教祖様になっちまったぜ   作:アルピ交通事務局

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来たぜ!全国大会!

 

『さぁ、全国100万人の少年サッカーファンの皆様!只今より、フットボールフロンティア全国大会の開会式が行われます!』

 

 フットボールフロンティア全国大会の開会式がやってきた。

 今日は開会式からのトップバッター、1回戦の第一試合を任されている。

 

『さぁ、昨年の覇者!帝国学園中等部の登場だ!40年間の無敗神話は遂に潰えたもののその圧倒的な実力は衰え知らず!』

 

「俺達は王者じゃない!挑戦者としてここにやって来た!」

 

「言うな……俺達も負けてられないぞ円堂」

 

「燃えてるな」

 

 鬼道にカメラが向けられている中で鬼道は王者としてでなく挑戦者として頂点を目指しに来た事を言ってくる。

 風丸があんな事を言われたのならば俺にもキャプテンとしてなにか言うことはないのか的なのが……全国大会に出場しているんだな的なので割とガッチガチになってる奴等も居る。平静なのは豪炎寺と風丸と俺、マネージャーの4人は選手じゃないので並ばないが……

 

『そしてその帝国学園の無敗神話を遂に終えたのは雷門中!今大会初出場!です』

 

「俺達が新しいイナズマ伝説を刻むんだ!!」

 

 ガッチガチになってる全員を解すために言葉を送った。

 雷門中の面々はシャッキリとした顔になっており俺達は帝国学園の横に並び立つ。

 

『以上がフットボールフロンティア全国大会……え?あ?……大変失礼しました!もう1つ出場校がございます!特別枠で出場してきた世宇子中!選手達は本日欠席の模様です』

 

「ナメてんのか」

 

 知識として知っていたがいざ世宇子中のプラカードを持った人だけが現れたのでどよめきが走る。

 ナメてるのかと思わずツッコミを入れたが入れても特に変わることはない。鬼道はフットボールフロンティアを優勝した学校のみが持てる旗をサッカー協会の人に返し一礼をして去っていきこの後試合がある戦国伊賀島中と雷門中以外は帰ったり観客席で試合を見物している。

 

「う〜……緊張するでヤンス……」

 

「全国ですからね……キャプテンは大丈夫そうですね」

 

「う〜ん……まぁ、ここまで来ちまったからな」

 

 栗松や五郎は全国大会の会場に飲み込まれている。俺は大丈夫そうだと言ってくるが俺も俺で内心は割とビクビクとしている。

 でもここでビクビクしていたらイナズマジャパンvsリトルギガント戦で全くと言って使い物にならないしコレからは負ける事が許されない……コレから暫くは楽しむサッカーじゃなくて勝利を重視するサッカーになっちまう。

 円堂守としてサッカーをやってたけども最近になって本当のサッカーが出来るようになった。だから本当のサッカーを楽しむことが出来てきたが……その感情を暫くは抑えないといけない。きっと爺ちゃんが見れば最悪だと言うだろうがコレから迫りくる脅威に備えなければならない…………やっぱアニメのポケモンのサトシくん辺りにしてくれねえかな?そっちの方がなにかと気楽……いやでも劇場版案件が洒落にならないんだよな。

 

「ふぅ……オレがしっかりしないとな……半田、アガり過ぎだ」

 

「わ、悪い」

 

「すまない、ウチの選手がパスミスを」

 

「ふっ、貴様は炎の天才ストライカー豪炎寺修也だな!我こそは霧隠!貴様を破る選手だ!!」

 

「……オレはFWだ。だからオレを破る選手はGKじゃないのか?」

 

「そういう意味じゃない!」

 

 軽いパスの出し合いでウォーミングアップをしていると半田がパスミスをした。

 戦国伊賀島中の方にボールが飛んでいったので豪炎寺が回収しに行けば豪炎寺は宣戦布告された。

 しかし豪炎寺はFW、点取り屋だ。真正面から対決するのはGKだけであり霧隠とは対決はしなくもない……豪炎寺はその辺を冷静に語れば霧隠がボールを足に引き寄せて消えた

 

「っ!!」

 

「なんだ……炎の天才ストライカーと呼ばれているがその程度か」

 

 消えたと思ったら霧隠が豪炎寺の背後に回り込んでいた。

 バトル漫画でよく見る高速で背後に回り込むアレをやったのかと思っていると豪炎寺は異変に気付いた

 

「おい、ボールは何処だ?」

 

 霧隠の足元にボールが無かった。

 霧隠がボールを持って残像を残して消えた筈なのにボールを持っていなかった。豪炎寺がボールは何処に行ったのかを聞けば霧隠もボールが無いことに今気付いた。どうなってるんだと思えば風丸が背後から忍び寄った

 

「探し物はコレか?」

 

「なっ!?ボールを奪っただと!?」

 

「あんまりにも遅いんでな、遠慮無く貰った……このチームが豪炎寺一強のチームだと思うなよ!俺達はあの帝国学園を倒して全国にやって来たんだ!」

 

 霧隠が残像を生み出して姿を消したかと思えば風丸がボールを奪っていた。

 何時から超次元サッカーから超次元バトル物に転換したんだとツッコミたかったが霧隠が自分よりも遥かに早く動ける奴が居るのだと!?と驚いている……まぁ……うん……

 

 戦国伊賀島中

 

 FW 霧隠 柳生

 

 MF 初鳥 甲賀 風魔 猿飛

 

 DF 藤林 高坂 児雷也 石川

 

 GK 百地

 

 雷門中

 

 FW 風丸 豪炎寺 染岡

 

 MF 五郎 マックス 影野

 

 DF 壁山 栗松 土門 少林

 

 GK 円堂

 

 控え 目金 半田

 

「いきなりすか?」

 

「お前等、アガってるだろ?」

 

 今回のフォーメーション及びスタメン云々を発表されると影野が試合開始から導入だった。

 影野は黒子のバスケの黒子の様に試合の流れを変えるパス等の技に特化した選手に鍛え上げている、試合の流れを変える云々の為の選手だと響木監督も理解しているが響木監督はいきなりの導入で少しだけ困惑しているとアガっていると指摘されている。

 

「戦国伊賀島中は強い、この前の帝国学園と比べれば弱い……だが、この場が良くない」

 

「今までは対戦相手の学校だったけど今回からはフットボールフロンティアスタジアムだから……観客が桁違い」

 

 冬花が観客席を見回す。

 ホントに中学サッカーの大会なのかと思えるぐらいに会場には観客達が居る……影山とかガルシルドの影響で日本のサッカースゲえ弱体化していて帝国学園一強の時代で塩試合を繰り広げてるのにも関わらずこの盛り上がり、超次元だな。

 冬花は俺達を見る……さっきの霧隠の挑発で風丸は逆に自信をつけてくれた様だが……なんだかんだで全国大会、アガってる奴等はアガっている。

 

「お前達、自信を持て……戦国伊賀島中に勝利して全国に雷門イレブンの力を見せつけるんだ!」

 

「…………はい!」

 

 冬海が顧問として如何に無能だったのか響木監督を見たら理解させられるな。

 でもアレなんだよな、響木監督今シーズンまでなんだよな……秋のフットボールフロンティアには出られない以前に開催されねえんだろうな。

 

『さぁ、遂にはじまりました!フットボールフロンティア全国大会!実況は私角馬王将でお送りします!』

 

「よし、行くぞ!」

 

 そんなこんなで試合開始のキックオフ。

 染岡が豪炎寺にボールを渡せば豪炎寺は走り出していくのだが、1人2人と抜いているが……コイツは抜かせているに近い。

 豪炎寺の力量がどれくらいなのかを確かめるために……風丸が豪炎寺一強のチームじゃないと言ってるのに豪炎寺狙いか……いやまぁ、雷門の代表的な選手で点を取るという仕事をしてくれてるから豪炎寺は雷門の顔だけども……キャプテン、俺なんだけどなぁ

 

「ナメやがって!ふん!爆熱ストームG2!!」

 

 明らかに自分を狙っているなと豪炎寺は理解した。

 力量を試そうとしているのならば見せてやると進化した爆熱ストームを戦国伊賀島にお見舞いし……試合開始早々に1点を取った

 

「やった!やったッス!」

 

「バカな……豪炎寺がここまでだと!?帝国学園戦では1点も決められなかったと」

 

「何時の話をしている?今のオレならば源田のゴッドハンドトリプルを破ることだって出来る」

 

 豪炎寺のデータが事前に調べたり予測していたのと比較して段違いだと驚く霧隠。

 豪炎寺はそんな昔のデータは意味は無いのだと言い切れば自陣に戻っていきキックオフ

 

「円堂!今度はお前が見せてやれ!」

 

「ったく……」

 

 豪炎寺がカッコよく1点をもぎ取ったので今度は俺がカッコよくゴールを死守する。

 ゴールを守るのが俺の仕事だけどもゴールにまで至らせないのがDF達の仕事だってのに俺にゴールを守れって……燃えるな。

 

「全員、退いてくれ!」

 

「キャプテン、頼んだでヤンス!」

 

「円堂、見せてくれよ!」

 

 ここはキャプテンとしてビッシリと決めなければならない。

 栗松や土門に退いてくれと頼めばゴールまでの道が生まれたのだがそれが霧隠の逆鱗に触れたのか怒りを顕にした。

 どういう風に攻め込んでくるのかと思えば分身の術を使ってきた

 

「分身シュート!!」

 

「真マジン・ザ・ハンド!!」

 

 分身シュートを使ってきたがボールそのものが分身しているわけではない。

 コレぐらいのシュートならばゴッドハンドでも決めることが出来るのだがここは景気良くマジン・ザ・ハンドでキャッチをすれば自身の渾身の分身シュートを防がれたのでありえないと驚いた顔をしているが知ったことじゃないとボールを投げる。

 

「バカめ!遠投すれば弾道から誰にパスをするか」

 

「それはどうかな?」

 

「な、なに!?忍術を学んでいる我等に気付かれずに現れただと!?」

 

 初鳥が俺の投げたボールを奪おうとすると何処からともなく影野が現れた。

 影野の気配遮断能力+影の薄さで気配を完全に消して忍び寄り風丸にボールを繋げば風丸と豪炎寺は相槌を打つ

 

「「炎の風見鶏!!」」

 

 炎の風見鶏を撃った。

 百地が必殺技で防御しようとするのだがあっさりとゴールを奪うことが出来た……俺がゴールを守った。豪炎寺達が点を取る。

 帝国学園戦が圧倒的なまでに脅威的だったが帝国学園は日本一の学校だ。それを純粋な実力で倒したのならば全国区の選手を相手にしても戦える。試合は4−0で1度もゴールを破らせることなく更には俺が前線に出るという事にもならなかった。

 

「よーし、先ずは1勝だ!」

 

 全国大会で全国区のチームを討ち破った。

 雷門イレブンは既に全国に通じるレベルにまでパワーアップしている……コレは喜ばしい事だとガッツポーズを取ったのだが馬寅さんが現れた。

 

「お、お嬢様!!」

 

「馬寅、どうしたの?」

 

「だ、旦那様が……」

 

「お父様が?」

 

「ちょいと大変な事になっちまってる……乗りな」

 

 慌ててやって来た馬寅さんが理事長の身に危機が迫ったのだと言ってくる。

 意味が分かっていないのだが古株さんが全てを察してくれたのでバスに乗せてもらい雷門中の裏にある何時もの病院に向かえば頭に包帯を巻いている理事長が居た。

 

「お父様!!」

 

「理事長、大丈夫ですか?」

 

「ああ……私なんかよりも君達の方が無事でなによりだ」

 

「…………どういう意味なの?」

 

「それは俺の口から話そう」

 

「鬼瓦さん!」

 

 理事長が無事かどうかの確認をすれば理事長は自分よりも俺達の事を気遣ってくれる。

 夏未が意味が分かっていないのでどういうことなのかと聞けば鬼瓦刑事が病室に入ってきた。

 

「実はな……影山の奴が釈放された」

 

「なっ、なんですって!?」

 

「証拠が不充分だと言われてな」

 

「いやいやいや、影山を捕まえる為の証拠あったじゃないですか!」

 

 影山の奴が釈放されたと言われれば驚くのだが釈放された理由が証拠不充分と言う理由だった。

 帝国学園の屋上辺りの鉄骨のボルトを緩めている証拠はハッキリと掴んだって言うのに証拠不充分っておかしいだろう。

 

「そう、おかしいんだ……影山が釈放されるだなんて……君達を嵌めようとしていたのは確かだ」

 

「それなのに影山の奴が釈放された……どうにもきな臭いと思ってな、調査を依頼してみたらこのザマだ……すまない」

 

「……それってつまり影山はまだ裏で悪事を働いてるってこと?」

 

「そこまでは分からない……だが……コレは俺の刑事としての直感なんだが……影山の背後には大きな闇が潜んでいる気がする……影山の悪事の証拠を掴んだのにも関わらずあっさりと釈放された……影山自身は中学サッカー協会の副会長だがそんな権限は無い……」

 

「私がその辺りを調べていたのが…………」

 

「理事長、大丈夫なんですか?」

 

「なに、怪我自体は大した事じゃない……しかし……影山はまたなにかを企んでいる……円堂くん、気をつけたまえ」

 

 気をつけろと言われてもどうしろって言うんだよ?

 俺が出来るのは精々サッカーバトルぐらいだぞ……まぁ、サッカーで勝利し続ければいいだけだからそれはそれで気が楽だけども。

 理事長や鬼瓦さんはここから先は大人の仕事で理事長が喜ぶのは俺達の優勝だ、だから俺達はサッカーの特訓に励む……

 

「帝国学園が世宇子中に……10−0で敗れました……」

 

 そして音無から悲報が告げられた。




円堂守が思い描く時空最強イレブン

4の力

大海原を駆け抜けあらゆる困難を突破し不可能を可能にするミラクルミッドフィルダー

フランシス・ドレイク

ドリブル技 風属性 アンブロークン

投稿速度

  • 出来たら即座に出せ
  • 10話ぐらい溜め込んで毎日1話ずつ出す
  • 一気に纏めてから一気に出せ
  • 週一ぐらい
  • 自分のペースでいいぞ
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