?
流石にここまで材料が揃っていて、気付かないほど俺はニブチンじゃない。一条楽みたいなクズじゃない。
冬花はどう思ってるんだろ…………いや、小学生の恋じゃない思いを恋だと勘違いしているアレかもしれない。小学生独特のガバガバな恋愛感情かもしれない。
「……ま、今はいいか」
今はサッカー大好きな小僧でいいんだ。
スマホで明日の何時に来てねって通知が来たので明日にプールに行く準備をする。
「あ、早いな冬花」
「守くんこそ、早いね」
集合時間の30分前に来たのに冬花は居た。
俺より先に来てる……こういうのってデート的にどうなんだ?男の方が先に来ていたほうがいいよな。女を待たせるより待つ方がいいよな……。
「じゃあ、行こっか」
「行くか」
バス停の前で待ち合わせだったので、プールに向かう為のバスに乗る。
冬花の方にチラリと視線は向けてみれば何時もと同じ格好をしている。オシャレをしてきていないから、デートだと意識してない……う〜ん……謎だなぁ………
「おぉ……市民プールと段違いだな」
流れるプールにウォータースライダー、遊ぶ目的のプールがいっぱいある。
筋トレで市民プールに何回か訪れた事はあるけれども、市民プールと比較する事が烏滸がましいぐらいには広いプールだった。
「いやぁ…………胸囲の侵略者だなぁ…………」
遊ぶ目的のプールだけあってか、胸囲の侵略者達が多い。
俺はサッカー好きで枯れている円堂守とは色々と違うんだ。その辺りは疎くないんだ。
「ごめんね、待った?」
「待ってないぞ…………あ〜…………」
「なにかな?」
「似合ってるぞ」
「!………守くんの水着も似合ってるよ」
「俺のは格安のだよ」
冬花は冬花にピッタリな水着を着てきた。
こういう時に似合っているの一言を言っておかないと色々なところから怒られそうなので褒めると冬花は微笑んで俺の水着を褒めるが俺のは格安の水着なんだよ。オシャレな水着じゃないオレンジ色の水着なんだ。
「おぉ……流れる……」
準備体操を終えたので流れるプールに足を踏み入れる。
一方通行な流れるプールだ。コレが筋トレならば流れに逆らうつもりだけども、今日はオフで遊ぶ日なので流れに身を任せる。綺麗な青空、胸囲の侵略者なお姉さん達、心地良い水の流れ…………癒やされるなぁ……
「守くん」
「っは!?……意識が完全に飛んでた」
「もう、プールに身を任せ過ぎだよ……」
「スゲえリラックス出来ててさぁ……冬花も流れに身を任せようぜ」
「うん……あ、でも……」
「どうした?」
「手、握ってくれないかな?流れが早くて遠くに行きそうだから」
「分かった」
冬花と手を繋いで流れるプールの上を流れる。
あ〜楽しい。この時間が何時までも続いてくれたらいいなって思うぐらいにはリラックスが出来てる。
「っと、そろそろ腹減ってきたな……冬花、なに食べる?母ちゃんから軍資金を貰ったからなんでもいいぞ」
「ううん、大丈夫だよ」
「大丈夫って」
「お弁当、作ってきたの」
「……お、おぅ……」
あざといとは言わないけれども狙ってやってるぞ、こいつ。
冬花が弁当を持ってきているのは予想外……母ちゃんから貰った一万円はありがたくネコババさせてもらおう。近くの空いている席に座ってお弁当を広げる。
「あ、肉巻きおにぎり」
「守くん、お肉とおにぎり大好きでしょ?だからいっぱい作ってきたの」
「サンキュー!」
肉巻きおにぎりは正義……中にチーズが入ってるタイプは邪道だけども。
肉巻きおにぎりをパクリと食べる……いやぁ、美味いな。既製品の味っていうか手作りな味なのがよく分かる。卵焼き、ウィンナー、フルーツの盛り合わせ、唐揚げとどれをとっても美味しかった。
「美味しかった?」
「ああ、とっても美味かった…………さて、次はどれで遊ぶかな」
「私、あれをやりたい」
「お、あんなのもあるのか」
足場がパカッと開いて一気に急降下するタイプのウォータースライダーがある。
アレは面白そうだなと早速列に並んだ。
「お二人で一緒でいいですか?」
「はい」
3分ぐらいして自分達の番が来た。
係員の人が冬花に聞いてくるので冬花は2人で一緒にすると言う……1人でやりたかったんだけども、まぁ、いいか。
「1,2,3,GO!!」
「うぉ!?」
「キャッ!?」
足場がパカッと開いて一気に急降下する。
今までに感じたことが無い感覚に襲われて冬花は俺に抱きついて来る。
「ヒャッフゥウウウウ!!」
なんだろう。チンさむロードとはまた違う感覚に襲われる。
コレは快感だなと思っていると下にあるプールに落ちて水しぶきを上げる。
「スゲえな……あ、今度はアレに行かねえか?」
「うん」
滑り台型のウォータースライダーに今度は一緒になって滑る。
定番でベターだけどもウォータースライダーは凄く楽しい……なんか夏休みの宿題を片付けるのに必死な風丸に申し訳ねえな。けどまぁ……こういうのも悪くはねえ。
なんかこうサッカー以外も書いとかないといけないんだ。
松風天馬を除けば円堂一族レベルのサッカー馬鹿は中々に存在しない。普通の人が円堂守になるのは無理かもしれない、たまにはガス抜きも大事である
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10話ぐらい溜め込んで毎日1話ずつ出す
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一気に纏めてから一気に出せ
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週一ぐらい
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自分のペースでいいぞ