A 化身の名前と必殺技考えるのめんどくさかったから
「え〜皆さんに大事なお知らせがございます!雷門中サッカー部が創部2年目にして地区予選を優勝し全国大会に駒を進めました……部長の円堂くん、前へ」
「ハーッハッハハ!どうだ!」
帝国学園戦を終えた翌日、緊急集会が開かれた。
なんだと思う雷門中の生徒達、緊急集会の理由はコレだと雷門中サッカー部を東京予選を勝ち抜いたと言う知らせだ。
サッカー部が最近躍進してきているなというのはチラッと理解していたが40年間無敗の帝国学園を撃ち破るのは不可能、特に今の世代は鬼道が居るから難しいと言われている中で見事に帝国学園を破った。地区予選優勝のトロフィーを見せればマジかよと驚く雷門中の生徒達
「お前等、この学校には嘗てイナズマイレブンという最強のサッカーチームが居た!俺達雷門イレブンはその人達を越える!イナズマイレブンの人達が出来なかった全国制覇を成し遂げてみせる!」
俺の目標は全国制覇だ。
イナズマイレブンの人達が出来なかった偉業を成し遂げると宣言をした。イナズマイレブン?そんなのが居たのか?と困惑しているので後は理事長に任せたと理事長は40年前の伝説を語る……冷静になって考えれば全国大会準優勝って地味にスゴいことなんだが……やっぱり爺ちゃんが居なくなったのがスゲえ痛いんだろうな。
「……………………なぁ、夏未………………どうしても受けなきゃダメなのか?」
「円堂くん、プロを目指してる以上は避けては通れない道よ……全校集会であんなに言えたのになにを戸惑ってるのよ?」
「いや……画面の向こう側の住人になるのはさ……」
「この後雷々軒で祝勝会があるから……さ、頑張りなさい!」
「間もなくカメラが回ります!5秒前!」
帝国学園を撃ち破った事は実に偉大な偉業だった。
俺にとっては通過点に過ぎないんだけども、40年間無敗神話を築き上げてきた帝国学園を公式戦で勝った。コレはとんでもない偉業で……地方の少年サッカーを応援する感じの番組、甲子園選手の特集を組む感じの番組に出演することになった。
「さぁ、今年は中学サッカーが熱い!中学サッカー界と言えば帝国学園が40年間無敗と言う神話を築き上げた!だが遂にその無敗神話を越えて新たなる伝説を刻んだ!その学校は雷門中!今回は雷門中のキャプテン、円堂守くんとマネージャーの雷門夏未さんにやって来てもらいました」
「ど、どど……どうも!円堂守です!」
「円堂くん、アガりすぎよ……はじめまして皆さん、雷門中のマネージャーの雷門夏未です」
仕方ねえじゃん、こんな感じの場所にいきなり来るとは……ああでも、今年日本代表になるんだから慣れなきゃいけないか
深呼吸をして気持ちを落ち着かせた。夏未、外面は相変わらずいいな。
「雷門中サッカー部は創部2年目にして日本一と呼ばれる帝国学園を相手に優勝し、全国大会に駒を進めました……どの様な道のりでしたか?」
「そうですね……俺のサッカーが始まった、そんな道のりです」
「と言いますと?」
「俺がサッカーに出会ったのは大掃除をしている頃にサッカーボールを偶然に見つけたんです、そこからサッカーを知った……でも、恵まれてなかった。稲妻町に小学生のサッカーチームが無かったんです」
「おや、稲妻KFCがありますが?」
「稲妻KFCは俺が中学生になってから出来たんです……だからサッカーボールを手にして爺ちゃんが残した特訓メニューを行ってた……そんでもって雷門中に入学したんだけども、雷門中にサッカー部が無かったんですよ」
「無かったんですか!?」
「正確に言えば過去にはあったけど無かったんです……円堂くんは1からサッカー部を立ち上げたんです」
「1年生の頃はもう大変だった。1年生で部長で色々とやらなきゃいけなくて……サッカーってスゴいメジャーなスポーツな筈なのに雷門中マンモス校なのにサッカーやりたいって奴等が全然居なくてさ……夏未の奴もサッカーなんてって」
「っちょ、円堂くん!それは言わない約束でしょう!」
してねえよ、そんな約束は。
夏未が最初はサッカーを馬鹿にしていた云々を言えばアナウンサーがアハハと困った表情になる。
「頑張って1年間過ごして、帝国学園が練習試合を申し込んできた……実戦経験皆無に等しくて相手は日本一の帝国学園、負けたら廃部の危機……試合当日になんとか上手く乗り切ろうとしたけども……帝国学園は俺達なんてお構いなし、雷門中に転校してきた豪炎寺を偵察しに来たんだ」
「豪炎寺くんと言えば木戸川清修から雷門に移り変わった炎の天才ストライカーですよね」
「はい……豪炎寺が加わってからは見向きもされてない雷門中は沢山の練習試合を申し込んできた。その殆どが豪炎寺がどれくらいなのかって見るだけの為で……それが雷門イレブンに火をつけた。雷門は豪炎寺だけじゃないんだって燃えたんだ」
「つまり、雷門中が強くなったのは豪炎寺くんのおかげと?」
「いえ、違います……全てのもとを辿れば円堂くんのお祖父様がここまで繋いできたのです。円堂くんのお祖父様である円堂大介さんは日本のサッカー黎明期を支え40年前に雷門中でサッカー部の監督を務めていた……円堂くんはそのお祖父様の魂を受け継ぎ、雷門中に新たなる伝説を刻んだんです」
「いや、まだだぞ夏未」
「え?」
「まだ雷門中は地区予選で優勝しただけだ!爺ちゃんは全国大会準優勝まで行った、だから全国大会で優勝したら爺ちゃんの記録を塗り替える、新しいイナズマ伝説を刻むことが出来るんだ…………だから俺達の次の目標は全国制覇だ!」
「円堂くん……ええ、そうね……私達雷門中は全国制覇を目指します、どうか応援を」
夏未が上手い具合に幕引きをしてくれたので撮影は終わった。
中々に肩が凝るが……これからの事を考えたらテレビ前で話せるぐらいにはならなきゃならねえよな。
「ふっ、円堂、アガりっぱなしだな」
「風丸、笑うなよ」
そんなこんなで祝勝会の会場こと雷々軒に向かう。
響木監督がこの日の為にと色々と仕込んでくれていたのだがさっき撮影した番組がもう放送されてるのだと風丸は笑う。
「円堂くん、君はキャプテンなんですから……もっとこうカッコよくしないと」
「だって地方のマイナーな番組とは言えテレビなんだぞ?」
「守くん、意外とこういうのに弱いね」
目金もテレビに出ている俺を見て笑うが、アガってしまうのは無理も無いだろう。
冬花は俺の意外な一面を見ることが出来たのだとクスリと笑うのだがやめてくれ、恥ずかしい。
「こんな調子じゃ全国制覇した時が思いやられるわね……」
「そこまで言うんだったらよ!次に出たい奴!」
「豪炎寺さん、風丸さん、染岡さん辺りなら呼ばれそうですね」
俺のアガってるところを見て呆れる夏未、そこまで言うなら次は他の奴を呼び出す。
少林が呼んでも問題無いのは3人ぐらいだと言っているが……まぁ……うん。
「ほぉれ、チャーシューの盛り合わせだ」
「ありがとうございます」
「響木ぃ!!」
「なんだ、備流田か……今日は貸切だ!なんも出せんぞ!」
「そうじゃない、テレビを見ろって!雷門中の生徒か!?」
「貴方は確かスポーツ用品店のインストラクターさん?」
響木監督がチャーシューの盛り合わせを出してくれたので嬉しそうに食べていると雷々軒の入口が開いた。
俺達が何時も行っているスポーツ用品店で店主兼インストラクターを務めている人が現れた。どういう事だと木野が首を傾げる。
「さっきテレビを見ていたんだが、雷門中に……ま、まさか!」
「ふっ、そうだ!イナズマイレブンは蘇ったんだ!」
「響木監督、この人誰なんでヤンスか?」
「コイツは備流田、俺と同じで嘗てイナズマイレブンと呼ばれていた選手……お前達で言うところの豪炎寺だな」
「お前達が……そうか………………お前が大介さんの孫か!!」
「円堂守です……備流田さん、大慌てで来たけど……」
「あの帝国学園を破った…………俺達の後継者なんて一生現れないと思っていたが……まさか生きている内に現れるだなんて……」
自分達の後継者が現れたのだと驚く備流田さん。
ガシッと俺の手を掴めば……表情が切り替わる……
「この手は響木……いや、大介さんの手か……」
「備流田さん……やっぱり、爺ちゃんってスゴかったんですか?日本にプロのサッカーが出来るか出来ないかぐらいの黎明期を支えてたぐらいしか情報は知らないんですよ……」
「ああ、大介さんは凄まじかった……あの人に鍛えてもらったおかげで俺達は無敵のイナズマイレブンだったんだ……あの日までは」
「……備流田さん、俺達は備流田さんや響木監督が出来なかった全国制覇をしますよ!」
「そうか…………だったらよ、試合しねえか?」
「やれやれ……考えることは一緒だな、備流田!」
ニヤリと笑みを浮かび上げたのは響木監督だった……狙っていたな。
「試合ってまさか……イナズマイレブンと試合するんスか!?」
「おいおい、もう50過ぎの初老手前の奴等ばっかじゃねえか……相手になんのか?」
「ハッハッハ!染岡、言うようになったな!」
「会田さん……って、なんか稲妻町で見たことある人達ばかりだな」
今の俺達は無敵だぞと若干だが天狗になっていると会田さんが現れる。
稲妻町で見たことがある人達ばかりを連れており半田はもしかしてとプルプルと震えて指をさす
「そう……円堂、お前から熱を貰ったんだ……俺達イナズマイレブンがな!」
「菅田先生……」
「角馬からコッソリとダビングしたDVDを貰ってな、OB達で見ていたら燃えてな……円堂、俺達と勝負してくれないか?」
「勿論です」
そんなこんなでイナズマイレブンOBとの練習試合が組まれる。
何時もの河川敷で練習試合をすることになった。古株さんに審判を頼もうかと思ったが何処から聞きつけたのか鬼瓦さんが審判を務めてくれる事に。
「お前等!目の前に居るのは新しいイナズマ伝説を刻む選手達だ!俺達は夢半ばで敗れ去ってしまった……だが、腕は衰えていない!」
イナズマイレブンOB
FW マスター ビルダー
MF 碇 菅田 バトラー テーラー 中間
DF 会田 浮島 髪村
GK 響木
「さぁ、40年ぶりの伝説の再来だ!!」
備流田さんが中間さんにボールをパスすれば動き出すって……おいおいおいおい……
「この感じ……帝国学園以上か!?」
全員が現役から40年以上離れている。体に色々と染み付いているものも40年もあれば抜けるだろう。
それなのにも関わらず一切の無駄の無い動きをしており……若々しさはない、でも洗練されている何百回も地道な基礎練を繰り返してるんだろうなと言うのが伝わるぐらいに高度な動き、確か影山が裏工作で怪我させて帝国学園との試合を成立させなかった……けど、怪我さえ無ければ帝国学園に勝てたと逆説的に考えれる。
「先ずはコイツを受けてみな!会田!」
「おう!」
背後に控えていた会田さんが走り出し備流田さんと一緒に飛んだ。
この技は間違いない。イナズマイレブンだった人達ならば使えてもなにもおかしくはない。
「イナズマ落とし!」
「絶ゴッドハンド!!…………っ!?」
「え、円堂くんを後退させた!?」
おいおいおい、響木監督の時から分かっていた事だがよ……イナズマイレブンOB、ホントに50過ぎのおっさん連中か?
野生中が見せた即興のイナズマ落としなんかと比較することが烏滸がましい、そんなレベルのイナズマ落としを使ってきた。
絶ゴッドハンドで止めることに成功したが……数センチほど後退させられた。豪炎寺と壁山のイナズマ落としは練習で何度も受けている、それは割と普通にゴッドハンドで受け止めれてるが……
「な、中々やるじゃん……円堂、ボールを!」
「ああ!」
土門もイナズマイレブンOBの力に圧倒されて雰囲気に飲み込まれている。
これはまずいことだと俺にボールを求めるのでボールをパスし、今回は自由にしていいので影野が上手い具合にパスを繋いで豪炎寺にボールを繋ぐ
「真ファイアトルネード!!」
「見せてやる!コレこそが、元祖ゴッドハンド!!」
豪炎寺が真ファイアトルネードで撃った。響木監督は右手に力を集中させてゴッドハンドを使った。
豪炎寺のファイアトルネードは進化しているが……響木監督は難なく受け止めた。
「浮島、アレやるぞ!」
「おう!」
ボールを浮島さんにパスをしたと思えば備流田さんと相槌を打つ。
この組み合わせということはあの技が出てくるんだな、ボールを互いの足で挟んだと思えば打ち上がり備流田さんは高く跳び浮島さんはオーバーヘッドの体勢に入る
「「炎の風見鶏!!」」
「コイツは……はぁあああ!!風神・雷神!」
炎の風見鶏を撃ってきたイナズマイレブンOB
原作じゃマジン・ザ・ハンドで受け止める事が出来る技だが俺には分かる、俺のおかげかどうかは分からないがイナズマイレブンOBが嘗てのサッカーに対する熱意を取り戻しており本来ならばマジン・ザ・ハンドで受け止める事が出来る炎の風見鶏をパワーアップさせている。
「2体のマジン・ザ・ハンド……流石は孫だな……」
「イナズマイレブンOBの人達、先に言っとく……俺達が新しいイナズマイレブンになるんだ!だから俺を祖父ちゃんの孫だって色眼鏡で見ないでくれよ!」
「おっと、そいつはすまん……炎の風見鶏が止められるならば……ネオ・ギャラクシーか」
「こ、この歳であの技は無理でしゅ!」
なんかサラッと世界にも通じそうな最強クラスの必殺技を備流田さんが呟いた。
ネオ・ギャラクシーを隠し持っているとかそりゃねえだろう……流石にネオ・ギャラクシーは止めることは出来ない。髪村さんがこの歳でネオ・ギャラクシーは無理だと言う。そこからは試合は白熱とする……かに思えた
「っく……やはり歳には勝てんな……」
後半戦残り10分のところでイナズマイレブンOB達の動きがガクンと落ちた。
サッカーに対する思いに熱が入ったとはいえなんだかんだで50過ぎの爺さんになりかけのおっさん連中、スタミナ的な観点で劣ってしまい……豪炎寺と風丸が炎の風見鶏を会得し2−0で勝利した……スタミナ的な部分で劣っているのとかあるとはいえ……ホントなんなんだ?全盛期のヤングイナズマって……
円堂守が思い描く時空最強イレブン
3の力
攻め、守り、パス、作戦、全ての分野で万能な新たな道を切り開くオールマイティリベロ
レオナルド・ダ・ヴィンチ
無属性 シュート技 最後の晩餐
投稿速度
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出来たら即座に出せ
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10話ぐらい溜め込んで毎日1話ずつ出す
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一気に纏めてから一気に出せ
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週一ぐらい
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自分のペースでいいぞ