教祖様になっちまったぜ   作:アルピ交通事務局

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イナズマイレブンの世界は宇宙人(マジもの)が居る世界だよ。

 

「いくぜ、円堂!」

 

「来い!」

 

「ドラゴンクラッシュ!!」

 

「ゴッドハンド改……っ!!」

 

「見事、わし以上のドラゴンクラッシュだ!」

 

 染岡が会田さんの裏メニューを受けてGWになった。

 GWを利用して思いっきりサッカーの練習をした結果……染岡がドラゴンクラッシュを会得した。俺が普通のキャッチじゃ絶対に止める事が出来ないと分かる威力のシュートを撃ってくるので躊躇いなくゴッドハンドを用いてキャッチした。

 

 ゴッドハンド改、結構なパワーがあるんだけども後退るぐらいには染岡のドラゴンクラッシュは威力がある。

 けれどもまだゴールを破ることは出来ていない。まだゴッドハンドを破られるほどには耄碌していない。早くもっと強力な技を覚えてマジン・ザ・ハンドとかゴッドハンドVとかを使わせてもらいたいものだ。

 

「遂に会得したぜ、俺の必殺シュート!」

 

「ああ、お前のドラゴンクラッシュ、腕がビリリと来るぜ……そこを基本にパワーアップしろよ」

 

「おう!何時かはお前のゴッドハンドを破ってやるぜ」

 

「言っとくがゴッドハンド以外にも色々とスゲえ技を隠し持ってるからな……まだ未完成なの多いけど」

 

 やっぱりというかなんというか俺の方は停滞していた。

 ダイヤモンドハンドを会得する為にスーパーゴッドハンドを圧縮して腕に纏わせたりするのだが、あずきバーぐらいの硬さにしかならない。あずきバーハンドとか言うオリオンの刻印に出てくるクソみたいなネーミングセンスな技は流石に使いたくない。

 

 魔神グレイトを出すことも出来なかった。

 時空の共鳴現象でパワーアップして発動したって事は魔神グレイトは決して出すことが出来ない技じゃない。けども、全然出すことが出来なかった。魔神グレイトやダイヤモンドハンドが無理ならばゴッドキャッチが出来ないかと風神・雷神・ゴーストを出す要領で1つの魔神に力を注ぎ込んで出してみたが、まだ未完成なゴッドキャッチだった。

 

 俺には分かる。

 ゴッドキャッチが未完成だけれども、決して届かない高さにあるわけじゃない。もっと練習すれば会得する事が出来る必殺技だ。純粋にパワーが足りないとかそういう感じの問題だった……ゴッドキャッチの道は近いが、GWを利用しての特訓でなんの成果も上げることが出来なかった。

 

「ゴッドハンドだけでどうにかなるんだよな……」

 

 ゲームでは2以降色々と不遇な扱いを受けているゴッドハンドだけど、1のフットボールフロンティア編では大活躍を見せた。

 ゲームだと最強のキャッチ技がトリプルディフェンスでGKが円堂守しか選択肢が無い円堂守に風属性のFWがザ・ギャラクシーを叩き込むのがイナズマイレブン1の遊び方だったな。アニメだとトリプルディフェンスじゃなくてマジン・ザ・ハンドが最強のキャッチ技扱いで、今までキャッチする事が出来なかったゴッドノウズとかをキャッチする事が出来た。

 

 要するに現段階ではゴッドハンドだけで大抵の事はどうにでもなるんだ。

 染岡のドラゴンクラッシュは中々のものだったけれども決してゴッドハンドでキャッチする事が出来ない技じゃなかった。多分だけどもドラゴントルネードとかも普通にキャッチする事が出来るだろうな……。

 

「ヤバいな、マジで停滞してる」

 

 既に50の奴が51になるのと1の奴が2になるのは似ているようで異なっている。

 原作の円堂守よりはマシになっているだろうけれども、この停滞は痛い。やっぱり原因は競争相手が居なかったりする事だ。ゴッドハンドだけでどうにかなるからゴッドハンド以上の必殺技を使って無駄にスタミナ消費しないでおこうってなってやがる。

 

「皆、帰るよ」

 

「ああ」

 

 夕方まで練習は続いたがGWの練習は無事に終わりを告げた。

 染岡がドラゴンクラッシュを覚えるっていう確かな成果を上げることが出来ていたので雷門イレブンは1歩前進する事が出来た。

 雷門中のグラウンドでなく河川敷のグラウンドを使っての練習だったので雷門中に戻ることはせずにそのまま帰宅……の前に腹拵えだ。

 

「ラーメン」

 

「あ、俺はラーメンと炒飯」

 

「俺はチャーシュー麺」

 

「俺はネギラーメンと餃子……染岡、ドラゴンクラッシュを会得した祝だ。餃子は俺からの奢りだ」

 

「お、サンキュー」

 

 雷雷軒に立ち寄ってラーメンを頂く。

 半田は普通のラーメン、風丸はラーメンと炒飯、染岡はチャーシュー麺、俺はネギラーメンと餃子で餃子は染岡のドラゴンクラッシュ会得記念のお祝いだ。

 

「染岡のドラゴンクラッシュがあればこれで怖いものはないな」

 

「いや、まだだ。結局のところ1回も円堂からゴールを奪えてねえ」

 

 染岡のドラゴンクラッシュ完成に喜ぶ半田だが染岡はあんまり嬉しそうにしない。

 ドラゴンクラッシュ完成にまで何度も何度も付き合った。ドラゴンクラッシュもどきのシュートを軽々とキャッチしていた。FWならば相手から点を奪ってなんぼなところがある。1回も出来なかった事を悔しそうにしている。

 

「円堂がゴールを奪われるって……そういや見たこと無いな」

 

「いや……1回だけ奪われた」

 

「マジ?」

 

 ゴールを守り抜くことが出来ていると思い返す半田だが、俺は純粋な力勝負で負けた。

 プロトコル・オメガとの試合、時空の共鳴現象でパワーアップしてて魔神グレイトを使えて無敵に思えたグレイト・ザ・ハンドを破られた。グレイト・ザ・ハンドは円堂守の最強の技だが、それをも上回る……グレイト・ザ・ハンドより上な技って魔神グレイトで化身アームドしてダイヤモンドハンドかオメガ・ザ・ハンドを撃つか俺がイメージしてるあの技を会得するしかない。

 

「ああ、アレは凄まじかったな……」

 

「はぁ〜やっぱ世界って広いんだな」

 

 グレイト・ザ・ハンドが真正面から破られた事を鮮明に覚えている風丸。

 サッカーに限界は無いし国境は無い、というかサッカーは宇宙でも流行っているものだ。半田は世界の凄まじさを知るが、アレは世界って言うより未来からやって来てスサノオノミコトとかいう恐竜以上にスゲえ存在の力を借りて発動した化身と必殺技だからな。

 

 ……今頃天馬は時空最強イレブンを探してるんだよな。

 爺ちゃんはミキシマックスに対してドーピングとか思っていない……ミキシマックス有りだったら、俺だったらこうするなっていう時空最強イレブンは居るんだよな。でもまぁ、タイムマシンやミキシマックスが出来るのは俺が死んで以降……爺ちゃんみたいにノート残しとくか?

 

「ラーメン2つとネギラーメンとチャーシュー麺と餃子お待ち……炒飯はちょっと待ってろ」

 

「お、来たか。染岡のドラゴンクラッシュ祝いだから餃子は遠慮なく食ってスタミナつけろ」

 

「ああ……円堂のゴッドハンドを破るためにドラゴンクラッシュを超える技を考えねえとな……」

 

「炒飯お待ち…………ドラゴンクラッシュを超える技はワイバーンクラッシュだ」

 

「ワイバーンクラッシュ……そんな技もあるのか!」

 

 雷雷軒の店主もとい響木さんは炒飯を出すついでにドラゴンクラッシュの次の道標を教えてくれる。

 なんでドラゴンクラッシュの次がワイバーンクラッシュって知ってる……あ、そう言えばヤングイナズマの会田さんはワイバーンクラッシュを覚えたっけ?だから知ってるのか……会田さん、歳だから全盛期よりもかなり劣ってるって言ってて使えない技も一部存在してるって言ってたな。

 

「ワイバーンクラッシュか…………なぁ、円堂」

 

「どうした?」

 

「俺になにが足りねえと思う?」

 

「足りないって、俺達全員まだまだ基礎能力が足りないだろう」

 

「いや、そうじゃなくてよ……お前、まだまだ本気出してねえんだろ?そんなお前を真っ向からぶっ倒したスゲえ奴が居るんだろ?」

 

「まぁ、居るっちゃ居るけど……アレはなんというか……う〜ん」

 

 ミキシマックスっていう裏技を使っての得点だからアウトかと言われればアウトなんだよな。

 

「そんなスゲえ奴が世界には居るんだ。俺もただ普通に鍛えたらいけねえ、半田みたいに器用になんでもこなせるってわけじゃねえし、風丸みたいにスゲえ足が早いってわけでもねえ……冬花とか確実にテクニックやスタミナは俺以上だ。上に行く以上はなんか持ってねえと」

 

「あ〜じゃあ…………筋肉鍛えまくればいいんじゃないのか?」

 

「筋肉?」

 

「体を動かすのは筋肉だ、筋肉があれば全て上手く行くだろ?テクニックじゃなくて滅茶苦茶なパワーを持ってる、それこそ巨漢な外国人に負けないぐらいに筋肉を持っててその上でテクニック身につければ最強じゃないか?」

 

 スピードもテクニックも駄目ならばパワーしか残ってない。

 黒子のバスケに出てくる剛力の根武谷はテクニックじゃなくて筋肉を鍛えまくった。サッカーはバスケ以上に激しくぶつかり合う競技だから、筋肉は必要不可欠だ。

 

「成る程、筋肉か……後でプロテインでも買って帰るか」

 

「無理に食事制限とかするんじゃねえぞ。流石にそこまで我慢させたくねえ」

 

 筋肉を鍛えまくればそれでいいとは言えない、効率のいいパワーの出し方とかのテクニックも会得しとかないといけねえ。

 特に食事制限とかはダメだ、精神的にキツい。筋肉つけるのに低脂質高タンパクな食事を取らないといけないだろうが、それを親に頼み込むとかは無茶である。今は栄養良く多くの飯を食っておくだけでいいんだ。

 

 食事制限するのはボディビルダーとか重量で階級が決まってる格闘技系の部活だけで充分だ。

 俺達が今するのは沢山動いて筋肉使って飯食って栄養チャージして筋肉を鍛えてスタミナを付けてサッカーのテクニックを地道に磨く事だ。

 

「ふぅ、食った食った…………じゃあ明日はちゃんと休めよ」

 

「おう……またな」

 

 雷雷軒で飯を食い終えたので帰路につく。

 今日は練習し終えて飯も食ったけども家に帰れば夕飯が待っている。スポーツ選手は飯を食うのも練習の一環だな。

 

「ただいま〜」

 

「お帰り守。風呂湧いてるからさっさと入りなさいよ」

 

「分かってるって」

 

 そんなこんなで家に帰れば母ちゃんが風呂入れと言ってくる。

 服を脱いで洗濯籠に入れて風呂に入り、1日の汗を流して風呂を上がってコーヒー牛乳をグイッと飲んで柔軟して宿題を片付けると夕飯の時間になり、夕飯は煮込みハンバーグだった。

 

「ふぅ、食った食った…………」

 

「明日も練習でしょ?早く寝なさいよ」

 

「いや、明日は休みにしてあるよ……各々自由な時間を楽しんでもらうつもりだ」

 

「…………冬花ちゃんと何処かに行くの?」

 

「母ちゃん、何回も言ってっけど違うからな…………明日はちょっと遠出するから昼飯はいいよ」

 

「そう、分かったわ」

 

 食い終えて1日の疲れを癒やすために睡眠する。

 目覚まし時計はかけない。休みの日ぐらいはゆっくりと眠っておきたい……と言っても9時ぐらいには起きるんだけども。

 

「じゃ、行ってきまーす」

 

「いってらっしゃい」

 

 そんなこんなでGW最終日の休みの日である。

 半田達は学校から出された課題でもやってるのか?俺は徹夜で終わらせたから今日はマジの休みだ……そして俺はやらなくちゃいけねえ事がある。

 

 駅まで行って切符を購入し……静岡県と山梨県の境にあるあの山、そう富士山に向かった。

 風丸の疾風ダッシュはアレスの天秤時空の疾風ダッシュだった。だが天馬達がやって来て化身が当たり前になっていた。パンダ交通やZゼミ、HECOMなんかの会社は存在している……神童財閥も存在している。

 

 天馬達と俺が過去で出会った世界線や天馬達が来なかった世界線やそもそもでプロトコル・オメガが来なかった世界線も存在してる。

 世界線は無数に存在しているのだがいい加減に決着をつけねえといけねえ……この世界がアレスの天秤時空なのか、それとも脅威の侵略者の世界線なのか。

 

 エイリア学園が存在しているかどうか分かれば、世界線が分かる。

 永世学園は存在していなかったから、恐らくは脅威の侵略者の世界線だが万が一という事も大いにあり得る事だ。だからその辺をハッキリとしておかないといけねえ。けど、エイリア学園を調べる方法は俺は知らねえ。唯一知っているのはエイリア学園の本拠地である星の使徒研究所が富士山にあるぐらいとなにわランドにエイリア学園の特訓所がある事ぐらいだ。

 

「お〜……日本一だな」

 

 なにわランドは物理的に遠すぎる。新幹線代が割とバカ高いので諦めた。

 日本一の富士山ならば東京から比較的に近いし、エイリア学園が無かったら普通に登山すればいいだけだと気持ちの切り替えが出来る。

 

「車は5合目までか」

 

 イナズマキャラバンで富士山を走る描写があったので星の使徒研究所は車が走る事が出来る場所に存在している。

 富士山の5号目までは車が走る事が出来るとぐぐったら出てきたので一先ずは富士山の登山コースを歩いてみるが……無いな。流石に人目が付くところにエイリア学園の本拠地である星の使徒研究所があるわけないか。

 

「ちょっと危険だけど道を外れるか」

 

 富士山というか高い山は正しい手順で歩まないといけねえ。迷子になれば大変な事になる。

 でも、エイリア学園があるかどうかの確認をしておかないといけねえと富士山を登るのを一旦止めた後にあちこち巡ってみると…………なんか立入禁止区域があった。こう立て札で立入禁止って吉良財閥と書いてるところがあった。

 

「………ふぅ〜………酸素薄いな」

 

 まだ半分とはいえ地上よりも少しだけ酸素が薄いことに気付く。

 酸素が薄いところとかでトレーニングをしたら体力ついたり効率のいいトレーニングが出来るとか聞くけれども、マジみたいだな。

 

「そこのお前、ここでなにをしている!ここは立入禁止区域だぞ!」

 

「え………あ…………」

 

 立入禁止区域を歩いていけば胸囲の侵略者もとい脅威の侵略者であるエイリア最強の女子であるウルビダに出会った。

 私服じゃないエイリア学園のユニフォームを着ている……宇宙人感を出すのと謎の超科学技術を融合しているとはいえエロいな。

 

「いや、ここにトレーニングに来たんだよ。酸素が薄いところとかって体を鍛えるのに良いって本で読んだ事があってさ」

 

「トレーニング?……サッカーのか?」

 

「ああ、そうだ。って言ってもまだまだ未熟だからな……そういうお前こそなにやってんだ?ここ立入禁止区域なんだろ?」

 

「わ、私は…………そ、そうだ。お前と同じでトレーニングをしているんだ!」

 

 おい、もうちょっとマシな言い訳は出来ないのか?

 ウルビダはどうして自分が居るのかを適当にはぐらかそうとしている……嘘は下手だな。まぁ、俺は円堂守という嘘を付き続けてるから年季が違うけれども。

 

「八神、じゃなかった。ウルビダ、なにをしてるんだ?そろそろ集合時間だぞ」

 

 とりあえず胸囲の侵略者じゃなかった、脅威の侵略者の世界線だと分かっただけ収穫があったと思っているとウルビダを迎えに男が現れる

 

「ヒロっ、グランか。立入禁止区域に知らない奴が入り込んでいたんだ」

 

「俺、円堂守!お前もサッカーやるのか?」

 

「ああ、そうだよ。俺はグラン……ここは吉良財閥の場所だから勝手に入り込むのは良くないよ」

 

「富士山って誰かの所有物なのか?」

 

 相変わらず世界観が謎だな。富士山は国の所有物だろうに。

 

「さっさと帰れ……そしてここの事は忘れておけ」

 

「あ、じゃあさ1回勝負してくれよ」

 

「勝負だと?」

 

「富士山で練習出来ねえなら富士山で練習した奴を相手にする!…………今の俺がどれくらいなのか知りてえんだ」

 

「…………いいだろう。お前に絶対的な力の差を教えてやる!!」

 

 チョロい。

 

 ウルビダに勝負を挑めばウルビダは割とあっさりと話に乗ってくれた。例の黒いエイリア学園のサッカーボールじゃなくて普通のサッカーボールを取りに行き、戻ってきたので念のためにと持ってきていた爺ちゃんの形見のGKのグローブを装備する。

 

「勝負は1回だけだ、思い知れ圧倒的な力を…………ふん!!」

 

「真マジン・ザ・ハンド!!」

 

「なに!?」

 

「っ……マジかよ……」

 

 ウルビダの必殺技でもなんでもない普通のシュートを真マジン・ザ・ハンドでキャッチする事に成功した、成功したけども腕が痺れた。

 原作の円堂守以上に強くなってるって自覚しているけどもウルビダの必殺技でもなんでもない普通のシュートを真マジン・ザ・ハンドじゃないとキャッチする事が出来ないって、エイリア学園強すぎねえか?

 

「私のシュートを受け止めただと…………」

 

「面白いね…………俺とも勝負してくれないか?」

 

「ああ……でも1回だけだからな」

 

「ああ、1回だけでいいよ」

 

 自分のシュートを受け止められた事にショックを受けるウルビダ。

 コレでもかなり危なかったと思っていると面白い玩具を見つけたと言わんばかりにグランは笑みを浮かべる。時間的にも1回だけしか出来ない。この後普通に富士山を登山しないといけねえからな。

 

「ウルビダは手を抜いたけど、俺は本気で行くよ」

 

 グランはそう言うとボールを蹴り上げて天高くに飛び上がった。

 

「流星ブレード!!」

 

「っ!」

 

 染岡のドラゴンクラッシュや冬花のフリーズショットと比べるのが烏滸がましい凄まじい威力のシュートを撃ってくる。

 流星ブレード、俺の記憶が間違いじゃなければムゲン・ザ・ハンドG2にならないと防げないぐらいの威力を秘めている必殺シュート……ここに来たのは脅威の侵略者かアレスの天秤なのかを知るためだ。多少の危険は覚悟の上だ。

 

「はぁあああ!!風神・雷神・ゴースト!!」

 

 3つの魔神を出現させ、グランの流星ブレードを真っ向から受け止める。

 ヤバい……けど、決して受け止める事が出来ない技じゃない。足とへそと腰に力を入れて踏ん張るが後退る。

 

「っ…………」

 

「グランの流星ブレードを受け止めただと!?」

 

「はぁはぁ……プロトコル・オメガと戦ってなかったらヤバかったな……くそっ」

 

 かなり鍛えていたつもりだけどもグランの流星ブレードが尋常じゃない。世界への挑戦編でも世界で通じる必殺技なだけあるな。

 プロトコル・オメガにグレイト・ザ・ハンドという最高の一撃を撃ち破られるという出来事が無ければ負けていた。

 

「スゴいね、君……」

 

「はぁはぁ……お前も中々じゃん…………負けだ」

 

「負け?なにを言っている、グランの流星ブレードをキャッチする事に成功しただろう」

 

「いや、彼の負けだよ。ウルビダ、よく見てみなよ」

 

 俺が敷いたラインを俺の足が越えている事にグランは気付く。ゴールラインを越えられて得点になる。

 風神・雷神・ゴーストじゃなくてスーパーゴッドハンドで受け止めれば……いやでも、スーパーゴッドハンド範囲狭いからキャッチしづらいって欠点があるんだよな。

 

「あ〜くそ、酸素薄い…………中々良いシュートだったぜ」

 

「……おい」

 

「もう一回は無理だぞ」

 

「違う。受け取れ」

 

「重っ!?」

 

 富士山五合目だからまだそんなに酸素薄くない筈なのに……まだまだ鍛え足りない証拠だ。

 もう一回勝負しろとか言われても勝つ自信は無いのでウルビダの挑戦を断ろうとすればウルビダは黒い部分と白い部分が逆転しているサッカーボールを軽々と投げてくる。

 

「そのボールは我々が練習に用いている特別なボールだ……いずれはお前を破ってみせる。それまで精々腕を磨いておけ」

 

「いや、それ勝ってる側が言う台詞だからな。お前負けてたからな」

 

「う、うるさい!!次は本気でお前からゴールを奪ってみせる!…………とにかくここは立入禁止区域だ、さっさと去れ!!」

 

「分かったよ」

 

 重いエイリア学園特製のサッカーボールを持って立入禁止区域を立ち去って富士山を登頂する。

 日本の頂は中々に悪くはねえ…………けど、問題は見つかった。エイリア学園にまだ勝てない、スーパーゴッドハンドで受け止めれば流星ブレードをキャッチする事が出来たかもしれねえがスーパーゴッドハンド、範囲狭いしパワーのコントロールがスゲえ難しいんだよな。

 

「……アレスの天秤時空じゃなくて脅威の侵略者の世界線か……」

 

 クソな事に定評があるオリオンの刻印の世界線じゃなくて良かったって言いたいけども、エイリア学園がやってる悪行って割と洒落にならないんだよな。まだ世界に挑戦するには程遠い…………エイリア学園より強い世界ってなんなのマジで?




ということで胸囲の侵略者じゃなかった脅威の侵略者の世界線です。


円堂守が思い描く時空最強イレブン

5の力

鋭い洞察力で相手の無数の攻めからたった1つの真実を見抜き突破口を切り開くディティクティブミッドフィルダー

投稿速度

  • 出来たら即座に出せ
  • 10話ぐらい溜め込んで毎日1話ずつ出す
  • 一気に纏めてから一気に出せ
  • 週一ぐらい
  • 自分のペースでいいぞ
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