教祖様になっちまったぜ   作:アルピ交通事務局

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出来たら即座に出せっていうから出したぞ


見よこれぞ雷門イレブン

 

「全員無事みたいだな」

 

「ああ……なんだかんだで皆強いからな」

 

 帝国学園との試合を終えると病院に向かった。

 豪炎寺は全員が無事だった事を安堵する。自分を狙って帝国学園がやって来たって事を自覚しているんだろうな。

 

「それで話ってのは……この部屋に居る子か?」

 

「気づいてたのか?」

 

「いや、どっか故障してるって言わねえし……妹か?」

 

「ああ、妹だ」

 

 病院の一番上の階の病室に入れば女の子が寝ていた。豪炎寺にとっての勝利の女神、豪炎寺夕香ちゃんだ。

 点滴に繋がれているだけでなんか心拍数を測る奴とか鼻にチューブを突っ込まれていると言ったことは無い。

 

「去年の秋のフットボールフロンティア……決勝戦の日に夕香はオレを応援する為にフットボールフロンティアスタジアムに一緒に向かったんだ……その時にトラックに……」

 

「大丈夫なのか?」

 

「命に別状は無いらしいが……あの日から眠ったままだ。生きているってのは確かで植物状態じゃない、ただ何時目を覚ますのかが分からない」

 

「そうか……」

 

 分かっていた、分かっていた事だ。

 俺はこうなることを分かっていたが我が身可愛さに見捨ててしまった最低な男だ……そんな男が豪炎寺を誘っていいのか……。

 

「お前がボールを投げてくれてファイアトルネードを撃った時、分かったんだ……オレは夕香を理由にしていただけだって」

 

「理由?」

 

「夕香はサッカーをしているオレが大好きだって言ってくれた。オレは夕香の為にサッカーをしていた。夕香の為にサッカーをやっていた。けど、今は違う。自分の気持ちに嘘はつけない、夕香は関係無い。オレ自身がサッカーが大好きだって」

 

「そっか…………サッカー好きって気持ちは偽るなよ?」

 

「ああ……円堂、オレを雷門中サッカー部に入部させてくれ……オレに、オレに10番を、エースナンバーを授けてくれ」

 

「…………エースナンバーは授かるものじゃない、もぎ取るものだ……豪炎寺、俺はマジで日本一を目指している。勿論、勝敗に関係無くサッカーは楽しくて勝敗に関係無いサッカーを楽しむタイプは否定しない。けど、俺はフットボールフロンティアで優勝したい……エースナンバーが欲しいって言うならばもぎ取れ」

 

「……そうだな。いきなり現れてエースナンバーを渡せは図々しいな……明日雷門イレブンに決闘を申し込む。そう伝えてくれ」

 

「了解……今度はサッカーから逃げるなよ」

 

「ああ」

 

 俺は豪炎寺の元から、夕香ちゃんの病室から出ていく。

 雷門イレブンの元に向かえば1年生達が湿布を貼ったりしていたが俺が来たことで笑顔になった。

 

「キャプテン、なんの話だったんですか?」

 

「豪炎寺がサッカーが大好きだって気持ちを偽ってたって謝罪してきただけだ……あいつは雷門イレブンになってくれるってよ」

 

「ホントでヤンスか!?」

 

「豪炎寺が居てくれれば百人力、フットボールフロンティア優勝も」

 

「ちょっと待て!俺はあいつの入部を認めねえぞ!!」

 

 五郎になにしていたのか言えば喜ぶ栗松と半田。

 豪炎寺が居てくれるのは心強いのだが染岡が豪炎寺の入部を認めようとしない。

 

「いきなり現れてエースの座を奪っていく。そんなの認められるかよ……メガネでさえ認めたくなかったんだ」

 

「ああ、そうだな……だからあいつは明日俺達雷門イレブンに挑んでくる。皆に認められる為に、皆のエースになる為に……染岡、本気でぶつかって来い」

 

 本気でぶつかれば自分の中でスッキリとする筈だ。染岡は豪炎寺とバトルする場所を作ってもらえた事を理解すればやる気を出す。

 1年生は……五郎以外豪炎寺に挑むのかと萎縮している。なんだかんだで豪炎寺の存在は大きいが…………そこを気にしてたら日本一は不可能だ。

 

「壁山くん達、萎縮してたね」

 

「やっぱ雲の上の存在だな……豪炎寺の存在は……けど、コレからは色々な学校と戦う。雷門イレブンは格下の存在で、相手は常に格上だと思わねえと」

 

 帰り道、冬花は壁山達の事を気にしていた。

 なんだかんだで壁山達は……精神面でまだまだ危うい。雷門イレブンには頼れる監督が居なくて最上級生が俺達2年生、しかもサッカー偏差値が高いわけじゃない、サッカーの勝ち方を知っている人間じゃねえ。

 

 豪炎寺に憧れたりするのはいいけれども、萎縮しすぎるのは良くないことだ……だから明日の決闘はちょうどいいと思う。

 豪炎寺と戦えば豪炎寺と戦えるという確かな自信を手に入れる事が出来る。今回は俺と風丸と染岡が頑張ったからなんだかんだで勝てたけれども、帝国学園が倒すべき相手だと最初から舐めずに挑んでくるのならば俺達は……PK戦で負けてたかもな。

 

「ごめんね、守くん……私が試合に出場する事が出来ていたら、帝国学園に勝てたのに」

 

「なに、勝ったとしても非公式な場だ。これから公式戦で勝ち星を奪えばいい……じゃあな」

 

「うん、また明日」

 

 分かれ道に差し掛かったので分かれる。

 今日はなんだかんだで疲れたものの無事にイナズマイレブンがはじまった、ここから俺のイナズマイレブン伝説が始まるんだ。

 家に帰れば試合はどうだったと母ちゃんに聞かれたので勝ったけれども向こうが棄権して勝ったからあんまり喜ぶことが出来ないと言えばおじいちゃん並のサッカーバカねと言われた。解せぬ。

 

「今日は豪炎寺との勝負、勝負……ん、五郎どうしたんだ?」

 

「キャプテン、シーっ!」

 

「?」

 

 翌日学校に向かっていると五郎を見かけるのだが五郎が電柱を壁にして覗き込んでる。

 なにやってるんだと思っていると五郎が人差し指で静かにしてくれと言うのでなにやってんだと覗き込めが高そうな車から降りてきた人が豪炎寺に名刺を渡していた…………。

 

「スカウトか」

 

「豪炎寺さんならありえます…………キャプテン、どうしましょう」

 

「簡単な事だ。豪炎寺にこっちの方がやり甲斐があるって思わせればいい……と言う事で頑張れよ、五郎」

 

 豪炎寺がスカウトから名刺を受け取っている。

 何処かのプロ傘下の大手のクラブチームだろう。俺や五郎みたいに実績の無い人間なんかは確実に無視される、豪炎寺のネームバリューは半端じゃねえなと思いつつも豪炎寺に声をかけた。

 

「よぅ、モテモテだな」

 

「見ていたのか……オレは」

 

「安心しろ、雷門イレブンはお前の思っている程に弱くはない。雷門イレブンに居て良かったなって思うぐらいには満足させてやる」

 

 スカウトを受けていた事に関してどう言おうか悩んでいる豪炎寺。

 豪炎寺がなにを選ぶのかは豪炎寺次第だ。だから文句は言わない、言ったとしても精々豪炎寺に雷門イレブンの魅力を知ってから決めてくれって言うぐらいだ。

 

「さっ、学校に行くぞ……授業受けなきゃサッカー出来ねえ」

 

 笑いながら豪炎寺と五郎と一緒に雷門中に向かって授業を受ける。

 早いところサッカーをやりたいが我慢我慢、赤点を取ったりしたらサッカー出来なくなるのはホントに洒落になんねえ。授業を真面目に聞いて給食を終えて午後の授業も終えてサッカー部に駆け込む。

 

「さぁ、豪炎寺の歓迎会だ!豪炎寺と勝負をするぞって……メガネ!?大丈夫なのか?」

 

「ええ、眼鏡がやられただけで本体には被害はありません。本体にはね!」

 

「なに言ってるんだ!お前の本体はメガネだろう、お前はメガネ掛け機だろう」

 

「円堂くん、もしかして無駄にハードルを上げてサッカー部の入部希望者を無くそうとした僕の作戦に怒ってますか?」

 

「怒ってない、怒ってない…………よくもまぁ、逃げたのに12番とは言え数字を背負えたなって思ってるぐらい」

 

「うぐ……と、とにかく豪炎寺くんと勝負するらしいですね。受けてやりましょう!!」

 

 メガネがなんか帰ってきていた。

 逃げた事に関して詫びるつもりはないみたいなのでとりあえずは毒を吐いておく。スゲえなメガネのメンタルは。

 向こう側が棄権をしたとはいえ勝った事には変わりはないのと公式戦に出れる人数が揃ったのでグラウンドを貸してもらえる……いや、長かった。

 

「さて……いきなり現れてエースの座を寄越せなんて図々しい真似はしない。昨日、円堂に言われた通り実力でエースの座を奪いに行く」

 

「っへ!木戸川清修のエースだかなんだか知らねえが雷門のエースストライカーは俺のもんだ!」

 

「じゃあ、キックオフ!」

 

 グラウンドに向かってそれぞれがそれぞれのポジションにつく。

 豪炎寺1人vs雷門イレブン、冬花がホイッスルを鳴らせば豪炎寺はドリブルをはじめる。メガネが向かっていくがメガネは直ぐに抜かれるが抜かれる事を予測していたのか染岡がタックルを決めて豪炎寺からボールを奪った。

 

「なんだなんだ、この程度でエースストライカーの座を欲しいって言ってたのか?雷門のエースストライカーの座は譲らねえよ!」

 

「っ……もう1回だ!!」

 

「何度でも掛かってこい。俺の筋肉が潰してやる」

 

 染岡は俺が言ったことに影響を受けて筋肉だけならば物凄い。

 見た目がムキムキな見世物の筋肉じゃなくて本当に使える筋肉を鍛えている。スピードは風丸が1番だがボディバランスとかは染岡が1番だ。

 軽く抜けると思っていたのか豪炎寺は驚いた顔をするが直ぐにもう一度を要求した後にさっきと同じ位置で再開する。

 

「何度挑んできても無駄だ!」

 

「舐めるなぁ!!ヒートタックル!!」

 

 メガネを抜いてそのフォローに入る染岡。

 スライディングでなくタックルなんかでボールを奪おうとする。メガネという障害物があるから豪炎寺は華麗に避けるという選択肢は出来ないので豪炎寺はヒートタックルで強引に突破して、MF陣営の元に向かって走り出して颯爽と抜いてDFラインの元に向かった……。

 

「風丸」

 

「……分かった……」

 

 ここでなにをすればいいのか風丸に伝えようとすれば風丸は頷いて俺の近くにまで来てくれる。

 ここは風丸が頑張ってもいいところだが、それじゃあダメだ。風丸も薄々その事を理解している……流石だな。

 

「いくぞ!!」

 

「ひぃっ!?」

 

 豪炎寺は壁山の前に立ったと思えば壁山の横を抜いた。

 コリャダメだと思っていると風丸が颯爽と豪炎寺からボールを奪った。

 

「壁山、なにをしている!!お前なら今ので止める事が出来たはずだ!」

 

「そ、そんな事を言われたって……」

 

「お前の武器はその体の大きさだ!至近距離に間合いを詰めれば豪炎寺はシュートを打てなくなって一歩止まる、そこが狙い目だ!」

 

 風丸は壁山にアドバイスを送るとセンターラインに向かってボールを蹴った。

 もう一度ちゃんと勝負をしろ、そういう意味合いを込めての事で豪炎寺も察してくれたのかセンターラインに戻った。

 

「言っておくがオレは本気なんだ。夢を語るだけで夢を現実にする努力をしようとしない奴が居るチームには興味はない」

 

「壁山、お前なら止めれる!お前だってサッカーが好きだから昨日あんなに帝国学園に痛めつけられてもメガネみたいに逃げなかっただろう!好きなものから逃げたならお前はなにが残るんだ!」

 

「そ、それは……俺は……俺は……サッカーが大好きッス!苦手なものから逃げたくないっス……でも」

 

「怖いって思っても良いんだ!臆病なのは悪いことじゃない、ただ最初の1歩を踏み出せ!そうすれば豪炎寺は止められる!」

 

 豪炎寺は今度こそ抜いてみせると顔つきが変わる。

 俺がアドバイスを入れれば壁山は顔つきが変わるもののまだ怯えているところがある……が、これでいい。誰だって怖いものは怖いんだ。

 大事なことは立ち向かう事、たった1歩の勇気を踏み出す事が出来るかどうかで壁山はその勇気を持っている筈なんだ。

 

「ヒートタックル!!」

 

 豪炎寺はメガネを抜いた後に染岡にヒートタックルで抜き去った。

 MF陣もディフェンスに走るのだが豪炎寺の方が上で再びDFのラインにまで豪炎寺はやって来た。

 

「コレで終わらせる!!」

 

「俺は、俺は……サッカーが大好きなんだぁああああああ!!」

 

 豪炎寺が圧迫感を出して威圧すれば壁山は一瞬だけ怯む。

 しかし壁山は振り切った。最初の一歩を踏み出す事が出来たのかゴゴゴと地鳴りの様な音が響いて巨大な壁が出現する

 

「ザ・ウォール!!」

 

「っ……舐めるなぁ!!」

 

「キャプテン!!」

 

「真ゴッドハンド!!」

 

 豪炎寺はザ・ウォールを使った壁山を踏み台にして飛んだ。

 ここに来てのまさかの壁山のザ・ウォールを越えるとか流石は豪炎寺だがこの体制じゃ十八番のファイアトルネードを撃つことは出来ないと普通のシュートを撃ってくるのでゴッドハンドでキャッチした。

 

「どうだ、雷門イレブンは?」

 

「……スゴい奴等が集まっていてビビッと来た…………夢を語るだけの連中じゃない、夢を現実にする本当に強いサッカーチームだ」

 

 豪炎寺はそう言うとポケットから名刺を取り出して破り捨てた。

 一応は皆のグラウンドだからゴミを捨てるのは困るんだけれども、そこは気にしていたらキリが無いか。

 

「……認めてやんよ……お前が雷門のエースストライカーだ」

 

 ヒートタックルで吹き飛ばされた染岡は負けを認めて豪炎寺をエースストライカーだと認める。

 豪炎寺と染岡は握手を交わした。うんうん、いい感じに青春をしているな。

 

「じゃあ、ミニゲームをするぞ!五郎、相手チームのGKをやってくれ!」

 

「はい!」

 

 豪炎寺が正式に雷門のエースストライカーになった。

 コレで雷門イレブンは始動する。壁山はザ・ウォールを覚えたし、染岡は豪炎寺を認めた…………一応はやっておくか。

 

「染岡、あっさりと豪炎寺にエースストライカーの座を譲ったな」

 

「真っ向から挑んで負けたんだ……そこで駄々をこねる程に俺は子供じゃねえ……けど…………」

 

「けど?」

 

「俺は豪炎寺に勝てるかどうか……1年賭けて作り上げた筋肉を豪炎寺は吹き飛ばした……天才ストライカーは伊達じゃねえ。やっぱり最後は才能が物を言うのか……」

 

 素直に負けを認めてはいるものの、心底悔しそうにする。

 今まで必死になって築き上げて更には帝国学園という強者にも通用すると分かったが、物凄い実力を持った豪炎寺に精神的にやられている。

 

「染岡は染岡だ……豪炎寺は豪炎寺だ。確かに皆、豪炎寺を求めているけど染岡だって求めてるんだぞ?足が速い、体が大きい、雷門イレブンは個性豊かで皆バラバラで皆良いサッカーチームだ……お前らしさを武器にするんだ」

 

「円堂…………ああ、そうだな。俺にはこの筋肉がある。筋肉は嘘つかねえ、小細工勝負じゃねえスキルよりもパワー重視なサッカーをする」

 

「ああ、その意気だ!」

 

 染岡が心が折れそうになったものの、励ます事に成功した。

 キャプテンはチームのフォローもしなきゃならねえからな……壁山が自信をつけたことで1年生達の自信に繋がる。皆磨けば光るポテンシャルを持っているんだ……後は実戦と地道な基礎練だな。

 

「円堂くん!」

 

「どうしたって、この前の」

 

「音無春奈です!昨日の試合を見てサッカーってスゴイんだなって感じて……マネージャーになりました!」

 

 お、頼もしいな。

 秋が音無を連れてやって来たと思えばマネージャーになってくれた事を教えてくれた。順調に原作通りになっている。

 

「選手も揃ったし何処かの学校と練習試合出来ればな……」

 

「それなんですけどなんと見てください!」

 

「……果たし状?」

 

「違います!練習試合の申し込みです!」

 

「いやいやいや、早すぎだろう」

 

 果たし状に入れている紙をこれでもかと見せてくる音無。

 帝国学園との練習試合、昨日やったばかりなのにこんなにも練習試合を申し込んでくるとは……早すぎない?昨日、帝国学園とやったばっかだぞ。

 

「幸先がいいな。今の雷門イレブンに足りないのは圧倒的なまでの実戦経験だ。基礎練も大事だが実戦にまさる練習は無い……」

 

「普通は学校に電話掛かってくるパターンなんだけどな」

 

 豪炎寺は良いことだと頷くのだが、俺はこれでいいのかと疑問を持つ。

 普通はさ、学校側に練習試合をしませんかの電話が来るパターンじゃないの?なんで翌日にこんなに果たし状形式の練習試合の申し込みが来るんだよ、超次元だからってこの辺を超次元にしていいのか?

 

「取り敢えずは確実に勝てそうな学校を最初にして」

 

「え!?1番強い学校じゃないんですか!?」

 

「いや、1番強い学校とも練習試合はするぞ。けど、先ずは自分達は強い勝つことが出来るんだって自覚させるところ、無理に格上に挑んでも100%の力を発揮出来ない……常に調子の良い状態を作り出す。所謂勝ち癖をつけるんだ」

 

「は〜……キャプテンって、色々と考えてるんですね!!」

 

 音無、俺をただの熱血キャプテンかと思っていたのか?

 意外そうな声を出している音無に少しだけ呆れるが取り敢えずは何処の中学と戦うか、確実に勝てそうな学校と雷門イレブンと同格な学校と格上の学校の3つが揃ってくれてたら楽なんだけどって

 

「なんだコレ?」

 

 何処の学校の果たし状なのか仕分けているとなんか黒色の果たし状があった。

 目立つので思わず手にとって何処の中学なのかと確認をしてみるのだが……直ぐに破り捨てた。

 

「くだらねえ物を書きやがって」

 

「なにが書いてあったの?」

 

「呪いの手紙だよ、呪いの手紙……練習試合を申し込まねえと呪うって悪質な事が書いてあった。こんな事を書いてくる学校と練習試合なんかするか……取り敢えずは練習試合に関しては後で決めよう」

 

 冬花が俺が練習試合の果たし状を破り捨てた事を気にするが、呪いの手紙形式で果たし状を送ってきた学校と戦う価値は無い。

 練習試合の日取りを決めるのはめんどうだけれども冬海と話し合いをして決めることにした……尾刈斗中、普通に果たし状を送って来いや。




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