教祖様になっちまったぜ   作:アルピ交通事務局

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言っとくがインフレは色々と適当にしてるからな。


ゆで理論は諸刃の剣

 

「やっとこの日が来たか……長かった」

 

 マックスが加わりサッカー部が雷門中に認知された。

 まだまだ公式な大会に出るには道程は遠い。原作の円堂守は2年の頃にフットボールフロンティアに出場している。1年を棒に振るぐらいは覚悟をしておかなければならない。

 

「グラウンドが借りられるぜ……」

 

 長かった、ホントに長かった。

 サッカー部は部員が満たないからとグラウンドの使用権が無い感じだったのだがこの前の球技大会が幸運にもサッカー部は強いんじゃないのか?等の意見を交わせる事に成功し、遂にグラウンドを借りる事に成功した。

 

「よっこいしょっと」

 

「え、なにこのタイヤ?」

 

「なにって練習の為のタイヤに決まってるだろ?」

 

 例によって町工場から貰ってきた大きいタイヤを大量に用意する。

 タイヤをはじめてみるマックスは戸惑っているが俺達にとってタイヤは練習に必須な道具だ。

 

「よっしゃ!フィールドダッシュ30本行くぞ!」

 

「えぇ……フィールドって大体100mだから約3kmダッシュ!?」

 

「休みの日に折角グラウンドが借りれたんだぞ。とことん練習しねえと」

 

 俺は腰にロープを縛り付けて30本ダッシュを行う。

 風丸達もタイヤを縛り付けたロープを体にくくってグラウンドダッシュを行う。マックスはコレが初だからか、タイヤに苦戦してる。

 

「私達は15回にしてマネージャーの仕事をしましょう」

 

「うん」

 

 秋と冬花も練習に加わるけれども、メニューは半分だけ。

 マネージャーとしての仕事をこなしておかないといけない……やっぱ、秋と冬花もハードだよな。本人達が自主的にやりたいって参加していて尚且つマネージャー業も熟しているから文句は一切無いけれども。

 

「くぅ〜足に滅茶苦茶来る」

 

「3分休憩だ、呼吸を整えろよ……スゥ~、ハァ〜……………よし」

 

 30本ダッシュを終えるとマックスの足が震えていた。

 この前の球技大会はそこまでハードのものじゃなかったけども本格的な試合になれば3km以上のダッシュは当たり前になる。まだまだ俺達の基礎練習が足りないってのがよく分かる。俺も呼吸が乱れている……GKだけどもいざという時は前線に出て点を取れる様にしておきたいからフィールドプレイヤー並のスタミナは必要だ。

 

「筋トレ開始!先ずはレッグランジからいくぞぉ!」

 

「おっしゃ!!」

 

 普通に腕立て伏せとかスクワットするよりかはこっちの方が何倍も効率がいい。

 ネットで見つけた筋トレ方法を試してみるけれども中々に足に効く……足に効くって事は足の筋肉が刺激されているって言う良い証拠だ。

 

「基礎トレーニング終了!さぁ、ボールに触れるぞ!」

 

 基礎練習が終われば次はサッカーの練習に入る。

 冬花と秋にサッカーボールが入った籠を引っ張ってきてもらい、各々がサッカーボールを手にする。

 

「目標はリフティング100回以上……1,2,3,4,5,6」

 

「何時もこんな感じなの?」

 

「ああ……まぁ、円堂がこうなのは今にはじまった事じゃないから気にするな」

 

「そういやお前円堂と同じ小学校なんだってな」

 

「ああ、古い付き合いだ」

 

 マックスと半田と風丸は話をしながらリフティングを行っている。

 ボールにだけ集中するんじゃない、ボールをキープしつつ無駄話というか別のことに意識を反らす事が出来ているから余裕が出来ている。

 

 皆、軽口を叩きながらも器用にリフティングを熟している。

 ボールと一体化する事が出来てきているのでコレでいいのだと各々が100回以上のリフティングを終えた。最高はマックスの230回だった。

 割とマジで器用なんだなマックスは。半田の上位互換とか言っちゃいけねえ。

 

「いくよ、スパイラルショット!!」

 

「ふん!!ナイスシュートだ、マックス!!」

 

「嘘、キャッチするの!?」

 

 各々のメニューをやる時間に入ったのでGKのメニューをこなすのだがマックスがシュート練習をしたいと言うので受けて立つ。

 スパイラルショットを撃ってきたので真正面からガッチリと受け止める。中々に良いシュートだが、決して受け止める事が出来ないシュートじゃねえ。

 

「いくぞ、秋。見とけよ…………ゴッドハンド!!」

 

「ふぅ…………ゴッドハンド!!…………出ないね……」

 

「出ないな……」

 

 まだなにが足りないんだろうか?

 秋にゴッドハンドを教えているのだけれども中々にうんともすんとも言わない。

 

「ゴッドハンド以外の技を教えりゃいいんじゃないのか?」

 

「いや……ゴッドハンドは俺のサッカーの基礎だからさ。コレが無いとここから派生する技を一切会得出来ねえんだ」

 

 ゴッドハンド以外にも色々と考えてみると技があるのだが、それらは全て基礎であるゴッドハンドから成り立っている。

 手のひらに溜め込んだありったけのパワーを一気に開放するのがゴッドハンド……ブロンズハンドは開放せずに一気に凝縮する一点突破な技なんだよな。

 

「守くん、ゴッドハンド以外の技は無いの?」

 

「いや…………無くもないんだが滅茶苦茶難しいぞ」

 

 円堂守や円堂大介を追いかけるのの良くないことだ。

 原作で円堂大介が円堂守のサッカーは何処にあると言われていた様に俺も俺のオリジナル技は出来ないのか一応は試してみたけども、円堂守の方が上なんだなと思い知らされる。

 

「冬花、シュートを頼む」

 

「うん……真フリーズショット!!」

 

「見ておけよ」

 

 冬花が本気のフリーズショットを撃ってくる。

 俺はゴールの上を飛んでは急降下しつつ右腕を突き出してグルリグルリと回転する……アレスの天秤版のドリルスマッシャーに近い技だがドリルスマッシャーと違って上から叩きつける技だ

 

「ブレイブトルネード!!」

 

 右腕を突き出してななめ下にボールに突っ込んでいってボールの動きを無理矢理止める。

 ふぅ……

 

「技と力が見合ってねえ……」

 

 ゴッドハンド以上に難易度が高い技なくせにゴッドハンドよりも威力が下だ。

 仮にゴッドハンドの威力が40だとすればブレイブトルネードは30ぐらいで体を予想以上に酷使する。

 

「この技、スーパーゴッドハンド以上に出力を上げる事が出来るんだけどな……まぁ、今は関係ねえか。ゴッドハンドはパワーが大事な技だからタイヤで訓練しねえと……っと、そろそろ昼休憩にするか」

 

「もうそんな時間なんだ……あっという間だね」

 

 ブレイブトルネードを見せるだけで終わったけれども、とりあえずはお昼休憩を挟む。

 日曜日でグラウンドが借りる事が出来たのは大きいと母ちゃんに作ってもらった弁当をいただく。

 

「キャプテン、スゴいGKなんだね……この前の球技大会でGKとして出られたら1点も取ることが出来なかったよ」

 

「円堂が居てくれるから俺達はガンガン前に出ることが出来るんだ」

 

「ゴールは俺に任せてくれよ……ふぅ……45分休憩な……」

 

 ご飯を食べ終えたので休憩を挟む。

 この休憩の時はなにもしない、なにもしないのは大事な事である…………………

 

「今頃はフットボールフロンティア行われてるんだろうな…………」

 

「円堂、焦るなよ。まだ2年も残ってるんだ」

 

「分かってるって…………今年も帝国が優勝…………」

 

 原作が開始すれば試合人数が足りて試合をすることが出来る。

 それまでは準備期間だと思っておけばいいと気持ちを切り替えているのだが問題はそこじゃない。豪炎寺修也の妹の夕香ちゃんが影山の魔の手に晒される。それを防いだ方がいいんじゃないかなとなるのだが冷静になって考えてみれば今年の春のフットボールフロンティアの全国大会の決勝戦で木戸川清修と帝国がぶつかって、影山が裏工作をする。

 

 影山の背後には石油王が潜んでいる。

 純粋に影山を倒すには今目立つわけにはいかない。純粋な実力で影山を倒して石油王ことガルシルドも倒して一段落しなければ……彼奴等、サッカー以外で潰してくるし普通に脅してくる。目立ちすぎるわけにはいかない…………だから、夕香ちゃんを助ければ目を付けられる。

 なんでサッカーバトルものの主人公がトロッコ問題を挑まねえといけねえんだ……はぁ、コレが円堂守ならなんの迷いもなく助けに入るんだろうな。俺ってマジで情けねえよ。

 

「お〜し、休憩終了……なにやるか」

 

「やっぱ円堂からゴールを奪う特訓しとかねえと」

 

「そうだね……キャプテンからゴールを奪えれば大抵の人からゴールは奪えるはず!」

 

「なら、俺と半田はディフェンス……木野、相手のGKを頼んだぞ」

 

「あ、うん」

 

「私はお米を洗っておくね」

 

 昼飯とはまた別の飯を作りに冬花は家庭科室に向かった。

 さて、実戦的な練習はこれでいい筈だ……筈だよな?なにが正しい特訓なのかイマイチ分からないところがあるから、やっぱ優れたサッカー指導者が欲しい…………優れすぎてるのも嫌だけども。

 

「いくぞ!」

 

「来い!」

 

 そんなこんなでミニゲームみたいなのを行う。

 染岡に風丸をマークさせておき、マックスは1対1を半田に挑んで半田を抜き去り俺の元に向かってくる。

 

「俺に必殺技ぐらいは使わせてくれよ」

 

「スパイラルショットはボールを回転させて撃つシュート……だったら僕自身が回転して撃つシュートを撃てばいい!!」

 

 片手で逆立ちをするマックス。

 コレはもしかしてあのシュートを撃つつもりなのかと見守っているとマックスはくるりくるりと独楽の様に回ってボールを空中に浮かして蹴りをボールに叩き込む…………のだが、なんか全く別の方向に飛んでいった。

 

「マックス、何処飛ばしてんだ!」

 

「うぅ、目が回る」

 

「今の技、スパイラルショットと大して変わらなさそうって危ない!!」

 

 スピニングシュート的なのを撃とうとしたけれども失敗したマックス。

 折角作ったチャンスを不意にした事を染岡は怒り、半田はスパイラルショットとスピニングシュートの威力が大して変わらない事を指摘しているのだが飛んでいったスピニングシュートの失敗で飛んでいったボールが……あれ?

 

「ふん!…………なんだ、このシュートは」

 

「誰だ、あいつ?」

 

「見たことねえな」

 

 飛んでいったボールを…………何故かウルビダがお腹で受け止めた。

 いや、割とマジでなんでだ?ウルビダがなんでここに居るんだ?

 

「ウルビダ」

 

「円堂くん、知り合い?」

 

「GWの休みの日に出会ったんだ…………お〜い!ウルビダ」

 

「ふん!」

 

「ぬぅお!?」

 

 ウルビダに声をかけようと近付けばウルビダが本気のシュートを撃ってきた。

 突然撃ってきたシュートがお腹に叩き込まれた……い、痛い……。

 

「なんだこの学校は、芝すら無いじゃないか」

 

「いてててて……ウルビダ、なにしに来たんだよ?」

 

 ウルビダからボールを回収し痛みに耐え抜いてみせればウルビダがなにしに来たのかを尋ねる。

 

「お前を倒しに来た」

 

「住所とか通ってる学校とか教えてねえんだけど」

 

「お前に渡したボールに発信機を付けてある。そこから通っている学校を逆算した……が、なんだこの学校は!フィールドが芝ですら無いじゃないか!!」

 

「そんな事言われても……」

 

 フィールドを芝に変えるってかなりの金がかかるんだぞ。

 まだまだ弱小なサッカー部にかける予算は無い……強くなってグラウンドを芝に変えてもらわねえと。

 

「帝国学園の生徒じゃないのか?あそこは日本一の学校だろう」

 

「俺の学力と家の経済能力じゃ帝国学園に入学は無理だってばよ……傘美野中は警察沙汰の暴力問題起こして今は同好会レベルのサッカーしかしてねえし、雷門中しかねえんだよ」

 

 俺の学力と家の経済能力で入ることができるのは雷門中が限界なんだよ。

 

「こんなレベルが低い連中とサッカーをすれば腕が腐るぞ」

 

「んだと!!」

 

「俺達が弱いって言うのか?」

 

「ああ……ちょうどいい。力の差を教えてやろう」

 

 なんか……スゴい不穏な空気が流れている。

 俺からサッカーボールを借りるとウルビダは染岡達と勝負をする。GKは秋だが…………ヤバくね?

 

「いくぞ!」

 

「っ、早い!!」

 

 ウルビダがボールを持って突っ込んでくる。

 染岡にぶつかると染岡は突き飛ばされた。俺が筋肉を鍛えたら良いとアドバイスを送った染岡は筋肉を重点的に鍛えてるのに、それをやすやすと突き飛ばすって。

 

「させるか!分身ディフェンス!」

 

「ほぅ、少しは骨がある……常人にしてはだが」

 

「なにっ!?」

 

 マックスと半田を抜けば残すところは風丸だけとなり風丸は分身ディフェンスを使う。

 分身して撹乱しようとするがウルビダはそれよりも先に風丸を抜いていった。

 

「力の差を思い知ったか?」

 

「まだよ!私がまだ残ってるわ!!」

 

「力の差がまだ分からないようだな」

 

 ドンッと構える秋だがウルビダは怖い笑みを浮かび上げている。

 秋のヘソと腰に力が入っている。今ならばあの技を使うことが出来るんじゃないかと思っているとウルビダは普通のシュートを撃った。

 

「ゴッドハンド!っっ!?」

 

 秋はここに来てゴッドハンドを会得した……がウルビダの普通のシュートは軽々とゴッドハンドを破り去った。

 流石は胸囲の侵略者じゃなかった、脅威の侵略者だ。普通のシュートが必殺技レベルのシュートで威力が半端じゃねえ。

 

「さて、準備運動も終わりだ…………私と勝負しろ、円堂」

 

「勝負しろって、お前なぁ……」

 

「どうせこいつらを相手にしても大して成長出来ないだろう…………だから富士山を登頂していた、違うか?」

 

「……まぁ、うん」

 

 本当は脅威の侵略者かアレスの天秤のどっちかの世界線なのか調べに来たんだけども、そういう事にしておこう。

 

「秋さん、ご飯が炊けたからおにぎりの準備を……………誰?」

 

「あ、冬花さん……なんか急に乱入してきて……私達、手も足も出なくて」

 

「まだ居たのか……まぁ、いい。1人増えたところで大して変わらない。円堂、私と勝負しろ!お前からゴールを奪ってみせる!!」

 

「………………あ、そうだ。あの技を試してみるのにちょうどいい………ウルビダ、シュートチェインを」

 

 折角のグラウンドを用いた練習を邪魔されるのは色々と困る。

 ここはウルビダに納得してもらい尚且つ俺の技の練習になってもらう方法を思いついた。冬花がお米を炊くことが出来たのだと報告しに来てくれたのが嬉しい事だ。

 

「真フリーズショット!!」

 

 冬花のフリーズショットからスタートし

 

「真ローリングキック!」

 

 半田がローリングキックをかまし

 

「スパイラルショット!」

 

 マックスが追撃のスパイラルショットを叩き込み

 

「ドラゴンクラッシュ!」

 

 染岡は渾身のドラゴンクラッシュをいれて

 

「アストロブレイク!!」

 

 トドメにウルビダのアストロブレイクが入る。

 塵も積もれば山となる、5連続のシュートチェインは凄まじい威力を秘めてる……つーか、染岡達4人のシュートよりウルビダのアストロブレイクが上って……エイリア学園はマジでヤバいぞ。コレでエイリア石のドーピング無しだから恐ろしい。

 

「ブレイブトルネードの威力は30ぐらい、あのシュートチェインは250ぐらいか……」

 

 俺はゴールポストの上に立った。え、ルール的に反則じゃないかって?超次元なんだから細かい事は気にするな。

 

「右腕だけのブレイブトルネードで30ならば両手を使うことで合計威力60!いつもの2倍のジャンプが加わり威力は120!そして、何時もの3倍の回転を加えれば威力360!!5連続シュートチェインの威力250をも超える俺のマキシマムブレイブトルネードWだぁ!!」

 

 何処かで見たことがある理論だが、パクっている事は自覚しているさ!

 だが、この技はなにかの役に立つ時が来るはずだとマキシマムブレイブトルネードWを使ってウルビダ達の5連続シュートチェインをキャッチした。

 

「っくぅう……………と、止めたぞ」

 

 ノリと勢いにだけ身を任せたゆで理論によるマキシマムブレイブトルネードW。

 体にかかる負荷がスーパーゴッドハンドとかそういう次元じゃない、1回使えば体がボロボロになる技……ビーストファングとか皇帝ペンギン1号に近い技だ、この技は。

 

「っがぁ…………」

 

「お、おい大丈夫か!?」

 

「っちょ、無理無理…………………コレは無理だってばよ」

 

 ボールをキャッチしたのはいいが電池が切れたロボットの様にバタリと倒れた。

 流石のウルビダも心配してくれるので弱音を吐けばウルビダは俺を起こして近くのベンチに寝かせてもらう。

 

「お前、なんて無茶を……」

 

「イケるかなって思ったんだよ…………オリジナルの技で越えたかったんだ……」

 

 風丸は俺がマジン・ザ・ハンド等のゴッドハンド以上の技を多く持っている事を知っている。

 そっちの技を使えば5連続のシュートチェインを防ぐ事が出来ただろうに、それを使えば止める事が出来たかもしれねえけども、オリジナルを円堂守の背中ばかり追っていていいのか、オリジナリティを出した方がいいんじゃねえのかと悩んで会得した技が諸刃の剣だったとは……。

 

「俺の事は気にすんな。折角休みの日にグラウンドが使えるんだから思う存分に使ってやってくれ…………ウルビダ、悪いんだけど染岡達の相手をしてくれねえか?」

 

「……私は敗者だ、勝者の言うことに従う…………次は個人技で勝つ。なにをすればいい?」

 

「あ、じゃあおにぎりを握るの手伝ってくれないかな?」

 

「……は?」

 

 今日はもうまともに体を動かせそうにない。

 俺が居ないと練習にならない可能性がある。折角ウルビダが居るのでウルビダに練習相手になってもらおうと思っていると冬花がおにぎり作りの手伝いをさせに秋と一緒に家庭科室に向かっていった。

 

「俺達、手も足も出なかったな」

 

「ああ……4人のシュートよりもあいつ1人のシュートの威力の方が上だった」

 

「風丸以上のスピードに染岡以上のパワー……………テクニックじゃ誰も及ばない」

 

「僕達ってスゴい井の中の蛙なんだなって思い知らされたよ」

 

 風丸が、染岡が、半田が、マックスが自分達の弱さを痛感する。

 相手はドーピングした選手を相手に特訓しているので次元が違い過ぎる。実質シーズン2のラスボス的な存在だからな。

 

「皆〜おにぎり出来たよ!」

 

「肉巻きは1人2個、普通の塩むすびは3つまでね」

 

 ベンチの上で休憩し、染岡達に練習をさせていると秋達が戻ってくる。

 秋は普通の塩むすびを、冬花は肉巻きおにぎりをウルビダはスポドリを持ってきた。

 

「守くん、大丈夫?」

 

「体のあちこちがスゲえ悲鳴を上げてる……今日はもう無理っぽい」

 

 まさかマキシマムブレイブトルネードWがこんなにも諸刃の剣とは思いもしなかった。

 秋の塩むすびを頂いて栄養補給をして体を休めるが治る気配は無い。

 

「今日は見るだけにしとく……ウルビダ、頼んだぞ」

 

「……お前達のレベルに合わせてやる」

 

 不服そうだったが、俺に負けたので一応は言うことを聞くのだと練習に付き合ってもらうがウルビダは無双する。

 パワーもスピードもテクニックも全てが上だ。トリプルチームで囲んだかと思えばボールを蹴り上げて前に飛ばして包囲網を突破した…………将来的にはこいつらを相手にしねえといけねえんだよな。GKを立向居に任せる…………結構どころかかなり勇気が居るなぁ。

 

 なんだかんだでウルビダは最後まで練習に付き合ってくれた。

 何回か俺が動けないかどうかを聞いてきたがマキシマムブレイブトルネードWは諸刃の剣で今日はマジで練習が出来なかった。折角、日曜日にグラウンドを借りる事が出来たのに勿体無い事をしてしまったな。




円堂守の思い描く時空最強イレブン

8の力

勇気、知恵、力を携えあらゆる試練に立ち向かい勝利する絶対的なブレイブストライカー


ブレイブトルネード

山属性 TP33 威力30

利き手を構えて斜め上から回転しながら拳を叩きつけてシュートを受け止める。


マキシマムブレイブトルネードW

山属性 TP99 威力360

両手を構えてゴールポストから通常の2倍の高さでジャンプし何時もの3倍の回転を加えたゆで理論なブレイブトルネード。
通常のブレイブトルネードよりも遥かに強くて体にかなりの負荷が掛かる諸刃の剣で1回しか使えない。


作者はウルビダ大好きでござる。

投稿速度

  • 出来たら即座に出せ
  • 10話ぐらい溜め込んで毎日1話ずつ出す
  • 一気に纏めてから一気に出せ
  • 週一ぐらい
  • 自分のペースでいいぞ
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